2chエロパロ板「大人しい女の子が逆レイプ」スレのまとめwikiです

【橘 佳奈子の物語】

「う、うぇぇ……」
 久しぶりに全力ダッシュしたので気持ち悪くなりました。
 頭から思いっきり雨被って、少し寒いです。
 ……。

   「……大丈夫?」
   「あ……え……、たちばな……せん、ぱ……い?」
   「あ、こ、これ、かさ、かさ……です!」
   「え、あ、ありがとう、ございます……」
   「それじゃっ!」
   「え、あ、せ……んぱ……」

「う、うぉあー!!」
 思い出したら死にたくなりました。挙動不審すぎるだろ、私。
 いや、突然想君がいるんですもの、そりゃビビりますって。

 落ち着こう。
 酒屋さんの前に、丁度自販機がありました。
 ホットのブラックコーヒーでも……。

「あ、お、おごりますよ……」
「おぅあっ!」



「あ、あの、何、飲みますか……」
「え、えっと……コーヒー、ブラックの……ホットがいいな」
「はい」
 ゴトン。
「あ、ありがとう……」
「あ、は、はい……どういたしまして」

「……」
「……」
 ゴトン。

 ひゃくえんだまーでかえるぬくーもりー あついかんこふぃにぎりしめー。

「……」
「……」
 想君はココアか。


 何コレ、何が起こっているの?



「あ、あの……傘、ありがとう、ございます……」
「え、え……うん」
 ダメだ私、もうダメだ私。
 今すぐこの場からダッシュして、家に帰ってアーマードコアしたい。
「今度、ちゃんとお礼します」
「う、うん」
 今度? え、なに、これはアレか、デートのお誘いか!?

「くしゅん」
「くしゅん?」
 想君がくしゃみをしました。
「あ、あはは、ちょっと寒いですね」
「……」
 よく見たら、想君びしょ濡れです。(エロい意味ではない)
 捨てられた子犬みたいに震えています。守ってやりてぇ……。

 ――そのとき、車道をはさんで向こう側に、何だか見たことのある女の人がいました。
 女の人は人差し指と中指の間に、親指を挟んで……。
「にたぁっ」(ぐっ!)
 ゲスな微笑みとともに、一発かませ、とサインを送ってきました――

「なにしてるんですか、女神様……」
「え?」
「あ、ごめんごめん、なんでもない……ん? 女神様?」
 はて……そんなファンシーな呼び名の知り合いなんて、ネトゲにしかいないんですけど……。
 向かいの歩道を再確認しますが、今の女の人は、もういませんでした。

「想君、寒いでしょ。うちにおいで?」

【豚クズの物語が終わり、橘 佳奈子の物語が始まりました】

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