TRPG(テーブルトークRPG)とは
テーブルトークRPGとは、紙とペンとサイコロだけでプレイするロールプレイングゲームのこと。テーブルトークRPGという名称は日本国内で作られた和製英語である。海外では「Tabletop role-playing game」あるいは「Pen & Paper RPG」や単に「Role-playing game」やRPG と呼ばれる。そのため海外では「ロールプレイングゲーム」といえば、コンピューター向けRPGではなく、このテーブルトークRPGのことを指す。テーブルトークRPGは伝統的には、5人 (4人のプレイヤーとゲームマスター) 程度の人数でテーブルを囲って、紙とペンとサイコロを使ってプレイするゲームである。テーブルトークRPGには、世界観やキャラクター作成の情報などを詳述したルールブックがある。テーブルトークRPGではキャラクターは、与えられた任務をどれくらい成功させられるかを定義している数値がある。
ビデオゲームでは、ロールプレイングゲームのジャンルでテーブルトークRPGと混同していることがある。テーブルトークRPGはほとんどがボードゲームであり、コンピュータは (伝統的には) 使われることがなかった。ビデオゲームのジャンルは古いテーブルトークRPGが由来ではない。しかしテーブルトークRPGはビデオゲームよりも制限事項が少ない。そのためバラエティ豊かな幅広い特徴を持ったキャラクターを定義できる。ビデオゲームに共通しているクラスベースのシステムはダンジョンズ&ドラゴンズが由来である。ガープスは別の (CPベースの) システムを利用している。
GURPS(ガープス GURPS) 、スティーブ・ジャクソン・ゲームズが開発した、「Generic Universal RolePlaying System(包括的で汎用的なロールプレイングゲームシステム)」の略称が由来の、テーブルトークRPGのゲームシステムである。汎用的であるため、舞台背景を現代、中世、ファンタジー、SFや未来世界といったさまざまなジャンルをクロスオーバーのごとく、これひとつでまとめて扱うことができる。
GURPSの日本語版は、今までのところ、主にグループSNEが翻訳しており、角川書店が独占翻訳権を持ち、主に富士見書房が出版社であった。過去には、角川スニーカー文庫、廃刊した角川スニーカーG文庫から出版されたルールブック・サプリメントも存在する。
ガープスは幅広いバラエティ豊かなキャラクターとセッティングをサポートするようにデザインされている。