人智を超えた豪運の持ち主。
ハースブルク家の三十男として生まれるが何をするでもなく現在嫡男として扱われる。
気分屋であり優しげな面を見せた直後に冷酷な様子を見せることもある。
お茶らけた姿を見せるが決して頭が悪いわけではなく、ネーデルクスの体質を問題視、改善しようとしたり
アルカディアの台頭の要因を見抜き、飛躍の芽を潰そうとしたりと本質的には聡明である。が、本人が頭を使いたがらない。
【フランデレン攻防戦】ではそれらに対する対応策として傭兵の雇用に踏み切っている。
私人としては無類の女好き。戦場に自らのハーレム要員を連れて来たりもする。
自らの豪運を疑うことが無く、多くの場面で携帯している私物のコインを弾いている様子が見られる。
適当に弾いても表裏望んだ面を出し、時には信じがたい結果を出している。
【青貴子対英雄王】にて
フランデレン失陥の責任を負わされ、子飼いの『死神』とともに「黒」の軍に帯同して聖ローレンス方面に派遣される。
平時であれば安定した地域であるが、突然の『英雄王』の侵攻を受け後退、三貴士の召集を行う。
「赤」「白」「黒」の全軍への指示を出すことはあるが兵を扱い直接戦闘を行うことはない。
三貴士と『英雄王』の激突で自軍優勢に見える中早々に撤退を指示する。
引いていく中で直接戦闘に勝利することは無かったが聖ローレンス軍にのみ不運が連続し勝てずとも優勢になっていく。
軍内で公募した策で火計を引き、実際に実行。季節外れの風向きが起こり聖ローレンス軍を飲み込む。
周囲を炎に囲まれる中『英雄王』と邂逅、言葉を交わし、危機に陥るが『死神』に助けられている。
【王会議】にて
権力はあるが王族ではないため会議の場には参加せず、他の参加者同様ガロ・ロマネスで会議の終わりを待っている。
『革新王』からの勧誘を受ける『白騎士』を見てガリアスと組ませることだけはあり得ないと考えている様子が見受けられる。
カード勝負でウィリアム、ヴォルフ、アポロニアを相手取って勝ち越しているが、最後の勝負では自信に溢れる他三人の新星の姿に悪寒を覚え降りている。
カード勝負の後は護衛の『死神』を撒き、『白騎士』『黒狼』と共に娼館巡りに向かい、自らの豪運を頼りに隠れた名店も見抜く。
この頃から趣味で絵も描いている。(女性かつおっぱい専門)この時に『黒狼』を雇う約束を交わしていると思われる。
『黒狼』同様に『白騎士』の周辺にいることも多く、シスター・アンヌの孤児院にも現れている。
王会議後半の騒動では『白騎士』『黒狼』とは別の場所で騒ぎを起こし、ガリアスの顔に泥を塗る方針で動いている。
騒ぎを起こしたもののネーデルクスが擁護する姿勢を見せたためお咎めなしに終わっている。
【進化するネーデルクス】にて
軍部の改革のため王会議の場で『黒狼』をネーデルクスに雇い入れ、王会議のための停戦期間開けに『赤鬼』にブラウスタット侵攻を命じている。
迂闊な面もあったがギルベルトの予想外の成長により『赤鬼』が返り討ちにあい、改革のための駒を失った。
侵攻してきたアルカディアへの対応を『黒狼』に任せ「赤」の軍の生き残りを預ける。
『黒狼』が『蛇蝎』が白を率いることを知っているため、王会議時点で『蛇蝎』を勧誘、もしくは『革新王』に軍略に長けた将のレンタルを申し出ていたと思われる。
『太陽騎士』を勧誘後にハースブルク家当主になりネーデルクス改革に着手する。
また、『白騎士』の大将就任を危惧し、メインの侵攻先をエスタード方面に向ける。
【進撃のアルカディア】にて
おっぱい魔人が進化して芸術家の域に達している。
一方で改革も進んでおり国家運営の方針に口出しする立場になっている。
アルカディアとガリアスの戦の趨勢を見て対応を検討し、フェンケから出た「ゲハイム」との接触を行う。
「ゲハイム」との会談でエルンストと再会し、利用する方に傾いているが結論は保留としている。
【神の子と叛逆者】にて
アルカディアの奴隷に対する規制緩和の報せを聞き、目標がネーデルクスにあることを察する。
追い込まれた結果「ゲハイム」を利用することを決断。ブラウスタットの奪取及び大橋破壊を目標に先手を打つ。
ブラウスタットでの戦い直前に悪夢を見て目を覚ます。
芸術方面に手を伸ばしていたのは恐怖を紛らわせるためでもあった。
心から勝利を欲し、嵐を望んだ戦場は澄み渡る青空、地上では「雷火筒」の巻き起こす雷を見て嵐が来たと語るが、決定的だったのは弾いたコインの表裏を外したこと。
混沌とした戦場の中本陣に到達した『白騎士』と言葉を交わし、自らの天運の正体を知る。
『死神』に逃がされ戦場から離れる中で天運も尽きたことで改めて自らの足で立って地を歩き始めることを決意する。
満天の星空の下、暗殺者に囲まれている中、運に頼らず自らの選択に重きを置いて最後まで足搔く姿を見せていた折に追いついてきた『死神』が姿を見せる。
その後現れた『白騎士』と問答し、二度と表舞台に立たないことを条件に『死神』と共に見逃される。
【ファイナルウォー】にて
【神の子と叛逆者】での戦後に「ゲハイム」と遭遇していたが生き延びている。
自ら同様に表舞台から降りた者たちと共に最後の戦争の様子を見に来ている。
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