【豚クズのデート】
その日は休日で、私と想君は映画を見に行くことにしていました。
「女神様、女神様」
こんこんと押入れをノックします。
若干寝癖の女神様が頭をぽりぽり掻きながら出てきました。
「なあに?」
「あの、想君におまんこを付けたいんですけど」
女神様が蛆虫を見るような目つきで私を見ました。
「……これからデートなんじゃないの?」
「えぇ?」
「なんで私が『こんなことも分からないのか、この人』みたいな目で見られてるのよ!
アンタ思考がぶっ飛びすぎてて、神の私ですら付いて行けてないじゃないの!」
まさか私が神を超える日が来ようとは。
「で、どうなんですか。出来るんですか、出来ないんですか! はっきりしてください!」
「なんで半ギレなのよ……。いや、出来るけど」
「じゃあその能力を下さい」
「ああ、もう、分かったわよ。はいはい、どっこいしょ」
「……あ、今日はコブラツイストなんですか?」
「ええ」
能力を与えられるたびにプロレス技をかけられるんですけど、どういう決まりなんでしょうかね。
ぐいっと体が捻られます。
首から背中にかけて無理矢理引き伸ばされる感じです。
ぎゅー。
「痛い痛い痛いいったあああ!」
「ほーら、想君にいっつも言ってるでしょう? 力を抜きなさい」
力抜いたらコブラから卍固めに移行されました。
「ひどい目にあいました……いたたたた……」
首が寝違えたみたいに痛みます。
そろそろ想君が来る時間ですかね。茶菓子でも用意しておきましょう。
ピンポーン。
「はいはーい」
時間通りに到着のようです。
ガチャっと扉の向こうには天使(天使と書いて「そうくん」と読む)がいました。
は、半ズボンはいてる……ぐはぁっ!
「わ、せんぱい、鼻血……」
「あはは、気にしないで、ほら、暑いからさ」
「あ、はい、今日は暑いですね……」
「冷たい飲み物持ってくるからさ、ささ、あがっていって」
「すいません、お邪魔しますね」
半ズボン……いいなぁ。
あそこに手を突っ込んでこう、にゅるっと……おっと、いかんいかん。
半ズボンは捨てがたいですけど、今日は想君を女装させてデートが目的ですからね。
「はい、オレンジジュースおおっと手がすべったぁっ!」
「わぁっ!」
「ごめんごめん、はい、服脱いで、ほらシミになっちゃうでしょー? ――せいっ!」
「あ、せ、せんぱい、あぅっ!」
「ついでにお風呂入る? 沸かしてあるんだよね」
「ど、どうしてお昼に風呂が……」
「着替え用意しておくねー、はいはい、行った行った」
「ぜ、絶対わざとですよね、わざとですよね!?」
パタンとお風呂場のドアを閉めます。
はい、チェックメイト。
「ひゃああああ!?」
お風呂場から悲鳴が上がりました。
どうやら、新能力のほうも成功したみたいですね。
家を出発しました。女装した想君が、私の隣をトボトボと歩いています。
「……あうぅ」
「落ち込んでるの? 想ちゃん、似合ってるのに」
「褒められても、嬉しくないですよぉ……やだぁ、人に見られてます……」
「それだけ想ちゃんが可愛いんでしょう。嫉妬しちゃうわね」
まぁ、こんな可愛い子が可愛い服を着ていたら、私だって振り向くわね。
今日の想ちゃんは、今日は白と黒で、ゴスロリ一歩手前くらいのミニワンピースです。
裾の短いミニワンピですから、すらっと伸びた白い足が楽しめます。
……ワンピース似合うなぁ、この子。
今回は外出用にと、パッドを入れたブラを用意しておきました。
少し伸びた髪(私の命令でのばしています)で、今はハルヒの長門くらいの髪になっています。
淡いピンクの口紅と、くどくない程度にグロスで光る口元が、なんかもう、むしゃぶりつきたくなりますね。
幼さの中の妖艶さ。少し犯罪的なエロスが漂います。
メイクしてて楽しかったです。
誰か私にGJを送りなさい。
「かかとの高い靴は慣れない?」
「……歩きにくいです」
「そっか。これから慣れようね」
幼い印象の中で唯一、少し大人びたミュール。
私なんかがはいたら、ただの冗談になるアイテムですけど。
女装した想君がはくと大人っぽくてアンバランス、だがそれがいいという絶妙なコーディネイトになりました。
自分の服より想ちゃんの服にお金をかけるようになっちゃってますね、私。
きれいな体してるだろ。ウソみたいだろ。男なんだぜ。これで……。
さて、駅前に着きました。
映画館のある街中へ、電車に乗って3駅ほど移動します。
「せんぱい……あっちがいいです……」
「乗る機会ないでしょう? 何事も経験よ」
「こんな経験、要らないですよぉ……」
やがて線路の向こうから電車がやってきます。
白線の向こうの車両には、こう書いてあります。
女性専用車両。
休日ですからね、一般車両の中は結構混雑しています。
女性専用車両のほうは空席があるくらいスカスカです。
意味あるのか、この車両。
私たちはすぐ降りるのでドアの近くに立ち乗りです。
私の前に想君の後頭部があります。
女性物のシャンプーの香りが致します。ええ、うちのシャンプーです。
うなじの辺りに顔を寄せて、思いっきりくんくんしたい衝動に駆られます。
「……」
華奢だなぁ……。
肩のラインが、ほとんど女の子です。
ちゃんとご飯食べているのか心配になるくらい細いです。そのうえ小さいです。
「……」
伏せ目がちに周りを伺っています。
自分が男だとばれないか、心配みたいです。
断言します、絶対にばれません。
さてこの、私の前に想君が無防備に立っている状況。
電車の中。周りには女性客しかいません。
……することは一つですよね。
私は静かに、その行為を開始しました。
びくんと想君の体が跳ねます。
声を上げずに振り向いて、私に抗議の視線を送りつけています。
(ほら、大人しくしてないと、バレちゃうよ)
小声でささやくと、泣きそうな顔で前に向き直りました。
てすりをぎゅっと握ってます。堪えてますね。
まずは服の上から、ぺとぺとお尻を触ります。
丸くてやわらかいです。いい感触。
ひとしきりソフトタッチを楽しんだので、もう少し調子に乗ることにしましょう。
(!?)
