kagemiya@ふたば - 幸福な王子

基本情報

【元ネタ】『幸福な王子』
【CLASS】セイバー
【マスター】不定
【真名】幸福な王子
【異名・別名・表記揺れ】幸せな王子
【性別】男/女
【身長・体重】186cm・75kg/146cm・38kg
【肌色】白→鈍色/薄い褐色 【髪色】金→鈍色/赤混じりの黒 【瞳色】蒼→鈍色/黒
【スリーサイズ】細マッチョと言えなくもないもやし/くびれはあるけど胸は無い
【外見・容姿】蒼い目をした柔和な笑みを浮かべる青年/赤のメッシュの入った黒髪を持つ黒いワンピースを着た少女
【属性】中立・善/中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D/E 耐久:A++/D 敏捷:E/C 魔力:B/E 幸運:EX/EX 宝具:B/-

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術に対する抵抗力。

騎乗:D

乗り物を乗りこなす能力。
セイバーゆえに保持しているがあまり頼りにならない。

【保有スキル】

鉛の心臓:A

彼の心臓は何があろうと消えることは無い。例え砕けようと、燃やされようと、その鉛の心臓は彼の美しい在り方そのものだから。
心臓限定で低ランクの存在続行と高ランクの炎属性攻撃への耐性を付与するスキル。
副産物として動揺が表面にでづらくなりポーカーフェイスになる。

カリスマ:C+

国家運営はできないが志を共にする仲間とは命さえかけあう関係を築ける。

霊子譲渡:B+→D−

自分の魔力を他人に分け与えるスキル。
彼は物語において、自らの眼に埋め込まれたサファイアと、剣の柄に埋め込まれたルビーを貧しい人々にあげるよう燕に頼んだ。その後、自分の体の金ぱくを千切らせて貧しい人たちに更に分け与えたが、その結果として彼は美しい像では無くなり人々に処分されてしまう。
三度目の使用までは大きな魔力を分け与えることができるが、それ以降は効果が大きく落ちる。限界まで使用した後は体が鈍色に変質する。

変化(鳥):D

姿形を変えるスキル。
燕が人間体から鳥の姿になる。部分変化も可能なので鳥人間とかハーピィみたいにもなれるが、一定量以上変化すると大きさは自動的に変化先にチューンされる。

【宝具】

宝石は雫に、雫は愛にサファイア・ティアーズ

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:3
洗脳宝具。
この宝具を食らった相手は精神判定を行い、それに敗れた場合、『自らの意思で動いてると誤認したまま』彼の使い魔となる。
発動条件は彼の涙に直接触れた上で一定量の会話を行うこと。そのため、そもそも会話の成立しないバーサーカーや精神汚染持ちには著しく成功率が下がる。
燕の渡りを止めてまで自分の為の運び屋とした彼の話術と魅力そのもの。
彼は決して善良なだけの存在でなく、自分の望みの為に自分に心酔するものを犠牲にする側面も持っている。なにより恐ろしいのは相手に操られているという自覚すら与えないこと。
この宝具の存在を知っているゆえ彼は人の心を信じられない。自分に向けられる笑顔が、本当に心から出たものなのか判別できないからだ。

天まで届け慈愛の心コール・トゥ・ヘヴン

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
心中宝具。
自分ごと対象を焼却炉の炎で焼き溶かす。途中でセイバーの霊器が溶けきればその時点で宝具は停止するため、言ってしまえば根比べである。ただし、セイバーはその心臓だけは炎攻撃に対して非常に強い耐性を持っているため、大抵の場合お互いの霊器を焼きつくしセイバーの心臓だけが残る結果となる。
このように一撃必殺の強力な宝具であるのだが、発動条件として燕も一緒に焼かれなければならないため、他者の命がかかっている状況以外では令呪を用いなければ彼はこの宝具を使用しない。
民を慈しみ、自らの肉体を千切り与えたその高潔な精神は心臓に残り決して溶けることはなく、その心臓はこの世で最も美しい物として燕と共に神に捧げられた。

