最終更新: doraemon19731979 2019年10月26日(土) 16:38:27履歴
『三枝の国盗りゲーム』(さんしのくにとりゲーム)は、TBS系列局で放送されていた朝日放送製作のクイズ番組・ゲーム番組である。全410回。製作局の朝日放送では1977年10月2日から1986年3月21日まで放送。
当初はローカル番組だったが、半年後の1978年4月から全国ネットになった。
- 1978年4月から同年9月までは毎週日曜16:30 - 15:55 (日本標準時、以下同)に、1978年10月から1979年3月までは毎週木曜19:00 - 19:30 に放送。そして1979年4月からは毎週金曜19:00 - 19:30に、1984年10月からは「JNNニュースコープ」の拡大により、毎週金曜19:20 - 19:58に移動して放送されていた*1。
緑・赤・白・青の4人の解答者(一般視聴者であり、「アタック25」のように特に一定の年齢層((たとえば4人すべてが30代、など))を寄せ集めなかった)の対戦による個人戦(例外として有名人などのゲスト大会もあった)で、前半のクイズコーナーと後半の坊主めくりゲームとで構成されていた。なお、当初は緑・赤・青・黄の4人の解答者(一般視聴者)で構成された(1977年10月2日〜1979年5月25日)。1982年頃から、バックに電飾がつけられるようになった(クイズ正解時、優勝決定時に点灯する)。
観客席真正面に置かれた、長四角を組み合わせて日本列島を模したパネルが特徴であった。解答者はそのパネル上で「国」に見立てた47都道府県の陣地争奪戦を繰り広げた。
観客席真正面に置かれた、長四角を組み合わせて日本列島を模したパネルが特徴であった。解答者はそのパネル上で「国」に見立てた47都道府県の陣地争奪戦を繰り広げた。
オープニング・解答者紹介→CM→前半戦(クイズコーナー)→CM→後半戦(坊主めくりゲーム)・優勝者決定→海外旅行チャレンジ(その前にVTR紹介あり)→エンディング(全員集合で御辞儀して暗転)→次回予告で構成。
ABCホールでの公開収録で、「世界一周双六ゲーム」と隔週で収録していた。
- オープニングは、法螺貝の音に矢が的に突き刺さる効果音が流れ、その音とともにパネルの日本列島内の4色のライトが点滅。タイトルロゴがアップになったあと、三枝によるタイトルコールがある。
- チャレンジゲームの後には、提供スポンサーから出場者全員への景品紹介があった(ここでエンディングテーマが流れた)。景品には海外旅行用のカバンやセカンドバッグにネクタイ・スカーフや上下用のトレーナーとタオルセットやスイス製の腕時計などがあった。
ABCホールでの公開収録で、「世界一周双六ゲーム」と隔週で収録していた。
1986年3月21日の放送をもって8年半の歴史に幕を降ろした。最終回は「さよなら三枝の国盗りゲーム・ゲスト大会」と題して芸能人対抗戦を行った。解答者は次の4組。
9年間に放送410回、出題者応募葉書342,000通、延べ1,736人。そのうち206人の海外旅行獲得者を出した。なおエンディングのスタッフテロップは、通常ならば固定表示が数秒ごとに切り替わるという演出だったが、最終回だけは画面左方向へのスクロールで表示され、「制作著作:朝日放送」の表示が出たところでスクロールが止まると同時に、三枝がバンザイをするシーンのままVTRが止まる演出だった。そしてそれからの流れで先述の9年間の軌跡をブルーバックで映し出し、最後に「長い間 ありがとうございました」のテロップで番組を締めた。
- ■緑:加茂さくら、麻実れい
- ■赤:甲斐智枝美、大沢逸美
- □白:桂小文枝(後の五代目桂文枝。三枝の師匠)、三林京子
- ■青:小林千登勢、山崎浩子(「象印クイズ ヒントでピント」の女性軍解答者・斉藤ゆう子を置き換え)
- テーマ問題はズバリ「三枝の国盗りゲーム」で、歴代出題者とアシスタントが出演、そして「近似値問題」は「坊主めくり」にちなみ、ステージに32名のお坊さんが登場し「本物のお坊さんは何人?」の問題が出された(正解は「31名」で、1名は子供だった)。クイズの結果は緑が11点、赤が4点、白が8点、青が16点で、青が「クイズ賞」を獲得した。
9年間に放送410回、出題者応募葉書342,000通、延べ1,736人。そのうち206人の海外旅行獲得者を出した。なおエンディングのスタッフテロップは、通常ならば固定表示が数秒ごとに切り替わるという演出だったが、最終回だけは画面左方向へのスクロールで表示され、「制作著作:朝日放送」の表示が出たところでスクロールが止まると同時に、三枝がバンザイをするシーンのままVTRが止まる演出だった。そしてそれからの流れで先述の9年間の軌跡をブルーバックで映し出し、最後に「長い間 ありがとうございました」のテロップで番組を締めた。
- チーフプロデューサー(制作):馬場淑郎→村田弘道
- プロデューサー:北條信之
- ディレクター:菊池正和、森本茂樹
- 構成:堤章三
