kagemiya@ふたば - スクルド(オルタ)


「さぁ、児戯にも及ばぬ運命ヒト共の───断裁の時だ」


基本情報


【元ネタ】北欧神話…?
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】皇月深礎蘭
【真名】スクルド(オルタ)
【性別】女性
【身長・体重】173cm・53kg
【肌色】白め【髪色】白銀【瞳色】灰赤
【スリーサイズ】85/58/82
【外見・容姿】黒く、別世界的な軽鎧に身を包み、身の丈ほどの暗虹色の大剣を持った威圧感のある女性
【属性】秩序・悪
【その他属性】人型・戦乙女・神性・『巨人』
【ステータス】筋力:A+ 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:A 幸運:EX 宝具:A++

【クラス別スキル】

復讐者:C+

アヴェンジャーは、自身に向けられる害意、敵意を力に変えるスキルを持つ。
スクルドの場合は自身へのダメージ・或いは侮蔑などに対し、より強力な不運を以て反撃する。

忘却補正:EX

人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
かつて世界樹の泉により忘却され、尚神々にも恐れられた『巨人』としての姿が、アヴェンジャーとしての現界では霊基のうち非常に多くの割合を占めている。
本来ならば知己であったはずの者に対しては、特に不意を撃ちやすい。

自己回復(体力&魔力):C

宝具としては失効している『浄化の泉水』の残滓、復讐者としてのクラス特性、そしてマスターから供給される膨大な魔力によって、体力と魔力の双方が微量ずつ回復していく。
現在のマスターでない場合のランクはD。
本来、この復讐者は怨念で力を増幅する者ではなく、災禍を齎す現象のようなものである。

【保有スキル】

星の紋章:A+++

肉体と装備に刻まれた独特の紋様。
何らかの高度な術式による紋。
紋を通じて魔力を消費する事で、瞬間的に対象の部位の能力を爆発的に向上させることが可能。
魔力放出スキルにも匹敵する上昇値を持ちながらも、魔力消費が少なく燃費が良い。
直感スキルの効果も併せ持つ。

天性の肉体:A+

生まれつき完全な肉体を持ち、どれだけカロリーを摂取してもボディデザインに変化を起こさない。
遊星ヨトゥンヘイムより来たる『巨人』スルス、神々の恐怖たる天性の脅威。

ルーン魔術(偽):B+

主に文字を刻むことで効果を発揮する魔術の一種…に似通った、星の紋章の一種。
偶然の一致ながらルーン魔術とほぼ同様の効果を示し、そこにスクルドの持つルーンの知識が合わさることでルーンへの耐性や反射に効果を発揮している。
また、紋様を刻むことで他者への強化術式としても使用可能。

運命変転(災):A+

北欧において、あらゆる種族の女性が生まれつき持つ可能性があると伝えられる、運命に干渉する特性。
特に強力な力を持っている者はノルンと呼ばれる。
本来ならばスクルドは運命を司る強力な三人のノルンの末の妹として、未来の出来事を完璧に予測しその判定を任意に振り直す「未来操作」の力を持つ…のだが、復讐者としての現界においては他者に不幸を与え命を落とさせる側面のみが摘出されており、その力を「マイナス補正にしか使用できない」。
自身の幸運判定は素で規格外クラスに良いので問題は無いが、シールダーの時のように味方の判定を好転させることは不可能となっている。

また、星の外敵…巨人としての扱いや死神としての戦乙女の側面などもこのスキルの形成に影響しており、そのせいか低ランクの加虐体質スキルを複合している。

神性:C+

巨人としての側面が多くを占めているため、神霊としての適性はかなり下がっている。運命変転が神のみの力でないことも原因の一つ。
そのためか人間性のみならばシールダーの時よりも分かり易く、また加虐体質の影響か感情らしきものを所々見てとれるためコミュニケーション自体は多少取りやすい。

【宝具】

輝くもの天より堕ちヴァルグリンド・ヒミンスルス

ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:100
軽鎧から機巧翼を展開し、天の巨人としての力を最大限に引き出しつつ行う神速の突撃薙ぎ払い攻撃。
刃には運命変転(災)と勇士の収穫の概念が載せられており、非常に高い確率で相手に致命傷を与える。

機巧翼を、シールダー時のような装備としてではなく一撃限定の宝具の補助具として展開とすることにより翼の出力を限界まで向上しての突撃が可能となっており、その最高速度はステータスにしてA+++という破格の数値となっている。
まさしく高速を超えた神速であり、人間は愚か英霊ですら反応は困難。

