2chエロパロ板「大人しい女の子が逆レイプ」スレのまとめwikiです


『僕の部屋で』

目を覚ます。
いつもと同じ僕の部屋。
寝たり、起きたり、ご飯を食べたりする僕の生活の場。
時々、彼女がご飯を作りに来てくれたりして。
その後、愛を確かめ合ったりして。
僕が生活し、ときどき彼女が来るだけの、とてもプライベートな空間。
まだ真夜中だ。
電気は消えていて、外から弱い紺色の光が入り込んでいる。
その光が僕でも彼女でもない人を照らしていた。
驚いて声が出なかった。

「石川さん…勝手に入ってごめんなさい」

佐伯さん。後輩だった。
佐伯さんは白いブラウスを着てふわふわしたスカートを履いていた。
おしとやかな雰囲気の、女性らしい体付きの女の人。
彼女よりも胸が大きくて、彼女よりもお腹がくびれてる。
そんな人が僕の上に馬乗りになっている。
下腹部に佐伯さんのお尻が乗っていて、女の子の柔らかさが伝わってきた。
変な気持ちになりそうで慌てて佐伯さんをそこからどけようとして、
また驚いてしまう。
両手首が縄で縛られていた。
痛いぐらいきつく。
手首だけじゃない。足首もだ。
僕は大の字でベッドに縛られていた。
寝ぼけていた頭がどんどん目覚めていく。

「え、えっと、これは何?
 どうして佐伯さんが僕の部屋にいるの?」

慌てる僕を見て佐伯さんはくすくす笑う。
さらさらした黒髪が揺れる。

「焦ってる石川さんも、可愛いです」

佐伯さんは質問に答えず、僕の顔を覗き込む。
綺麗な可愛らしい笑顔。
黒髪がはらりと僕に垂れて、笑顔が影に覆われた。
影に隠れていても、色白な肌がほんのり赤く紅潮してるのが分かる。
髪が頬に触れる。しっとりした甘い匂いがする。
心臓が変にバクバク動いていた。
なんだか、どうも、普通じゃない。
鍵は掛けていたし、そもそも佐伯さんはこの家を知らないはずだった。
そして僕はベッドに縛られている。
不穏なものを感じているのに、
もう一方でこれから何が起こるか期待している自分がいる。
つまらない期待を消し去って、僕はなんとか声を出す。

「よ、よくわからないけど…とりあえず、縄を解いてくれる?
 これ、佐伯さんがやったの?」

佐伯さんの口が三日月みたいに綺麗に歪む。
その笑顔が妙にいやらしくて、下半身が反応しそうになった。

「私がやりました。
 石川さんのことが、好きなんです」

「へ…?」

佐伯さんの唇が僕の唇を塞いでいた。
冷たい柔らかい唇。
濡れた唇が唇を滑る感触にぞくぞくしたものが駆け巡る。
いけない。そう思って首を横に振った。
僕には大事な彼女がいる。
どんな状況でもこういうのは良くない。
透明な糸を小さく引いて、佐伯さんの唇が離れる。

「んぅ…嬉しいです、石川さんとのキス……
 こんな時が来るのずっと待ってました……
 石川さんには恭子さんがいるから、
 本当は諦めてたんですけど…」

佐伯さんの手が僕の胸板の上に添えられる。
パジャマの上から心臓の場所を探るように、掌で優しく筋肉を撫でる。
魅力的な笑みはずっと変わらずに僕を見てる。
だけど、これは。なんだろう。
優しく触られてるのに、そのまま心臓を刺されそうな予感。
冷たい恐怖感が湧いてくる。
僕の家を調べて、僕に彼女がいることも知っていて、
彼女の名前も知っていて、あげく僕の家に忍び込んで、
僕を縛ってキスをして……これって、ストーカーじゃないか。
それもきっと、かなり重度の。

「石川さん、そんな顔、しないでください…
 いいんです……私は石川さんのことずっと好きでしたけど、
 石川さんがそうじゃないことはよく分かってるんです」

目の前の笑顔を見ても、
とても人の家に忍び込んで人を縛った人の顔に見えない。
理性的でおしとやかで魅力的な笑顔。
そんな笑顔を浮かべているこの人が、
僕の家に忍び込み僕を縛っていることが怖かった。
見た目も言葉もとても落ち着いて見えるけど、
ちょっとしたことでもっと過激なことをするんじゃないだろうか。
落ち着いて見えるのは見た目だけなんじゃないか。

「さ、佐伯さん…とにかく、
 これを解いてくれる?」

「石川さん怖がらなくていいですよ、
 私は冷静ですから……」

また、唇が触れる。
小さな下で唇を軽く舐められた。
僕が首を振るよりも早く、佐伯さんの顔が僕の首に埋められる。
首筋を暖かい吐息がくすぐる。
佐伯さんの全身がぴったりと僕に密着していた。
柔らかい胸が、胸板の上で潰れてるのを感じる。
スカートから伸びた太ももが、下腹部を優しく圧迫していた。

「…少し、大きくなってきましたね。
 脚に、当たってます」

「それは……いいから、縄を解いてください」

「石川さんはとても優しいですよね。
 こうやって、恭子さん以外の人で勃起してしまうのが許せないんでしょう?
 許さなくいいんですよ、勃起しちゃう自分のこと。
 こくやってぴったりくっつかれて、
 太ももでぐいぐいされるだけで…堪らなくなっちゃいますよね」

佐伯さんの言うとおりだった。
僕は、恭子以外にこんなことをされたくないし、
それで僕が感じてしまうことが許せなかった。
そして、佐伯さんの言うとおりにペニスがむくむくと勃起していく。
硬くなるにつれて、佐伯さんの太ももがしっかりと押しつけられる。
嫌で嫌で、僕は佐伯さんを否定する。
不愉快な悔しさを隠したかった。

「こんな、こんな風にされれば誰だって…」

「そうですね、誰だってそうなりますよね。
 石川さんが恭子さんのことを裏切ってるわけじゃありません。
 仕方ないですよね、若い女の人にくっつかれて触られれば誰だってこうなりますよ。
 生理的反応ですもの、当然です。
 恭子さんも分かってくれますよ、
 縛られて弄られたんだから、しょうがないって。
 今、こんなにパンパンに勃起させてることも、
 これから起きることも」

「…っ」

押しつけられていた太ももがすっと裏筋を撫で上げた。
服も脱がされていないのに、
なんとも言えない気持ちよさで声が漏れる。
嬉しそうな佐伯さんの声が耳元に染み込んでくる。

「ですけどね、分かってても許せるかは別問題ですよ。
 石川さんも恭子さんも聡明な人です。
 それでも、彼女でもなんでもない私に石川さんが
 気持ち良くされてしまったら、そのことが許せずに心の中でわだかまる。
 口では気にしてないようなことを言っても、
 これから抱き合うたびに私のことを思い出すんです。
 石川さんも、恭子さんも。
 二人とも真面目で、お互いにとても愛し合ってますものね」 

オーバーだけど佐伯さんの言うことはきっと正しい。
だから、嫌なんだ。これ以上触らないで欲しい。
太ももがすりすり上下に擦られる。
首筋に当たる佐伯さんの吐息がこぞばゆい。
しっかりと縛られて佐伯さんから逃げることが出来ない。
動けない僕にしっかりと体を密着させる佐伯さん。
パジャマ越しに太ももで圧迫され擦られる感覚に、
早くも射精が近づいてくるのを感じる。

「恭子は、関係ない……今、すぐやめてください。
 じゃないと僕は…怒ります。
 佐伯さんのことを許しません」

「許さない。怒る。
 そういう反応をしてくれるのは嬉しいです。
 でも、ふふふ……」

今更ながら、佐伯さんの声をこんなに聞くのは初めてだと気付く。
高くて落ち着いた、綺麗な声。
両手両足を縛られた僕の上で、
佐伯さんは淫らに体をくねらせる。
太ももでペニスを擦り、体全体で僕の体を味わうみたいに。

「お互い、少しも服を脱いでないのに、
 そんな程度の刺激でも気持ち良いんですね。
 太ももから伝わってきますよ。
 もう、パンツの中、カウパーでぬるぬるなんですよね…」

その通りだった。
初めて女の人を抱いたときみたいに敏感に佐伯さんの体を感じてしまう。
我慢汁で下着がぬるぬるに濡れていく。
服の上から太ももを押しつけられるだけで、こんな。
ぬちゃぬちゃした感触と密着した佐伯さんの体のせいで、
既に挿入してしまっているような錯覚を覚える。

「服も脱いでないし、私は恭子さんじゃないけど、
 こんなに興奮してるんですよね…仕方ないのかな……
 それとも私が恭子さんじゃないから興奮してるんですか?
 彼女以外の女性に気持ち良くされる背徳感が、堪りませんか?
 もしそうなら…ふふっ、本当にそれは恭子さんへの裏切りですね。
 無理矢理されていかされちゃうのは仕方ないかもしれませんが、
 その状況を楽しんでしまうのはちょっと……」

「楽しんでなんかいません…!!
 早く、やめてください」

「そうですよね、石川さんは楽しんでない。
 触られたことに過剰に反応してるだけですよね。
 ……このまま、パンツの中で出しちゃいましょうか、精液」

耳元でそう囁かれると、
待っていたかのように下半身が反応しそうになる。
僕の中身がそのままとろけて出てしまいそうな感覚。
精巣から精液を絞り上げるように、
太もも一定の速さで擦りつけられる。
ズボン越しに揉まれ、擦られ、どんどん我慢汁が溢れてくる。
本当に射精が近づいてくる。
僕はそれを耐えようと力を入れる。
どうしたらいいんだ。
このまま、射精させられるなんて嫌だ。
だけど逃げることは出来ない。
どうやったら気持ち良くなるのか分かってるかのように、
程良くペニスが圧迫され擦られる。

「良いんですよ、出しちゃって。
 誰も見てないし、弄られて射精しちゃうのは当然の生理的反応ですから…
 誰も石川さんを責めないし、石川さんも自分を責めることはないんです…
 変な無理をするのは体に悪いですよ……
 このまま、気持ちよく、出してしまいましょう…」


誰も見ていない。
ここは僕の部屋だ。
だけど、そういう問題なのか。
彼女以外の人に気持ち良くされるのは許せない。
それでも、こんな状況なら仕方がない。
防ぐ術がない。
それでも、そうだ、仕方ないと思っても嫌なんだ。
僕はもちろん、恭子がこの場にいたとしても。
だけど、恭子はここにいない。
甘い快感が太ももで擦り込まれる。
ペニスからトクトクと我慢汁が搾りだされる。
僕に密着する佐伯さんのいやらしい体。
恭子はここにいない。
こんなの仕方ないことだし、僕がそれに耐えればいいことだ。
嫌だけど、仕方がない。

「出してください。そうしたら次はもっと気持ちよくしてあげます」

ズボンの中でぬちゃぬちゃと音がする。
あぁ。もう我慢出来ない。
下腹部で精液が煮立っている。
佐伯さんが顔をあげて僕の目を覗く。
おしとやかな佐伯さんの、淫らで嬉しそうな笑顔。
このまま、佐伯さんに見られながらいってしまう。

「今、石川さん、すごく射精したそうでしたね。
 私の言ったことに反論しないで気持ち良さそうに声を漏らして」

どうして…
太ももが離れ、射精直前のペニスがひくひく震える。
愛おしそうに僕に唇にキスをして、体を起こす。
ペニスを刺激しないように気をつけながら。

「いけなくて残念そうですね…
 どうして残念そうなんですか?」

快感の渦の中で自分が何かを踏み外した嫌な感じがする。
指先が下腹部をなぞった。もどかしい。
このままいっしまいたくて無意識に腰をよじる。
佐伯さんは僕のお腹に乗ってブラウスのボタンをひとつひとつ外していく。

「そんなにイキたかったんですね。
 勃起してしまうのは生理的反応として仕方ないとしましょう。
 気持ちよくなってしまうのも仕方ないかもしれません。
 興奮してしまうのも、世の中には色んな性癖の人がいますからね。
 少し不誠実ではありますが仕方ないとしましょう。
 ただ、自分から気持ちよくなろうとするのはどうでしょう?
 裏切りじゃなくて、何だと言うんです?
 恭子さんよりへの誠意よりも、気持ちよくなることを選んだんですから。
 恭子さんを好きだという気持ちはそんなものなのですか?」

裏切り。違う、裏切りなんかじゃない。
だけど僕は言い返せない。
あのままいきたいと思ってしまったのは本当だったから。
そして、いきたいという気持ちはやり場無く体の中をうねっている。
色白な肌がさらされていく。
黒い下着に包まれた大きな胸の膨らみ。深い谷間。
佐伯さんの言葉を聞きながら、佐伯さんの体から目が離せない。
下半身が熱く脈打っている。

