底辺から駆け上がる戦争の天才。
「ジャハンネ」と呼ばれる貧民街のある国家の奴隷身分出身。
妹がいたが死別しており胸元に妹が描かれたロケットを掛けている。
ニーカと共に戦場に出て、ユーウェインと出会ったことで傭兵団を立ち上げる。
【フランデレン攻防戦】ではネーデルクス側に雇われており、『青貴子』から『白仮面』の首を取ることを依頼されている。(おっぱい取引)
ネーデルクス側が押されることを読み切っており、窮地に至って軍を自由に動かす了解を得てアルカディアに対し反撃する。
反撃でアルカディアの軍団長を討ち取り帰還する中で『白仮面』と邂逅し刃を交える。
その後指揮を執り始めた『白仮面』の意図に気づくことが遅れ、凡戦を演出させられた結果、軍の指揮を剥奪される。
終盤のアルカディアの反攻で『白仮面』を討つために行動する。
戦場の勝敗が決まった後も戦闘を続けていたが、フランデレンが燃えたことを契機に剣を引き、再戦を誓い白と黒の運命が開幕する。
【フランデレン攻防戦】後は南方のサンバルト王国に雇われている。
武人としては大柄な身体を持ちながらもスピードも兼ね備えたおよそ理想的といえる体格。
単に個人戦闘力が高いだけでなく戦術への造詣も深く、陣形の弱い部分を嗅ぎ分ける嗅覚にも優れる。
個人戦闘では両手に剣を持つ二刀流。狼の牙とも表現される。
強者の放つ雰囲気で感じ取られるものは黒い狼。
私人としては強くなるための努力を惜しまない性格であるが、女遊びが好きで傭兵団の金を使い込んだこともある。
酒は飲むが必要なときはいくら飲んでも酔わない。
学はなく文字は書けず読める文字は「おっぱい」だけ。数字も読めない。
某所でふくよかな女性に目覚めかけるが想像の中のニーカの絶壁に引き戻される。
【巨星対新星】〜【復讐劇『破』】間の幕間にて
サンバルト方面で活躍していたが『鮮烈』を討ち果たしたことが『烈日』の耳に入り巨星を呼び出すこととなる。
『烈日』が戦場に出たことで傭兵団は壊滅状態になり、ユーウェインを殿に逃走する。
サンバルト王国が傭兵団を切り捨てたことで、一縷の望みをかけてエスタード軍を突破、聖ローレンス王国へ逃亡を開始する。
その後『英雄王』に救われ、冬の間『英雄王』に師事し身体能力開放の感覚を叩き込まれる。
作中で三大巨星全員と刃を交えた経験があるものとなっている。(フランデレン攻防戦前に『黒金』と交戦済み)
【王会議】にて
『英雄王』に帯同して王会議に参加する。
到着した後のパーティーで『白騎士』と再会しお互い無意味に意地を張っていた。
次代を担うと思われる者たちとのカード勝負の後『白騎士』『青貴子』とともに夜の街に繰り出す。
その後も王会議中は『白騎士』の後を追い回し、『白騎士』の姿勢や考え方を盗み学んでいる。
また、サンバルトの姫とも再会し、気にしていないが謝罪を受け入れ和解している。
王会議後半の騒動ではクロードの近くで手助けし、勢いをつけた跳躍でヴァレリーの邸宅の二階に直接切り込んでいる。「馬鹿じゃねえの、あいつ」
騒動後は『英雄王』の弁護もありお咎めなし。
王会議の終わりには『白騎士』と一騎打ちし、冬までの自らの出せる限界を越え『白騎士』に勝利する。
王会議後は『英雄王』と同じ苗字をもらい「ヴォルフ・ガンク・ストライダー」を名乗る。
【進化するネーデルクス】にて
聖ローレンスで生き残りの傭兵団の面子を回収し、王会議時の約束通りネーデルクスに雇われる。
ルドルフの拠点であるグロリエッテに向かう途中、付近で発生していた戦闘に参戦し『剣将軍』を討ち取る。
その後カール率いるアルカディア軍の追撃に移りブラウスタット直前で追いつくが『白騎士』配下のユリアン達も同時に救援に間に合う。
ブラウスタットでは【フランデレン攻防戦】以来の直接対決となり序盤は戦術合戦であったが、カールが指揮を執り出してからは『白騎士』と直接相対するようになる。
