2ch掲示板 ミステリー板の「マジで「やられた!」ミステリ」のまとめwikiです。国内・海外、長編・短編問いませぬ。古今東西「叙述トリックの名作」や「マジでやられた!」と思ったミステリを語りませう。


著作者
水生大海
内容紹介
島田荘司選 第1回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作!

短編ホラー映画主演女優としてロケ現場にやってきたマリア。そこで監督に意味ありげに言われる。「きみ、羅針盤にいた子だよね」と。マリアに忘れさりたい過去が甦る。伝説の女子高生劇団「羅針盤」。監督はさらに言う。「一人、死んでるんだよね」
羅針盤はメンバーの死と共に活動を停止した。マリアが殺したのだった。監督はいったいどこまで知っているのか。疑心はふくらむ。
そして物語は四年前、羅針盤の誕生と死へと移ってゆく。

物語はマリアが次第に追い詰められていく「現在」のパートと、羅針盤の物語「四年前」のパートが交互に紡がれていき、最後に殺人事件が「現在」のパートで暴かれます。誰が殺されたのか、マリアとは誰だったのか、そして誰が彼女に復讐しているのか。様々な謎が解き明かされていきます。
また「四年前」のパートの羅針盤の描写は、これだけで一級の青春小説といえます。高校の演劇部だけでは収まりきらないエネルギーを羅針盤にぶつけた女子高校生四人組。小さなぶつかり合いや葛藤はあるものの、ストリートで懸命に演じ、少しずつ人が集まってきます。やがて大きなフェスティバルで彼女たちは声にならないほどの感動を得ることになります。これも大きな読みどころです。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

作家別

有栖川有栖

石崎幸二

井上雅彦

浦賀和宏

荻原浩

北國浩二

北村薫

栗本薫

古泉迦十

小林泰三

佐藤友哉

高野和明

多島斗志之

田代裕彦

西村京太郎

服部まゆみ

門前典之

横溝正史

詠坂雄二


【メニュー編集】

Wiki内検索

どなたでも編集できます