まどっちとほむほむ愛、語ります、紡ぎます。



細い声で彼女、まどか、鹿目まどかは、暁美、暁美ほむらに、
「もう…十時間以上…だよ……ほむ、らちゃ、んっ、もう十時間以上シテルよ…
止まって。止まってよ。ほ…む…らちゃ、んんんんんんっ!ぃぁああぁぁぁぁぁぁっ!」
答えは冷酷。情け一切なし。
「まだ。まだよまどか。また、イッちゃったようだけどっ。は、ふうううぅんぃぃぃぃぃんんんっ」
まどかの幼ない肢体が狂う。それにつられてかほむらの身体も撥ねた。満月の夜。雲ひとつない。
「まどか。わたし、わたし、!あっあっあっあああっ!まどかのお口…吸うとアマーいのねっ!」
「ほむらちゃん、ほむらちゃん!んっ。ちゅ。ちうちぅっちゅちゅっ!ん!おクチとおクチだけでもこんな…なんて!」
月が見ている。甘い唇の奪い逢うかの熱いベーゼ。淫らに乱れるふたり…。止めどないオーガズム。暴れる欲望。
肉、秘密肉が秘密肉と結ばれ詰められる。
溶岩のようにふたりは交じり愛し愛され。儚くも美しい淫乱美に酔っていた。
「はあっイイ!凄いよほむらちゃんっ!かっあはああ!うんうんほむ!ほむ!ほむらちゃああん!」
たがいの夢を貪りエロスへ堕ちて往く。ここは秘密の花園。内緒の桃源郷。
「まどか!まどか!まどか!ああまどかまどかマドカマドカマドカマドカ――っまどかっ!ほとばしっちゃうわたしいぃぃぃ」
「ほむ…ちゃんほむらちゃ、んんっんんんんっああ――ほむらあああああああああちゃんんんんんんんん!」
「イくイくイくまどかでイっちゃうよぉまどかでイくぅまどかあっもう手放さない子すずめちゃんまどかちゃんっンミノっはあっ」
絶頂に果てはなかった。恋に、愛に。終止符はなきがよう。片方の生娘だった美少女の頬を何かが下へツ、と流れて落ちた。
「あれ?あっああっあああああ?わたし、涙が?止まらないよう、まどかぁまどかぁまどか――?!うあっ」
「やだ。泣かないでほむらちゃん。泣いちゃ悲しいことしてるみたいでわたし、わたしぃっ!はあっイくぅ」
二の句を幼女は続ける。必死で続ける。浅ましい身体。こんな時も欲望を求める。卑しい自分。
「ああっもっとぉもっとイいのををっ泣かないでほむらちゃんもっとおっイきたいのを我慢するからぁぁぁあああああ!」
躍動する。蠢く。羽虫のように。もう脱皮の時期であると言わんばかりに。さなぎから蝶へと。ヘンシンして往く。
「ほむらちゃん!あああ!ああああ!ほむらちゃん!抱いてぇ強く抱擁してぇ!」
「…まどかちゃん!ナミダ、止まらないんだ、ゴ、メンねえっ!ああっまどかちゃんんっ!ああっ?」
ふたりの蜜は噴き出して止まらない。誰も知らない、わからないこの聖地で。燃え滾る。ぼうぼうと。


ふたりはもう止まらない。永遠の秘密の花園で。

止まらない。

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