最終更新: fluerverte 2013年08月23日(金) 17:44:43履歴
だれかさんのラテール引退にともない
この一部ギルメンに大人気だったような気がする。。。
小話コーナーも今回の更新で最後になってしました。。。( ノД`)シクシク…
しかーし!!
HUNTER×HUNTERの作者のように忘れた頃に戻って来て
何事もなかったように再開していただけることを期待しております(`・ω・´)
今までありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
追記
こっそり更新なう*゜.;・+(´・ω・`).;*。+゜
夢の中で件に会いました。
件をご存知ですか? 読み方は【くだん】です。
古くから日本各地で知られている妖怪です。
半人半牛の姿をした怪物だとかなんとか。
生まれて数日で死ぬとか、予言をしてから即効で死ぬとか色々あります。
私は予言してから即効で死ぬって認識です。
この子の予言、必ず当たるそうです。
そして【くだん】が予言をしたんです……。
くだん「俺はもうすぐ死ぬ」
知ってるっつーの!
↓修正前Ver
件をご存知ですか? 読み方は【くだん】です。
古くから日本各地で知られている妖怪です。
半人半牛の姿をした怪物だとかなんとか。
生まれて数日で死ぬとか、予言をしてから即効で死ぬとか色々あります。
私は予言してから即効で死ぬって認識です。
この子の予言、必ず当たるそうです。
そんなわけで、もし私が【くだん】として生まれてきたらどんな予言をしようかな。
と、考えたわけです。 それが↓
くだん「俺はもうすぐ死ぬ」
どこまで役立たずなのか。
生まれてきた意味を知りたい。
「見せたいものがある」
男は纏っていた厚手のコートをガバっと開いて、粗末な男のモノを女に見せつけた。
……ダメじゃね? なにこれ意味わからない
……こうかな?
露出狂「見せたいものがある」
ちょっとかっこつけて言ってんじゃねーよ!
って思わせたかっただけで露出狂に深い意味はない!
雨上がりの午後ほど不快なものはない。
雨に混じるチリとホコリの匂い。過剰な湿気が、べっとりと首にこびりつくような感覚。
天井に備え付けられた扇風機は首を回し、湿気を含んだ重い熱風を私に送り込む。
勝手にページをめくられるのにもうんざりしていた。
すし詰め状態の教室は、気温と体温によって、誰もが一度は経験したことがある最も身近な地獄と化していた。
下敷きで仰ぐ人、机に突っ伏す人、眉間にシワを寄せ黒板をチョークで叩く先生。
クラスメイトの半数以上はなんらかの叫びを上げていた。
まじめにノートを書きとる気も起きないのは、仕方のないことだった。
ふいに、一匹の蝶が教室に紛れ込んだ。
二枚の大きな羽、黒の中で映える鮮やかな青の羽模様は、ひどく場違いに思えた。
だからこそ、皆の視線は釘付けになった。
人と人、物と物のあいだを危うくも美しく飛び回り、やがては天井へと到達する。そして、事件は起きた。
蝶は扇風機へと吸い込まれ、カカッとプロペラファンが羽根音を鳴らした。
教室の中で、通り雨が降った。
私の頬に何かが飛び散った感触。おそるおそる手で触れてみると、粘り気のある黄色がかった液体が糸を引いていた。
机と教科書にもそれは飛び散っており、べとべとになった自分の居場所に、ひらひらと舞い落ちてきたのは、砕かれた羽の断片だった。
誰かの悲鳴が鼓膜に突き刺さる。泣き出す人まで居た。
泣きたいのは私の方だった。
――雨上がりの午後ほど不快なものはない。
水場へと向かう中、決めつけは確信に変わっていた。
はい。本当は生物ホラーっぽくいつもの調子で書くつもりだった。
しかし、しかしだ……この体験をしたのは中学二年生のとき。
……中二よろしく格好つけて書いべきでは!?
その結果、よく分からないことになってしまった!
馬鹿みたいに口を開け、濁った瞳でテレビを見ていた時の話です。
海外で放送されている少し変わったCMをその番組内で紹介していました。
私個人の考えですが、分かりやすく良い商品だ、オシャレだと紹介する日本のCMに対し、
なんだこれ? と、思いながらも食い入るように最後まで見てしまう海外のユニークなCMはとても面白い。
消費者の立場からすると、日本のCMがありがたいかもしれませんが、海外もCMとしては成功しているように思えます。
商品の良し悪しは買えば分かります。
CMで見た効果を実感出来なかったとクレームを入れられる事もありません。
購入した商品が産業廃棄物同然だったとしても、娯楽を提供して貰った事に対してお金を払ったと考えたら不満は薄れます。
なにより、悪い商品を再び購入しないのは日本も海外も大きな違いは無いでしょう。
話は少し変わりますが、いつも良くして貰っているとある人が、私の事を少し変わった名前で呼ぶようになりました。
その呼び名は、サム。
サムと聞くと、外国人の名前みたいだね、と思いませんか?
……やるしかないでしょう。寒いね版、海外風CM!!
色々ふざけてるので細かい事を気にしてはいけません。
『こんなCM、あったらいいな』
舞台は眠らない町、ニューヨーク!!
人々は作られた灯りの中で、危険とは無縁の人生を送っているかに見えた!!
しかし!! 路地裏、建物と建物の間、地下街、あなたの背後にも影が存在する!!
その影の中で、魔が獲物を狙って目を光らせている事に気づいていないだけなのだ!!
化粧がケバいパツキン美女が、隣に居る少し影があるダンディと腕を絡ませ、無駄に腰をくねらせつつ路地裏に入って行く。
「ねえ、ボブ? 私に見せたい物って何? ママが路地裏には近づいたらダメって言ってたの」
厚化粧は早くも崩れかけていた。
「とっておきのサプライズを用意してあるんだ。もう……いいかな?」
どこからともなく現れた蝙蝠たちが、少し影のあるダンディの元に集い、覆っていく。
異様な光景を目の当たりにしたケバいパツキン美女の化粧が、見る見るうちに剥がれ落ちていく。
化粧が完全に落ちきったとほぼ同時に、蝙蝠たちは霧散し、現れたのは少し影のあるダンディと思われる男の姿だった。
それっぽいマントをひるがえし、真っ赤な瞳が化粧が剥がれた美女をその場に釘付けにする。
満足そうに微笑んだ口元には、長く鋭い牙がきらめいていた。
なんと、少し影のある男の正体は吸血鬼だったのだ!!
伸ばされた手が肩に触れる寸前、化粧が剥げた美女は悲鳴を上げた。
「オーマイガーッ!! オーマイガーッ!! オー……マイ、ガーッ!!」
時に繊細に、時に大胆に、抑揚をつけることは忘れず、微妙にイントネーションを変えながらもオーマイガーッの連呼は止まない。
「はっはっは……少し驚きすぎやしないかい?」
例え人通りが少ない裏路地と言えども、ここまでオーマイガーッと叫ばれてはうっとおしい事この上ない。
獲物の体を引き寄せ、首筋に長く鋭い牙を立てようとしたとき、化粧の剥げた美女はある者の名前を叫んだ!!
そう、この町に蔓延る魔に唯一、対抗できる人物、エクソシストの彼の名前を!!
「ヘルプミー!! エイジー!!」
背後に気配を感じた吸血鬼は振り返り、人影を睨みつける。
「来たぞ!! エイジーだ!!」
救世主エイジーはブルーのジーパンに白のTシャツをだるそうに着こなしており、その辺に居るおっさんと区別が付かない。
「貴様っ、なんだその格好は!!」
「生憎と今日はオフさ。君の背後に居る愛しのラズベリーパイとデートの約束をしていてね。十字架も銀の短刀も机の上に置いてきたよ。おっと、君が嫌いなニンニクは冷蔵庫の中だがね」
吸血鬼がエイジーに気を取られている間に、化粧の剥げた美女はエイジーの背後へと逃げ延びた。
「馬鹿なエクソシストだ。武器を持たずに我に立ち向かおうと言うのか!!」
両手を上げながら吸血鬼は神父に迫る。
「オゥ、シット!! 今日はオフだって言うのについてないぜ」
吸血鬼が眼前へと迫った時、エイジーはポケットからスプレー缶を取り出し、吸血鬼に吹きかけた!!
悲鳴を上げながら塵となっていく吸血鬼は、死ぬ寸前に問いかけた。
「ぐあああああ……なんだそのスプレーは!!」
「これか? これはな……」
いつの間にか元通りになった化粧がケバいパツキン美女とエイジーは満面の笑みでスプレー缶を突き出し、声を揃えてこう言った。
『魔も気になる匂いも秒速ノックアウト!! 銀配合の制汗スプレー、エイジー++!!』
はい、カァーット!!
銀には魔を払う力があると言い伝えられています。その元になった風説はもちろん省略します。
気になる人は自分で調べよう!!
Q.眠らない町、ニューヨーク!?
A.はい
Q.化粧ケバすぎぃ!!
A.あくまでもイメージです
Q.ちょっと、化粧剥げたけど!?
A.平常心のパラメーターだと思ってください
Q.オーマイガーって言いすぎ!!
A.これ言わせたいが為に書きました。個人的には脳内再生余裕なんですが、文章にしてみるとイマイチでした
Q.両手を上げながら? ガオーって獣が獲物に襲い掛かる感じ?
A.いえ、ほぼ垂直に両手を上げながら走ってくると思ってください
Q.なにそれ恐い
A.私もそう思います
Q.ラズペリーパイって何?
A.我が家では、家の中限定で、可愛い女の子をラズベリーパイと呼ぶ習慣があります
チェリーボーイ、マイスイートハニーなどの俗語の一種だと思われます
Q.エイジーは化粧がケバいパツキン美女と本当にデートの約束をしてたの?
A.はい
その他の本文へのつっこみはチラシの裏に書いて丸めて捨てて下さい。
『体が覚えている』
私のクラスメイトに少し変わった奴が居た。
体育会系の彼の肌は日に焼けていて、脳まで筋肉で出来ているような奴なのに、テストの点はクラスで上位に入る。
授業を真面目に受けてる姿なんて一度も見たことがない。いつも決まって夢の中に居たはずだ。
仮にテスト期間の間に必死に勉強をしていたとしても、普段から真面目に授業を受けているいわゆるガリ勉組みと並ぶなんてありえない。
彼が実はとても頭が良いならそれまでの話なのだが、特別親しい間柄ではない私にも彼は勉強が出来ない奴だと分かっていたからだ。
というのも、彼が良い点を取るようになったのは少し前で、それまではいつも赤点ぎりぎりの酷い結果だった。
そんな状況ではダメだと思って、彼なりに影でこっそりと努力しているのだろうか?
授業中は不真面目でも家庭教師を付けたとか、塾に通うようになったのかもしれない。
どんな仕掛けがあるにせよ、短期間でここまで効果的な方法があるなら、私としても興味があった。
テスト当日の朝、思い切って彼に尋ねて見ると、家庭教師も雇ってないし、塾にも行ってない。テスト期間中の勉強時間だって驚くほど短かった。
「頭が忘れていても、体が覚えているんだ」
なんだか彼がとても格好よく見えた。
それはさておき、きっと彼なりの勉強法があるのだろうな、と一人納得して私は自分の席に戻ろうとした。
そのとき、彼の腕の内側に文字が書かれているのが見えた。
彼の腕を掴み、凝視する。書かれている内容は、今回のテスト範囲だった。
確かに体が覚えている……。
(´゚ω゚`)って……意味が違うだろ!!
(´゚ω゚`)体が覚えているって物の例えでしょうが!!
(´゚д゚`)日焼けしてるから遠くから見ると気づかないカモフラージュ付きかよっ!!
(´゚д゚`)こざかしいわっ!!
それにしても……いくら彼の体がたくましいとはいえ、面積的な問題があるから書ける量は限られていたはず……。
いわゆる『テスト範囲の山』を張るセンスはピカイチだったのかもしれませんねー。
三部作☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
あなたの腹黒さと想像力が試される!!
この一部ギルメンに大人気だったような気がする。。。
小話コーナーも今回の更新で最後になってしました。。。( ノД`)シクシク…
しかーし!!
HUNTER×HUNTERの作者のように忘れた頃に戻って来て
何事もなかったように再開していただけることを期待しております(`・ω・´)
今までありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
追記
こっそり更新なう*゜.;・+(´・ω・`).;*。+゜
夢の中で件に会いました。
件をご存知ですか? 読み方は【くだん】です。
古くから日本各地で知られている妖怪です。
半人半牛の姿をした怪物だとかなんとか。
生まれて数日で死ぬとか、予言をしてから即効で死ぬとか色々あります。
私は予言してから即効で死ぬって認識です。
この子の予言、必ず当たるそうです。
そして【くだん】が予言をしたんです……。
くだん「俺はもうすぐ死ぬ」
知ってるっつーの!
