石田衣良の小説。「池袋ウエストゲートパーク」

池袋ウエストゲートパーク第十作目「PRIDE」の一話目。

携帯電話の情報がテーマ。

おれたちはいつも、ちいさな爆弾を抱え歩いている。

ポケットにはいる秘密の小箱は、いまやおれたちの命綱だ。

たまに忘れて外出したりすると、丸裸になったような心細さになるのだから、心底いかれている。

薄っぺらなマシンのなかには、あんたのオフィシャル&プライベートな生活情報がぎっしり。

そいつはいつ破裂するかわからない、致命的な危険物。

もちろんそこには情報だけでなく、あんたの大好きなアイドルの音楽ファイルや

ロシアの文豪の小説だってダウンロードしてあるかもしれない。

登場人物

レギュラー
依頼人
その他
トップページ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます