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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【元ネタ】画図百鬼夜行、平家物語、太平記、頼豪阿闍梨恠鼠伝、史実
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】鉄鼠
【異名・別名・表記揺れ】頼豪、頼豪鼠、三井寺鼠、頼豪阿闍梨
【性別】男性
【身長・体重】162cm・165kg
【外見・容姿】古びた袈裟を纏った鼠の獣人。体は石で出来ており、その牙は鉄となっている。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】猛獣・魔性
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:C

【クラス別スキル】

復讐者:B

復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。
周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:A

人は忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化する。

自己回復(魔力):C

復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【固有スキル】

神性:E

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
アヴェンジャーの祟りを恐れた比叡山は彼を神として祭り上げたことから神性を得ている。しかし、此度は祀られる前の魔性としての顕現であるため神性は最低値となっている。

無辜の怪物:A

生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
鼠の怪異となって延暦寺の経典、仏像を嚙み破壊したという後の世における伝承からその姿は石の体に鉄の牙を持った鼠に変質している。

高速読経(堕):C

「高速詠唱」と同様のスキル。強力な大魔術の詠唱ですら一工程で終わらせる。読経そのものは、キリスト教でいう「聖句」の塊であり、そこに籠る霊的概念は読誦する者の霊格や、経典への理解度の次第で何倍にも跳ね上がっていくのだが、アヴェンジャーの場合、恨みから皇子を祈祷によって呪い殺した逸話より、読経に呪術的効果が入り混じる。

増殖:A+

自らの霊基を構成する魔力を分割し、分身を生み出すスキル。
アヴェンジャーは最大で84000匹にもなる鉄のネズミの群れを生み出せる。
失われた魔力は自己回復(魔力)で回復する為、実質無尽蔵に生み出せる。

【宝具】

怨恨堕落・畜生経典えんこんだらく・ちくしょうきょうてん

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:20人
白河天皇や比叡山の僧達への恨み、皇子を魔道に落とすために行った祈祷などが具現化された経典。
真名開放する事で対象を中心とした範囲に呪いを撒き散らす。
呪いの効果は相手の魂を蝕み、そして自らと同じ魔道に堕とした末にその命を奪うというもの。
この宝具は純粋な英霊ほど効果的で、元より堕ちたる反英霊にはあまり効果はでない。

頼豪鼠破戒鉄牙らいごうねずみはかいてつが

ランク:D 種別:対教宝具 レンジ:0〜1 最大捕捉:1人
比叡山に鼠の姿で現れ、経典や仏像を破壊したという逸話から得た宝具。
常時発動宝具でアヴェンジャーの牙による噛みつきは信仰に基づく守護や加護を打ち消すと同時に呪いを与える効果を持つ。

【Weapon】

『呪詛』

他者の命を蝕む呪い。例え対象が遠くにあっても名前を把握していれば呪うことができる。

『鉄牙』

石であっても軽々砕くほどの鋭さを持つ鉄製の牙。その牙には経典を食い荒らしたことから信仰を否定する呪詛が込められている。

『鉄鼠達』

アヴェンジャーが生み出した一般的なサイズの鉄鼠。しかしサイズは小さくとも1匹1匹が歴とした妖怪であり、劣化しているとはいえアヴェンジャーと同じ力を持つ。

【解説】

鉄鼠とは平家物語や太平記、図画百鬼夜行といった作品にて語られる石で出来た体と鉄の牙を持つ鼠の妖怪である。
平安時代に実在した園城寺(三井寺)の僧侶「頼豪」を正体としており、頼豪が恨みの末に変化したものが鉄鼠なのだとされる。
かつて白河天皇には子供がおらず、後継が欲しかった白河天皇は頼豪に后が懐妊するように祈祷を命じた。そして成功した暁には褒美を取らせると白河天皇は言い、その約束のもと頼豪は祈祷を行った。その末に后は懐妊し、そして皇子を出産した。
喜んだ白河天皇は頼豪を呼び寄せ求める望みを聞いた。頼豪は褒美として園城寺の戒壇院の建立を求めたのであった。
しかし、その当時対抗していた延暦寺はその事に横槍を入れ、その望みは叶わなかった。

そうなると納得いかない頼豪は白河天皇と延暦寺を恨み、生まれた皇子を魔道へと堕とそうと断食を始め、そして100日もの登る祈祷の末に亡くなった。
その恨みの祈祷が効いたのか皇子もその後4歳にして亡くなった。

その後頼豪の恨みは巨大な鼠と成り、延暦寺の経典を食い荒らした。延暦寺は頼豪の怨念に怖れをなし、東坂本に社を築いて頼豪を神として祀り、その怨念を鎮めた。

その後、鳥山石燕の『図画百鬼夜行』にて初めて鉄鼠の名前で記されることとなり、また、曲亭馬琴の著作『頼豪阿闍梨恠鼠伝』においては、征夷大将軍になるために頼豪の祠に願書を寄進した木曾義仲の縁からその遺児である清水義高にネズミの妖術を伝授している。

此度現界したアヴェンジャー鉄鼠は上記の比叡山の僧侶や白河天皇だけでなく、堕落した僧侶、約束を反故する者への復讐者として現界している。

【人物像】

比叡山延暦寺と白河天皇のことを怨むやさぐれた鼠の老人。あくまで恨んでいるのは上記の者達のみで、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とまではいっていない。
ただある種の人間不信にはなっており、人は約束を破るものとして認識している。だが約束を破った人物にはその理由がよっぽど悪辣ではない限りは約束を破るその不義理さを説く優しさは残っている。
発言したことは良くも悪くも必ず実行する人物であり、呪うと言えば呪い、救うと言えば救う。
憎しみから魔道へと堕ちてしまっていることから真っ当な僧侶の前には顔を出しづらく思っている。
鼠になった影響からか米を好んでいる。

特技:祈祷
好きなもの:米仏の教え
嫌いなもの:延暦寺・白河天皇・約束を反故する者
天敵:真っ当な僧侶
願い:特にはない。
【一人称】儂【二人称】お主・貴様【三人称】奴

【関連キャラクター】

白河天皇

憎しみの対象。既に皇子は魔道に堕とし復讐は終わっているのだが、それはそれとして嫌いなままなのは変わらない。

清姫

同じく嘘、約束を反故する者を嫌う人物。とはいえ流石に彼女ほど苛烈に怒ることはないが、上記にあるように僧侶らしくとことん説教をし約束を破ることの不義理さを説く。

織田信長

憎い比叡山焼いた人物。賞賛すると同時にそこまで腐り落ちていたのかと比叡山に対してさらに落胆する。

玄奘三蔵

偉大なる先達。尊敬や憧れの対称であり、僧侶の身でありながら魔道に堕ちてしまった身としてはあまり会いたくはない人物。

巴御前

かつて征夷大将軍になるために頼豪の祠に願書を寄進した木曾義仲の愛妾。義仲の関係者であることから彼女には比較的態度が軟化する。

葛飾北斎

曲亭馬琴の著作『頼豪阿闍梨恠鼠伝』における挿絵を描いた人物。お互い人外の姿になったことからシンパシーを感じている。

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