↓修正前Ver
件をご存知ですか? 読み方は【くだん】です。
古くから日本各地で知られている妖怪です。
半人半牛の姿をした怪物だとかなんとか。
生まれて数日で死ぬとか、予言をしてから即効で死ぬとか色々あります。
私は予言してから即効で死ぬって認識です。
この子の予言、必ず当たるそうです。
そんなわけで、もし私が【くだん】として生まれてきたらどんな予言をしようかな。
と、考えたわけです。 それが↓
くだん「俺はもうすぐ死ぬ」
どこまで役立たずなのか。
生まれてきた意味を知りたい。
「見せたいものがある」
男は纏っていた厚手のコートをガバっと開いて、粗末な男のモノを女に見せつけた。
……ダメじゃね? なにこれ意味わからない
……こうかな?
露出狂「見せたいものがある」
ちょっとかっこつけて言ってんじゃねーよ!
って思わせたかっただけで露出狂に深い意味はない!
雨上がりの午後ほど不快なものはない。
雨に混じるチリとホコリの匂い。過剰な湿気が、べっとりと首にこびりつくような感覚。
天井に備え付けられた扇風機は首を回し、湿気を含んだ重い熱風を私に送り込む。
勝手にページをめくられるのにもうんざりしていた。
すし詰め状態の教室は、気温と体温によって、誰もが一度は経験したことがある最も身近な地獄と化していた。
下敷きで仰ぐ人、机に突っ伏す人、眉間にシワを寄せ黒板をチョークで叩く先生。
クラスメイトの半数以上はなんらかの叫びを上げていた。
まじめにノートを書きとる気も起きないのは、仕方のないことだった。
ふいに、一匹の蝶が教室に紛れ込んだ。
二枚の大きな羽、黒の中で映える鮮やかな青の羽模様は、ひどく場違いに思えた。
だからこそ、皆の視線は釘付けになった。
人と人、物と物のあいだを危うくも美しく飛び回り、やがては天井へと到達する。そして、事件は起きた。
蝶は扇風機へと吸い込まれ、カカッとプロペラファンが羽根音を鳴らした。
教室の中で、通り雨が降った。
私の頬に何かが飛び散った感触。おそるおそる手で触れてみると、粘り気のある黄色がかった液体が糸を引いていた。
机と教科書にもそれは飛び散っており、べとべとになった自分の居場所に、ひらひらと舞い落ちてきたのは、砕かれた羽の断片だった。
誰かの悲鳴が鼓膜に突き刺さる。泣き出す人まで居た。
泣きたいのは私の方だった。
――雨上がりの午後ほど不快なものはない。
水場へと向かう中、決めつけは確信に変わっていた。
はい。本当は生物ホラーっぽくいつもの調子で書くつもりだった。
しかし、しかしだ……この体験をしたのは中学二年生のとき。
……中二よろしく格好つけて書いべきでは!?
その結果、よく分からないことになってしまった!
馬鹿みたいに口を開け、濁った瞳でテレビを見ていた時の話です。
海外で放送されている少し変わったCMをその番組内で紹介していました。
私個人の考えですが、分かりやすく良い商品だ、オシャレだと紹介する日本のCMに対し、
なんだこれ? と、思いながらも食い入るように最後まで見てしまう海外のユニークなCMはとても面白い。
消費者の立場からすると、日本のCMがありがたいかもしれませんが、海外もCMとしては成功しているように思えます。
商品の良し悪しは買えば分かります。
CMで見た効果を実感出来なかったとクレームを入れられる事もありません。
購入した商品が産業廃棄物同然だったとしても、娯楽を提供して貰った事に対してお金を払ったと考えたら不満は薄れます。
なにより、悪い商品を再び購入しないのは日本も海外も大きな違いは無いでしょう。
話は少し変わりますが、いつも良くして貰っているとある人が、私の事を少し変わった名前で呼ぶようになりました。
その呼び名は、サム。
サムと聞くと、外国人の名前みたいだね、と思いませんか?
……やるしかないでしょう。寒いね版、海外風CM!!
色々ふざけてるので細かい事を気にしてはいけません。
『こんなCM、あったらいいな』
舞台は眠らない町、ニューヨーク!!
人々は作られた灯りの中で、危険とは無縁の人生を送っているかに見えた!!
しかし!! 路地裏、建物と建物の間、地下街、あなたの背後にも影が存在する!!
その影の中で、魔が獲物を狙って目を光らせている事に気づいていないだけなのだ!!
化粧がケバいパツキン美女が、隣に居る少し影があるダンディと腕を絡ませ、無駄に腰をくねらせつつ路地裏に入って行く。
「ねえ、ボブ? 私に見せたい物って何? ママが路地裏には近づいたらダメって言ってたの」
厚化粧は早くも崩れかけていた。
「とっておきのサプライズを用意してあるんだ。もう……いいかな?」
どこからともなく現れた蝙蝠たちが、少し影のあるダンディの元に集い、覆っていく。
異様な光景を目の当たりにしたケバいパツキン美女の化粧が、見る見るうちに剥がれ落ちていく。
化粧が完全に落ちきったとほぼ同時に、蝙蝠たちは霧散し、現れたのは少し影のあるダンディと思われる男の姿だった。
それっぽいマントをひるがえし、真っ赤な瞳が化粧が剥がれた美女をその場に釘付けにする。
満足そうに微笑んだ口元には、長く鋭い牙がきらめいていた。
なんと、少し影のある男の正体は吸血鬼だったのだ!!
伸ばされた手が肩に触れる寸前、化粧が剥げた美女は悲鳴を上げた。
「オーマイガーッ!! オーマイガーッ!! オー……マイ、ガーッ!!」
時に繊細に、時に大胆に、抑揚をつけることは忘れず、微妙にイントネーションを変えながらもオーマイガーッの連呼は止まない。
「はっはっは……少し驚きすぎやしないかい?」
例え人通りが少ない裏路地と言えども、ここまでオーマイガーッと叫ばれてはうっとおしい事この上ない。
獲物の体を引き寄せ、首筋に長く鋭い牙を立てようとしたとき、化粧の剥げた美女はある者の名前を叫んだ!!
そう、この町に蔓延る魔に唯一、対抗できる人物、エクソシストの彼の名前を!!
「ヘルプミー!! エイジー!!」
背後に気配を感じた吸血鬼は振り返り、人影を睨みつける。
「来たぞ!! エイジーだ!!」
救世主エイジーはブルーのジーパンに白のTシャツをだるそうに着こなしており、その辺に居るおっさんと区別が付かない。
「貴様っ、なんだその格好は!!」
「生憎と今日はオフさ。君の背後に居る愛しのラズベリーパイとデートの約束をしていてね。十字架も銀の短刀も机の上に置いてきたよ。おっと、君が嫌いなニンニクは冷蔵庫の中だがね」
吸血鬼がエイジーに気を取られている間に、化粧の剥げた美女はエイジーの背後へと逃げ延びた。
「馬鹿なエクソシストだ。武器を持たずに我に立ち向かおうと言うのか!!」
両手を上げながら吸血鬼は神父に迫る。
「オゥ、シット!! 今日はオフだって言うのについてないぜ」
吸血鬼が眼前へと迫った時、エイジーはポケットからスプレー缶を取り出し、吸血鬼に吹きかけた!!
悲鳴を上げながら塵となっていく吸血鬼は、死ぬ寸前に問いかけた。
「ぐあああああ……なんだそのスプレーは!!」
「これか? これはな……」
いつの間にか元通りになった化粧がケバいパツキン美女とエイジーは満面の笑みでスプレー缶を突き出し、声を揃えてこう言った。
『魔も気になる匂いも秒速ノックアウト!! 銀配合の制汗スプレー、エイジー++!!』
はい、カァーット!!
銀には魔を払う力があると言い伝えられています。その元になった風説はもちろん省略します。
気になる人は自分で調べよう!!
Q.眠らない町、ニューヨーク!?
A.はい
Q.化粧ケバすぎぃ!!
A.あくまでもイメージです
Q.ちょっと、化粧剥げたけど!?
A.平常心のパラメーターだと思ってください
Q.オーマイガーって言いすぎ!!
A.これ言わせたいが為に書きました。個人的には脳内再生余裕なんですが、文章にしてみるとイマイチでした
Q.両手を上げながら? ガオーって獣が獲物に襲い掛かる感じ?
A.いえ、ほぼ垂直に両手を上げながら走ってくると思ってください
Q.なにそれ恐い
A.私もそう思います
Q.ラズペリーパイって何?
A.我が家では、家の中限定で、可愛い女の子をラズベリーパイと呼ぶ習慣があります
チェリーボーイ、マイスイートハニーなどの俗語の一種だと思われます
Q.エイジーは化粧がケバいパツキン美女と本当にデートの約束をしてたの?
A.はい
その他の本文へのつっこみはチラシの裏に書いて丸めて捨てて下さい。
今回は少し不謹慎と言われるかもしれないけど作りました。
それはそれ、これはこれ。いつまでも影を引きずるよりは笑って吹き飛ばすに限る。
それが私のモットー。
あるワードが流行った時から思いついていたけど乗せるのが遅れました。
と、言うより単純だから誰かが先に似たような話を作る可能性が高いので、乗せる気が起きなかった。
次のニュースです。
○○日午前○○時○○分ごろ、X県Y市いやっふうううううゴミ捨て場が燃えているとの通報が入り、
K察が現場付近をうろついていた激・怒容疑者を放火の疑いで逮捕しました。
激・怒容疑者はK察の調べに対し、「ムカ着火ファイヤー」などと意味不明な供述をしており、
引き続き犯行に至った動機を調べると共に、余罪を激しく追及している。
それはそれ、これはこれ。いつまでも影を引きずるよりは笑って吹き飛ばすに限る。
それが私のモットー。
あるワードが流行った時から思いついていたけど乗せるのが遅れました。
と、言うより単純だから誰かが先に似たような話を作る可能性が高いので、乗せる気が起きなかった。
次のニュースです。
○○日午前○○時○○分ごろ、X県Y市いやっふうううううゴミ捨て場が燃えているとの通報が入り、
K察が現場付近をうろついていた激・怒容疑者を放火の疑いで逮捕しました。
激・怒容疑者はK察の調べに対し、「ムカ着火ファイヤー」などと意味不明な供述をしており、
引き続き犯行に至った動機を調べると共に、余罪を激しく追及している。
ある日の正午の事である。二人の男が、小さな小屋の戸を空けた。
小屋の中には小さな机と椅子が無造作に転がっているだけで、二人の他には誰もいない。
しんじん「汚い小屋っすね。本当にここが休憩所なんすか?」
ベテラン「新しい休憩所が建ったからな。昔はこの小屋で海について語り合ったもんよ」
ベテラン「文句を言うな。お前が相談したい事があるって言うからわざわざここまで来たんだぞ」
しんじん「恐縮っす。……実は、最近入った見習い船乗りについてなんすよ」
ベテラン「あの見習いがどうかしたのか? 気さくそうな奴だったじゃないか」
しんじん「良い奴っす。話してすぐに打ち解けたっす。見習いが悪いって話じゃないんすよ」
ベテラン「じゃあ何で悩んでるんだ。とにかく、話してみろ」
しんじん「この前、嵐に巻き込まれて大変だったじゃないっすか」
ベテラン「あの時は死ぬかと思ったな。危ないから見習いは船室に待機させたが船ごと沈んでもおかしくなかった
そういえば、お前も船室で待機だったか」
しんじん「そうっす。俺っちも流石に少し気持ち悪くなったっす。見習いを心配して話かけたら、ちっとも酔ってなかったんすよ。
俺っちが新人だった時は晴天でも酔ってダウンしてたのに、見習いは嵐でもピンピンしてて酔いが吹っ飛ぶほど驚いたっす」
ベテラン「つまり、しんじんのお前が酔ったのに対して、見習いが酔ってなかったから負けた気分になったのか?」
しんじん「ちょっと違うけど概ね正解っす。
ようするに、酔わない才能の差を見せ付けられて複雑な気分になったっす」
ベテラン「お前が酔うのは仕方ない部分もあるだろう。船乗りになるまでは一度も海を見たことがなかったって言ってたしな」
しんじん「見習いも俺と同じ国から来たんすよ。条件は同じなはずっす」
ベテラン「それで酔わない才能って言ったのか。
しかし、あの嵐でも酔わないとなると船乗りになる為に何か特別な訓練でもしていたのかもしれないな」
しんじん「訓練なんてしてないって言ってたっす。嘘をついてるようにも見えなかったっす」
ベテラン「じゃあ環境の違いで、意識しない所で訓練のようなことをしていたんじゃないか」
しんじん「環境っすか? 同じ陸地で俺っちと見習いで違う所……。
話を聞いた限りだと、孤児院育ちの俺っちと違って、家族が居たくらいっすね」
ベテラン「家族? それは流石に関係……あっ」
しんじん「何かあるんすか!?」
ベテラン「思い当たる節があるんだが……どうしたものか」
ベテラン「やっぱり、見習いが酔わないのは意識しない所で酔わないような訓練を受けていたんだ」
しんじん「意識しないであそこまで効果的な訓練なんてあるんすか? 」
ベテラン「ある。見習いが思い当たらないのは、記憶がない時の事だからだ」
しんじん「えぇ? 見習いって記憶喪失なんすか!?」
ベテラン「言い方が悪かったな。正しくは、物心がつく前から訓練を受けていたんだ」
しんじん「英才教育って奴っすか? 家族は見習いを最初から船乗りにさせたかったんすかね?」
ベテラン「そんな崇高なものじゃない。子を持つ親ならば、誰もが一度はやっているだろう」
しんじん「誰もが一度はやっている……ぱぱでちゅよぉ〜!! っすかね」
ベテラン「お前ふざけて言ってるだろう。でも惜しかったぞ。
俺が思うに、高い高い、とか子供を抱いてあやす行為が鍵なんだ」
しんじん「あやすって言うと、軽く左右に揺らしたりするアレっすか?
