自身の人生に於いて挫折らしい挫折を知らず、ほぼノンストップで自身の望むように生きてきた史実的ハッブルは、しかし、意外なことに自制の効くタイプの才人である。
一般的に見て問題行動とされるような振る舞いも自分には許されると、無意識的に考えがちな傲慢さは確かにある。
まさに、恵まれ通した彼の人生観を如実に表した考え方であるのだが、その一方で、恵まれた環境はこれを維持する為に大変な労力を要することは理解している。
それは、厳格であり、自身の意思にはそぐわない意見も出してきたが、出費を惜しむことなく学びと遊びをさせてくれた父の姿をよく記憶しているからかもしれない。
または、我が子を流産してしまったことさえも自分の研究を邪魔しないように秘密にする、それほどの献身を見せてくれた妻のことをよく理解しているからかもしれない。
ともあれ、基本的に彼は、典型的な「研究第一主義」的科学者であり、理論よりも行動と観察を優先する実践者でもある。
自身の興味が何よりも優先するタイプの人間であって、大体他の事については大した注意を払うこともあまりない。
また、若かりし頃の精力的な活動意欲と肉体的体力、そして軍士官として培った人を動かす手管によって、自身の望む結果を引き出す為ならば努力を惜しまない。
となれば世俗的な栄誉だとか金銭だとかについても興味がないのかと思いきや、人並みには欲があったりする。
研究に活かしたり家族を養ったりする上で必要ならガンガンそれに費やしていくが、そうではないなら良い生活を送りたいとも考える。
が、そうした割りと傍若無人な振る舞いを常とする彼は、英霊となった今もなお未来を見据えている。
観測に忠実に、より正しく、より合理的な世界の記述を。言葉にすればそれだけの理想こそが、彼の思考中核をなす根本原理である。
イメージカラー:果てしない宇宙の星色
特技:魔術以外のことなら大体なんでもいい感じにこなせること
好きなもの:パイプ、ブルーベリー
嫌いなもの:過ちに固執する者、
剽窃をやらかすクソ野郎
*1
天敵:妻
*2
願い:最新技術を存分に使って天体観測をし、更にその成果によってどでかい論文を一本書きたい。
【一人称】私 【二人称】君、お前 【三人称】彼、彼女、その他5W1Hに合わせて使い分け