【Weapon】

虹の裁剣アウロラゲイル

シールダー時には槍と剣の中間のような形を取るが、こちらではより致命傷を与えやすい大剣の形を基本形状としている。
魔力を与えることで柔軟に形を変える点は共通であり、見た目以上の臨機応変さを持つ。

『白狼』

召喚し騎乗することのできる乗騎。
だが、現在は戦乙女としてのスキルが少ない状態であるためあまり有用に乗りこなせず、使い魔のように扱うことが多い。

【解説】

本来ならば召喚される可能性の限り無く低い、自身への害に対する復讐者としてのスクルドの姿。
更にそれがマスターである皇月深礎蘭との伝承結晶を介した同調、そして人類史からの情報の流入により、星に生きるあらゆる者への敵対者たる『巨人』の側面までもを取り込み完全な別側面として現出したオルタナティブ・サーヴァント。

かの聖女のオルタ側面のように多少のif性を持ち、「完全なる浄化をなされないままに女神となった『巨人』のスクルド」といった性質を持つ。
通常の英霊召喚でない方法で現界すれば、人理の大敵や侵略者、災害などになりかねない存在である。

【人物・性格】

性格の基本構造はシールダー時となんら変わりないものの、属性が悪であることや加虐体質を持つことなどから主に他人への対応がかなり異なる。
例えば皮肉めいたことや不吉な予言を漏らしては何の気なく冗談や嘘で済ませる、などの周囲に悪意を持たせるようなムーヴが多い。
マスターに対しては概ね好意的だが、その一方で彼女の脆弱極まりない心の有り様を楽しんでいる。
飽きて裏切る、などと言うことは万に一つもないが、その命令がどんなものであれ止めることはせずただ従い続けるのみであり、思いやっていると言うよりは全てを任せきりの、何処までも甘えさせるような行動を取っている。
──そうした後の彼女の行く末が、破滅であることを知りながら。

イメージカラー:夜空を灼く星
特技:嘘
好きなもの:自分の味方
嫌いなもの:自分の敵
天敵:星の光
願い:マスターの願いの成就

【一人称】私
【二人称】貴方
【三人称】呼び捨て

【台詞】

!と?は使わない

「アヴェンジャー、スクルド。召喚に応じ───いや、挨拶はいいか。…さぁ、不幸を撒こうではないか、マスター」

「…あの人間が気に食わんのか。なら、今に見ていろ。3、2、1…。ほら、死んだ」

「勿論、私は貴方のサーヴァントだ。どんな命令にも従うし、死ねと言えば───…そうか。分かった。死なない事にしよう」

「私にもな。人並みの怒りはあるのだよ。…故に、今更何を述べても無駄だとも。私を侮蔑した罪、万死によって償うがいい」

「ふむ。…やはり、マスターは面白いな。…そうだとも。…いや、面白いと言うよりは美しいと言うべきか。……これは嘘ではない。人間の心としては、これ以上なく美しく、理想的だとも。クッ、クク…」

「貴方は私に負けるとも。そういう風にしておいた。……ふっ、嘘だとも。何せ…もう貴方は負けているからな」

「既に我が名は星に無く、我が魂は空に亡く。…されど、その爪痕は、その遺構はここに在り。…行くぞ。宝具開帳、真名、偽装登録。『輝くもの天から堕ち』」

「……そうだな、最早マスターは堕ちる所まで堕ちた。私には、そこから掬うことはできん。………故に、私に命じるべきは何か。それを問おう、マスター。貴方が本当にやりたかったことを、聞いてやることならできる」

【因縁キャラ】

皇月深礎蘭:マスター。
自身を召喚した事と魔法少女なる謎の職に就いていること、そして余りにも脆弱で哀れな精神性などがひどく興味を惹く存在。
彼女がどんな外道に堕ちたとて、スクルドが彼女を止めることはない。
…ただ、彼女がそこから這い上がろうとしても、その手を上に引くことはスクルドには不可能である。


大神:「本来の私が、世話になったな。…だが、それは私には関係の無いことだ。とはいえ、恩人を無碍にすることも良くない。よって、私達の不運に巻き込まれぬ内に去りたまえ」

戦乙女:「…生憎、あれらの記憶は更に朧気でな。今の私には、誰が誰だかも分からないのだよ」

スクルド:「───よもや、貴方と邂逅を果たすか。…だが…。あぁ。間違っても、こんな私達を導いてくれるなよ。貴方のもたらす運命は、善を導き世界を救うだろう。……だが、そんなものは、私達には要らないのだ」

【コメント】

どこまでも堕ちていく悪役