- 問題作成:秋田千吉、八尋瀧夫、丹波元、北浦康行、本田順一、遠藤あつ子、井上哲基
- 制作協力:大阪東通、各務プロダクション(現・カガミ)
- 制作著作:朝日放送
系列は放送当時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | ネット形態 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 朝日放送 | TBS系列 | 製作局 | 現・朝日放送テレビ |
関東広域圏 | 東京放送 | 同時ネット | 現・TBSテレビ、1978年4月から | |
北海道 | 北海道放送 | 1978年4月から | ||
青森県 | 青森テレビ | |||
岩手県 | 岩手放送 | 遅れネット →同時ネット | 現:IBC岩手放送、1978年4月から 1984年10月まで一時中断 | |
宮城県 | 東北放送 | 同時ネット | 1978年4月から | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット | |
秋田放送 | 日本テレビ系列 | 一時中断あり | ||
山形県 | 山形放送 | |||
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 | 同時ネット | 1978年4月から 1983年9月打ち切り |
テレビユー福島 | TBS系列 | 1983年12月開局から | ||
山梨県 | テレビ山梨 | 1978年4月から | ||
新潟県 | 新潟放送 | |||
長野県 | 信越放送 | |||
静岡県 | 静岡放送 | |||
富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット | 最終回の前回で打ち切り |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | 同時ネット | 1978年4月から |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | TBS系列 | 同時ネット | 現・CBCテレビ、1978年4月から |
島根県・鳥取県 | 山陰放送 | 1978年4月から | ||
広島県 | 中国放送 | |||
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 | 1978年4月から 1978年9月まではテレビ朝日系列とのトリプルネット局 | |
岡山県 →岡山県・香川県 | 山陽放送 | TBS系列 | 1978年4月から 1979年3月までの放送エリアは岡山県のみ 1979年4月の電波相互乗り入れで香川県でも放送 | |
愛媛県 | 南海放送 | 日本テレビ系列 | 遅れネット | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | 同時ネット | 1978年4月から |
福岡県 | RKB毎日放送 | |||
長崎県 | 長崎放送 | 1984年10月から | ||
熊本県 | 熊本放送 | 遅れネット | 1978年4月から 本来の時間帯は『驚異の世界・ノンフィクションアワー』(日本テレビ系列)を遅れネット。 | |
大分県 | 大分放送 | 同時ネット | 1978年4月から | |
宮崎県 | 宮崎放送 | 遅れネット | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | 遅れネット ↓ 同時ネット | ||
沖縄県 | 琉球放送 | 同時ネット |
TBS系列 金曜19時台前半枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
星の王子さま プチ・プランス (1978年7月7日 - 1979年3月30日) ※ここまでアニメ枠 | 三枝の国盗りゲーム (1979年4月6日 - 1984年9月28日) | JNNニュースコープ (1984年10月5日 - 1987年10月2日) ※18:30 - 19:20、25分拡大 |
三枝の国盗りゲーム (1984年10月12日 - 1986年3月21日) ※19:20 - 19:58、10分拡大 | ||
TBS系列 金曜19:20 - 19:58枠 | ||
三枝の国盗りゲーム (1979年4月6日 - 1984年9月28日) ※19:00 - 19:30 | 三枝の国盗りゲーム (1984年10月12日 - 1986年3月21日) ※10分拡大 | 文珍・頭の新体操 (1986年4月4日 - 9月26日) |
霊感ヤマカン第六感 (1974年10月4日 - 1984年10月2日) |
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