子供が急に泣き出したりするとぽんぽんと背中を叩いたりしてるのは見た事あるっす!!」
ベテラン「きっと見習いはよく泣く子だったんだ。だから他の子よりもあやされた回数が多い。
そのうち慣れてくるだろうから、両親は少しだけ激しくあやしたんだ」
しんじん「分かったっす!! 子供をあやすのって海に揺られてるみたいっすね!!
……なるほどっす。両親の愛情が見習いに力を与えてたんすね」
ベテラン「……話は少し変わるが、見習いは両親に頭が上がらないって言ってなかったか?」
しんじん「そういえばそんな事を言ってた気がするっす。心の底から感謝してるって事っすよね?」
ベテラン「それはどうかな? さっき話したのは綺麗事だ。これから現実を見せてやる」
しんじん「親が子をあやすしてるのには裏があるって事っすか? ちょっと興味あるっす」
ベテラン「良し!! お前にも協力してもらうぞ。
『我々は海の船乗りだ』と、言って欲しい」
しんじん「別にいいっすけど、普通に言えばいいんすか? 我々は……」
ベテラン「ただ言うだけじゃダメだ。お前が喋ってる間、俺がお前の喉に不規則にチョップをお見舞いする」
しんじん「イジメっすか!? 俺っち先輩の気に障るようなことしたっすか!?
先輩にイジメられる!? これが現実なんてあんまりっす!!」
ベテラン「勘違いするな。お前が子で、俺が親という設定なんだ。泣いてるお前を、俺があやしてみせる訳だ。
お前を担いであやすのは無理だから軽くチョップするだけだ。答えを知りたいならさっさと言え」
しんじん「分かったっす。いくっすよー……。
っわっれわれはっうっみのふなっのりだーっ」
ベテラン「どうだった?」
しんじん「……出だしから潰してくるとは思わなかったっす。
感想としては、かなり言い難かったっす」
ベテラン「それが狙いだからな。さて、親が子をあやす時はどんな状況が多いか想像してみろ」
しんじん「うーん……やっぱり泣いてる時っすかね?」
ベテラン「その通りだ。すやすやと寝ている子を抱きかかえてあやすことはしないだろう。
泣いてる子をあやす親の目的が何か分かったな?」
しんじん「さっぱり分からないっす。ちゃんと説明して欲しいっす」
ベテラン「言葉を持たない子に出来ることは、泣くことによって自分の都合が悪いと周囲に認識させることだけだ。
しかし、親にとっても状況を理解した後に泣き続けられては都合が悪い」
しんじん「夜鳴きとか眠い頭に響きそうだし、ご近所様にも迷惑かけてしまうからっすね」
ベテラン「困った時はお互い様だが、ふんぞり返る訳にもいかない。そうなると泣き止ませるしかないが、言って通じるはずもない。
さっきのチョップは、もう分かったから喋るなという親の心境を体現しただけだ」
しんじん「……妨害こそが答えだったんすね!! さっきまで良い話だったのに台無しっす!!
今夜はカニ鍋よ、と言われて期待してたらカニカマが出てきた気分っす!!」
ベテラン「大人になっても頭が上がらないのは、親にとって都合の悪いことがあれば、あやされると本能に刻み込まれているからだ。
だから……その、あれだ。良い事ばかりじゃない。それに、お前の周りには、俺たち家族が居るじゃねえか」
しんじん「……もしかして、さっき天井を見上げて悩んでたのって、俺を慰める言葉を考えてたんすか? 感動したっす!!」
ベテラン「……馬鹿なこと言ってるんじゃねえ。行くぞ!!」
しんじん「うっす!! アニキに一生ついていくっす!!」
小屋の中には小さな机と椅子が無造作に転がっているだけで、二人の他には誰もいない。
しんじん「汚い小屋っすね。本当にここが休憩所なんすか?」
ベテラン「新しい休憩所が建ったからな。昔はこの小屋で海について語り合ったもんよ」
ベテラン「文句を言うな。お前が相談したい事があるって言うからわざわざここまで来たんだぞ」
しんじん「恐縮っす。……実は、最近入った見習い船乗りについてなんすよ」
ベテラン「あの見習いがどうかしたのか? 気さくそうな奴だったじゃないか」
しんじん「良い奴っす。話してすぐに打ち解けたっす。見習いが悪いって話じゃないんすよ」
ベテラン「じゃあ何で悩んでるんだ。とにかく、話してみろ」
しんじん「この前、嵐に巻き込まれて大変だったじゃないっすか」
ベテラン「あの時は死ぬかと思ったな。危ないから見習いは船室に待機させたが船ごと沈んでもおかしくなかった
そういえば、お前も船室で待機だったか」
しんじん「そうっす。俺っちも流石に少し気持ち悪くなったっす。見習いを心配して話かけたら、ちっとも酔ってなかったんすよ。
俺っちが新人だった時は晴天でも酔ってダウンしてたのに、見習いは嵐でもピンピンしてて酔いが吹っ飛ぶほど驚いたっす」
ベテラン「つまり、しんじんのお前が酔ったのに対して、見習いが酔ってなかったから負けた気分になったのか?」
しんじん「ちょっと違うけど概ね正解っす。
ようするに、酔わない才能の差を見せ付けられて複雑な気分になったっす」
ベテラン「お前が酔うのは仕方ない部分もあるだろう。船乗りになるまでは一度も海を見たことがなかったって言ってたしな」
しんじん「見習いも俺と同じ国から来たんすよ。条件は同じなはずっす」
ベテラン「それで酔わない才能って言ったのか。
しかし、あの嵐でも酔わないとなると船乗りになる為に何か特別な訓練でもしていたのかもしれないな」
しんじん「訓練なんてしてないって言ってたっす。嘘をついてるようにも見えなかったっす」
ベテラン「じゃあ環境の違いで、意識しない所で訓練のようなことをしていたんじゃないか」
しんじん「環境っすか? 同じ陸地で俺っちと見習いで違う所……。
話を聞いた限りだと、孤児院育ちの俺っちと違って、家族が居たくらいっすね」
ベテラン「家族? それは流石に関係……あっ」
しんじん「何かあるんすか!?」
ベテラン「思い当たる節があるんだが……どうしたものか」
ベテラン「やっぱり、見習いが酔わないのは意識しない所で酔わないような訓練を受けていたんだ」
しんじん「意識しないであそこまで効果的な訓練なんてあるんすか? 」
ベテラン「ある。見習いが思い当たらないのは、記憶がない時の事だからだ」
しんじん「えぇ? 見習いって記憶喪失なんすか!?」
ベテラン「言い方が悪かったな。正しくは、物心がつく前から訓練を受けていたんだ」
しんじん「英才教育って奴っすか? 家族は見習いを最初から船乗りにさせたかったんすかね?」
ベテラン「そんな崇高なものじゃない。子を持つ親ならば、誰もが一度はやっているだろう」
しんじん「誰もが一度はやっている……ぱぱでちゅよぉ〜!! っすかね」
ベテラン「お前ふざけて言ってるだろう。でも惜しかったぞ。
俺が思うに、高い高い、とか子供を抱いてあやす行為が鍵なんだ」
しんじん「あやすって言うと、軽く左右に揺らしたりするアレっすか?
子供が急に泣き出したりするとぽんぽんと背中を叩いたりしてるのは見た事あるっす!!」
ベテラン「きっと見習いはよく泣く子だったんだ。だから他の子よりもあやされた回数が多い。
そのうち慣れてくるだろうから、両親は少しだけ激しくあやしたんだ」
しんじん「分かったっす!! 子供をあやすのって海に揺られてるみたいっすね!!
……なるほどっす。両親の愛情が見習いに力を与えてたんすね」
ベテラン「……話は少し変わるが、見習いは両親に頭が上がらないって言ってなかったか?」
しんじん「そういえばそんな事を言ってた気がするっす。心の底から感謝してるって事っすよね?」
ベテラン「それはどうかな? さっき話したのは綺麗事だ。これから現実を見せてやる」
しんじん「親が子をあやすしてるのには裏があるって事っすか? ちょっと興味あるっす」
ベテラン「良し!! お前にも協力してもらうぞ。
『我々は海の船乗りだ』と、言って欲しい」
しんじん「別にいいっすけど、普通に言えばいいんすか? 我々は……」
ベテラン「ただ言うだけじゃダメだ。お前が喋ってる間、俺がお前の喉に不規則にチョップをお見舞いする」
しんじん「イジメっすか!? 俺っち先輩の気に障るようなことしたっすか!?
先輩にイジメられる!? これが現実なんてあんまりっす!!」
ベテラン「勘違いするな。お前が子で、俺が親という設定なんだ。泣いてるお前を、俺があやしてみせる訳だ。
お前を担いであやすのは無理だから軽くチョップするだけだ。答えを知りたいならさっさと言え」
しんじん「分かったっす。いくっすよー……。
っわっれわれはっうっみのふなっのりだーっ」
ベテラン「どうだった?」
しんじん「……出だしから潰してくるとは思わなかったっす。
感想としては、かなり言い難かったっす」
ベテラン「それが狙いだからな。さて、親が子をあやす時はどんな状況が多いか想像してみろ」
しんじん「うーん……やっぱり泣いてる時っすかね?」
ベテラン「その通りだ。すやすやと寝ている子を抱きかかえてあやすことはしないだろう。
泣いてる子をあやす親の目的が何か分かったな?」
しんじん「さっぱり分からないっす。ちゃんと説明して欲しいっす」
ベテラン「言葉を持たない子に出来ることは、泣くことによって自分の都合が悪いと周囲に認識させることだけだ。
しかし、親にとっても状況を理解した後に泣き続けられては都合が悪い」
しんじん「夜鳴きとか眠い頭に響きそうだし、ご近所様にも迷惑かけてしまうからっすね」
ベテラン「困った時はお互い様だが、ふんぞり返る訳にもいかない。そうなると泣き止ませるしかないが、言って通じるはずもない。
さっきのチョップは、もう分かったから喋るなという親の心境を体現しただけだ」
しんじん「……妨害こそが答えだったんすね!! さっきまで良い話だったのに台無しっす!!
