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解法について
0. jiromunemitsu - 11/04/24 18:07:25
「賢者の噴水は俺たちに任せろ」はHolithy☆さんが確立した「最速法」を実装しています.ツールの心臓部である解法はHolithy☆さんの著作物となります.
しかし,Holithy☆さんが運営する詳細な解説サイトが閉鎖となってしまいましたので,現在解法そのものサポートはできない状況にあります.
それはそれで淋しい話なので,次郎の分かる範囲内(および,Holithy☆さんの権利を侵害しない範囲内)で,サポートをいたします.解法そのものへの議論もこちらでどうぞ.
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1.Holithy☆ - 11/05/03 11:03:24 - ID:B3gnAxZZdA
最速以外もここでいいんかな。
こんにちは。
次郎法のページをちょっと読んで感想みたいなものです。
私が考えるに賢者の噴水の説き方は大別して3種類あります。
1.構成先決め法(=何をいくつ使うか先に決定する法)
2.1つずつ決定法(=入れ替え法)
3.パターン分類法(=消去法)
1番→最初の3手を,「何をいくつ使うか」を調べるために使う方法。余程の例外を除き4手以上掛かること前提
大義ではパターン分類ですね。各構成ごとのパターンまで3手使って分類すると。
次郎法v1はこれだといえます。
2番→左側(右側)から1つずつ配置を換えて行くことによる正しい数の変化に着目して,1つずつ正解を決定する方法
私が昔使っていた方法とか次郎法v2がこれですね。
個人的には頭で考える上では一番使いやすいと思います。
3番→ライオン像の答えから回答をパターン分類して行く方法。
これを使うことで1手で得られるデータ量を最大にできますので,最高速度は確実にここから産み出されます。
有能な方法ではありますが,考えなければならない要素が1,2に比べて多大なので人間の頭には不向きです。
最速法初手1123に限定した上でこれを総当り解に適応したものといえます。
次郎法v1はブタの場合にパターン分類を取り入れた方法です。
~続く~
2.Holithy☆ - 11/05/03 11:04:38 - ID:B3gnAxZZdA
~続き~
ギルドによって色々変形はありますが,実際に用いられるのは概ね1か2のようです。
変形からは学ぶべきことも多くあります。
例えば見つからない数を完全に無視して正しい数だけで2番を適応するギルドがある。
昔の私なんですが,これには「手数が少々増えるものの,配置変更量・思考量は激減」という利点があります。
他には勲章と書の数だけ決定して,食・酒の数は決定せずに1番を適応するギルドがある。
こちらは「忍耐で集めるべきアイテムの数を最小にして4つ揃うのを待つことなく早く開始できる」という利点があります。
これらの利点と比較すると,最速法は
「1手目から忍耐部屋のアイテムが必要だったり,アイテム置き換えがやたら多くて複雑」という欠点を持っています。
最速法ではなく最短法と呼んだほうが適切だったかもしれません。
手数最小の方法論として最適なのは保証しますが,GQで最高タイムを出すに最適かはどうにも不明です。
でもまあ高速な思考方法を取得してる人がいない場合には充分有用なので是非色々なギルドで使っていただきたいですけどね!
~まだ続く~
3.Holithy☆ - 11/05/03 11:06:09 - ID:B3gnAxZZdA
~続き~
そういえば1番のアレンジとしてこんな解法があるみたいですよ。
上で散々述べた最速を目指すうえでは非常に興味深いものです。
1手目
配置:勲勲勲勲
回答:正しいa 間違い0 見当たらないb
ここまでで解ること→勲章はa個必要である
2手目
配置:勲をa個 書をb個(おき方は適当)
回答:正しい? 間違い? 見当たらないc
ここまでで解ること→書はd=4-a-c個必要である
3手目
配置:勲をa個 書をd個 酒をc個(同じくおき方は適当。)
回答:正しい? 間違い? 見当たらないe
ここまでで解ること→食はe個必要である 酒はc-e個必要である→構成決定!
