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doraemon19731979 2020年03月20日(金) 19:25:18履歴
『仮面ライダーストロンガー』(かめんライダーストロンガー)は、1975年(昭和50年)4月5日から12月27日まで、毎日放送制作・NET(現・テレビ朝日)系列にて毎週土曜19:30 - 20:00(JST)に全36話(未放送3話)が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。
「仮面ライダーシリーズ」第5作目。第1期昭和仮面ライダーシリーズ最終作である。
単純明快な作品とすることが目指され、西部劇のような放浪劇となっているのが特徴である。レギュラー登場人物はシリーズで最も少ない。
単純明快な作品とすることが目指され、西部劇のような放浪劇となっているのが特徴である。レギュラー登場人物はシリーズで最も少ない。
前作品『仮面ライダーアマゾン』は、前々作品『仮面ライダーX』の終盤よりも視聴率は持ち直したもののその後は数字が低下し、結果予定通り24話で終了した。そして、NET側の意向により、「アマゾン」に代わる新番組が急遽制作されることとなった。
東映の平山亨は「5人の仮面ライダーが活躍する」という案を毎日放送側に提示したが、仮面ライダーシリーズを初代『仮面ライダー』から担当してきた毎日放送編成局映画部長の庄野至は、「ヒーローは1人であるべき」とし、これに反対した。このため、従来通り仮面ライダーは「ストロンガー」という単独ヒーローとなった。没となった「5人ライダー」の企画案であるが、これはそのまま後のスーパー戦隊シリーズの礎となる火曜19時台の『秘密戦隊ゴレンジャー』の設定に生かされることとなった。
「『X』『アマゾン』ときて、正直手詰まりな感じがあり、ヒーローものとしての原点に立ち帰ろうと思った」と語る平山が次に提示したのが、「単純明快、痛快明朗」を目指した『仮面ライダースパーク』だった。仮面ライダーには「改造電気人間」という視覚的に訴えかける新要素を設定。しかし「スパーク」という名称は商標登録されていたため、「ストロンガー」に変更された。各地を放浪するというアイデアは前作『アマゾン』の初期案である『ドラゴンライダー』の初期設定を踏襲しており、デザイン画にも共通性が見られる。
また、「私たちも仮面ライダーごっこがしたい」という女の子たちの意見を聞いた平山の発案により、シリーズ初の変身ヒロイン・電波人間タックルの登場も決められた。タックルも当初は女性仮面ライダーとして提案されていたが、5人ライダー案と同様に毎日放送側から却下された。
敵方のキャラクター「奇っ械人」にもストロンガーの「改造電気人間」同様に、「改造スプリング人間」「改造ガス人間」など、明快な特徴がもうけられていたが、これを1話限りの登場で描ききることは難しかったらしく、切り捨てられた。
東映の平山亨は「5人の仮面ライダーが活躍する」という案を毎日放送側に提示したが、仮面ライダーシリーズを初代『仮面ライダー』から担当してきた毎日放送編成局映画部長の庄野至は、「ヒーローは1人であるべき」とし、これに反対した。このため、従来通り仮面ライダーは「ストロンガー」という単独ヒーローとなった。没となった「5人ライダー」の企画案であるが、これはそのまま後のスーパー戦隊シリーズの礎となる火曜19時台の『秘密戦隊ゴレンジャー』の設定に生かされることとなった。
「『X』『アマゾン』ときて、正直手詰まりな感じがあり、ヒーローものとしての原点に立ち帰ろうと思った」と語る平山が次に提示したのが、「単純明快、痛快明朗」を目指した『仮面ライダースパーク』だった。仮面ライダーには「改造電気人間」という視覚的に訴えかける新要素を設定。しかし「スパーク」という名称は商標登録されていたため、「ストロンガー」に変更された。各地を放浪するというアイデアは前作『アマゾン』の初期案である『ドラゴンライダー』の初期設定を踏襲しており、デザイン画にも共通性が見られる。
また、「私たちも仮面ライダーごっこがしたい」という女の子たちの意見を聞いた平山の発案により、シリーズ初の変身ヒロイン・電波人間タックルの登場も決められた。タックルも当初は女性仮面ライダーとして提案されていたが、5人ライダー案と同様に毎日放送側から却下された。
