現金化の真相 〜クレジットカード現金化とは？〜

クレジットカードのショッピング枠現金化は、正しく利用すれば非常に便利なシステムですが、以下のような問題点があることを念頭においておく必要があります。

クレジットカードのショッピング枠で買物をする際には、一括払い、リボルビング払い、分割払いなどを選べますが、最終的にはご自身で全額返済することになります。

そのため、元金に対して金利も含めた総支払額と支払い期間をもとに実質金利を計算してみると予想外の高金利であることがわかります。

なお以下のケースでは10万円分の商品をクレジットカードで購入し、その商品を業者により換金率80%（8万円）もしくは90%（9万円）で現金化と想定します。

クレジットカードの支払い方法：　一括払い　支払いは1ヵ月後

換金率	80%の場合	90%の場合
実質年利	300%	133.3%

クレジットカード支払い方法：　リボルビング払い　2万円/月（年利14.4%）

換金率	80%の場合	90%の場合
実質年利	59.4%	30.6%

試算では80%・90%での換金を前提としていますが、70%以下になればより高い実質年利となります。
実質年利で見た場合、換金率が高いほど、割安であるといえます。

多くのクレジットカード会社はショッピング枠を利用して現金化する手法を禁止しています。

そのため現金化していることをクレジットカード会社が把握した場合には、クレジットカードの使用が停止される可能性があります。

JCBカードの見解

クレジット現金化業者の中には詐欺行為をしている悪質業者が少なからず存在しています。
その手口としては、高い還元率を提示しているのにも関わらず、実際は自社販売商品に対して高額決済をとり、実際には商品を渡さずに決済金額に対して7割〜8割の現金を渡すというケースや、諸費用などで半額回収されてしまうケース、現金化しても入金されなかったりするケースなどがあるようです。

インターネット上に広告を出している現金化業者の中には、摘発対象にある実質的なヤミ金融として見られている業者も存在します。

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