直接対決では弓を使い出した『白騎士』に封殺され気味であったが一瞬の隙を突いて肉薄し一太刀浴びせている。
しかし致命の傷を炎で焼いた『白騎士』の返しの矢を左目に受け、矢を受けた目を抉り出し隻眼となる。
その後も戦いを継続していたがルーリャ川を越える大橋の完成、ルドルフからの帰還指示もあり軍を引いている。
【真・巨星対新星】にて
【世界・歴史・幻想】の時期から対エスタードの戦場に援軍として参戦している。
『烈日』との決戦前にニーカに告白し婚約している。
決戦は嵐の中始まり、傭兵団の面子が周囲の有力な将を押し止め、道を切り開いた中、万全の状態で『烈日』の元に到達する。
剣の速度と回転数で『烈日』を押していたが、窮地に至って身体能力の開放割合が増した『烈日』の力に弾き返される。
倒れ伏す中で見た光景で背負う命の重さを認識し、『烈日』に挑むため再び立ち上がる。
身体能力を全力稼働しお互い十割に至った戦いでは『烈日』に軍配が上がるが、限界を越え、未来を差し出した一撃で『烈日』を超える。
【進撃のアルカディア】にて
新たな巨星となり『傭兵王』や『黒狼王』とも呼ばれるようになっている。
また、『白騎士』幽閉中にお忍びで会いに来てニーカと共に子供を見せびらかしにきていた様子。
マァルブルク攻防戦では逆転の一手として秘密裏に『白騎士』に雇われアークランドを通過し包囲中のガリアスを強襲している。
『湖の騎士』『竜殺し』『黒獅子』を同時に相手にしても押しきり包囲を打ち破っている。
マァルブルクでの勝敗が決着した後も『白騎士』が追撃することを見越して単身追撃に移っている。なんという信頼感
騎馬隊のみマァルブルクに向かわせ、本隊の歩兵部隊は『白騎士』同様ガリアスの撤退先に向けていた。
アルカディアの王命による停戦命令によりアルカディアとガリアスの講和会議の場に出席して嬉々としてヴァルホール産ワインを持ち込んでいる。
【ファイナルウォー】にて
「ゲハイム」から対アルカディア連合の打診を受けるが当初は拒否する姿勢であった。読める文字も増えてない
最終的には提案の内容ではなく自らの矜持、初めての邂逅から持ち越していた白黒決着をつけるために参戦を決める。
アルカディアとの戦いではアルカディア兵に行き渡っている黒狼王対策により勝利することはあっても圧倒的に勝ちきるところまでは行っていない。
戦争中、カイルの放つ雰囲気を察知し、あれこれ理由をつけて現地に向かいカイルと一騎打ちを行う。
一騎打ちの中で明らかに異常なカイルの戦闘力を『白騎士』が手中に収めていないことを訝しみ、顔見知りであることを推測している。
一騎打ち開始当初は圧倒していたが、カイルの身体能力の開放度合いが上がるにつれその差が埋まっていき、十割同士の打ち合いでは肉体の素養が勝るカイルに弾き飛ばされている。
それでも背負うものがない者に最強の名は譲れないと『烈日』を墜とした領域に入りかけるが『天獅子』の横槍で一騎打ちを中断した。
十割を超える領域に至った後の後遺症がひどく、『烈日』戦後半年動けないような状態であった様子。
一騎打ちの後の戦場ではカイルをマークし自由に動かさないように押さえていた。
ガリアス参戦の報を聞き、『戦女神』と共に猛攻を開始いオルデンガルドを突破しアルカスの直前まで到達する。
『剣聖』やカイルを避け、アルカスに手が届く直前に追い付いてきたガリアスの『疾風迅雷』に足止めされガリアスとの対決を選ばざるを得なくなる。
『白騎士』の現れた丘を目指し猛進するが、圧倒的な数の兵を相手に消耗させられることとなり、ガリアス軍を抜くことはできたが『白騎士』のいる陣の前に揃う五万の兵の前に足を止める。
葛藤の末、自らの敗北を受け入れ踵を返し撤退を決め、ここに戦争における白と黒の運命は閉幕することとなる。
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