総てを焼き尽くす太陽。
エスタード軍の頂点であり武の頂点、三大巨星の一角。
巨星として数えられる以前の名は「シド・カンペアドール」であり、
某所にて「エル」の名を貰い以降「エル・シド・カンペアドール」を名乗る。
その際に「エル」の名が持つ意味を聞き、新時代の到来を感じ取っている。
軍人としては兵を率いるよりも最前線で大矛を振るい暴れまわっている。
もっぱら「烈」の二つ名を持つ者や他の「カンペアドール」が兵を統率している。
単なる武将として動いているため国家運営に関わる様子は見受けられない。
強者の放つ雰囲気で感じ取られるものは灼熱の太陽。
私人としては尋常じゃなく子沢山。
判明しているだけで60人は子供がいる。(エルビラが60番目くらいと同世代)
子供達の間でも親と子ほど離れた兄弟がいる状態。
【巨星対新星】にて
自らを燃え上がらせる戦場が少なくなり倦怠に身を浸している頃に隣国であるサンバルト王国で暴れ回る『黒狼』の話を聞き出陣する。
『黒狼』が相手の敗色濃厚の戦場に現れ、単身敵陣に向かい隊列に食らいついた瞬間から暴威を振るう。
たった一人で戦場の勝敗を覆した後は『黒狼』と『獅子候』を徹底追撃。殿として立ち塞がった『獅子候』を討ち取っている。
その後も追撃を続行しようとするが王家からの帰還命令を受け首都へ帰還。
仮にサンバルト王国へ『黒狼』が逃げ込んでいた場合はサンバルト王国を滅ぼすつもりでもあった。
【王会議】にて
国家の代表として会議に帯同し、進行の中で『黒金』『英雄王』と顔を突き合わせお互い喧嘩を売りあっている。
また、この時『白騎士』の雰囲気を感じ取っているが好みではないと一蹴しており、『革新王』が『白騎士』を勧誘した際もつまらなさそうに無視をしている。
王会議の中で稽古と称して刃を交える『白騎士』と『騎士女王』の戦いを見て、旧時代の願いが込められた「エル」を屠る人の時代の担い手であることを直感的に悟る。
同時に自らの欲を認識し、『英雄王』に対し「時代」の相手を任せる発言をしている。
王会議後半の騒動の後の裁判では『白騎士』を擁護、あわよくば引き抜く発言をし、周囲を驚かせている。
圧倒的な武力や豪快な性格が目立つが、未来を求めて黒き森の深奥に到達したり、他国の思惑を見抜いたりと国家の未来、次の時代を見据えて動いている節が見受けられる。
一方で自らの望みは純然たる闘争であるため軍の指揮を任せられる存在、若しくは次の時代の担い手をエスタードに求めていたのかもしれない。
【世界・歴史・幻想】にて
【進化するネーデルクス】以降に幽閉されていたジェドを呼び戻している。
ネーデルクスの侵攻に合わせジェドと共にエルマス・デ・グランに向かっていた。
ネーデルクス戦では幾度も『黒狼』と打ち合いそのたびに弾き返している。
が、そのたびに立ち上がり向かってくる『黒狼』を相手に競い合える喜びに笑みを浮かべている。
【真・巨星対新星】にて
冬を越えてネーデルクスとの戦も佳境に至り、『黒狼』との決着も近づく。
嵐の中始まった戦では猛攻をかける黒の傭兵団、ネーデルクス軍に対し「烈」持ちの武将や「カンペアドール」が対応するが、
『黒狼』が万全の状態で挑戦者として目の前に到達する。
当初は『黒狼』の動きを捉えきれていなかったが徐々に対応しはじめる。
長い間競い合う環境にいなかったが、『黒狼』と競い合うことで徐々に秘められていた身体能力が解放されていき最終的には十割の力を振るうレベルに至る。
『黒狼』との十割同士の打ち合いでは勝るが十割を越えた先の領域に至った『黒狼』の一撃に大矛と共に断たれる。
断たれて尚、死を目前にしても笑みを浮かべ、満ち足りた表情の中地に墜ち最強の称号を『黒狼』が引き継ぐ。
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