最終更新: kkhz_library 2014年05月27日(火) 06:05:52履歴
サプレッサー装備
サプレッサーなし
アメリカ製の短機関銃。
小型であるためマシンピストルに分類されることもある。
特殊部隊用の小型サブマシンガンの開発を目指したゴードン・B・イングラムにより、1964年にAAI社(アキアゴ・アームズ・インダストリーズ)で設計された。
9x19mm口径と.45口径の2種類が存在する。
AAIでの設計後にイングラムの経営するSIONICE社で試験生産が行われた。
さらにその後、SIONICE社はMAC社(ミリタリー・アーマーメント・コーポレーション)に社名変更。
MAC移行後、本格的な生産を行うにいたる。
これにより、MAC-10(改良型のM11はMAC-11)と呼称されるようになったが、MAC社が倒産、これに伴い、現在はマスターピースアームズ社およびバルカンアーマメント社が製造を担当している。
MAC社倒産後の現在も、MAC-10及びMAC-11と呼称されることが多い。
作動方式はオープンボルト、シンプルブローバック方式、角柱状のL型ボルトを採用したため、小型軽量となっている。
多くの部品はスチール板をプレス加工して成形されており、加工の容易な形状もあって非常に生産性に優れている。
また、構造が単純な事もあり、作動不良の発生し難い、頑丈なデザインとなっている。
レシーバーの左側面に回転式セレクター・スイッチがあり
セミオートとフルオートの切り替えが可能である。
安全装置はスライド式のスイッチがトリガー前方にあり、手前にスライドさせることで安全装置が働き、シアーとトリガーが固定されるほか、ボルト閉鎖状態で
コッキングハンドルを90度回転させることにより、ボルトを固定することもできる。
また、サプレッサーを装着することを前提としているため、銃口にはネジが切られている。
フルオート射撃の発射速度は非常に高く、32連装弾倉を1.5秒ほどで撃ちつくしてしまうため、その操作にはある程度の習熟が必要だが、同一標的に大量の弾頭を撃ち込めるため高い殺傷力を持つ。
登場した当時は理想的な近接戦闘兵器と考えられていた。
なお、.45口径版の弾倉はM3グリースガンの弾倉を流用していたため、互換性がある。
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