kagemiya@ふたば - ドゥルガー
「やっほー!アタシ、ドゥルガー!コンゴトモヨロシク、なーんてね!ま、気楽に構えてちょーだいな。アンタとは初対面だけど、この子の記憶を通して知ってるからさ!」


基本情報


【元ネタ】インド神話・仏典
【CLASS】セイバー
【真名】ドゥルガー
【異名・別名・表記揺れ】近寄り難き者、恐るべき者、塞天女、毘羯羅など。
【性別】女
【身長・体重】158cm・44kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】黄金
【スリーサイズ】73/50/74
【外見・容姿】露出の多い痩身に、細やかな装飾のサンドレス姿。神霊を降ろした結果、装飾は黄金に輝きだした。
【地域】ヒンドゥー、仏教圏全域
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:A

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法などをもってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A+

騎乗の才能。獣であるならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【保有スキル】

女神の神核:A++

生まれながらに完成した女神であることを表すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。
あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体形が変化しない。つまりバストも絶対に増えない。ララ憤死。
『全ての男神に負けない』能力を持つマヒシャースラに対抗する為に造られた彼女は、完成した女神として最高峰の能力を持つ。神性を含む複合スキルでもある。

近寄り難き者:EX

ドゥルガーの持つ異名に基づくスキル。セイバーに対し近くにいる者、また接近しようとして来る者に対して敏捷を1ランク下げる。

神殺し:A+

神殺しの逸話を持つ英雄に付加されるスキル。神性を持つサーヴァント、また神に由来する宝具、魔術への特攻性と抵抗力を表す。
アスラ神族、および魔神ドゥルガーを討伐した彼女は特に悪神、邪神の類に有利である。

【宝具】

十の神託ドゥルガ・デヴィ

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:10人

シヴァ、ヴィシュヌなどの神々より賜った十個の武器を原点とする宝具。通常時は十本の神剣の形を取り、セイバーの後背にファンネルのように展開される。
空中に浮かぶ剣はまるで一本一本がセイバーの手に収まっているかのように自在に動き、攻撃する。そのままでも一流の宝具並みの破壊力を持つが、この宝具の真価はそこではない。
この宝具によって展開された剣はその一本一本が魔都を貫く三叉トリシューラ修羅を灼く日輪スダルシャナ竜魔を砕く金剛ヴァジュラ等の神々によって与えられた武器へと形を変え、その性能を発揮することが出来る。
ただし、これらの宝具は本来の所有者のものより性能が1ランクダウンし、一部を除き真名解放が不可能になっている。
なお、この宝具の種別とレンジ、最大捕捉は神剣状態の場合を示す。

神託の一、『魔都を貫く三叉トリシューラ

ランク:A+ 種別:対都・対界宝具 レンジ:3〜99 最大捕捉:1000人

破壊神シヴァが携える三叉槍。その三つの穂先はシヴァの持つ権能シャクティの象徴である。シヴァはこの槍を用い、悪魔により作られた黄金・銀・鉄の都を一撃の下に破壊した。
破壊神シヴァによりドゥルガーに与えられたこの槍は、投擲することで超大規模な破壊力を持つ嵐を引き起こし、標的に向け飛んでいく。嵐は標的に命中する寸前にさらに三つに分裂し、回避不可能の三点同時攻撃を行う。
また、シヴァの息子ガネーシャの首を斬り飛ばしたなどの多くの神殺しの伝説から、神性を持つサーヴァントに対して破壊力が増す性質を持つ。

神託の一・奥義、『修羅よ、十の夜に眠れトリシューラ・マヒシャマルディニー

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人

魔都を貫く三叉トリシューラの真名解放により発動できる一撃。十日十夜の戦いの果てにアスラ王、マヒシャースラにとどめを刺した逸話から。絵画、彫刻などで有名。
槍の穂先より渦巻く嵐をただ放つのではなく、風を圧縮し一筋の真空の刃として撃つことで、超高速の一撃と変化する。
その速度はマヒシャースラが変身する一瞬のスキに首を撥ねるほど。この逸話が宝具となって昇華された結果、この宝具を放つ瞬間は相手の行動に対して、絶対的な先制攻撃権を得ることが可能である。
なお、この真名解放は彼女自身の逸話に由来し、シヴァの真名解放とはまた違った能力である。

神託のニ、『竜魔を砕く金剛ヴァジュラ

ランク:B 種別:対魔・対竜宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:30人

竜魔ヴリトラ討伐のため、工芸神トヴァシュトリが造りインドラに授けた武器。インドラによってドゥルガーに与えられた。
本来はB+相当の固定ダメージに加え、真名解放を行った際は雷を纏いダメージを大幅に増幅させる能力を持つが、セイバーには真名解放が出来ず、ランクも落ちている為Cランク相当の固定ダメージに留まっている。
魔性と龍属性を持つ者に対しては追加のダメージを与え、さらに攻撃時、纏った雷を拡散させることで、威力を下げる代わりに攻撃範囲を拡大することができる。

