AIEJI 国際社会教育職員協会 (International Association of Social Educators)
（１）全世界の社会教育職員の上部団体
AIEJIは1951年3月15日に結成され、ヨーロッパを中心に発展してきた「社会教育職員（Social Educators）」の国際団体である。
発足当初はドイツ、フランス、オランダ、ベルギーからの参加者のみであったが、現在ではEU加盟国中15か国の全国レベルの職員団体をはじめ27の団体、機関が加盟している。北米、南米、中近東、東欧（ロシア）に地域代表を置き、4年ごとに世界各地で世界大会を開催する国際NGOに発展してきている。
AIEJIは、規約（2014年改訂版）第2条において、協会の目的として「社会教育の哲学および独自性を主張し、促進する」ことを掲げたうえで、そこから派生する以下のような具体的な目的を列挙している。
�）�国の社会教育職員の団結を通じた職業実践の質的向上。
��国際的、多文化的主義的な協働の促進。
��職員の資質向上のための教育と訓練の発展。
��AIEJIを中心とする社会教育のネットワークの強化。
�タ邑�及び児童の権利を基礎とした実践と方法の強化。
さらに以上の諸目的を実現するための具体的目標として、�＿談楚Π�団体のない国での組織化、��国際的な会議、研究会、セミナー等の開催、�９餾歸�な人的、理論的交流、�ぜ匆餠軌蕁⊃祐嵎〇稱�野での研究、出版、実践記録交流など、�ス駭◆∪�府機関、NGO等との連携、�Δ修梁召療�切な手段、を挙げている。
AIEJIは構成員を、各国の社会教育職員の団体（A会員）、社会教育に関連した組織、機関、教育・訓練施設等（B会員）、社会教育職員および社会教育に関連する研究者、市民などの個人参加（C会員）の3カテゴリーに分けている。総会での決定に際しては、C会員が1票、B会員が10票なのに対し、A会員にはその大小を問わず80票が与えられる。これはAIEJIが各国の社会教育職員を代表する団体の国際的上部団体という組織原理を基本としていることを示している。
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