「こうやって酷いこと言われてるのにイクことばかり考えてしまうんですね…
 いいいですよ、嬉しいですよ」

パジャマのボタンが外されていく。
僕の上半身をほとんど裸にすると、嬉しそうに筋肉に指を這わせる。

「もう石川さんは恭子さんを裏切ってしまいました。
 裏切ってしまったんです。
 だから、もう少しだけ裏切りを重ねてみませんか」

いつの間にか佐伯さんが裁断バサミを持っていた。
それに僕が恐怖を感じるよりも早く、ズボンとパンツを切り裂いた。
カウパーにまみれてひくひくと快感を求めるペニスが、
佐伯さんの前に曝け出された。

「石川さんの裏切りを誰も知りません。
 恭子さんはここには居ない。
 だから、もうう少しだけ裏切りを重ねて、
 気持ち良くなりませんか?」

佐伯さんが膝立ちになって下着を脱ぐ。
黒いショーツにたっぷりと愛液が染み込んでいる。
スカートに隠れて見えない佐伯さんのあそこが、
ペニスにゆっくりと押しつけられる。
少しも触られていないのに、熱くてとろとろに濡れている秘所。
そこに裏筋を圧迫されて愛液とカウパーが混ざり合う。

「私は自己満足の為に来ました。
 石川さんは恭子さんのことをとても愛していて、
 恭子さんも石川さんのことをとても愛していますものね。
 私が入る隙はありません。
 だけど、一回だけ言ってくれませんか。
 ”恭子よりも愛してる。”って。
 それだけでいいです。
 そしたら、いかせてあげます、私の中で。
 責任をとれなんて言いませんよ。大丈夫です。
 恭子さんとするときはいつもゴムを使ってますね。
 だけど、今日は生で何回出しても良いんですよ。
 石川さんが望むだけ、いくらでも私の体を使ってください」

恭子よりも愛してる。
そんなことを言いたくない。
それでも射精したくて堪らなくて、
気持ち悪いぐらいだった。
秘所の肉が裏筋を撫で上げる。
今にも射精しそうなのに微妙に刺激が足りない。
佐伯さんが色っぽい吐息を漏らす。
黒いブラジャーを外すと、白くて恭子より大きな胸がいやらしく揺れた。
佐伯さんが僕を見降ろしている。
口を三日月みたいに綺麗に歪ませて、
おしとやかないつもの様子からは想像できないような色っぽさを湛えて。

「誰も気にしませんよ。
 石川さんの小さな裏切りに気付いたりしません。
 私も誰にも言いません。
 私が満足するためにそう言って欲しいんです。
 心がこもってなくて構いませんよ。
 石川さんがいきたくていきたくてそう言ってくれること嬉しいんですよ。
 言ってくれませんか、私のことを恭子さんより愛してるって。
 それで……」

佐伯さんが腰を浮かせ、
膣の入口に亀頭をあてがった。
熱い粘膜に敏感な先端がしゃぶられる。

「楽になりましょう?」


ゴム無しで感じる女の人の感触。
イキたいのに、もどかしく溜まっていく欲望。
恭子はここにいない。
秘密は守られる。
楽になりたい。
心をこめてなくてもいい。
言えばいい。
それで楽になれる。
それ以上、頭が回らない。
愛液が竿を滴っていく。
僕は口を開いた。

「恭子より愛してる…」

「すみません石川さん……
 もう少し大きな声で、私の目を見て言ってくれますか?」

「恭子より愛してるっ…!!」

「誰をです?」

「佐伯さんを恭子より愛してますっ…!!
 だから、はやくっ…」

佐伯さんがその言葉を味わうよう目を閉じる。
絶頂しているような、満足げな表情。
でもその表情は悪だくみが成功した子供のようにも見えた。
軽く舌なめずりをして、僕の目を見つめる。

「私もです。
 私も誰よりもあなたのことを愛してます、石川さん。
 この体を丸ごと捧げてもいいくらいに」

佐伯さんが腰を下ろした。
熱い粘膜にペニス全体がしゃぶりつかれる。
恭子としてこんなに感じたことは無かった。
ペニスがぎゅうぎゅうと締め付けられる。
佐伯さんは腰を激しくグラインドさせる。
愛液と我慢汁が混ざり合って卑猥な音を立てる。
普段の様子からはとても想像できない卑猥な腰使い。
既に限界だった僕はあっという間に高まっていく。