利点:置き換える数が非常に少ない,思考量もそんなに増えない(ハズ),忍耐で取ってくる必要があるものの個数最小。
→現実での速度UP要素をふんだんに持っている
→ちなみに2手目は書書書書でもいいです。単純な引き算の思考量とごく僅かな置き換え時間のどっちを優先するかというだけの話。
→ただし上に書いた様に置いたほうが後述するRTC併用との相性はいいです。
欠点:構成先決めすると4手以降必ず見当たらない数が0になる→データ密度小さい→手数は多い(次郎法v1と同じ。)
手数を下げたければ3手目以降パターン分類逐次演算機(昔公開してたRTCC)を併用するとよいと思います。
逆に手数が上がってもいいから速度が欲しいなら2手目の後忍耐が終わるまで勲章と書の配置を色々換えて間違い0になるまで試すのもアリです。
4.Holithy☆ - 11/05/03 11:32:22 - ID:B3gnAxZZdA
~おまけ~
パターン分類法の思考方法
ある配置をして正しい数a 間違った数b 見当たらない数cとなりました。
このとき答えはどんな配置になるでしょうか?
至極簡単です。
「現在の配置からa個そのままにして,c個を適当な別のアイテムに変えて,b個の場所を交換したもの」に決まっています。
なのでパターン分類法は概ねそのようなものを配置として使っていきます。
この視点で経過表を見てみるとなんとなく配置の意味が理解可能です。
でもやっぱり人間の手には負えません。
なぜなら,この考えを現在だけでなく過去全部まで適応していくのがパターン分類法だからです。
正直私の頭では1回昔のデータと同時にこれを考えることすらできません。
上で書いた1番をアレンジした方策では見当たらない数だけ物を入れ替えていく方針を取っていることが解ります。
限定的ですがパターン分類法の思考方法を使っているようです。
5. jiromunemitsu - 11/05/05 21:06:11
Holithy☆さん,ご無沙汰しています.
いつも詳細な解説ありがとうございます.
おっしゃる通り,だいたい先決め法と入れ替え法が主要な解法と言えますね.先決め法で完成度が高いものに「N氏の方法」ってのがあります.対称性が高いので覚えやすい分,次郎法より「少しだけ」余計に手数がかかります.入れ替え法は,本文でも紹介している「EKURUGI」さんの方法が完成度が高いですね.
「説明の完成度が高い」というのは,どんな手でも「最後まできっちり制限以内で解けるような説明ができている」という意味です.「最初に勲章四つ,書四つとおいていって,使う種類と数を特定してそこから推理します.」という「解法の概略」の説明しただけのサイトも少なくないのですが,それは攻略法としては完成度が低いと言わざるをえません.
入れ替え法の方が手数的には有利だと思うのですが,分かり易い説明が難しいんですよね.その点,先決め法は説明がしやすく,まとめ易いという利点があります.また,平均何手で解けるかなどの統計値も取り易い.
「N氏の方法」の簡潔な攻略チャートは,本当に見事だと思いました.でも,入れ替え法であそこまで簡潔にまとまった説明をできたサイトは見つかりません(見つけてないだけかもしれませんが).EKURUGIさんが入れ替え法の説明の完成度を上げずに「カンペ」を作ったのも,入れ替え法の完成度の高い解説が難しいと感じたからだろうな,と次郎は勝手に想像しています.
入れ替え法の亜種である次郎法V2の解説をするのを停止したのは,そういう事情です.長ったらしい解説をごちゃごちゃしないといけないのなら,分かり易い簡易チャートを作る方がずっと役に立つし,それも無理なら攻略補助ツールを作った方が役に立つと考えたからです.
まあ,その役に立つツールができてしまったので,ごちゃごちゃと理屈をこねる時間も取っても良いかな?とは思っていますけどw
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