石田衣良の小説。「池袋ウエストゲートパーク」

池袋ウエストゲートパーク第五作目、短編集「反自殺クラブ」の二話目。

「この店に真島誠ってやつはいるかい」

おれの開いた口はふさがらなかった。ヘビ革のレザージャケットを着た中年男なんて池袋にはいない。

それに初対面なのにどこかで見たことがあった気がしたからだ。

おとこのとなりには、白い毛皮のコートにくるまれて、フィギアみたいなスタイルの若い女がこちらを見つめている。

ブリトニー・スピアーズのうしろで踊ってるダンサーみたい。

ガムをくちゃくちゃ、目は半眼。

そこから氷の柱のようなセクシービームを発射している。

「マコトはおれだけど、なんの用だ」

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