今夜はカニ鍋よ、と言われて期待してたらカニカマが出てきた気分っす!!」
ベテラン「大人になっても頭が上がらないのは、親にとって都合の悪いことがあれば、あやされると本能に刻み込まれているからだ。
だから……その、あれだ。良い事ばかりじゃない。それに、お前の周りには、俺たち家族が居るじゃねえか」
しんじん「……もしかして、さっき天井を見上げて悩んでたのって、俺を慰める言葉を考えてたんすか? 感動したっす!!」
ベテラン「……馬鹿なこと言ってるんじゃねえ。行くぞ!!」
しんじん「うっす!! アニキに一生ついていくっす!!」
といっても、もう正月気分も終わって平常運行に戻った人も多そうですね。
今更ながら、皆さんは初夢は見ましたか? 夢の内容は千差万別だとは思いますが、今回は私の初夢をご紹介しましょう。
その前に、私の夢の内容の意味を理解して頂く為に少しだけ説明をさせて下さい。
…テニスの王子様ってご存知ですか? 週刊少年ジャンプで連載されていた某テニス漫画です。
その漫画の登場人物に 「石田鉄」 というキャラクターが居まして、必殺技?が波動球と言います。
「ワシの波動球は百八式まであるぞ」という名言を持っているキャラクターなのです。
さて、予備知識を得た所で夢の話へと参ります。
時計の針は0時を刺し、新たな年を迎えました。
遠くから微かに届く鐘の音が、新年が来たぞと私に語りかけます。
深夜と言えど、やや気分が高まって眠れそうもなかった私は、羊を数えるが如く鐘の音を数えていました。
規則的かつ単調なその音は私を夢の中へと誘って行くのでした……。
割れんばかりの喚声が辺りに響き、驚いて目を開けると、そこは見慣れた自室ではなくテニスコートのど真ん中。
訳も分からず辺りを見回していると、ネットの向こうから私に語りかける人物の姿がありました。
その人こそ、テニスラケットを握った石田鉄だったのです。
最初は会場に居る観客の喚声に消されて聞こえなかった声も、次第に言葉になって私の耳に届きます。
石田鉄「何を呆けている。ワシの煩悩はそんなに衝撃的だったのか?」
意味が分かりません。いえ、本当に。さっぱりですよ。
寒いね「……ぼ、煩悩? 一体何のことだか…ここはそもそもどこなんで」
石田鉄「ワシの煩悩は百八式まであるぞ」
私の話を無視して語り始める石田さんに、ついに私も反撃へと転じます。
寒いね「百八の煩悩? そんなもん普通でしょ。誰しも持ってる物だと聞きますよ」
それを聞いた石田鉄の手からラケットが滑り落ち、ついには膝をついてしまいました。
その瞬間、何処からともなく現れた審判が笛を吹き鳴らし、これまたどういう訳か私の勝利で試合は幕を閉じます。
すると突然視界が黒く染まり、再び目を開けた頃には見慣れた自室の風景が広がっているのでした。
目が覚めてもまだ呆けている私の耳に、除夜の鐘が染み渡る深夜となりましたとさ。
……余談ですが、石田さんは白と黒しか色がありませんでした。
今更ながら、皆さんは初夢は見ましたか? 夢の内容は千差万別だとは思いますが、今回は私の初夢をご紹介しましょう。
その前に、私の夢の内容の意味を理解して頂く為に少しだけ説明をさせて下さい。
…テニスの王子様ってご存知ですか? 週刊少年ジャンプで連載されていた某テニス漫画です。
その漫画の登場人物に 「石田鉄」 というキャラクターが居まして、必殺技?が波動球と言います。
「ワシの波動球は百八式まであるぞ」という名言を持っているキャラクターなのです。
さて、予備知識を得た所で夢の話へと参ります。
時計の針は0時を刺し、新たな年を迎えました。
遠くから微かに届く鐘の音が、新年が来たぞと私に語りかけます。
深夜と言えど、やや気分が高まって眠れそうもなかった私は、羊を数えるが如く鐘の音を数えていました。
規則的かつ単調なその音は私を夢の中へと誘って行くのでした……。
割れんばかりの喚声が辺りに響き、驚いて目を開けると、そこは見慣れた自室ではなくテニスコートのど真ん中。
訳も分からず辺りを見回していると、ネットの向こうから私に語りかける人物の姿がありました。
その人こそ、テニスラケットを握った石田鉄だったのです。
最初は会場に居る観客の喚声に消されて聞こえなかった声も、次第に言葉になって私の耳に届きます。
石田鉄「何を呆けている。ワシの煩悩はそんなに衝撃的だったのか?」
意味が分かりません。いえ、本当に。さっぱりですよ。
寒いね「……ぼ、煩悩? 一体何のことだか…ここはそもそもどこなんで」
石田鉄「ワシの煩悩は百八式まであるぞ」
私の話を無視して語り始める石田さんに、ついに私も反撃へと転じます。
寒いね「百八の煩悩? そんなもん普通でしょ。誰しも持ってる物だと聞きますよ」
それを聞いた石田鉄の手からラケットが滑り落ち、ついには膝をついてしまいました。
その瞬間、何処からともなく現れた審判が笛を吹き鳴らし、これまたどういう訳か私の勝利で試合は幕を閉じます。
すると突然視界が黒く染まり、再び目を開けた頃には見慣れた自室の風景が広がっているのでした。
目が覚めてもまだ呆けている私の耳に、除夜の鐘が染み渡る深夜となりましたとさ。
……余談ですが、石田さんは白と黒しか色がありませんでした。
これは私が数年前に実際に体験した話なんですがねぇ、えぇ。
友人と遊ぶ約束をしていた私はうっかり寝坊してしまって、慌てて待ち合わせ場所であるN駅へと向かったんですよ。
目的地に着いた頃には日も沈み、駅員もいない田舎の小さなN駅は薄暗〜くて、建物の老朽化も相まってそれなりに不気味な雰囲気を出しているんですよ。
「うわ〜ヤダなァ〜、気持ち悪いなァ〜」と思ったんですよ。
早足だった私の足は徐々に重くなって、やがてピタァっと止まってしまった。
N駅に近づくことがほんの少しだけ恐ろしいことと、待ちぼうけをくらった友達がしかめっ面で出迎えてきそうでしたからねぇ、えぇ。
それでも行くしかないって思うじゃないですか。突如「アハハハハハハハ」って笑い声がN駅の中から響いて来たんですよ。
その声には聞き覚えがありましてね、たぶん友達の声なんですよ。
「うわ〜こんな友達ヤダなァ〜、気持ち悪いなァ〜」と思いましたよ、えぇ。
だって外で大笑いしてるなんて気持ち悪いなァ〜、おかしいなァ〜って思うじゃないですか。特に頭とか。
それでも勇気を出してN駅に入ったんですよ。そうしたら……。
やっぱり友達が笑ってるんですよ。笑ってる、まだ笑ってる。
その横に見知らぬ人影がありましてね……どうやら友達の友達らしいんですけどねぇ、えぇ。
以降は友達の友達をT君と呼びましょうか。
…ンで〜簡単に挨拶を済ませて、せっかくだから三人で遊びに行くことになったんですよ。
椅子に座って電車を待ってると、隣に座っているT君が「ジイッ、イィィィィッ〜」と私の顔を覗いてくるんですよ。
「あれ〜おかしいなァ〜」って思ってT君に尋ねたんですよ、えぇ。
そしたら突然T君が「面接官の役やってくれない?」って言い出したんですよ。
「あれ〜この人頭おかしいなァ〜」って思ったんですけどね。
私が黙っているとまたT君が「ジイッ、イィィィィッ〜」っと私の顔を見てくるんですよ。
「うわ〜勘弁してくれナンマイダブナンマイダブ〜」と心の中で念じていたんですがT君は止めないんですよ。
私はもう恐怖で堪らなくなって、「わかった、やるよ」と私の意志とは裏腹に面接官の役をやることになったんですよ。
T君から事前に説明を受けまして、ガソリンスタンドの面接をしているというシチュエーションでやることになったんですよ。
そのとき待っていた電車が来たんですけどねぇ、えぇ。
電車の中じゃダメだって言うもんですから、電車を一本遅らせることになりましてねぇ。
…ンで〜志望動機とかシフト日時とかおおよそのことは決まりましてねぇ、えぇ。
「何か質問はありますか?」って聞いたらT君が心底申し訳なさそうに手を上げたんですよ。
そしてT君が「あの〜僕ってオタクなんですけど大丈夫ですか?」って言うんです。
訳が分からない私はT君に聞いたんですよ。
「それがどうかしましたか?」って。
そしたらT君が「……だって、萌えたら大変じゃないですか」
横でず〜っと黙っていた友達が言ったんですよ。
「アハハハハハハ」
(´゚д゚`)<こいつ初対面の人間にいきなり面接官の役を頼んで、あまつさえ電車を一本遅れさせてまでこのネタを言いたかったのか!?
(´゚ω゚`)<こいつ賭けてやがる……ありとあらゆるものをこの話に賭けてやがるっ!!
(´゚ω゚`)<そういうの嫌いじゃない……嫌いじゃない!!
そんなこんなでまた一人、変わったお友達が増えました。
今回は稲川淳二風の口調でお送りしました。
友人と遊ぶ約束をしていた私はうっかり寝坊してしまって、慌てて待ち合わせ場所であるN駅へと向かったんですよ。
目的地に着いた頃には日も沈み、駅員もいない田舎の小さなN駅は薄暗〜くて、建物の老朽化も相まってそれなりに不気味な雰囲気を出しているんですよ。
「うわ〜ヤダなァ〜、気持ち悪いなァ〜」と思ったんですよ。
早足だった私の足は徐々に重くなって、やがてピタァっと止まってしまった。
N駅に近づくことがほんの少しだけ恐ろしいことと、待ちぼうけをくらった友達がしかめっ面で出迎えてきそうでしたからねぇ、えぇ。
それでも行くしかないって思うじゃないですか。突如「アハハハハハハハ」って笑い声がN駅の中から響いて来たんですよ。
その声には聞き覚えがありましてね、たぶん友達の声なんですよ。
「うわ〜こんな友達ヤダなァ〜、気持ち悪いなァ〜」と思いましたよ、えぇ。
だって外で大笑いしてるなんて気持ち悪いなァ〜、おかしいなァ〜って思うじゃないですか。特に頭とか。
それでも勇気を出してN駅に入ったんですよ。そうしたら……。
やっぱり友達が笑ってるんですよ。笑ってる、まだ笑ってる。
その横に見知らぬ人影がありましてね……どうやら友達の友達らしいんですけどねぇ、えぇ。
以降は友達の友達をT君と呼びましょうか。
…ンで〜簡単に挨拶を済ませて、せっかくだから三人で遊びに行くことになったんですよ。
椅子に座って電車を待ってると、隣に座っているT君が「ジイッ、イィィィィッ〜」と私の顔を覗いてくるんですよ。
「あれ〜おかしいなァ〜」って思ってT君に尋ねたんですよ、えぇ。
そしたら突然T君が「面接官の役やってくれない?」って言い出したんですよ。
「あれ〜この人頭おかしいなァ〜」って思ったんですけどね。
私が黙っているとまたT君が「ジイッ、イィィィィッ〜」っと私の顔を見てくるんですよ。
「うわ〜勘弁してくれナンマイダブナンマイダブ〜」と心の中で念じていたんですがT君は止めないんですよ。
私はもう恐怖で堪らなくなって、「わかった、やるよ」と私の意志とは裏腹に面接官の役をやることになったんですよ。
T君から事前に説明を受けまして、ガソリンスタンドの面接をしているというシチュエーションでやることになったんですよ。
そのとき待っていた電車が来たんですけどねぇ、えぇ。
電車の中じゃダメだって言うもんですから、電車を一本遅らせることになりましてねぇ。
…ンで〜志望動機とかシフト日時とかおおよそのことは決まりましてねぇ、えぇ。
「何か質問はありますか?」って聞いたらT君が心底申し訳なさそうに手を上げたんですよ。
そしてT君が「あの〜僕ってオタクなんですけど大丈夫ですか?」って言うんです。
訳が分からない私はT君に聞いたんですよ。
「それがどうかしましたか?」って。
そしたらT君が「……だって、萌えたら大変じゃないですか」
横でず〜っと黙っていた友達が言ったんですよ。
「アハハハハハハ」
(´゚д゚`)<こいつ初対面の人間にいきなり面接官の役を頼んで、あまつさえ電車を一本遅れさせてまでこのネタを言いたかったのか!?
(´゚ω゚`)<こいつ賭けてやがる……ありとあらゆるものをこの話に賭けてやがるっ!!
(´゚ω゚`)<そういうの嫌いじゃない……嫌いじゃない!!
そんなこんなでまた一人、変わったお友達が増えました。
今回は稲川淳二風の口調でお送りしました。
こんばんは、寒いねです。
ギルメンに内緒といいますか、その場のノリと勢いでパートナー様と結婚式を挙げました。
右上に表示されるメッセージ項目に私は「寒いね」とだけ打ち込みました。
すると、全く面識の無い方から「寒いですね」とササが飛んできました。
少々驚いてしまったものの、私もその方に「寒いですね」と返事を返し、その後は何事もなく。
見知らぬ誰かから飛んできた「寒いですね」という言葉。
その言葉に私は、胸の内に確かな温もりを感じたのでした。
ちなみにパートナー様には私の名前は捨てキャラだと思っていた、とかボロクソ言われました。
それなりにきちんとした名前の由来……あるんですけどねえ。
ギルメンに内緒といいますか、その場のノリと勢いでパートナー様と結婚式を挙げました。
右上に表示されるメッセージ項目に私は「寒いね」とだけ打ち込みました。
すると、全く面識の無い方から「寒いですね」とササが飛んできました。
少々驚いてしまったものの、私もその方に「寒いですね」と返事を返し、その後は何事もなく。
見知らぬ誰かから飛んできた「寒いですね」という言葉。
その言葉に私は、胸の内に確かな温もりを感じたのでした。
ちなみにパートナー様には私の名前は捨てキャラだと思っていた、とかボロクソ言われました。
それなりにきちんとした名前の由来……あるんですけどねえ。
漫画やアニメでもたびたび登場しますよね。
しかしながら、現実にはとてもじゃないですがありえない。そう思ってる人も居るでしょう。
……果たして本当にそうなのでしょうか?
