Last Origin (ラストオリジン) 日本版攻略wiki - 行動力とAPについて

はじめに

このページは、ラストオリジンの戦闘における極めて重要な要素である行動力APについて解説します。
ページ作成者により大量かつ貴重な実測データが残されており、それを元にした詳しい仕様への推測となります。
敵も味方もまったく同じ行動力・APの仕組みで動いていることが確認されています。


忙しい人用のまとめ

  • ラウンド開始時に全キャラのAPが行動力と同じ値だけ加算される
  • AP10以上のキャラはそのラウンドに行動可能になる
  • ラウンド1のみ、AP10以上のキャラがいない場合、だれかがAP10以上になるまで行動力分の加算が繰り返される
  • 最大APは20。内部的にはかなりのケタ数まで計算されている(キャラを長押しして詳細表示で確認できる)
  • ラウンド中の行動順は所持APが多い順
  • ラウンド途中でAPが変動した場合、行動順もそれに応じて変動する
  • 行動前にAPが10を下回ったキャラは行動がキャンセルされる
  • 敵と味方のAPが同じである場合は味方が先に行動する
  • スキルを使用する際、設定されたAPを消費する
  • 行動選択をした後まだAPが10以上あればもう1回行動できる(1ラウンド中の行動は2回まで*1
  • 待機はAP1、移動はAP2消費
  • 待機・移動をした場合2回行動は不可(1回目にスキルを使用して2回目に待機することは可能)
  • 回路による行動力増減は元値を変更する。OSやバフ/デバフなどのパーセンテージ増減はその値に掛けられる
  • スキルや装備の行動力パーセンテージ増減は加算式(10%と7%が乗っていると、行動力は1.17倍になる)

行動力とは

スキルを使うために必要なAPがラウンドの開始時にどのくらい回復するのかを表しています(「素早さ」と言えばわかりやすいかも)。
基本的にはこのステータスが高いほど行動が速く、また行動回数が多くなり、逆に低いと行動が遅く少なくなります。
ただし、スキルごとに設定された消費APが大きいと、行動力が高くてもそれほど行動回数が多くなかったりします。

APとは

APは何かしらの行動をする為に必要なポイントです。
各キャラごとに有しており、最大で20APまで所持できます。
ラウンド開始時、以下のような処理が行われてから実際の行動フェイズに入ります。
  1. ラウンド開始時発生のすべてのバフ/デバフが適用される
     補助エネルギーパックP/A-8 ブラックハウンドプランクスター・マーキュリーのようなラウンド開始時のAP増減効果もここで適用される
  2. 各キャラのAPが行動力と同じ値だけ加算される
  3. ラウンド1のみ、APが10以上のキャラが1体もいない場合、だれかが10以上に到達するまで全員のAPに行動力分の加算を繰り返す

行動フェイズに入ると、AP10以上を持つキャラはそのラウンド中に行動できます。
APは同時に「行動順」にも関わっています。詳しくは下記「戦闘中の行動順について」を参照。

各キャラが行動する際、スキルごとに設定されたAPを消費します。
「待機」のAP消費量は1、「移動」のAP消費量は2です。

また、スキルを1回選択してもまだ未消費APが10以上残っている場合、もう一度行動選択が可能です。
ただし、1ラウンドごとに行動は2回までとなります。この上限は強行戦闘補助装置や一部の戦闘員が持つ「最大行動回数+1」で増やすことが出来ます。
例:APが20溜まっているキャラが、AP消費4の行動選択する。
 この場合、1回APを4消費してもまだAPは16余っているので、もう一度行動できる。
 もう一度AP消費4の行動を選択した場合、まだAPは12余っており、APは10を上回っているが、1ラウンド内の行動は2回までなので、それ以上行動はできない。
2回目の行動の行動順は、1回目の行動による消費APを差し引いた残りAPによって決まります。
例:コンスタンツァがAP20、グリフォンがAP17、ヨアンナがAP15を所持してラウンドを開始した。
 コンスタンツァは1回目の行動でAP消費4のスキルを選択。
 2回目の行動時にはAPが16残っている予定なので、グリフォンより後、ヨアンナより前の行動順となる。

戦闘中の行動順について

ラウンド中は所持APが多い順に行動

APは小数点下かなりの桁数までの細かい値を持っています。
詳しい数値は、戦闘中の行動順アイコンやキャラを長くタップすると出てくるステータス画面に表示されています。
(AP12.65205……というふうに表示されています)

ラウンド中にAPが変化した場合、行動順も随時変化

LRLのアクティブ2などでAPが変化した場合、行動順も変化します。
AP10を下回る場合、行動はキャンセルされます。
例:AP12のキャラが行動を行う前に、APがマイナス3され、APが9になってしまった場合、行動は行われない。
 行動していないのでAP消費もない。
行動力12から消費AP4の行動を行おうとして、その前にマイナス3されて行動がキャンセルされた場合、APは9の状態で次ラウンドに移行する。

APが同じ場合の行動順

所持APが小数点以下まで完全に同じである場合、以下のルールに従って行動します。
  • AP20未満で所持APが同じキャラが複数いる場合
行動力に関わらず、味方が先に行動します。
味方同士では、前列に近いほど先に行動します。同じ列では上のキャラが先に行動します。
行動順(味方)
741
852
963

検証(2022.09.30)

  • AP20のキャラが複数いる場合
行動力に関わらず、味方が先に行動します。
味方同士では、配置に関わらず、行動力が高い順に行動します(どちらが先にAP20に到達したかも関係ない)。

検証(2022.09.30)


型ごとの傾向

  • 軽装型
 行動力:中
 消費AP:低
 そこそこ足が速く、消費も軽いので、2回行動を取りやすい型になります。
  • 機動型
 行動力:高
 消費AP:中
 行動力は高いものの、消費APが多めの傾向があります。
 先手は取りやすいですが、高速で動き続けることができるかというと、また別。
  • 重装型
 行動力:低
 消費AP:高
 行動力が低い上に消費も重いので、手数は少なめ……まあだいたい、鈍足です。

ページ作成者による実証と考察

このページ作成者氏による貴重な実測データと考察の足跡。
結論に至るまでの流れや論拠を知りたい人向け。
考察中の仮定的概念などもそのまま書かれているため注意。