「ん…っ…ください…出してください……」

「っ……佐伯さんっ……!!」


腰がぐっと僕に押しつけられる。
根元まで完全にペニスが飲み込まれ、膣内で肉に揉まれる。
佐伯さんは僕の目を見つめている。
目を逸らせなかった。
更に膣が締め付けられ、僕の気持ちは搾りだされた。
勢いよく精液が佐伯さんの子宮に当たる。
頭の中で血管がドクドク鳴ってるのが聞こえた。
佐伯さんは僕を見つめたまま、
膣で僕の精液を味わう。
どくっどくっどくっどくどく…
体液が搾りだされていく感覚。
佐伯さんは射精に合わせて腰をぐいぐい押しつける。
その動きで余計に精液が搾りだされていく。
女の人の中に出している。
子宮に精液を浴びせている。
快感で頭の中がいっぱいになる。

「すごい、出しましたね……
 こんなに彼女以外の人の中に出して、
 恥ずかしくありませんか…?」

結合部から溢れた精液を指ですくって、
とても美味しそうに佐伯さんが舐める。
ペニスはまだ硬く、しっかりと佐伯さんの膣に咥えられていた。

「まだ、こんなに硬いんですね……
 続けましょうか、石川さんが空っぽになるまで」

射精したばかりのペニスが膣内で揉まれる。
膣内を満たした精液がたぷたぷと音を立てる。
佐伯さんは僕を見つめたまま腰をグラインドする。
止めようと口を開いたけど、
出たのは制止の言葉じゃなくて喘ぎ声だった。
ひねって、押しつけるように腰をグラインドする。
軽く呼吸が止まりそうな激しいセックス。
止めさせたいけど、どうしようもない。
快感によって体がベッドに叩きつけられる。
佐伯さんは僕から目を離さない。

「可愛いですね、石川さん。
 これは私と石川さんだけの秘密です。
 もっと喘いでもいいですよ。
 もっと喘いで、もっと求めてくれれば、
 その分だけ、石川さんを満たしてあげます。
 知ってるんですから、恭子さんとのえっちで物足りなさを感じてること。
 その不満を全部受け入れてあげますよ。
 今夜だけ、難しいことは忘れて楽しみましょう」


佐伯さんの息が荒い。
だけど僕の息はもっと荒かった。
佐伯さんが僕の上に倒れこむ。
汗で濡れた肌を佐伯さんの巨乳が滑る。
目の前であのいやらしい笑みを浮かべて僕を見る。
精液が登って来る。
我慢しようとは思わなかった。

「石川さん、私のこと愛してます?」

「ぁ、佐伯さんっ……!!」

反射的に愛してると言いそうになった。
もう、言う必要は無いのに。
そんな感情も無いはずなのに。
愛してるという言葉が自分の中で空虚になってしまった。
精液が迸る。
また、射精のタイミングに合わせて腰が動く。

「ぁ…愛してます……」

小さな声だった。
けれど、最初とは違い、自主的に言った言葉。
ご褒美のように佐伯さんの膣がぎゅうぎゅう締められる。
精液が溢れる。

「そうですか、嬉しいです。
 私も石川さんのこと、愛してますよ。
 でも、ひとつ、私は嘘をついてました」

快感で満たされた頭でぼんやりと佐伯さんの言葉を聞く。
僕の精液が佐伯さんの膣にどんどん奪われていく。

「このやりとりは秘密だと言いましたよね。
 あれ、嘘です。
 ごめんなさい。
 石川さんが気持ちよく喘いでいたのも、
 私の中に射精した様子も、
 恭子さんよりも私を愛してると言ったのも、
 全部録画してあります。
 さて。それを恭子さんに見せたらどうなるでしょう?
 編集しても面白そうです。
 音声だけ聞かせても楽しそうですね」

さっと体の熱が引いた。
雰囲気に流され快感を味わっていたことを後悔する。
これじゃ、こんな、こんな様子を恭子に見られたら。

「気持ち良くなりたいが為に、
 "佐伯さんを恭子さんより愛してる"なんて言ったこと、
 恭子さんはどう思うでしょう?」

「やめろ…っ!!」

「録画してると知った途端に抵抗する振りをするのは
 随分と不誠実だと思いませんか」

佐伯さんは腰の動きを止めない。
僕の顔を見つめたまま、
ぬちゃぬちゃペニスを貪る。

「石川さんが空っぽになるまで止めないって言いましたよね…。
 明日は土曜日ですし、いくらでも時間はありますよ。
 気を失うまで続けましょう。
 その間、抵抗するふりをしても、
 諦めて気持ちいいことを受け入れてもいいですよ。
 今更我慢しようとして、
 それでも何回も私の中に出してしまう石川さんを見るのも楽しみです」