もしかするとあなたが意識していないだけで、既に出会っていた、なんてこともあるかもしれません。
少なくとも私は、何度も目にしたことがあります。今日はそんなお話をひとつ。
私が男の娘に出会ったのは、まだ高校生の頃で、アルバイト先での出来事だった。
すれ違う名前も定かではない人に形式的な挨拶を済ませ、階段を昇り仕事場へと向かう。目的の部屋の扉を開けると、男が居た。
頭は少し後退していたが、顔立ちはとても優しそうで、笑顔の似合う中年の男だった。
私の上司に当たる人だったが、新人だった私はまだ余り会話を交わしたこともなく、名前さえもうろ覚えだ。
とっさに胸に付いてる名札を見て、書かれている名前と共に簡単に挨拶を済ませる。男から返って来た声のトーンから、何か良いことがあったのだろうかと推測した。
訳を聞けば、男はそわそわと落ち着きがなくなり、照れ笑いしながら一歩左へと逸れる。すると、男が居た場所のすぐ後ろに小さな子供の姿があった。
「お子さんですか?」
私の問いかけに男は頭を掻いて微笑んだ。
どうやら妻が病気で寝込んでしまったらしく、頼る親戚も居なかったことからやむなく仕事場へ連れていたらしい。
「とても可愛らしいですね」
形式的な挨拶に勘違いした男は表情を変えた。
「可愛いからと言って手を出したら許さんぞ」
私にそっちの趣味はない。口にするまでもなかったが、男の勘違いを解消しなければ後が怖い。すぐさま否定して、事なきを得た。
再び優しい表情に戻った男は、聞いてもいないのに子供のことを話し始めた。
適度に相槌を打って話を合わせて見たものの、一向に話が終わる気配がない。何か区切りをつけなければ……。
「お名前は何て言うのですか?」
男はハッとして、子供の名前を口にする。
「愛って言うんだ」
男はアルバイトが終わるまで娘と戯れていた。
……男の娘です。
……男性の娘です。
……はい、男(○○さん)の娘です。
私は男の娘の話をしたのであって、女性にしか見えない男性とは一言も言っておりません。
いやー、日本語とはとても奥深いものですね。
どれくらいの人が後者を想像したのか少し気になります。
話はこれで終わるのですが、この話を応用すると江戸時代のキリスト教を炙り出すために使われた踏み絵と同様の効果もあるのです。
ただし、これをやってしまうとあなたもオタクだと声に出して言うことと同じですので、それなりの覚悟を持って臨みましょう。
「男の娘」
これだけを書いた紙を見せて、思い浮かべたことを聞いてみましょう。
ひっかかる人はきっと俗に言うオタクです。
この話を書いてる私もきっと引っかかるでしょうね。
しかしながら、現実にはとてもじゃないですがありえない。そう思ってる人も居るでしょう。
……果たして本当にそうなのでしょうか?
もしかするとあなたが意識していないだけで、既に出会っていた、なんてこともあるかもしれません。
少なくとも私は、何度も目にしたことがあります。今日はそんなお話をひとつ。
私が男の娘に出会ったのは、まだ高校生の頃で、アルバイト先での出来事だった。
すれ違う名前も定かではない人に形式的な挨拶を済ませ、階段を昇り仕事場へと向かう。目的の部屋の扉を開けると、男が居た。
頭は少し後退していたが、顔立ちはとても優しそうで、笑顔の似合う中年の男だった。
私の上司に当たる人だったが、新人だった私はまだ余り会話を交わしたこともなく、名前さえもうろ覚えだ。
とっさに胸に付いてる名札を見て、書かれている名前と共に簡単に挨拶を済ませる。男から返って来た声のトーンから、何か良いことがあったのだろうかと推測した。
訳を聞けば、男はそわそわと落ち着きがなくなり、照れ笑いしながら一歩左へと逸れる。すると、男が居た場所のすぐ後ろに小さな子供の姿があった。
「お子さんですか?」
私の問いかけに男は頭を掻いて微笑んだ。
どうやら妻が病気で寝込んでしまったらしく、頼る親戚も居なかったことからやむなく仕事場へ連れていたらしい。
「とても可愛らしいですね」
形式的な挨拶に勘違いした男は表情を変えた。
「可愛いからと言って手を出したら許さんぞ」
私にそっちの趣味はない。口にするまでもなかったが、男の勘違いを解消しなければ後が怖い。すぐさま否定して、事なきを得た。
再び優しい表情に戻った男は、聞いてもいないのに子供のことを話し始めた。
適度に相槌を打って話を合わせて見たものの、一向に話が終わる気配がない。何か区切りをつけなければ……。
「お名前は何て言うのですか?」
男はハッとして、子供の名前を口にする。
「愛って言うんだ」
男はアルバイトが終わるまで娘と戯れていた。
……男の娘です。
……男性の娘です。
……はい、男(○○さん)の娘です。
私は男の娘の話をしたのであって、女性にしか見えない男性とは一言も言っておりません。
いやー、日本語とはとても奥深いものですね。
どれくらいの人が後者を想像したのか少し気になります。
話はこれで終わるのですが、この話を応用すると江戸時代のキリスト教を炙り出すために使われた踏み絵と同様の効果もあるのです。
ただし、これをやってしまうとあなたもオタクだと声に出して言うことと同じですので、それなりの覚悟を持って臨みましょう。
「男の娘」
これだけを書いた紙を見せて、思い浮かべたことを聞いてみましょう。
ひっかかる人はきっと俗に言うオタクです。
この話を書いてる私もきっと引っかかるでしょうね。
流石にそれに身を委ねてしまうのはよろしくありません。そこで私は別のことを考えて辛うじて意識を保っています。
今日は家族とお話をしていた時の出来事をひとつ。
兄と姉と私が家に揃うのは珍しいことで、せっかくだからと集まって談笑にふけっておりました。
ひとつの話が終われば次の話、それが終わればまた次の話と、せわしなく話題は変わって行きます。
そうしているうちに話題はケーキの話になりました。
私はあまりケーキが好きではありません。
甘くてふわふわな触感がするのが一般のスポンジケーキですが、それがどうした! どれも似たり寄ったりで変化が無いじゃないか!
本当に美味しいケーキを食べたことがないから私はそう思うのでしょうが、むしろそれで良いと思っています。
本当に美味しいケーキというものは、恐らく値が張るものでしょう。そんなものを好きになってしまったら命取りですからね。
好きではないということは、興味がないということに他なりません。
最初から現実逃避するのは流石の私もやらないので、とりあえずは大人しく二人の話を聞いてみることにしました。
すると兄は、「俺、スイーツ男子だから……ちょっと煩いよ?」とかおかしなことを言ってました。
姉は姉で、「あたしは饅頭が大好き」と嬉しそうに言いました。
もはやケーキじゃない。しかし、水を指す気にもなれなかったので私は現実逃避をすることに……。
好きなことを考えて、好きなことを考えていると……いつの間にか私に話を振っていたようです。
全く話を聞いていなかった私は、焦りながら聞き返しました。
どうやらマロングラッセについて聞いているようなので、少し考えることにしました。
マロングラッセ……はて? なんですかそれは?
ケーキの話はいつの間にか終わって、次の話題に行ったと考えた私は、更に頭を捻ります。
必死に考えた結果、私は言いました。
「それ、何かの必殺技? つ、強そうだね」
二人は唖然としていました。
後で調べて見ると、マロングラッセというケーキ? があるようですね。
うーん……強そうだと思ったんですがねえ。
「マロングラッセ」
え? 全然意味が分からない?
ならば、これでどうでしょうか?
「マロンッ……グラッセエエエェェェ!!」
……人の話を聞かない奴はダメだと良く言われますが、何を隠そうこの私のことです。
それはさて置き、人の話を聞かないからダメなのか、それともダメな奴だから人の話を聞かないのか。
今までの話を聞いていれば、どちらが答えなのかは一目瞭然ですね。
え? 好きなことを考えていた? 寝ていた?
よろしい……そんな君にはこうしてくれる!!
「マロンッ……グラッセエエエェェェ!!」
今日は家族とお話をしていた時の出来事をひとつ。
兄と姉と私が家に揃うのは珍しいことで、せっかくだからと集まって談笑にふけっておりました。
ひとつの話が終われば次の話、それが終わればまた次の話と、せわしなく話題は変わって行きます。
そうしているうちに話題はケーキの話になりました。
私はあまりケーキが好きではありません。
甘くてふわふわな触感がするのが一般のスポンジケーキですが、それがどうした! どれも似たり寄ったりで変化が無いじゃないか!
本当に美味しいケーキを食べたことがないから私はそう思うのでしょうが、むしろそれで良いと思っています。
本当に美味しいケーキというものは、恐らく値が張るものでしょう。そんなものを好きになってしまったら命取りですからね。
好きではないということは、興味がないということに他なりません。
最初から現実逃避するのは流石の私もやらないので、とりあえずは大人しく二人の話を聞いてみることにしました。
すると兄は、「俺、スイーツ男子だから……ちょっと煩いよ?」とかおかしなことを言ってました。
姉は姉で、「あたしは饅頭が大好き」と嬉しそうに言いました。
もはやケーキじゃない。しかし、水を指す気にもなれなかったので私は現実逃避をすることに……。
好きなことを考えて、好きなことを考えていると……いつの間にか私に話を振っていたようです。
全く話を聞いていなかった私は、焦りながら聞き返しました。
どうやらマロングラッセについて聞いているようなので、少し考えることにしました。
マロングラッセ……はて? なんですかそれは?
ケーキの話はいつの間にか終わって、次の話題に行ったと考えた私は、更に頭を捻ります。
必死に考えた結果、私は言いました。
「それ、何かの必殺技? つ、強そうだね」
二人は唖然としていました。
後で調べて見ると、マロングラッセというケーキ? があるようですね。
うーん……強そうだと思ったんですがねえ。
「マロングラッセ」
え? 全然意味が分からない?
ならば、これでどうでしょうか?
「マロンッ……グラッセエエエェェェ!!」
……人の話を聞かない奴はダメだと良く言われますが、何を隠そうこの私のことです。
それはさて置き、人の話を聞かないからダメなのか、それともダメな奴だから人の話を聞かないのか。
今までの話を聞いていれば、どちらが答えなのかは一目瞭然ですね。
え? 好きなことを考えていた? 寝ていた?
よろしい……そんな君にはこうしてくれる!!
「マロンッ……グラッセエエエェェェ!!」
『ギルドの宣伝しナイトーッ』
さっそくお便りを読んでみたいと思います。ギルドメンバーネーム E・Bさんからいただきました。
「いつも楽しく拝見しています……最後の二行だけ」
(´゚ω゚`)お気軽にどうぞ! の所だけ!?
(´゚ω゚`)新コーナーなんてやめだ! やめ!
相手の予想外の好意に困惑した経験ありませんか?
今日はそのお話をひとつ。
私は電子タバコを生き甲斐としています( ゚Д゚)y─┛
出会った時は新しい世界の扉を開いた感じがしました☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
液体を霧状になるまで加熱させることで煙を再現するのですが、その液体は普通に使用すると濃いщ(゚Д゚щ)コイ!!
だから薄めるためにグリセリンを使います。買い置きのグリセリンを切らしてしまったので、薬局に買いに行くことになりました。
「すいませーん。グリセリンありますかー?」
店員さんは、お目当てのグリセリンと一緒に見慣れない物を持ってきました。
注射器の形と似ていたものの、針はありませんでした。
「なんですか? これ」
注射器のような物を指差して問いかけると、店員さんは微笑んで答えました。
「浣○器です。グリセリンは水で二倍に希釈してご使用下さい」
(´゚ω゚`)なにそれ!?
(´゚ω゚`)使わないしいらないよ!?
必要ないと付き返しても、店員さんは「大丈夫ですよ。恥ずかしがる必要はありません。誰も見てませんから」と、意外と押しが強い。
押し問答を続けていると、突然おばさんが覗きこんできました。
そして私の顔と浣○器を交互に見比べているではありませんか。
(´゚ω゚`)何見てんだバ○ァ!
(´゚ω゚`)浣○器ぶち込まれたいのかコノヤローって感じでした!
結局、グリセリンは別の薬局で買うハメになりました……。
そんな新しい世界の扉は必要としてません! むしろ厳重に鍵をかけてやるわ!
やっぱり最後はこのセリフで締めないといけませんよね。
せーの……アッー!
さっそくお便りを読んでみたいと思います。ギルドメンバーネーム E・Bさんからいただきました。
「いつも楽しく拝見しています……最後の二行だけ」
(´゚ω゚`)お気軽にどうぞ! の所だけ!?
(´゚ω゚`)新コーナーなんてやめだ! やめ!
相手の予想外の好意に困惑した経験ありませんか?
今日はそのお話をひとつ。
私は電子タバコを生き甲斐としています( ゚Д゚)y─┛
出会った時は新しい世界の扉を開いた感じがしました☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
液体を霧状になるまで加熱させることで煙を再現するのですが、その液体は普通に使用すると濃いщ(゚Д゚щ)コイ!!
だから薄めるためにグリセリンを使います。買い置きのグリセリンを切らしてしまったので、薬局に買いに行くことになりました。
「すいませーん。グリセリンありますかー?」
店員さんは、お目当てのグリセリンと一緒に見慣れない物を持ってきました。
注射器の形と似ていたものの、針はありませんでした。
「なんですか? これ」
注射器のような物を指差して問いかけると、店員さんは微笑んで答えました。
「浣○器です。グリセリンは水で二倍に希釈してご使用下さい」
(´゚ω゚`)なにそれ!?
(´゚ω゚`)使わないしいらないよ!?
必要ないと付き返しても、店員さんは「大丈夫ですよ。恥ずかしがる必要はありません。誰も見てませんから」と、意外と押しが強い。
押し問答を続けていると、突然おばさんが覗きこんできました。
そして私の顔と浣○器を交互に見比べているではありませんか。
(´゚ω゚`)何見てんだバ○ァ!
(´゚ω゚`)浣○器ぶち込まれたいのかコノヤローって感じでした!