【Weapon】

無銘・剣むめい・けん

柄にルビーが埋め込まれている豪華な剣。
セイバーでありながら特に大きな神秘や特殊能力を持っているわけではなく、実戦に向く形状とも言いがたい。

【解説】

誰もが知る童話の主人公とヒロイン。
実際のところ本当に像が現界したわけではなく、童話の像と近しい精神性、実績を持つ一貴族とその侍従が幸福な王子という物語を巻き込みながら座に登録されたもの。その結果として本人たちも人間としての生前の細かい記憶は飛んでおり、あくまで童話の体現者として振る舞う。
サーヴァントとしてメインはあくまで王子の方であり、一緒に現界した燕は基本的に王子の側に寄り添うだけの存在。低ランクの単独行動スキルを持っているためおつかいにやるには向いている。
戦闘能力はあまり高くないため、サーヴァントの精神性を無視して戦闘に最も効率的に運用する場合、霊子譲渡で他の味方に魔力を移してから第一宝具で相手を洗脳、それが失敗したら第二宝具で焼き尽くすという鉄砲弾のような形になるだろう。

【人物・性格】

王子の方は慈悲深く、恵まれないもののために涙を流せる典型的ともいえる救済者思考の善人。可哀想な者に救いの手をと、自らの財を余さず分け与え破滅した理想主義者。
現界するのももちろん理想の世を作り貧しい者たちを救うためなので、聖杯戦争そのものより人助けに傾倒することがある。
燕のことは心から愛しているものの、彼女の想いが一時の気の迷いである可能性、なにより自分のかけた洗脳の影響なのかもしれないと考えて一線を引いている。

燕は正直なところ他の人間の生き死にや生活にさほど興味は無いが、王子の美しい願いと、その自分の身を切ってまで他者を救わんとする危うさから志を共にしている。
王子の明るさの裏に秘められた孤独を心から癒してあげたいと願い、幼い頃からずっと行動を共にしているが王子は全く想いに応えてくれない。へたれ。
表向きは優秀な従者として務めるが、元々良いところの出でも無いので、王子がいないところや、逆に王子と二人きりになると口調が砕ける。



イメージカラー:鼠色/赤と黒
特技:目から宝石/家事全般
好きなもの:人の笑顔/王子の笑顔
嫌いなもの:人の不幸/王子の不幸
天敵:熱さ/寒さ
願い:人々の幸福/王子の幸福

【一人称】私、僕/わたくし、私 【二人称】貴方、君、貴様/貴方、お前 【三人称】彼、彼女/あの方、あの人、あれ

セリフ例

【因縁キャラ】

グリム兄弟:特に関係者という訳ではないが、彼女らの綴った王子のイメージがセイバーの外観を作り出している。

シンデレラ:同じく童話出身の仲間。王子の方はそうでもないが、燕とは度々ガールズトークを繰り広げてるよう。

グリムス・メルヘン:内包されているもう一人と一匹の総体。こちらもあくまで『幸福な王子』の関係者であるため自分たちそのものが内包されているわけではない。
彼女(?)の宝具によって自分たちの炎が燃えているのを見るのはちょっと辛い。

シンデレラ・ストーリー:女性の理想。それを叶える願望機。王子にとって今の燕の姿こそが理想なためあんまり近づきたがらない。

なでしこの王子:同じく童話出身の仲間。こちらの王子とは互いに人の救済を望む同士ではあるが、根底の動機が微妙に違うため土壇場では足並みが合わない。
手段として人を救う者と目的として人を救う者の差であり。親愛なる一を取る者と無関係である十を取る者の差である。

幸福な王子と燕:もう二人の僕たち。願わくばあのように、愛を囁きたい/救ってあげたい。

【コメント】

カップル召喚鯖。
まだ恋愛的にくっついてこそいないけど距離が異常に近い奴ら。