kagemiya@ふたば - ヘカテー
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ヘカテー
【性別】女性
【身長・体重】166cm・56kg 97(H)/59/88
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:E 宝具:A++

イラスト

【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、ランサーを傷つけるのは難しい。

【保有スキル】
神性:×
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 ランサーは紛れもない神霊だが、ギガントマキアにおいてその神性を取り外した。
 権能の全てを失っており、魔術の行使さえ一切不可能。

魔力放出(炎):EX
 宝具の余波。ただの一振りで炎獄を生む。

恐怖の巨躯:B
 巨人特性。巨体が放つ圧倒的威圧感……の錯覚。
 対峙した者に威圧のバッドステータスを与え、精神抵抗判定に失敗した場合は戦意すらも喪失させる。
 ティターンの栄光を継ぎし者は、巨躯に非ずして人を呑む。

【宝具】
『煌々と昏き燎原霓裳(ヘリオニュクス)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜2 最大捕捉:1人
 先の尖った火掻き棒。冥火の残熱。
 あらゆる法則を無視し、触れた全てを灰に還す。
 此岸座す限り屍とて例外足らず。生半可な絶命は、真なる死にて塗り潰される。

【weapon】
『ヴィオティア無音殺法』
 コルキスCQCの前身。殺傷に特化した暗殺格闘術。
 “突き”に真理を見出す武術であり、彼女はその一端をメディアに伝授した。
 ナイフはヘカテーを象徴する物の一つとされる。

『十字の冥剣(ラミナ・トリウィア)』
 魔術行使の失敗に伴い生成されるエーテル塊……の代わりに出来上がる暗器(ナイフ)。
 指向性のない無色の残骸が女神の名を(勝手に)なぞってしまうことで変質するのだと推測される。
 現象としては天使に近い。


【解説】
月、魔術、霊体、豊穣、浄化、贖罪、出産……などなど、多数を司る冥府神。ハデス夫妻に次ぐ権限を持つ強大な神霊。
ティターン神族の直系であり、またアルテミスとは従姉妹関係にあるとされる。

オリュンポス十二神には属さず、月神や地母神としても他の神に劣る、言わば器用貧乏な印象のある女神。
しかし神話上の立ち位置はかなり重要なものとされ、「ティターン神族の栄光を引き継ぐ者」「天上・地上・海上の三界を治める」
「ゼウスに尊敬される」「ギガントマキアにて巨人を殴り倒す」等と、なかなかグレートな扱いを受けている。

三叉路に立ち道を示すという立ち位置が転じ、三つの姿を持ち、月の変化を三形態で表し、三世界を股にかけ、
過去・現在・未来という時の三相をも意味するという、『三位一体』の象徴にもなった。

配偶神を持たない処女神であるのだが、メディアやキルケー、或いはスキュラの母とされることもある。


【補足】
三側面のうちの一つ。死を齎す勝利の冥女。ギガントマキアにおける殺傷特化形態。
権能を使わずともなんとか巨人を相手取れる姿であり、僅かでも神々の利となるよう神性を外し奮闘した。
(巨人は人間以外には倒せない→ヘカテーは巨人を殴り倒している→人間になっていた)
此度のヘカテーは丁度その“神霊ではない”時期の姿で召喚されている。

魔力放出の炎は対軍宝具も斯くやという代物。
ただし『燎原霓裳』のような“死”を内包していない、真実ただの余波である為、これに対する防御行動は意味を成す。

恐怖の巨躯はルルブレの新演出を参考。
動きを止める役割に当て嵌めた。

『煌々と昏き燎原霓裳(ヘリオニュクス)』は触れていれば大気すら“燃やして”“灰にする”為、
これを実体化させているだけであっても先端から灰がサラサラと少しずつ零れ落ち続ける。
また当然ながらこれは本来のそれとは異なる形であり、「“壊れた幻想”による星面焼却(テクスチャー・クリア)」といった
元々のずば抜けた破壊性能も持たない。
ただし質に関しては上。一点に凝縮されたことで、かつてのそれに非常に近い“死”の概念を帯びている。


【人物】
表に出ることが珍しい側面である為か、他者との接触を非常に好む性質がある。
教鞭を取るのが大好きだし、殺し合うのも大好き。「どちらも相手と深く分かり合えるからな!」
可愛い言い方をするなら寂しがり屋。実態は、“心”に飢えし亡者である。

と、なんとなく格好良い表現をしたが、裏を返せばそれ以外のコミュニケーションのとり方を知らないとも言える。
「教えは不要? ならば果たし合いを……それも困る? ……マスター、貴様は私を寂死がらせたいのか!?」
……その為、苦肉の策として他者を仮想弟子と認識してから会話を行うことが多い。
ゆえに誰と話しても上から目線になってしまう。だがまあ、尊大に見えるだけで人懐っこいので慣れれば可愛いものだろう。

外見は凛々しく強気に自信気な美人。
新月の象徴であることから、髪も瞳も衣装も真っ黒。
正確には、魔術的な記号をほぼ持って来れなかったがゆえの変質。
髪は長いそれをサイドでまとめている。宝具の余波が要らぬ方向へ飛ばないようにする為の防護壁の役割。

現在の外見及び性格はよく見せる側面の“印象”とはかなり違う(パーツ等はよく見ると似ている)。
その為、知り合いには大抵「誰!?」という反応を返される。その晩は部屋の隅で膝を抱える。
……まあ、彼女自身も他の側面の時の記憶があやふやだったりするのだが。

イメージカラー:漆黒
特技:肉体言語
好きなもの:授業、生物
嫌いなもの:敵でも師弟でもない関係(嫌いというよりは苦手)
天敵:(未定)
願い:寂しかったのでつい召喚に応じてしまった。許せ。


【台詞】
「問おう。貴様が私の――――私の…………よし、弟子にしよう!」

「我が身のこなしは光の如く! 月光にも比喩されるのだ、速さ比べは大得意だぞっ!」

「なあマスターよ。なかまとのたわいのないせけんばなしとは一体何をどうすればよいのだ……?」

「気体を灼こう。概念を灼こう。運命すらをも灼き尽くそう。理解の果てに、灰に配してしんぜよう」


【因縁キャラ】
・メディア
弟子その1。この姿を見せた数少ない相手。
見覚えのないナイフを使っているが、ともあれ教えが役に立ったようでなによりだなっ。

キルケー
弟子その2。魔術の修行が終わり肉体面も鍛えようとしたら全力で抵抗・逃亡された。
私を振りほどく程の成長は師として嬉しい。だがそれはそれとしていずれみっちり扱いてやらなければなるまい。

アポロン
いとこ。
男子たるもの近接ステータスはすべてBを越えて然るべき!
よって! 今ここにヘカティック・ブートキャンプの開催を宣言する!


マシュー・ホプキンス
地獄の業火にして魔女殺しと来たか。ならば挑む他あるまい。
――――我が異名は魔女の王。冥府の炬火を殺してみせろッ!

ピサール
名高きかの屠殺者の槍か! 我が炬火と鎬を削らないか! 削ろう! ようし!

スカサハ【オルタ】
うははははは! 強い! 強いな貴様! まさしく死地だというのに愉し過ぎて笑いが止まらん!
それはそれとして(打ち合って直観的に理解したのだが!)なんだその願望乙女が過ぎるぞ貴様あははははは!