神託の三、『修羅を灼く日輪スダルシャナ

ランク:A 種別:対魔宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:108人

維持神ヴィシュヌが持つ、戦輪チャクラム。太陽神スーリャの光を建築神ヴィシュヴァカルマンが加工した神造兵器。側面に108個の刃を持ち、さながら太陽のごとき形を持つ。
本来は真名解放を行うことで疑似太陽に変形し、広範囲を薙ぐ太陽光線を放つ能力を持つが、真名解放が出来ないドゥルガーの場合は、炎属性を持ち、高いホーミング性能を持つ投擲武器にすぎない(もっとも、威力はAランク相当であるが)。
女神サティの遺体を51分割した逸話から、ドゥルガー自身はあまり使いたがらない(ドゥルガーはサティの化身の一つとされる場合があるため)。

神託の四、『須彌を風吹く疾風ヴァ―ヤヴィヤ

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1人

風神ヴァーユが持つ弓。世界の中心に位置する須彌山の山頂を破壊した逸話を持つ。
この弓に弦や弓矢は存在せず、空気を弦とし空気を番え、空気を引き空気の矢を放つ。つまりは不可視の空気砲を放つ宝具である。
オリジナルの宝具は対軍宝具であったが、ランクが落ちた影響で対人宝具に大きく劣化している。

神託の五、『下界を流れ行く聖水ヴァルナ・アーリャ

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

水神ヴァルナより賜った法螺貝。ヴァルナの祝福を受けた事により、その音色は水を呼ぶ。
この宝具によって召喚される水はヴァルナの医術の神としての側面を反映し、人間、サーヴァントの傷を癒す効果を持つ、但し、聖水であるため一部のサーヴァント、悪魔や屍鬼の類には大きなダメージを与える。
ランクが落ちた影響により、一度の発動で一人分の水しか確保できず、再発動には三日の猶予が必要。

神託の六、『不浄を暴く聖火アグニ・シャリヤ

ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:10〜30 最大捕捉:100人

炎神アグニより賜った投槍。火炎を纏い、投げて着弾した場所を焦土に変える破壊力を持つ。
この宝具が纏う炎は聖なるものに力を与え、この宝具を持つ者が善の属性をもつ場合、悪の属性を持つサーヴァント、怪物、怪異に対し追加ダメージを与える。
逆に、この宝具を悪の属性を持つ者が使用した場合は槍が纏う炎によって甚大なダメージを受ける。

神託の七、『罪人を裁く魔杖カラダンダ

ランク:B+ 種別:対罪宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:1人

裁定神ヤマより賜った魔杖。死と運命を司る。
本来は対象となった相手の罪科を問い、有罪であった場合に強制的にこの世界から追放し地獄に落とす能力を持つ宝具であるが、ドゥルガーが使用する場合は罪を持つサーヴァントなどに対して威力が増す頑丈な鈍器にすぎない。

神託の八、『戦場を征く聖虎ドゥン

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0(騎乗時)、1〜30(援護時) 最大捕捉:1人

ドゥルガーが跨りし虎の神獣。ヒマヴァット神より与えられた乗り物であり、戦いに際してはその鋭い牙と爪でドゥルガーを援護したという。
Dランク相当の単独行動のスキルを持ち、戦闘の際にはドゥルガーの援護を行う。騎乗時はドゥルガーの敏捷を1ランク上昇させるが、援護は行えなくなる。

神託の九、『天地を割く輝斧ヴィシュヴァカルマン・パラシュ

ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人

建築神ヴィシュヴァカルマンより与えられた斧。一点の曇りなき輝きを持つといわれる。
本来はヴィシュヴァカルマンの天地開闢神話に基づいた、対界宝具並みの破壊力を有している宝具だがランクが減少した影響で周辺地帯の地盤を破壊する程度の威力に低減している。

神託の十、『世界を築く水瓶ブラフマー・カラシャ

ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0 最大捕捉:∞

創造神ブラフマーが持つ水瓶カラシャ。カラシャの水は度々生物の生まれた根源として象徴される。
ブラフマーの創造の力を持ったこの水瓶の中身は、地球生命の根源――――アミノ酸、核酸塩基、炭水化物などがミックスされた『生命のスープ』で満ちており、疑似地球として活動している固有結界になっている。
持ち主は魔力をこの宝具に注ぐことで様々な気候、地形、時空などを操作する神としての権能を(水瓶の中でのみ)発揮できる。いわば水瓶内限定の文字通りの『地球運営機テラリウム』である。
持ち主の意志で自在に地球を変化させ、結果を観測できるこの宝具は、科学者や魔術師から見れば至高の価値を持つが、如何せんドゥルガー自身は戦闘に使える類の宝具ではないので、授かってから一度も使用したことが無い。
ちなみに、水瓶の持ち手を捻ることで疑似地球の環境をリセットできる。

