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K-TRAC(けーとらっく)は、神雲急行電鉄(神電)が保有する全線に導入している、列車の進路をコンピュータにより自動制御する運行管理機能と旅客に対して運転状況を自動案内する機能をもつ列車運行管理システム (PTC) の事を指す。このシステムは他のPTCと一線を画す様々な機能が盛り込まれている。

概要

このシステムには、主に次の役割がある。1つ目は輸送障害発生時にスムーズな復旧を行う事、2つ目はダイヤ改正等で大幅な変化があった際に素早く対応出来る事、3つ目は競技運用に対応する事である。これらに対応するため、K-TRACには様々な機能が備わっている。

主な機能

機器構成

K-TRACは神雲総合指令所に設置されている中央装置「K-CENTRAL」と各施設に設置される指令装置「K-CONTROL」の大きく分けて2つの装置からなる集中・分散ハイブリッドシステムである。K-CENTRALには神雲総合指令所の大型モニタに各情報を表示する役割もある。
基本的にK-CENTRALとK-CONTROLを無線通信で接続し、情報の送受信などを行う。通常時はシステムで全ての指令業務を行う事が出来るが、一部業務を指令員が担うことで技術の維持・向上も図っている。
余談だが、K-CENTRALには日本のスーパーコンピュータ「京」の技術を活用して開発されたスーパーコンピュータ「紫電(K-MEMORIAL)」を使用しており、様々な計算を瞬時に行う事が可能なため、これだけの多種多様な機能を盛り込むことが可能となっている。

列車遅延案内

輸送障害発生時には、K-CENTRALが各列車の現在位置と速度等の走行データを収集し、0.1秒で次駅以降の着発時刻を計算。その結果を各駅の案内表示器に1分単位で表示する。また、15分以上の遅れが見込まれる場合には案内表示器の発車時刻に定時の場合と遅延時の予定発車時刻、各列車の現在の遅延時間を表示する機能を持つ。また、着発時刻も計算が続けられ、結果が変わった場合はリアルタイムで更新される。(25分遅れの場合は"25分遅れ","25 minutes late"などと表示される)
また、運転見合わせとなった場合には再開見込み時刻等も表示される。("現在運転見合わせ中です。再開予定時刻は午後3時頃を見込んでおります。","Operation is currently suspended.It is expected to reopen around 3:00 p.m."など)
また、自動放送でも「"電車が遅れまして大変ご迷惑をお掛けいたします。申し訳ございません。","The train was delayed and we apologize for the inconvenience."」と案内が行われる。

旅客案内装置

各駅のK-CONTROLには駅で使用される自動放送が一通り収録されたデータが保存されており、各種放送を行う事が出来る。
自動放送装置は次列車予告放送、接近放送、到着放送、乗換・停車駅案内、発車放送、啓発・告知放送を自動で行える他、日本語と英語での2ヶ国語放送に対応している。また、主要駅においては中国語とハングルでの放送にも対応しており、4ヶ国語放送を行う事も可能である。
駅コンコースにはLCDモニタによる発車案内標が設置されており、各列車の停車駅や終点駅の到着予定時刻、更にはCMの放映等も行われている。
駅ホームには一部駅を除いてフラップ式(俗に言うパタパタ)・行灯式・単色LED式・3色LED式・フルカラーLED式・LCDモニタ式の何れかの案内標が設置されており、駅コンコースのLCDモニタとほぼ同様の表示が行える(CMは流石に無理です)。
また、駅ホームのLEDには列車のイラストを表示する機能等も備わっており、使用車両が一目で分かる様になっている。

ダイヤ改正対応機能

毎年のダイヤ改正ではシステム全体の変革を迫るような時刻の変更等が行われる事もあるため、システムに打ち込むにも膨大な時間と手間が掛かることから、これまでは対応に時間が掛かっていた。この不都合を解消するため、K-TRACには「汎用型ダイヤシステム」という機能が付加されている。この機能は新ダイヤのデータファイルをインストールすると全自動で運行システム全体がアップデートされ、僅か数秒で新ダイヤへの対応が完了するという優れた機能を持っている。
この機能を導入したことで、ダイヤ改正時に掛かる費用を従来の3分の1に抑える事が可能となり、コストダウンと運行管理の円滑化を同時に行う事が出来たという。

逝っとけダイヤシステム

ダイヤ乱れの際に通常では考えられないような行先や種別が誕生する事があり、ここではそれらの総称として「逝っとけダイヤ」という言葉を使用する。
逝っとけダイヤと言えば某ハマの赤いAirlineや暴ンネットワークとか言うカオスエリアを持つ青い元国鉄が有名だが、この逝っとけダイヤを運行管理システムで実行・管理が出来るのがこの「CHAOS CONTROL SYSTEM(通称 逝っとけダイヤシステム)」である。
この機能は大規模な輸送障害が発生した際にのみ用いられ、平常時にはシステム側でロックが掛けられている。
緊急時にはパスワードを入力することでロック解除が可能だが、不正利用防止のため毎回パスワードが変更されている。つまりそれだけ諸刃の剣ということである
しかしながら逝っとけダイヤはシステムだけでは完全な実行が難しい為、実行の際は社長直々に指揮を執っている。

競技運用機能

舞日本では鉄道競技(俗に言うD仕業)が盛んだが、この運用に対応するために付加されたのがこの「TRAIN BATTLE SYSTEM(D仕業システム)」である。
この機能には、競技の際に必要な線路閉鎖手続き、車両手配等を一括で行う事が出来、競技のスムーズな実施が可能となっている。線路の損傷なんて気にすんな、不思議な力で翌朝には元に戻ってるから

その他汎用性のある機能

SB式停車駅パターン作成機能

日本の某千鳥停車王国SB鉄道私鉄で有名な「千鳥停車」等の複雑な停車駅パターンを各駅の乗降客数、乗車率などが蓄積されたビッグデータを元に組み上げてくれる機能。これなら大きなお友達も満足してくれますね!というか社長の趣味で付けた機能やろコレ

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