どうして僕はこんなに興奮してるんだろう。
諦めや怒りがないまぜにになってるのに、
ペニスは更に硬く張り詰める。
もっともっと佐伯さんの中に出したくなる。

「でも、諦めるのが一番幸せだと思いますよ。
 今から抵抗しても、滑稽ですから。
 それでも恭子さんにこれ以上感じてるところを見せたくないというのであれば、
 頑張るのもいいかもしれませんけど。
 でも、どうしたって石川さんが気を失うまで終わりませんけど。
 いや、気を失っても終わらないかな。
 恭子さんとの淡白なセックスでは立たなくなるように、
 限界を超えて愛してあげます。
 最終的に私のことを選ばなくてもいいんです。
 私のことをいつも考えてくれるようになれば。
 ほら、これって私の自己満足ですよね。
 これは嘘じゃなかったですね」

また、射精した。
やめさせないと。
抵抗しないと。
そう思うのに体はまるで言うことを聞かない。
どうせ、一番ひどいところは録画されてしまった。
佐伯さんは恭子にそれを見せる気だ。
恭子は僕を許すだろうか。
許されても、耐えられない。
考えたくない。
まどろみながら快感に溺れたい。
もう、どうせ、どうにもならないんだ。
また、佐伯さんの子宮に精液をぶちまける。
綺麗な、だけど僕を見下した笑みを浮かべて、
佐伯さんは射精される感覚を味わっていた。


***


解放されたの次の日の夜だった。
目を覚ましたのは日曜日の昼。
恭子からの電話で目が覚めた。

佐伯さんが撮った動画を見られたのかと思った。
それで電話をかけて来たのかと。
しかし、そうでは無かった。
普通のデートのお誘い。
ほっと胸を撫で下ろす。
だけど、断った。
手首に縄の痕が残っていたし、
酷い疲労感だった。
ベッドが様々な体液で濡れて酷い有様だった。
破られたパジャマも処分しなきゃいけない。
吐き気がするほど頭が重い。



恭子に会ったのは次の週の土曜日。
職場で佐伯さんは少しもあの夜のことを匂わせなかった。
だから、佐伯さんにも何も聞けなかった。
あの動画を恭子に見せたのか。
だけど、恭子はまだ動画を見てない様子だった。
体調が悪そうな僕のことを心配してくれる。
この日、僕は恭子と寝た。
抱きしめて恭子への気持ちを確かめたかった。

だけど、出来なかった。
少しも興奮しなかった。
触れても、触れられても。
疲れてるせい。
恭子はそう言ってくれた。
そう、疲れてるせいもあるんだろう。
だけど、違う。
違うんだ恭子。
きっと体力が有り余っていても、
もう恭子との交わりで満足することが出来ない。
気を失うまで佐伯さんに犯されたことを思い出す。
そうやって勃起はしたものの、
恭子を見ると萎えてしまう。
恭子の存在が佐伯さんとかけ離れてるから。
あの日、恭子を裏切ったことを思い出してしまうから。
これじゃいけない。
僕と恭子が駄目になってしまう。
あの日のことを忘れなきゃ。
でも、忘れても安心できない。
佐伯さんが録画した映像をどうするべきか、確認しないと。
頑張って頑張ってあのことを自分の中で整理しても、
恭子があの映像を見てしまったら駄目になる。
耐えられない。
何をしても、優しい恭子を守らないと。
絶対に映像を破棄させないと。
そうして、自分の中でもあのことを整理するんだ。
そうすれば、何もなかったことに出来る。
僕は恭子を家に帰して、すぐに佐伯さんに電話をした。

『そろそろ、電話してくるころだと思ってました。
 あの日撮った映像のことですよね』

電話越しにあの綺麗な声を聞いた瞬間に下半身が反応する。
あの日のことが鮮明にフラッシュバックする。
僕の体液にまみれて笑う佐伯さんの姿。
暗い明りに照らされていやらしくくねる白い体。
自分自身の愚かさと酷い欺瞞に吐き気がした。

『今から、私の家まで来てください。
 地図をメールで送ります。
 ゆっくり、話し合いをしましょう。
 石川さんがどうしたいのか、ちゃんと聞きますよ。
 甘いお菓子を用意して待ってます』

勃起が収まらない。
僕はこれから映像を破棄させに行く。
そのはずだ。
それなのに……あぁ……僕はどうしようもない…屑だ。

END

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