結局、グリセリンは別の薬局で買うハメになりました……。
そんな新しい世界の扉は必要としてません! むしろ厳重に鍵をかけてやるわ!
やっぱり最後はこのセリフで締めないといけませんよね。
せーの……アッー!
『体が覚えている』
私のクラスメイトに少し変わった奴が居た。
体育会系の彼の肌は日に焼けていて、脳まで筋肉で出来ているような奴なのに、テストの点はクラスで上位に入る。
授業を真面目に受けてる姿なんて一度も見たことがない。いつも決まって夢の中に居たはずだ。
仮にテスト期間の間に必死に勉強をしていたとしても、普段から真面目に授業を受けているいわゆるガリ勉組みと並ぶなんてありえない。
彼が実はとても頭が良いならそれまでの話なのだが、特別親しい間柄ではない私にも彼は勉強が出来ない奴だと分かっていたからだ。
というのも、彼が良い点を取るようになったのは少し前で、それまではいつも赤点ぎりぎりの酷い結果だった。
そんな状況ではダメだと思って、彼なりに影でこっそりと努力しているのだろうか?
授業中は不真面目でも家庭教師を付けたとか、塾に通うようになったのかもしれない。
どんな仕掛けがあるにせよ、短期間でここまで効果的な方法があるなら、私としても興味があった。
テスト当日の朝、思い切って彼に尋ねて見ると、家庭教師も雇ってないし、塾にも行ってない。テスト期間中の勉強時間だって驚くほど短かった。
「頭が忘れていても、体が覚えているんだ」
なんだか彼がとても格好よく見えた。
それはさておき、きっと彼なりの勉強法があるのだろうな、と一人納得して私は自分の席に戻ろうとした。
そのとき、彼の腕の内側に文字が書かれているのが見えた。
彼の腕を掴み、凝視する。書かれている内容は、今回のテスト範囲だった。
確かに体が覚えている……。
(´゚ω゚`)って……意味が違うだろ!!
(´゚ω゚`)体が覚えているって物の例えでしょうが!!
(´゚д゚`)日焼けしてるから遠くから見ると気づかないカモフラージュ付きかよっ!!
(´゚д゚`)こざかしいわっ!!
それにしても……いくら彼の体がたくましいとはいえ、面積的な問題があるから書ける量は限られていたはず……。
いわゆる『テスト範囲の山』を張るセンスはピカイチだったのかもしれませんねー。
三部作☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
あなたの腹黒さと想像力が試される!!
私がまだ小学生だった頃の話だと思う。
どこか懐かしさを感じながら、私は友人(T君)の家を見つめていた。
T君と学校で会うことは多かったのだが、少し事情があってしばらく彼とは遊べなかった。
事情というのは、彼の母親がいわゆる「おめでた」で、母親想いの彼は学校が終わると急いで帰宅して母親の手伝いをしていたらしい。
ここ最近になってようやく母親の状態が安定してきたらしく、久しぶりに遊ぼうと彼から誘われた時は嬉しかったものだ。
T君の家には私が持っていないゲームが沢山あったし、T君と話をしているのも楽しい。当時の私の中では、T君の家で遊ぶことこそが世界一の娯楽だった。
玄関のチャイムを押して、扉が開くのをいまか、いまかと、待っていた。
私がここまで期待しているのは、実を言うとT君の母親が原因だ。
T君の母親はとても愉快な人で、底抜けに明るい性格と、人の心を掴んで放さない技を持っていた。
初めて家を訪れた時、T君の母親は私にトランプを使った手品を披露してくれた。
内容は至ってシンプルなもので、私が選んだカードを山札の一番下に置く。T君の母親が山札を撫で、指を鳴らすと、私が一番下に置いたはずのカードが一番上に来ているというものだ。
その衝撃は今でも忘れない。あの日の出来事以上に驚かされたことは今でも体験したことがない。
待ち望んでいた瞬間が、ついに訪れた。
ゆっくりと扉が開いて、顔を覗かせたのはT君の母親。挨拶と共に小さく頭を下げると、扉の隙間から大きなお腹が見えた。
それとほぼ同時に、T君が慌てた声と共に駆け寄って来る。二人に案内されてリビングのソファーに腰を下ろすと、なんてことのない日常会話に花を咲かせた。
しばらくするとT君の母親はそわそわと落ち着きがなくなっていき、訳を尋ねるとしばらく間があって、T君の母親は話を始めた。
「私がまだ○○君みたいに小さかった頃ね、メリーさんが来たことがあるの」
どこか懐かしさを感じながら、私は友人(T君)の家を見つめていた。
T君と学校で会うことは多かったのだが、少し事情があってしばらく彼とは遊べなかった。
事情というのは、彼の母親がいわゆる「おめでた」で、母親想いの彼は学校が終わると急いで帰宅して母親の手伝いをしていたらしい。
ここ最近になってようやく母親の状態が安定してきたらしく、久しぶりに遊ぼうと彼から誘われた時は嬉しかったものだ。
T君の家には私が持っていないゲームが沢山あったし、T君と話をしているのも楽しい。当時の私の中では、T君の家で遊ぶことこそが世界一の娯楽だった。
玄関のチャイムを押して、扉が開くのをいまか、いまかと、待っていた。
私がここまで期待しているのは、実を言うとT君の母親が原因だ。
T君の母親はとても愉快な人で、底抜けに明るい性格と、人の心を掴んで放さない技を持っていた。
初めて家を訪れた時、T君の母親は私にトランプを使った手品を披露してくれた。
内容は至ってシンプルなもので、私が選んだカードを山札の一番下に置く。T君の母親が山札を撫で、指を鳴らすと、私が一番下に置いたはずのカードが一番上に来ているというものだ。
その衝撃は今でも忘れない。あの日の出来事以上に驚かされたことは今でも体験したことがない。
待ち望んでいた瞬間が、ついに訪れた。
ゆっくりと扉が開いて、顔を覗かせたのはT君の母親。挨拶と共に小さく頭を下げると、扉の隙間から大きなお腹が見えた。
それとほぼ同時に、T君が慌てた声と共に駆け寄って来る。二人に案内されてリビングのソファーに腰を下ろすと、なんてことのない日常会話に花を咲かせた。
しばらくするとT君の母親はそわそわと落ち着きがなくなっていき、訳を尋ねるとしばらく間があって、T君の母親は話を始めた。
「私がまだ○○君みたいに小さかった頃ね、メリーさんが来たことがあるの」
前回のあらすじ
風邪を引いたまま学校に登校した主人公の元に、謎の転校生が現れる。
鼻をすすりながら転校生の挨拶を聞いたその放課後、転校生が主人公の元にやってきた。
怒られるのではないかと主人公は心配したが、主人公の鼻をすする音は音楽だと絶賛され、一緒に新しい音楽を作ろうと誘われる。
そこにクラスメイトのゴッホ君も話に乗ってきて……?
主人公の花水すする、転校生の白・瞬(ハク・シュン)、咳のゴッホ君の三名でロックバンド「That's ON」を結成し、半年後に開催されるオーディションに挑む!!
咳とくしゃみと鼻水をすする音が合わさった時、停滞した音楽業界に新たな風が巻き起こる!?
あなたの常識を覆す衝撃の問題作!!
(´・ω・`)バンド名はザッツ・オンと読んで下さい。
(´・ω・`)意味の分からない人は、意味が分かるまでザッツ・オンと口に出して言おう!
(´・ω・`)ごめんホイ……。
メリーさんの話は私も知っている。むしろ知らない人の方が圧倒的に少ないだろう。
私とT君は怖い話が苦手で、出来ることなら聞きたくなかったが、恐怖に勝る思惑があった。
話上手の彼女の口から出た言葉と、友人から半ば無理やり聞かされたオーバーリアクション万歳のメリーさんの話では、まさかここまで恐ろしさの度合いに違いがあるとは思わなかった。
彼女がメリーさんから逃れた術を聞くまでは、逃げ出したくても逃げられないのだと自分に言い聞かせた。
私の決意とは裏腹に、T君は耳を塞いだまま立ち上がり、部屋に戻ると言い残してその場を去った。
白状だと思った。意気地なしだと心の中で罵った。家に……帰りたかった。
ようやく話を聞き終えた時、聞かなければ良かったと後悔した。
内容としては、隣町から始まり、確実に家に近づき、玄関の前に居ると、最後の電話があった。
勇気を振り絞って家の扉を開けた所、何も居なかった。
そして、ついに緊張の切れた彼女は気を失ってしまった。
目が冷めた後もしばらくの間はメリーさんの影に怯えていたものの、現在に至るまでメリーさんが現れることはなかったそうだ。
具体的な方法で逃れる術はないと知って耐え切れなくなった私は、泣きだしそうな自分を見せまいとトイレを借りた。
用を済ませ、鏡で自分の姿を確認することさえ躊躇った私だったが、「大丈夫、まだ泣いてない」と安心してT君の母親の居るリビングへと戻ろうとした。
ふいに話し声が聞こえる。
遠くからチラリと見える彼女は少し俯いて、ぼそぼそと何かを話していた。
T君は今はまだ一人っ子で、絶賛逃亡中。父親が帰宅した様子も、電話を使ってる様子もない。
本日でまだ二回目の、「帰りたい」と切に願う瞬間だった……。
風邪を引いたまま学校に登校した主人公の元に、謎の転校生が現れる。
鼻をすすりながら転校生の挨拶を聞いたその放課後、転校生が主人公の元にやってきた。
怒られるのではないかと主人公は心配したが、主人公の鼻をすする音は音楽だと絶賛され、一緒に新しい音楽を作ろうと誘われる。
そこにクラスメイトのゴッホ君も話に乗ってきて……?
主人公の花水すする、転校生の白・瞬(ハク・シュン)、咳のゴッホ君の三名でロックバンド「That's ON」を結成し、半年後に開催されるオーディションに挑む!!
咳とくしゃみと鼻水をすする音が合わさった時、停滞した音楽業界に新たな風が巻き起こる!?
あなたの常識を覆す衝撃の問題作!!
(´・ω・`)バンド名はザッツ・オンと読んで下さい。
(´・ω・`)意味の分からない人は、意味が分かるまでザッツ・オンと口に出して言おう!
(´・ω・`)ごめんホイ……。
メリーさんの話は私も知っている。むしろ知らない人の方が圧倒的に少ないだろう。
私とT君は怖い話が苦手で、出来ることなら聞きたくなかったが、恐怖に勝る思惑があった。
話上手の彼女の口から出た言葉と、友人から半ば無理やり聞かされたオーバーリアクション万歳のメリーさんの話では、まさかここまで恐ろしさの度合いに違いがあるとは思わなかった。
彼女がメリーさんから逃れた術を聞くまでは、逃げ出したくても逃げられないのだと自分に言い聞かせた。
私の決意とは裏腹に、T君は耳を塞いだまま立ち上がり、部屋に戻ると言い残してその場を去った。
白状だと思った。意気地なしだと心の中で罵った。家に……帰りたかった。
ようやく話を聞き終えた時、聞かなければ良かったと後悔した。
内容としては、隣町から始まり、確実に家に近づき、玄関の前に居ると、最後の電話があった。
勇気を振り絞って家の扉を開けた所、何も居なかった。
そして、ついに緊張の切れた彼女は気を失ってしまった。
目が冷めた後もしばらくの間はメリーさんの影に怯えていたものの、現在に至るまでメリーさんが現れることはなかったそうだ。
具体的な方法で逃れる術はないと知って耐え切れなくなった私は、泣きだしそうな自分を見せまいとトイレを借りた。
用を済ませ、鏡で自分の姿を確認することさえ躊躇った私だったが、「大丈夫、まだ泣いてない」と安心してT君の母親の居るリビングへと戻ろうとした。
ふいに話し声が聞こえる。
遠くからチラリと見える彼女は少し俯いて、ぼそぼそと何かを話していた。
T君は今はまだ一人っ子で、絶賛逃亡中。父親が帰宅した様子も、電話を使ってる様子もない。
本日でまだ二回目の、「帰りたい」と切に願う瞬間だった……。
前回のあらすじ
オーディションで優勝を果たした「That's ON」だったが、デビュー直前にして危機が迫っていた。
衛生問題、メンバーの体調良好、音楽性の違いによりメンバーの絆は次第に綻び「That's ON」は解散した。
それから二年の月日が流れ、花水すするはラーメン評論家として麺をすすっていた。
そこにかつてのメンバー、白・瞬(ハク・シュン)が現れる。
再び「That's ON」として音楽活動をしようと熱く語る白・瞬とは裏腹に、花水すするの熱は完全に冷めていた。
あの頃の情熱を思い出させる為に、白・瞬は花水すするに向かってくしゃみをし続けた。
やめてくれ! そう言ってラーメン店を飛び出した花水すする。お店のブラックリストに載った白・瞬。既に他界したゴッホ君。
果たして「That's ON」は復活するのか!?
感動の最終巻!!
(´゚ω゚`)ハク・シュンまじうぜえ!!
