海賊の一味「ヴァイク」の首領。
北方海域を拠点にしており、ガルニア島とエスタード間で『
烈海』を避ける航路など
国家が把握していない航路についても多くを知っていると思われる。
主戦場は海上であると思われるが個人の武力もそこそこ名が通っている様子。
ゲハイムに合流した経緯は不明であるが、現在は
エルンストに心酔している。
【ファイナルウォー】にて
三国連合の主戦場には参加しておらず、ラコニアを落とし『
白騎士?』とアルカディア本国間の
連絡を絶った後、そのままラコニアの守備に就いている。
【最果ての島】にて
共にラコニアの守備に就いていた
ユーフェミアからその時の様子が語られている。
ゲハイムへの参加の契機としては当時ネーデルクスの指導役として黒の軍を率いていた『
太陽騎士』によって大陸の拠点を失ったこと、
暗黒大陸の大国「エスケンデレイヤ」との交流を失ったことでヴァイクを認めさせる夢を失ったことが語られている。
裏話(作者twitterより)
船乗りとしての彼は非常に優秀で、烈海と局所戦で渡り合い、サンバルト、ガリアスの船も何隻も沈めている海賊としては破格の存在。武力はそれなり。操船は最強格。
頭脳も明晰で、多くの言葉に精通し、自らは蛮族訛り(ネーデルクスでは海賊訛り)を矯正し、配下にもむやみやたらな略奪を禁じ規則も徹底させた。
エスケンデレイヤとの交流も上手く行っており、
アスワン・ナセルの前国主とは交易の約定も交わしており、
ディムヤートらエスケンデレイヤの者が共通語を操れるのも、元を糺せば彼のおかげ。
後年の異文化交流の基礎として手腕がまとめられている。
もう少し早ければ前国守と蜜月を築けたかもしれない。
もう少し遅ければ大航海時代を迎えた世界で暴れ回ったかもしれない。
早過ぎた、もしくは遅過ぎた偉人。
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