GURPSよろず - 生死判定

生死判定

 「生死判定」は第4版『ベーシックセット』の原書にはない(か、ほとんど使われていない)用語であり、「死亡判定」とも呼ばれる判定。日本語版でも明確な定義はあまり見当たらずサラッと用いられている。
「死を回避するための生命力判定」(「HT roll to avoid death」「HT roll to stay alive」)という形で用いられることがあり、この判定に失敗することは、そのキャラクターの死亡(か死にかけている状態)を意味する。

 通常、「生死判定」はそのキャラクターのヒットポイントHP)が「-HP点(最大HPの-100%)」以下まで低下すると発生する。HP低下とその影響は以下の通り。
HPの値影響
HPが残り1/3未満基本反応速度基本移動力が半分(端数繰り上げ)になります。これにより、「よけ」が半分 (端数切り上げ)。
HPが残り0以下上の状況に加え、戦闘中ならば自分のターン開始時にHPのマイナスHP分だけ-1の修正で生命力判定に失敗すると意識を失う。
無生物は行動が停止。生命力判定に成功した場合、失敗して意識を失うまで毎ターンこの判定を行なう。 「何もしない」場合はそのターンは判定不要
HPがHPの-1倍上記に加えて生命力判定を即座に行い、失敗度3以上で失敗すると死亡。
失敗度が1か2のとき「致命傷」。 成功したとき、上記の生命力判定に失敗して気絶していなければ通常どおりの行動ができる。
HPがHPの-2倍上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。
HPがHPの-3倍上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。
HPがHPの-4倍上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。
HPがHPの-5倍自動的に死亡。
HPがHPの-10倍体が完全に破壊される。
破壊される手段によっては蘇生に不利な影響を与える可能性あり。

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