敵方のキャラクター「奇っ械人」にもストロンガーの「改造電気人間」同様に、「改造スプリング人間」「改造ガス人間」など、明快な特徴がもうけられていたが、これを1話限りの登場で描ききることは難しかったらしく、切り捨てられた。
本作品は当初、全52話(4クール)での終了を予定していた。だが、初回視聴率が振るわなかった上に数字は下降を続け、最高・最低・平均ともに『アマゾン』を下回るまでに至った。これは、本作と同日に放送開始したフジテレビの『欽ちゃんのドンとやってみよう!』の初回が関東地区で17.1%の高視聴率を記録し、以後も子供たちを中心とした視聴者層がそちらに流出していったからである。
毎日放送は6月から「番組強化キャンペーン」を展開したものの、結局本作品をもって仮面ライダーシリーズの終了を決定した。これは、毎日放送の左近洋一らの、「人気のある内に終わらせよう」との意向によるものである。
「有終の美を飾りたい」との毎日放送側の計らいによって、最終話(第39話)は藤岡弘以下、歴代の仮面ライダーが素顔で全員客演し、原作者の石森章太郎も山田稔と共同で監督を務めるという布陣となっている。各俳優のスケジュール調整には相当な無理があったらしく、揃っての撮影は1日のみであった。7人の仮面ライダー全員が素顔で揃ったのはこれが最初で最後であった。予告では「仮面ライダー最終回」とアナウンスされ、シリーズの最終回を強調されていた。本作品の撮影終了後、仮面ライダーシリーズ終了記念パーティーが開催された。
終了後も土曜19時台では引き続きMBS制作によるテレビ番組の放送が継続され、1975年1月 - 3月に穴埋めとして放送された後、視聴者から再開要望が多く寄せられていた『まんが日本昔ばなし』が本作品の後番組に充てられ、『あばれはっちゃくシリーズ』(1979年4月7日に火曜19:30枠から移動)『暴れん坊将軍』(1978年1月7日開始)『土曜ワイド劇場』(1977年7月2日開始)とともに、1970年代後半から1980年代前半におけるテレビ朝日系土曜ゴールデン・プライムタイムの看板番組として定着することになる。毎日放送・東映・石ノ森章太郎による特撮ヒーロー路線は、土曜19時台前半の「宇宙鉄人キョーダイン」に引き継がれた。
本作品にてひとつの区切りを迎えた仮面ライダーシリーズであるが、番組終了から4年後に『仮面ライダー (スカイライダー)』でシリーズを再開、その後も幾度かの紆余曲折を経て2000年以降の「平成仮面ライダーシリーズ」まで継続することになる。
視聴率 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|---|---|---|
関東 | 13.5% | 10.0% | 12.7% |
関西 | 15.7% | 13.0% | 14.7% |
「有終の美を飾りたい」との毎日放送側の計らいによって、最終話(第39話)は藤岡弘以下、歴代の仮面ライダーが素顔で全員客演し、原作者の石森章太郎も山田稔と共同で監督を務めるという布陣となっている。各俳優のスケジュール調整には相当な無理があったらしく、揃っての撮影は1日のみであった。7人の仮面ライダー全員が素顔で揃ったのはこれが最初で最後であった。予告では「仮面ライダー最終回」とアナウンスされ、シリーズの最終回を強調されていた。本作品の撮影終了後、仮面ライダーシリーズ終了記念パーティーが開催された。
終了後も土曜19時台では引き続きMBS制作によるテレビ番組の放送が継続され、1975年1月 - 3月に穴埋めとして放送された後、視聴者から再開要望が多く寄せられていた『まんが日本昔ばなし』が本作品の後番組に充てられ、『あばれはっちゃくシリーズ』(1979年4月7日に火曜19:30枠から移動)『暴れん坊将軍』(1978年1月7日開始)『土曜ワイド劇場』(1977年7月2日開始)とともに、1970年代後半から1980年代前半におけるテレビ朝日系土曜ゴールデン・プライムタイムの看板番組として定着することになる。毎日放送・東映・石ノ森章太郎による特撮ヒーロー路線は、土曜19時台前半の「宇宙鉄人キョーダイン」に引き継がれた。
本作品にてひとつの区切りを迎えた仮面ライダーシリーズであるが、番組終了から4年後に『仮面ライダー (スカイライダー)』でシリーズを再開、その後も幾度かの紆余曲折を経て2000年以降の「平成仮面ライダーシリーズ」まで継続することになる。
