最終更新: jiromunemitsu 2011年05月04日(水) 16:41:25履歴
賢者の噴水は,ネクソンが考え出したオリジナルのゲームではありません.かつて「マスターマインド」という商品名で販売され,全世界で流行したゲームがこれと酷似しています(ヒット・アンド・ブロー,Hit&Blowなどでググると山ほどひっかかります).
まあ,元を辿れば数世紀前から遊ばれているBull&Cows(下手な翻訳機にかけると,牛と牛となりますが,雄牛と雌牛ですね.)という遊びが起源のようです.
結局は,どれも,当たっている数と間違っている数をヒントに正解を探る「数当てゲーム」です.マスターマインドでは「色当てゲーム」となり賢者の噴水ではお供え物当てゲームになったというだけのことです.
ただしちょっとずつ方言があります.勝ち負けを決めるためのスコアリングシステムは別にして,ゲームシステムとして,
- 出てくる数字(または色,お供え物)の種類の数
- 並ぶ桁数
- 重複の有無
などが異なります.
賢者の噴水は,「四種四桁重複有のヒット&ブロー」ということになります.
えっと,冒頭の「ネクソンのオリジナルゲームじゃありません」とう表現に,ネクソンに対する悪意を感じる人もいるかもしれませんね.
でも,そういうことを言いたいんじゃないんです.
別にネクソンはこれが自分たちのオリジナルだなんて主張してないはずですし,オリジナルじゃないミニゲームを断りもなく取り入れたって何の問題もありません.だって,ヒット&ブローは五目並べや神経衰弱のように昔からある「よく知られたゲーム」だからです.だって,マスターマインドは全世界で爆発的にヒットしたんですよ?
ここで紹介するのは,次郎法という名前の攻略法です.
これは
- 他の解法(特にHolithy☆さんの優れた解法)と区別する必要があって
- 分かりやすくて間違えのない名前付けが必要で
- 次郎が誰にも相談しないで一人で考えたものだから
「次郎法」という名前にしました.
でも,「賢者の噴水とは」で述べたとおり,この遊びは古くからある広く知れ渡った数当て遊びの亜種であるため,いろんな攻略法が既に存在している筈です.
みなさんだって,○×(まるばつ)や棒消しの必勝法くらい知ってますよね?
自分で考えたかもしれないし,友達やお爺ちゃんに教えてもらったかもしれません.別のお友達は,別の人から教わったりした必勝法を知っているかもしれません.そして,それは偶然同じかもしれません.まったく違うかもしれません.この次郎法もそんな風な「きっと誰かが知っている必勝法」の一つでしかありません.
じゃ,「次郎法」なんて自己主張する必要なかろうが.もっと適切な名前が他にあるだろうが!というお叱りは半分当たっています.が,半分間違っています.自己主張する必要はありませんが,他に適切な名前がありません.
次郎法という名前がどうしても気になる方は,好きな名前で置き換えていただいて何ら差し支えありません.
次郎法は,正解を分類してそのどの分類に当てはまるのかを推測してゆく解法です.
なので,解の分類が重要になります.
賢者の噴水は,四種四桁ですので,全部で 4×4×4×4 の 256通 の解があります.
この256通の解をポーカーの役に見立てて分類します.
- 4カード:分類コードA
- 3カード:分類コードB
- 2ペア:分類コードC
- 1ペア:分類コードD
- ブタ:分類コードE
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