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台本 作:33番目の訪問者様
勇者「おーっし!もう少しでアテムトの町に着くゾ」
剣士「お前 それ言うの何回目だよ」
遊人「素直に地図失くしたから道に迷ったって言いなさいよ!」
勇者「地図失くしたのは悪かったって何度も謝ったろ!
お前らホントしつけーなぁ」
魔道「前方に家屋が見えます」
勇者「ホーレみろ!俺が言った通りだっただろ!
この俺様が道に迷うワケねーじゃん!」
遊人「たまたま方角があってただけじゃない・・エラそうに」
剣士「それに何だか寂れた感じだぞ あれで町って言えるのか?」
勇者「うっせ!宿があってアイテム補充出来れば文句ないだろ!」
剣士「それがあるかどうかも微妙な感じなんだが・・」
魔道「などと話してる間に町に到着です」
遊人「なんなのよココ!?まるでゴーストタウンじゃない!」
剣士「人っ子一人いないな」
勇者「ま・町には変わりないだろ!
おっ!あの看板 よろず屋じゃね?
とりあえず宿に泊まる前に足りない物揃えちゃおうゼ」
剣士「薬草使い果たしたもんなぁ」
遊人「意外と こういう怪しい町の店には
レアアイテムがあったりするのよねぇ ウフ」
勇者「そうと決まればレッツらゴー! くださーーいなっ!」
商人「いらっしゃい」
剣士「こんな町にも やっぱり人がいたのか・・」
遊人「どれもホコリまみれで きったないわねぇ」
勇者「なんだコレ?!高っ! なんで薬草が9万ゴールドもすんだよ!
これじゃあ 回復アイテム 一つも買えねーよ・・・
この先は 当分アニスの回復魔法に頼るしかないなぁ」
魔道「HP+10回復で500ゴールド頂きます」
勇者「金とんのかよっ!」
剣士「アニスちゃん 俺達 今まで一緒に戦ってきた仲間じゃん」
魔道「私 そういう綺麗事 嫌いですから」
遊人「ホント アンタって性根の腐った女ねぇ」
魔道「あなたのHPは回復させません」
遊人「ちょっとぉ!生きるか死ぬかの問題に私情挟まないでよ!」
魔道「死ねばいいのに」
遊人「ヒドイ!><」
商人「アンタら 装備揃えてどこに行くつもりなんだい?」
勇者「俺達はガルネド山に棲む魔王を倒しに行く途中さ!」
商人「魔王を倒しにねぇ・・フッフッフ」
剣士「おやっさん なにがおかしいんだい?」
商人「君達が倒そうとしている魔王は 何を隠そう・・この私だからさ!」
剣士「魔王がなんで商いを・・」
遊人「どんだけー!」
勇者「へっ!会いに行く手間が省けたってもんだぜ!」
剣士「おいおい 俺達 まだレベル 50未満だぞ・・」
遊人「そうよ 今 魔王と対決するなんて
見す見す死にに行くようなもんじゃない!
逃げるが勝ちってね アレ?ドアに鍵がかかってる?!
ヤダ!お嫁に行く前に死にたくなあぁい!
出してえぇよぉお! 誰か出してえぇ!」
剣士「万事休すか・・」
勇者「・・やるしかないって事だな」
魔道「闇より生まれし邪悪なる者よ 禁断の扉を開き その力を我に示せ
フ ァ ン ト ム ・ オ ブ ・ ダ ー ク ネ ス 」
魔王「ハーッハッハ 小娘の分際で生意気なw
お前ごときに この私が ・・ぬぬ・・・ぐはっ・・
ぬおおおおおおおおおおぉぉ! お・覚えていろよおぉ!」
剣士「い・・一発で倒しちゃった・・」
勇者「そんなあぁ! 俺の出番ねーじゃんか!!
だいたいアニス なんで最終魔法使えんだよ!」
魔道「裏コード入力して 私 今レベルMAX超えてますから」
遊人「それチートじゃないのよ!しかも自分だけってどういう事よ!」
剣士「アニスちゃんって氷属性の魔法の使い手だよね?
闇属性の魔法は魔族にしか使えない筈なんだが・・」
魔道「私 魔王の姪ですから」
勇者「ええぇー! つーか おじさん殺して大丈夫なのか?!」
魔道「えぇ 復活の呪文で いつでも蘇生させられますので」
遊人「アタシ達の旅って一体なんだったのかしらねぇ・・」
剣士「意味ないな」
勇者「やる事ないし・・村に帰ろっか あは あは あはははは」
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