大学生・城茂(じょう しげる)は、悪の組織ブラックサタンの秘密を知ったことで殺された友人・沼田五郎(ぬまた ごろう)の仇を討つため、自ら進んでブラックサタンのアジトに乗り込む。そして、苦痛に耐えながら改造手術を受けて電気人間となった。自己催眠装置によって脳改造を免れて大首領への宣誓の場で反旗を翻した茂は、電波人間に改造された岬ユリ子(みさき ゆりこ)を救出し、ともにアジトから脱出に成功。
以後、茂は仮面ライダーストロンガー、ユリ子は電波人間タックルとして、各地をさすらいながらブラックサタンの奇械人と戦う。旅の途中、仮面ライダーアマゾンまでの歴代ライダーとともに戦った立花藤兵衛が加わり、3人旅となった。
ブラックサタンを壊滅させたストロンガーとタックルだったが、デルザー軍団が出現。デルザーの改造魔人を前にユリ子が命を落とし、ストロンガーはブラックサタンの科学者だった正木陽一郎(まさき よういちろう)博士によって再改造されて改造超電子人間にパワーアップした。
そして、世界各地から歴代ライダーが次々と日本に帰国。ストロンガーは彼らとともに、デルザーとの最終決戦に臨む。
以後、茂は仮面ライダーストロンガー、ユリ子は電波人間タックルとして、各地をさすらいながらブラックサタンの奇械人と戦う。旅の途中、仮面ライダーアマゾンまでの歴代ライダーとともに戦った立花藤兵衛が加わり、3人旅となった。
ブラックサタンを壊滅させたストロンガーとタックルだったが、デルザー軍団が出現。デルザーの改造魔人を前にユリ子が命を落とし、ストロンガーはブラックサタンの科学者だった正木陽一郎(まさき よういちろう)博士によって再改造されて改造超電子人間にパワーアップした。
そして、世界各地から歴代ライダーが次々と日本に帰国。ストロンガーは彼らとともに、デルザーとの最終決戦に臨む。
技斗は、高橋一俊が『秘密戦隊ゴレンジャー』を受け持つことになったため、第3話より岡田勝が担当した。
美術も八木功から前澤範に交替した。
美術も八木功から前澤範に交替した。
- 原作:石森章太郎
- 連載:テレビマガジン、たのしい幼稚園、テレビランド、冒険王
- 企画:平山亨、阿部征司
- 脚本:放映リスト参照
- 監督:放映リスト参照
- 音楽:菊池俊輔
- 助監督:福島孔道、松本喜隆、真川敏夫、高橋正治
- 技斗:大野剣友会(高橋一俊、岡田勝)
- 効果:松田昭彦、高松孝宣(イシダサウンド)
- 制作:毎日放送、東映
- 毎日放送:土曜 19:30 - 20:00
- 北海道テレビ:土曜 19:30 - 20:00
- 青森放送:
- 岩手放送:火曜 18:00 - 18:30
- 秋田放送
- 山形放送:金曜 17:30 - 18:00
- 東北放送:日曜 9:00 - 9:30(1975年9月まで)→東日本放送:土曜 19:30 - 20:00(1975年10月から)
- 福島テレビ:木曜 19:00 - 19:30
- NET:土曜 19:30 - 20:00
- 山梨放送
- 新潟放送:日曜 10:00 - 10:30
- 長野放送
- 北日本放送:火曜 17:20 - 17:50
- 石川テレビ
- 福井テレビ
- テレビ静岡:金曜 19:00 - 19:30
- 名古屋テレビ:土曜 19:30 - 20:00
- 山陰放送
- テレビ岡山
- 広島ホームテレビ:土曜 19:30 - 20:00
- 山口放送
- 瀬戸内海放送:土曜 19:30 - 20:00
- テレビ愛媛
- 高知放送
- 九州朝日放送:土曜 19:30 - 20:00
- 長崎放送
- 熊本放送:月曜 18:00 - 18:30
- テレビ大分
- 宮崎放送
- 南日本放送
- 沖縄テレビ
毎日放送制作・NET系列 昭和仮面ライダーシリーズ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダーアマゾン (1974年10月19日 - 1975年3月29日) | 仮面ライダーストロンガー (1975年4月5日 - 12月27日) | 仮面ライダー (スカイライダー) (1979年10月10日 - 1980年10月8日) |
毎日放送制作・NET系列 土曜19:30 - 20:00 | ||
仮面ライダーアマゾン (1974年10月19日 - 1975年3月29日) | 仮面ライダーストロンガー (1975年4月5日 - 12月27日) | まんが日本昔ばなし(第2期) (1976年1月10日 - 1979年3月31日) |
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