「だ、誰と話しているんですか?」
恐る恐る近づいた私は、背後から声をかけた。
振り向いたT君の母親は、少しだけ照れくさそうに笑っていた。
「えっとね、この子と話していたの」
穏やかな表情を浮かべ、大きくなったお腹の上にそっと手を置いた。
ドラマや映画のワンシーンで見かけたことがある。ようするに、自分のお腹の子供に話しかけていたわけだ。
「よくお腹を蹴った! とか聞きますけど、分かるものなんですか?」
つい先ほどまでメリーさんの恐怖で頭が一杯だったことを綺麗に忘れて、赤ちゃんへの興味で頭が一杯になっていた。
「それだけじゃないわよ? この子が思ってることだって分かるんだから!」
腰を曲げて、自分のお腹へと耳を向けると、小さな声で何かを呟き、頷いていた。
「この子ね、自分の名前があるみたいなの」
今度こそ、泣きながら家に帰った。
(´・ω・`)親に泣いてすがりましたとも、ええ。
(´・ω・`)翌日T君に謝られましたとも、ええ。
(´・ω・`)T君の母親には笑いながら謝られましたよ、ニクイ。
(´・ω・`)残念ながら実話です。
(´・ω・`)最近の子供はこんなことじゃ驚かないんですかねえ。
『コツコツ』と同様に、私の怖がる間抜けな姿を想像して頂ければ幸いです。
あなたの腹黒さと想像力が試される!!
(´・ω・`)……こんなしょーもない話を3回に分けた理由が分かった方へ
(´・ω・`)これからも私こと、寒いねをよろしくお願い致します。
オーディションで優勝を果たした「That's ON」だったが、デビュー直前にして危機が迫っていた。
衛生問題、メンバーの体調良好、音楽性の違いによりメンバーの絆は次第に綻び「That's ON」は解散した。
それから二年の月日が流れ、花水すするはラーメン評論家として麺をすすっていた。
そこにかつてのメンバー、白・瞬(ハク・シュン)が現れる。
再び「That's ON」として音楽活動をしようと熱く語る白・瞬とは裏腹に、花水すするの熱は完全に冷めていた。
あの頃の情熱を思い出させる為に、白・瞬は花水すするに向かってくしゃみをし続けた。
やめてくれ! そう言ってラーメン店を飛び出した花水すする。お店のブラックリストに載った白・瞬。既に他界したゴッホ君。
果たして「That's ON」は復活するのか!?
感動の最終巻!!
(´゚ω゚`)ハク・シュンまじうぜえ!!
「だ、誰と話しているんですか?」
恐る恐る近づいた私は、背後から声をかけた。
振り向いたT君の母親は、少しだけ照れくさそうに笑っていた。
「えっとね、この子と話していたの」
穏やかな表情を浮かべ、大きくなったお腹の上にそっと手を置いた。
ドラマや映画のワンシーンで見かけたことがある。ようするに、自分のお腹の子供に話しかけていたわけだ。
「よくお腹を蹴った! とか聞きますけど、分かるものなんですか?」
つい先ほどまでメリーさんの恐怖で頭が一杯だったことを綺麗に忘れて、赤ちゃんへの興味で頭が一杯になっていた。
「それだけじゃないわよ? この子が思ってることだって分かるんだから!」
腰を曲げて、自分のお腹へと耳を向けると、小さな声で何かを呟き、頷いていた。
「この子ね、自分の名前があるみたいなの」
今度こそ、泣きながら家に帰った。
(´・ω・`)親に泣いてすがりましたとも、ええ。
(´・ω・`)翌日T君に謝られましたとも、ええ。
(´・ω・`)T君の母親には笑いながら謝られましたよ、ニクイ。
(´・ω・`)残念ながら実話です。
(´・ω・`)最近の子供はこんなことじゃ驚かないんですかねえ。
『コツコツ』と同様に、私の怖がる間抜けな姿を想像して頂ければ幸いです。
あなたの腹黒さと想像力が試される!!
(´・ω・`)……こんなしょーもない話を3回に分けた理由が分かった方へ
(´・ω・`)これからも私こと、寒いねをよろしくお願い致します。
皆さんが想像されているであろうあの竹で間違いありません。
そうして燃やしていると、竹はパチパチ、パンパンと音を立てて燃えていきます。
爆竹の名前の由来はここから来たんじゃないかな、と一人で納得してみたり。
そう考えると、名前というものは案外適当に決められている物も多そうですね。身近な存在で例えるならミンミンゼミとか。
物事も案外適当に決めても上手くいくんじゃないかな、とプラス思考になってみたり。
そうして燃やしていると、竹はパチパチ、パンパンと音を立てて燃えていきます。
爆竹の名前の由来はここから来たんじゃないかな、と一人で納得してみたり。
そう考えると、名前というものは案外適当に決められている物も多そうですね。身近な存在で例えるならミンミンゼミとか。
物事も案外適当に決めても上手くいくんじゃないかな、とプラス思考になってみたり。
人気者です。それも害虫と呼ばれる類の生物限定で。
毎日履くであろうその靴、その中は危険かもしれません。
いや、臭いとか雑菌どうこうの話ではなくてですね。
特に警戒することもなく靴を履こうと足を突っ込んだら蜂に足を刺されました。
人気者は辛いですね。この人気?がギルド繁栄に貢献してくれれば良いのですが。
まさしく虫の良い話ということで。
毎日履くであろうその靴、その中は危険かもしれません。
いや、臭いとか雑菌どうこうの話ではなくてですね。
特に警戒することもなく靴を履こうと足を突っ込んだら蜂に足を刺されました。
人気者は辛いですね。この人気?がギルド繁栄に貢献してくれれば良いのですが。
まさしく虫の良い話ということで。
自分だけの部屋。しがらみや街の喧騒から開放される世界で唯一の素敵空間。
扉を閉めれば、来客が無い日は絶叫したり大暴れしたりしない限り、その安住の地は揺ぎ無いモノとなります。
では、扉を開けるとどうなるのでしょうか?
私の場合は、黒猫が居ました。これがうちの猫さんなら飛び掛ってなでなでする所ですが、その猫に見覚えはない。
ぴたりと静止して記憶を探ってみる。すると黒猫も置物のように静止する。そして、見つめ合う二人。
やはりこんな猫は知らない。うちの猫さんは世界一可愛い。この猫とでは、似ても似つかない。
つまり、野良猫なんですね。
気づいた後の私は、鬼神の如く黒猫に飛び掛りました。
すると黒猫は光の速さで逃げていきました。
人の家に勝手に上がりこんで、しかも二階である私の部屋の前を堂々と通る辺り、恐ろしく図太い神経の持ち主ですね。
いやー、人気者は辛いです。私には生物を引き寄せる何かがあるのでしょうか。
散々言いましたけど、それがギルド繁栄の方向で発揮して欲しいと溜息一つ。
先ほどの光景を思い出すと、とてもシュールな光景ですね。
扉を閉めれば、来客が無い日は絶叫したり大暴れしたりしない限り、その安住の地は揺ぎ無いモノとなります。
では、扉を開けるとどうなるのでしょうか?
私の場合は、黒猫が居ました。これがうちの猫さんなら飛び掛ってなでなでする所ですが、その猫に見覚えはない。
ぴたりと静止して記憶を探ってみる。すると黒猫も置物のように静止する。そして、見つめ合う二人。
やはりこんな猫は知らない。うちの猫さんは世界一可愛い。この猫とでは、似ても似つかない。
つまり、野良猫なんですね。
気づいた後の私は、鬼神の如く黒猫に飛び掛りました。
すると黒猫は光の速さで逃げていきました。
人の家に勝手に上がりこんで、しかも二階である私の部屋の前を堂々と通る辺り、恐ろしく図太い神経の持ち主ですね。
いやー、人気者は辛いです。私には生物を引き寄せる何かがあるのでしょうか。
散々言いましたけど、それがギルド繁栄の方向で発揮して欲しいと溜息一つ。
先ほどの光景を思い出すと、とてもシュールな光景ですね。
私はいつも24時頃に寝るんだけど、その日はとても暑くて、寝るに寝れずPCを弄っていた。
そうして時間は過ぎ、夜風が冷たくなってきた頃、同時に睡魔もやってきた。
PCを落とし、電気を消そうとしたときのこと。
コツ、と音がした。
最初は空耳かと思ったが、どうやらそうではないらしい。
コツコツ、コツコツ。その音は私の背後、正確には道路に面する窓から聞こえてくる。
コツコツ、コツコツ。まるで誰かが窓をノックしているように聞こえた。
私の部屋は二階にある。人がノックするなんてありえないことだ。
頭で否定してみても、ノック音は止まない。正直びびった。
私はそりゃあもう怖い物が超苦手。勇気の欠片すら持ち合わせていない。
でもこの音を無視して眠れるほど私は太い奴じゃない。だから恐る恐る振り返る…。
窓と私の間には、障子がある。そのおかげで窓の外を直視せずに済んだ。
コツコツ、コツコツ。飽きもせずノック音は続く。この障子の向こうに音の正体があるはず。
しかし、開けたら何が居るか分からない。ゆ、幽霊とか…いないと思うけど居るかもしれないし…。
私は悩んだ。
この障子を開け、音の正体を探るか、それとも無視して寝るか。
結局のところ、私は障子を開けることを選んだ。
ゆっくりと、ゆっくりと障子を開けていく…そして、障子を開けきった。
窓には、目を極限まで細めた私が映っているだけだった。
流石チキン。無意識に目を細めて何かが居ても見えにくくするようにしていたらしい。
その顔のなんと間抜けなことか。ノック音のことなんて忘れて、自分に呆れて笑っていた。
…コツ。またしても聞こえてくる。
このとき、多分私の顔は引きつっていたんじゃないかなと思う。
窓を直視していた。何かが居るなら見えたはずだった。
それなのに何も見えることはなく、ノック音だけはハッキリと聞こえた。
…コツ。まただ。誰かが窓を叩いている。聞き間違いじゃない!
窓の外にそれらしき姿はない。まさか、本当に幽霊とか…いやいや、そんなはずは…そんなものが居るわけが…。
チキンなことも忘れて、窓を凝視した。少しずつ、外の暗闇に目が慣れてきた。
…コツ。その正体の片鱗を見た気がした。
それは確かに恐ろしいモノだった。
強靭な顎、毒々しい肌の色。刺されると生命の危機も!
疑心が確信へと変わったとき、私はあまりのばからしさに笑った。
同時に、窓を開けなくて本当に良かったと思った。
こうして私は電気を消し、目を瞑った。
私が眠りにつくまでの間、再びノック音が聞こえることはなかった。
それの正体が分からなかった人の為に少しだけ補足を。
音の正体はスズメ蜂でした。光に釣られて窓に体当たりをかましていたのが怪奇音の正体というわけです。
怪談話風の笑い話となっています。どこが笑えるかと言うと、震え上がってる私の間抜けな姿を想像してくれればきっと。幽霊の正体見たり、枯れ尾花を地で行くお話しとなりました。
そうして時間は過ぎ、夜風が冷たくなってきた頃、同時に睡魔もやってきた。
PCを落とし、電気を消そうとしたときのこと。
コツ、と音がした。
最初は空耳かと思ったが、どうやらそうではないらしい。
コツコツ、コツコツ。その音は私の背後、正確には道路に面する窓から聞こえてくる。
コツコツ、コツコツ。まるで誰かが窓をノックしているように聞こえた。
私の部屋は二階にある。人がノックするなんてありえないことだ。
頭で否定してみても、ノック音は止まない。正直びびった。
私はそりゃあもう怖い物が超苦手。勇気の欠片すら持ち合わせていない。
でもこの音を無視して眠れるほど私は太い奴じゃない。だから恐る恐る振り返る…。
窓と私の間には、障子がある。そのおかげで窓の外を直視せずに済んだ。
コツコツ、コツコツ。飽きもせずノック音は続く。この障子の向こうに音の正体があるはず。
しかし、開けたら何が居るか分からない。ゆ、幽霊とか…いないと思うけど居るかもしれないし…。
私は悩んだ。
この障子を開け、音の正体を探るか、それとも無視して寝るか。
結局のところ、私は障子を開けることを選んだ。
ゆっくりと、ゆっくりと障子を開けていく…そして、障子を開けきった。
窓には、目を極限まで細めた私が映っているだけだった。
流石チキン。無意識に目を細めて何かが居ても見えにくくするようにしていたらしい。
その顔のなんと間抜けなことか。ノック音のことなんて忘れて、自分に呆れて笑っていた。
…コツ。またしても聞こえてくる。
このとき、多分私の顔は引きつっていたんじゃないかなと思う。
窓を直視していた。何かが居るなら見えたはずだった。
それなのに何も見えることはなく、ノック音だけはハッキリと聞こえた。
…コツ。まただ。誰かが窓を叩いている。聞き間違いじゃない!
窓の外にそれらしき姿はない。まさか、本当に幽霊とか…いやいや、そんなはずは…そんなものが居るわけが…。
チキンなことも忘れて、窓を凝視した。少しずつ、外の暗闇に目が慣れてきた。
…コツ。その正体の片鱗を見た気がした。
それは確かに恐ろしいモノだった。
強靭な顎、毒々しい肌の色。刺されると生命の危機も!
