ここはラクーソンシティ沖にあるヘイヴン・プラントに建設された資料庫様々な記録がここには保存されている



AK47


Avtomat Kalashnikova-47、「1947年式カラシニコフ自動小銃」

1949年にソビエト連邦軍が制式採用した歩兵用アサルトライフル。
自動小銃の中では極めて信頼性と耐久性が高い。
水に浸かったり、兵士が足で踏んで歪んだ銃弾をセットした場合でも問題なく使用できる。
部品の公差が大きく取られており、多少加工精度が悪くても実戦で使用できる品質のものが製造できてしまうため、発展途上国においてはコピー品が多数出回っている。

制式名称は「7.62mm アブトマット・カラシニコバ」であり、「AK-47」の呼称は後にいくつもの改良型が登場したため、それらと区別するためであった

第二次世界大戦終結後、ドイツから抑留されたStG44の開発者であるヒューゴ・シュマイザーの技術的助言の下、ミハイル・カラシニコフが設計した。

なお、本記事では、直接の改良型であるAKM、その他7.62x39mm弾を用いるシリーズ製品、および各国で生産されたモデルについても記述する。

AKは、StG44の基本概念を直接継承した製品でレイアウトにも共通点があるが、閉鎖・撃発機構には米国のM1カービンなどからの影響を受け、その基本構造も独自のものである。

AKは、StG44と同様に長ガスピストン方式を用い、銃身上にガスピストンを位置させた設計を継承し、長いバナナ型弾倉とピストルグリップを持つ共通した設計で構成されている。

ボルトを開放/後退させるボルトキャリアはガスピストンと一体化したデザインであり、ボルトと一緒に前後動する総重量の大きさから命中精度は悪影響を受けているが泥汚れなどにも耐える確実な作動性を実現している。

さらに、銃身と薬室の内部、ガスピストン、ガスシリンダー内部には耐腐食性・耐摩耗性に優れたクロムでメッキされ、腐食や摩耗を抑えている。

ボルトはボルトキャリア内側のカム溝によって、その前後動とともに回転させられ、ボルト先端の突起が銃身基部の切り欠きと嵌合/解除する事で、薬室の閉鎖/解除を行う。
ボルトキャリアを前進させるリコイルスプリングは後方に位置し、分解時に飛び出して紛失する事を防ぐため、ワイヤーを折り曲げたストッパーを内蔵させて一定の長さ以上に伸びないよう工夫されている。

撃発機構は大きく余裕を持ったレシーバー(機関部)内の空間に位置し、泥が侵入しても動作に支障が起き難いよう設計されている。
ハンマー(撃鉄)などを動作させるスプリングは、極寒の北極圏から灼熱の砂漠地帯まで変化に富んだソ連全域で使用できるよう、MG42を参考に2本のピアノ線を捻ったものが使用されている。

レシーバー右側面にはダストカバーを兼ねた大型のセフティレバー兼セレクターがあり、カバーを閉じた状態は安全位置となり、引き鉄がロックされ発射できなくなる他、ボルトも不完全な位置までしか後退できなくなる。

セフティの解除には右手をグリップから離して、親指を使って押し下げる操作が必要であり、解除の次は全自動位置となり、さらに押し下げると半自動位置となるが
グリップから手を離さずに全ての操作が可能な欧米諸国のアサルトライフルに比べてセフティ解除から発射まで時間がかかり、操作の際に大きな金属音が出る弱点がある。

AKから派生したイスラエル製のガリルは、レシーバー左側面にレバーを設けてより早い操作を可能にする改良が施されている。

銃身と銃身基部の接合は、AK-47ではネジ込み固定とされていたが、AKMでは銃身を圧入した後に一本のピンで固定する方法に改められ、中国製の56式自動歩槍などでは、ほとんど全てがAKMと同じ固定方法を用いている。

銃身途中にはガスポートが穿たれ、ガスシリンダーを取り外すと肉眼で目視できるため、作戦行動中にガスポートが詰まってしまっても、兵士が自力で対応する事も可能である。

リアサイト(照門)は、ボルトアクション式小銃と同様のタンジェントサイトと呼ばれる種類である。

横方向への修正は専用工具でフロントサイト(照星)を調節して行う。
M16などの上下左右に微調整できるピープサイトに比べて照準時の精度は低く、使用時の微調整が困難だが、素早く照準を合わせられる利点がある。

射程距離は800mまで対応している。

カラシニコフは設計にあたって、開発当時、専門教育・高等教育を受けていない新兵達にも取り扱いが容易な様に、彼らの気持ちになって様々な工夫をしたと述べている。

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