ライトノベルズ

『ねぇ、知ってる？“ブルー・ムーンの伝説”のこと。天空に蒼い月が現れる夜には、不思議な出来事が起こるんだって―』「誰…？」振り仰いだ真子の瞳に映る漆黒のマント。蒼い月の光の中、長身の人影が浮かび上がる。「まさか…ノクトルム！？」桜真子は超絶貧乏な女子高生。巷を騒がす“怪盗ノクトルム”を捕まえて、賞金を頂く計画中。でもある日、年上の甥だという祐作とその兄・恭一郎が現れてから真子の日常は一変した…！ブルー・ムーン―蒼い月の夜。それは、百年に一度、奇跡の起こる夜のこと―。ロマンティック・ミステリー登場。

それは、麗らかな初夏のある日。「ねぇ…コレ、なに…？」呆然とする真子の前に落ちていたモノ。それは何と、金髪碧眼の美少年！怪盗ノクトルムにかけられた懸賞金で極貧探偵社を立て直す！と誓った女子高生・桜真子と、同居人の〈年上の甥〉蒼月祐作。二人が公園で見つけたのは、血だらけで倒れていた一人の少年。モンデラル王国の王位継承者だというその少年は、ノクトルムに命を狙われている、という。義賊であるはずのノクトルムが、暗殺―？真子は真相を解明すべく少年の護衛を買って出るが…。ロマンチックミステリー第二弾。