疑心が確信へと変わったとき、私はあまりのばからしさに笑った。
同時に、窓を開けなくて本当に良かったと思った。
こうして私は電気を消し、目を瞑った。
私が眠りにつくまでの間、再びノック音が聞こえることはなかった。
それの正体が分からなかった人の為に少しだけ補足を。
音の正体はスズメ蜂でした。光に釣られて窓に体当たりをかましていたのが怪奇音の正体というわけです。
怪談話風の笑い話となっています。どこが笑えるかと言うと、震え上がってる私の間抜けな姿を想像してくれればきっと。幽霊の正体見たり、枯れ尾花を地で行くお話しとなりました。
秋を肌で感じる季節となりました。
秋と言えば運動の秋、食欲の秋、読書の秋、などなど無数の○○の秋がありますが、私の場合は実りの秋となりました。
諸事情で自宅でお米を栽培しているのですが、稲穂には実が成り、自重で垂れるまでに立派な成長を遂げました。
あれほど煩かったカエルや虫の鳴き声は途端に消えうせ、鈴虫の音色を聞く機会が増えています。
ふと思ったのですが、田んぼに居たはずのカエルや謎の虫たちは何処へ消えてしまったのでしょう?
私が導き出した答えは、水が引いて干からびて死んでしまったのではないか? というもの。
つまり…皆殺しです(ФωФ)ヒャッハー
そこに居た生物たちの死骸は養分となり、更に稲穂の成長を促すことでしょう? 色々と感慨深いものがありますね。
沢山の生物の命の上に私たちの食事は成り立っている。その辺をかみ締めて生きていかないといけませんね。
お米だけに。
秋と言えば運動の秋、食欲の秋、読書の秋、などなど無数の○○の秋がありますが、私の場合は実りの秋となりました。
諸事情で自宅でお米を栽培しているのですが、稲穂には実が成り、自重で垂れるまでに立派な成長を遂げました。
あれほど煩かったカエルや虫の鳴き声は途端に消えうせ、鈴虫の音色を聞く機会が増えています。
ふと思ったのですが、田んぼに居たはずのカエルや謎の虫たちは何処へ消えてしまったのでしょう?
私が導き出した答えは、水が引いて干からびて死んでしまったのではないか? というもの。
つまり…皆殺しです(ФωФ)ヒャッハー
そこに居た生物たちの死骸は養分となり、更に稲穂の成長を促すことでしょう? 色々と感慨深いものがありますね。
沢山の生物の命の上に私たちの食事は成り立っている。その辺をかみ締めて生きていかないといけませんね。
お米だけに。
エリアスに在る某レストラン。そこに腹立たしい笑顔と共に出迎えてくれるのはピートさんでございます。
そう、レストランなのです。しかしながら、売っているのは料理ではなくパズルとキューブばかり。とても食べれる物ではありませんね。
では、何故レストランを名乗っていると思いますか?
答えを言う前に、少し別のお話をしましょう。
注文の多い料理店というお話をご存知でしょうか?
とても有名なお話なのですが、知らない方の為に簡単に説明すると……客で賑わっているのではなく、お店側が客に注文を出すという言葉の奥深さを感じさせる作品なわけです。
さて、感の良い方はもう気が付いたかもしれませんが、お話に戻るとしましょう。
クソピートさんが出すのは料理ではなくパズル&キューブ。それを使うのはプレイヤーでございます。
個人差はあれど、私はエンチャントに失敗することが多い方です。
それをいつも見守ってくれるのはクソピートさん。そう、見ているんですよ。私が頭を抱える姿を……。
レストラン、エンチャント。この二つを結びつけた結果、導き出される答えは一つ……それは!
ピート「メシウマ」
メシウマの意味を知らない方はお手数ですが、自力でお調べ下さい。
これにして本日のお話はお終いとさせていただきます。
そう、レストランなのです。しかしながら、売っているのは料理ではなくパズルとキューブばかり。とても食べれる物ではありませんね。
では、何故レストランを名乗っていると思いますか?
答えを言う前に、少し別のお話をしましょう。
注文の多い料理店というお話をご存知でしょうか?
とても有名なお話なのですが、知らない方の為に簡単に説明すると……客で賑わっているのではなく、お店側が客に注文を出すという言葉の奥深さを感じさせる作品なわけです。
さて、感の良い方はもう気が付いたかもしれませんが、お話に戻るとしましょう。
クソピートさんが出すのは料理ではなくパズル&キューブ。それを使うのはプレイヤーでございます。
個人差はあれど、私はエンチャントに失敗することが多い方です。
それをいつも見守ってくれるのはクソピートさん。そう、見ているんですよ。私が頭を抱える姿を……。
レストラン、エンチャント。この二つを結びつけた結果、導き出される答えは一つ……それは!
ピート「メシウマ」
メシウマの意味を知らない方はお手数ですが、自力でお調べ下さい。
これにして本日のお話はお終いとさせていただきます。
空調は切れ、布団は寝汗でびっしょりと濡れ、不快感と共に目を覚ましました。
寝直そうと目を瞑ると、違和感に気づきました。
どうにも家の中が騒がしい。まさか泥棒だろうか、と考えた私は物音の正体を探る決意を固めました。
室内は月明かりさえも届かない。しかし電気を点けると相手が泥棒なら気づかれてしまう。
そう考えた私は忍足で階段を降り、物音のする方向へ…突然、顔に殴られたような衝撃が走りました。
半狂乱状態になった私は、奇声を発しながら壁に手を這わせて、どうにか電気を点けました。
そして、その正体を見たのです。それはなんと…雀(すずめ)でした。
どうして家の中に雀が?
犯人は我が家の猫さんでした。ようするに捕まえてきちゃったんですね。
殴られたような衝撃は雀の体当たりだったと。本気で痛かったわけですが…。
猫さん、加入希望者の招き猫に…。
いや、どうせならギルド加入希望者も捕まえてきてくれませんか。
寝直そうと目を瞑ると、違和感に気づきました。
どうにも家の中が騒がしい。まさか泥棒だろうか、と考えた私は物音の正体を探る決意を固めました。
室内は月明かりさえも届かない。しかし電気を点けると相手が泥棒なら気づかれてしまう。
そう考えた私は忍足で階段を降り、物音のする方向へ…突然、顔に殴られたような衝撃が走りました。
半狂乱状態になった私は、奇声を発しながら壁に手を這わせて、どうにか電気を点けました。
そして、その正体を見たのです。それはなんと…雀(すずめ)でした。
どうして家の中に雀が?
犯人は我が家の猫さんでした。ようするに捕まえてきちゃったんですね。
殴られたような衝撃は雀の体当たりだったと。本気で痛かったわけですが…。
猫さん、加入希望者の招き猫に…。
いや、どうせならギルド加入希望者も捕まえてきてくれませんか。
記憶の整理の意味も込めて今までの文章を読み返して見ると、とんでもないミスをしでかしてることに気づきました。
そのミスとは、前回投稿した文章の一部分です。
>蛙や鈴虫さえも鳴き止む深夜のことです。
…蛙って夏アクティブだと思うんですよ。鈴虫って…秋の虫ってイメージが私にはあります。9月頃からはちらほらと鈴虫が鳴き始めるかもしれませんが……。
このお話の季節は詳しい月日は思い出せませんが、夏頃だったはず。
蛙さんと一緒にりーりー騒がしい鳴き声はよく聞いていて、何の虫かも調べず、勝手に鈴虫と脳内変換してしまったようです。
恥ずかしい。本当に恥ずかしい……。
ふれあい掲示板には編集修正する機能がないので、このミスは一生ここで晒され続ける訳です。この出来事を教訓にして、今後はこんな幼稚なミスをしないように気を引き締めなければいけません。
反省の意味を込めまして、トナカイの頭ファッションを着けてしばらくキャラを動かすことにします。馬ヘッドの着用者が私の近くに来るたびに私はこの失態を思い出すことになるでしょう……。
ウマは馬、トナカイは鹿。二つの生物を漢字に変換してみましょう。それが私です。
そのミスとは、前回投稿した文章の一部分です。
>蛙や鈴虫さえも鳴き止む深夜のことです。
…蛙って夏アクティブだと思うんですよ。鈴虫って…秋の虫ってイメージが私にはあります。9月頃からはちらほらと鈴虫が鳴き始めるかもしれませんが……。
このお話の季節は詳しい月日は思い出せませんが、夏頃だったはず。
蛙さんと一緒にりーりー騒がしい鳴き声はよく聞いていて、何の虫かも調べず、勝手に鈴虫と脳内変換してしまったようです。
恥ずかしい。本当に恥ずかしい……。
ふれあい掲示板には編集修正する機能がないので、このミスは一生ここで晒され続ける訳です。この出来事を教訓にして、今後はこんな幼稚なミスをしないように気を引き締めなければいけません。
反省の意味を込めまして、トナカイの頭ファッションを着けてしばらくキャラを動かすことにします。馬ヘッドの着用者が私の近くに来るたびに私はこの失態を思い出すことになるでしょう……。
ウマは馬、トナカイは鹿。二つの生物を漢字に変換してみましょう。それが私です。
〜〜緊急地震遅報のお知らせ〜〜
夕食中の寒いねを地震が襲いました。
立地的な問題もあり、我が家は大型トラック等が近くを通るたびに家が少しばかり揺れる現象が起きるのは日常茶飯事でした。
今回もソレだろうとノンキにミソスープを啜っていると、私の予想とは裏腹に揺れは強く、食器棚や冷蔵庫が音を立てて揺れるほど激しくなっていきました!!
ようやく地震だと気づいた私は、咄嗟に手に持っていたミソスープへと目をやります。するとどうでしょう? なんと、熱々のミソスープが今にも零れてしまいそうではありませんか!!
この危機的状況下の中で、私は自分でも信じられないほどに冷静さを保っていたのです!!
私の脳内「ミソスープは地震の影響で器から零れてしまいそうだ。
この地震の揺れを打ち消すエネルギーをミソスープに加えれば火傷は回避される…つまり」
ミソスープによる火傷を回避すべく、冷静な頭を巡らせ導き出した答えを行動に移しました!!
その行動とは…地震の揺れを打ち消す為にゆっくりと体を揺らしました。
そう、液体が左に溢れそうなら体を右へと揺らし、右に溢れそうなら体を左へと揺らす。まさに完璧な行動を取ったのです!!
その一方、我が家の愛猫は机の下に避難しておりました。
流石私のマイスイートハニーだけのことはあります。原始的な方法ながら、中々の策士ですね。
…地震が来るたびに私はこう言うかもしれません。
「くっ……傷が疼きやがる!」
こうして私は洗面台へと手を冷やしに向かいましたとさ。
皆さんも地震が来たら机の下に隠れましょう。それが一番賢いです。
余談ですが、私が体を揺らしている所を家族に見られてしまいました。
何をしてたの? と聞かれたので、私は言いました。
「地震、凄かったね」
恐らくは、家族の無事を確かめに来たのでしょうね。
…すみません。体は軽い火傷だけで済みましたが、頭の方は当の昔に手遅れのようです。
夕食中の寒いねを地震が襲いました。
立地的な問題もあり、我が家は大型トラック等が近くを通るたびに家が少しばかり揺れる現象が起きるのは日常茶飯事でした。
今回もソレだろうとノンキにミソスープを啜っていると、私の予想とは裏腹に揺れは強く、食器棚や冷蔵庫が音を立てて揺れるほど激しくなっていきました!!
ようやく地震だと気づいた私は、咄嗟に手に持っていたミソスープへと目をやります。するとどうでしょう? なんと、熱々のミソスープが今にも零れてしまいそうではありませんか!!
この危機的状況下の中で、私は自分でも信じられないほどに冷静さを保っていたのです!!
私の脳内「ミソスープは地震の影響で器から零れてしまいそうだ。
この地震の揺れを打ち消すエネルギーをミソスープに加えれば火傷は回避される…つまり」
ミソスープによる火傷を回避すべく、冷静な頭を巡らせ導き出した答えを行動に移しました!!
その行動とは…地震の揺れを打ち消す為にゆっくりと体を揺らしました。
そう、液体が左に溢れそうなら体を右へと揺らし、右に溢れそうなら体を左へと揺らす。まさに完璧な行動を取ったのです!!
その一方、我が家の愛猫は机の下に避難しておりました。
流石私のマイスイートハニーだけのことはあります。原始的な方法ながら、中々の策士ですね。
…地震が来るたびに私はこう言うかもしれません。
「くっ……傷が疼きやがる!」
こうして私は洗面台へと手を冷やしに向かいましたとさ。
皆さんも地震が来たら机の下に隠れましょう。それが一番賢いです。
余談ですが、私が体を揺らしている所を家族に見られてしまいました。
何をしてたの? と聞かれたので、私は言いました。
「地震、凄かったね」
恐らくは、家族の無事を確かめに来たのでしょうね。
…すみません。体は軽い火傷だけで済みましたが、頭の方は当の昔に手遅れのようです。
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