この名は我が武勇に纏わるドゥルガ・アハンカーラ

ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

魔神ドゥルガーを殺し、その名前を奪った逸話から。
一度でも倒したサーヴァントの真名を奪い、自分のものとする事が出来る偽装宝具。
ルーラーの『真名看破』などのスキルや宝具で真名を見た場合、奪った名前が表示される。真名を新しくする事で真名を隠す、究極の真名偽装である。

【Weapon】

『十の神剣』


ドゥルガーの持つ剣。切れ味と頑丈さは極め付けであるが、変形する前はこれといった能力を持たない。

【解説】


ララ・ジョングランが自身を触媒に偶像化現・毘羯羅スタチュー・オブ・ドゥルガーを発動する事で召喚される疑似サーヴァント。その為、人格にララ・ジョングランの影響を受けている。
『全ての男神に負けない』能力を持つアスラ王、マヒシャースラの軍勢との戦いに疲弊したシヴァなどの神々が創り上げた、神造の十本腕の女神。
彼女は神々から三叉槍、虎などの十の装備をそれぞれの手に授かり、マヒシャースラの軍勢との戦いに挑み、十日十夜の戦いの末に見事勝利する。
以降彼女はこのアスラの軍勢との戦いの中で殺した魔神、ドゥルガーの名を自ら名乗るようになる。後にマヒシャースラの敵討ちに現れたシュムバ、ニシュムバとの戦いでは怒りによって殺戮の女神、カーリーを産むなどの活躍をしている。
インド神話世界においてはシヴァの妻の一人であり、スバドラー、パールヴァティ(サティー)、ランダ、カーリー、チャームンダー等と同一視ないし化身として見られる。
絵画や彫刻では十本の腕に神々より与えられた武器を持ち、虎に跨った美女の姿を取る事が多く、特にマヒシャースラにとどめを刺した瞬間はマヒシャマルディニーと呼ばれ、モチーフとして高い人気を持つ。

【人物・性格】


神話通りの戦いが好きな、豪快で豪放な性格をしている。しかし、ララ・ジョングランと融合した影響か普段より幾らかおしとやからしい。
言葉遣いや振る舞いは神とは思えぬ大胆でフランクなものだが、その端々に神としての威圧と美しさと怜悧さを含む。また、地母神的側面を持つ為か。マスターや仲間が若い場合子ども扱いして世話を焼いてくれる。
残酷な戦いの神ではあるものの、彼女が戦う対象はいつでも『悪』であり、基本的には人間を助け見守る善神である。その為マスターが悪の属性を持つ場合は高い確率で鉄拳制裁で改心させ、それが不可能な場合は殺害する。
召喚条件に令呪三画を消費する為、彼女のマスターは令呪なしで彼女を従わせなくてはならないが、マスターが悪党でなければ令呪が無くとも基本的に従ってくれる。女神とは思えない驚異の気さくさである。
『マールカンデーヤ・プラーナ』では自分に打ち勝つ者のみが自分の夫となる資格がある、と語っている為、彼女の眼鏡に叶うには彼女より強くなくてはならない。そういったエピソードからか、彼女の聖杯への願いは『自分より強いヤツに会いに行く』というある意味夫探しのようなものである。
ララ・ジョングランと融合した影響か胸の大きさに敏感になっている。「本当はもっと大きいのよ?」とは彼女の弁。


イメージカラー:パールイエロー
特技:サッカー 山を蹴っ飛ばして飛ばしたりできる
好きなもの:戦い、戦いの後に飲むソーマ、強い男
嫌いなもの:大きな胸、ピシャーチャ
天敵:シヴァ
願い:アタシより強い奴に会いに行く

【一人称】アタシ 【二人称】アンタ(親しくなるとマスターちゃんと呼ぶ) 【三人称】呼び捨て

【因縁キャラ】


パッションリップ:彼女の複合神性の一柱を担っており、セイバーは可愛い後輩のように思っている。しかし、ララ・ジョングランの人格が彼女のその大きな胸を勝手に敵視している。

ララ・ジョングラン:宿主。ララの記憶を憑依した際に読み取っており、孤独にバンドゥンと戦った彼女を憐れんでいる。自分で自分の霊基を破壊してまで自分を召喚する覚悟に報いたいようだ。

ラーマ:父親(ヴィシュヌ)の化身。感覚的には腹違いの弟といったイメージだそう。かつて自分に祈りを捧げた人間でもある。

サティー:もう一人の自分、なのだがその上品な振る舞いにショックを受けている。


FGO風サーヴァントセリフテンプレ集



【コメント】
泥練りにあたり、ドゥルガーの宝具と関連のあるサティーサヨーニの宝具を一部参考・改変して借用させて頂きました。作者「」に感謝。
召喚には令呪三個分の魔力を必要とする為、その分性能はめちゃくちゃに高い。