設定まとめ用

Overload


オーバーロードって何ナノ?という話。
まあ、世界の支配者というか、世界そのものなんだけど、ちょっと細かく書いてみようと思うページ。


元ネタ


イギリスのSF作家、アーサー・C・クラークの長編小説『幼年期の終り』(ようねんきのおわり、Childhood's End)から。

20世紀の後半、地球にデカイいうUFOが一杯来て、代表の宇宙人が電波で

「オッス!オラ、カレルレン!」
「いっちょ地球を支配してみっか!」

と宣言して実際、支配しちゃった。
地球人は超ビックリして、やってきた宇宙人を「オーバーロード(上帝)」と呼んだのである。

オーバーロードとは


別ページでも書いたが、最低単位として、世界・次元を一つ完全制御し、より上位の世界を認識した存在。

「権力者になって世界を統一しました!」

とか

「オレ、超強いから星を消し飛ばせるぜ!」

とか、そういう低レベルの話ではなく、手段・手法は問わずして
  1. 世界一つ全てに自分の意思を満たし
  2. 世界を構成する最小単位まで完全コントロールし
  3. 他世界を支配する同一存在を感知し
  4. 干渉し、自分を拡大していくことができるモノ

がここで定義されるオーバーロードである。

どうやってなるのか?というと、手段は何でもいいので別に決まっていない。

生まれた世界の法則を読み解き、根源から支配する事でなってもいいし、何かしらの手段で自己を拡散し、世界の隅々まで浸透させ一体化することで掌握してもいい。

ただし、この設定でいくと、自分が居る世界にはほぼ必ず、それを支配する(世界そのものである)オーバーロードが存在するので、それに取って変わる手段が必要である。

別に、自分の世界に拘る必要もないので、他所の世界に行ってそのオーバーロードをぶっ殺して取り込んで、成り代わってもいい。


オーバーロードの支配する世界とは?


一言で言うと、そのオーバーロードによる。

世界の根幹法則からして、何もかもをオーバーロードが決定しているので、オーバーロードの性格によってはとんでもない地獄になる。
実際、この世界で言う地獄とか魔界とかは、そういうのを指しているのかもしれない。

アデーレというオーバーロードを例にすると、単一宗教で完全統制された世界になっている。
ただし、他所世界への進出のために意図的に一定割合を異教徒、神敵とする魔物系生物が出現して大小の戦闘が発生する、宗教色の強いファンタジー世界が構築されている。

オーバーロード同士の関係とは?


人間に相性があるように
  1. 原型になったモノに人格、意識があり、オーバーロードになってもそれを保持している場合
  2. オーバーロードになって意識が生じた場合

のどちらでもいいが、相性が良ければ仲良くし、共闘するだろうし、悪ければ敵対する。


オーバーロードが成長するには他世界(=他オーバーロード)を侵蝕して飲み込むしかない。
そこで、食い易い世界を見つけていくわけだが、オーバーロードAがBと共闘し、2:1でCを侵蝕、50%ずつ分割して食ってしまうということもある。

オーバーロードは自分の世界の規模がイコールで己のリソース=強さに直結するため、弱ると即消滅の危機になる。


オーバーロードの居ない世界はないのか?

ある。

世界の発生は人為的、自然発生的に様々なパターンがあるが、そこでオーバーロードが発生するか、オーバーロードに支配されるまでは空白地帯になる。

その後は速攻、見つけたオーバーロードに侵蝕されて食われたり、新しいオーバーロードが生まれるまで見守られてたり、何かの実験場にされたりと、色んなパターンを辿っていく。

確認されているオーバーロード


  1. 「大宇宙」 レーン=カレルレン
  2. 「悪魔」 ハイネ=オールダー
  3. 「赤天使」 アデーレ
  4. 「眠る大蛇」 天月
  5. 「青色の混沌」 エルザ=エルゼ=エリザ
  6. 「大竜」 翠妃
  7. 「悪意に染まった群れ」 闇蛍
  8. 「藍色に染まった森」 藍紗
  9. 「生誕の地」 ダエナ=リーンカネーション
  10. 「澱んだ紫海」 メリオール

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