イヴァン・ヴァシリエヴィチ
雷帝と呼ばれた、古のルーシの人間。
恐怖と粛清とで一国を支配したという点において共通し、晩年は師と崇めた事さえあったという。
だが、彼にとってはこの男の暴虐でさえも「欠陥がある」として見做した。
アドルフ・ヒトラー
薄汚いファシストの象徴。
犬猿の仲と言っていいような関係であり、目の前に現れるのならば、変わらず打ち倒すべき敵に他ならない。
しかしエルンスト・レームに代表される政敵排除のやり口には高い評価を向けており、同時に親近感をも抱いていたという。
ドイツ敗戦後も彼はヒトラーに対しての配慮を見せたとされ、認め合いつつも宿敵とならざるを得ない間柄は「残酷なロマンス」とさえ評された。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデル
戦時中、名指しで10万ルーブルの懸賞金をかけ指名手配をした人物。
Ju-87一機に気の遠くなる数の戦車を撃破されたとあっては、流石の鋼鉄たる彼も驚きを隠せなかった。
そのせいか、あまり顔を合わせたくない相手。『無尽の配備』の初期生産ライン内に、対抗兵装が存在しない為でもある。
シモ・ヘイヘ
マンネルヘイム並びに、少数をもって大軍たる赤軍を撃退した功績はむしろ評価に値すると思っている。
冬戦争が思うように行かなかったのは不服であったが、当初の目的は達成した事もあってか其処まで否定的な感情を向ける事はない。
人的被害については兵士は畑から採れるので鋼鉄にとっては些細な問題である。それはそうとカレリアは頂いた。さらばだ……
・ソヴィエト連邦出身者
基本的に無条件で恐怖、あるいはそれに類する否定的感情を向けられる場合が多い。
しかし彼からも信頼を向ける事はないため、お互い様であるとも言える。
・ナチス・ドイツ及びその他生前の敵対国出身者
死した今なお、良好な感情を向ける事はない。
如何にしがらみから解放されたとはいえ、生前信じ続けた思想を、そう簡単に捻じ曲げられる筈もない。
・資本主義者
豚。
・ロシアの高名な英霊たち
歴史に深い造詣を持っていた彼は、過去の英霊と相対する事に対して少なからぬ興味を示しているようだ。