想君が泣きそうな表情で振り向きます。嫌な感触だったんですかね。
お尻の溝に沿って中指を這わせます。
(やだぁ……せん、ぱい)
電車の音でほとんど聞こえないくらい、か細い声でした。
(ほら、人にばれちゃうよ。大人しくしてなさい)
(や、だぁ……やめ、て……)
かたかたと脚が震えています。
痴漢されてる女の子みたいですね。
裾をめくって、下着に直接触れます。
想君の体がひと際大きく跳ねました。
今日はもちろん、女性ものの下着を履かせています。
服の上からとは違い、直に体温が伝わってきます。
さらさらとした下着の感触と、想君のお尻が生み出すこの曲線のさわり心地は半端じゃないです。
軽い悪戯のつもりでしたけど、なんかムラムラしてきました。
きゅーっとお尻の穴のあたりを押し込みます。
「……ひゃっ」
少し大きな声で、想君が鳴きました。
いけませんね、その声量だとばれてしまいます。
(想君、ばれたら後でオシオキだよ。大人しくしてなさい)
(だめぇ……こんなの、むり……)
(人にばれたら、中にローター入れて歩かせちゃうよ。ほら、ちゃんと立って)
(やだぁ……ひとに、みられちゃうぅ……)
女性専用車両で人が少ないとはいえ、すぐ横には人がいますからね。
されている想君には相当の緊張が強いられているんでしょう。
くにっと下着の中に指を突っ込みます。
「ひっ!? ……んっ!」
さて想君、耐えられるのかな。
私は、お尻よりさらに下、その部分に指を伸ばしていきます。
【そのこと】に、ようやく想君が気がついたみたいです。
(あっ、だ、め……せんぱい、まって……!)
(なぁに?)
分かっていますけど、あえて知らないふり。
この辺りですかね。
くにゅ。
「ひゃっ!」
席に座っていた出来るOL風のお姉さんが、こちらをちらりと見ました。
(想君、これ、どうしたの?)
意地悪く聞いてみます。
(や、だめぇ……さわらないで、くださいぃ……)
目元には涙を浮かべてます。
未知の感覚に恐怖を覚えているんでしょうか。
(どうして、想君におまんこがついているの?)
(わから、ない、よぉ……せんぱいのいえに、いってからぁ……)
(そっか。へぇ、どうなってるのかな?)
(あっ、や、だめ、ひ、ひろげちゃ……っ!)
想君のおまんこに直に触れながら、広げたりこすったりと蹂躙の限りを尽くします。
(あれ、想君、おちんちんは?)
苛めてあげようかと思いましたけど、無いです。
あ、そうか。女神様に『ふたなりにしてくれ』とはお願いしてなかったですね。
(ひっ……やっ……。せん、ぱい……ぼく、おんなのこに……なっちゃった……?)
自分の性別に戸惑うその姿に、なんだか興奮しました。
性器がおまんこだけになっちゃったのは計算外でしたけど、まぁ、今日はこれでよしとしましょう。
じっとりと蒸れた想君の股間をいじめていきます。
くにくにとソフトタッチでさすってあげると、膝を震わせてぴくぴくします。
(ぬるぬるしてきちゃったよ。感じてるの?)
(や、やだぁ……っ!)
自分が好きな触り方をするだけなので、おまんこを責めるのは少し楽です。
(あっ……ひゃっ! ……あ、ん……っ!)
(そうそう、大人しく感じててね)
ぐっと俯いて、声を殺して我慢しています。えらいえらい。
えらいので、クリトリスにもサービスしてあげましょう。
きゅっ。
「ひゃあっ!」
あ、いかん、強すぎた。
ぺたりと、想君がへたり込んでしまいました。
「大丈夫ですか?」
出来るOL風のお姉さんが心配したのか、話しかけてきます。少し焦ります。
「あー、大丈夫です。少し電車に酔ったみたいです。でも、もう着いたので大丈夫です」
「そうですか……。これ、よかったらどうぞ。買ったばっかりなので、冷たいですよ」
小さなペットボトルに入ったお茶をいただきました。
さ、さすが出来るOL風……! 私が男なら惚れてました。
電車を降りて、ホームのトイレに駆け込みます。
「せん、ぱい……ここ、女子トイレ……」
「うん、問題あるの?」
そのおまんこで、どうやって男子トイレに行くのだ、君は。
便器に想君を座らせます。
「下着、脱ぎなさい」
「え……」
「シミになっちゃうでしょう。綺麗にしていないとダメなの。女の子は」
「ぼく……おんなのこじゃ……うぅ……」
腰に手を回して、下着を下ろす想君。
ねとーって、愛液が糸を引いています。
……替えの下着、あとでコンビニに行って買いましょう。
「それじゃ、綺麗にしてあげるから」
とりあえず、想君のおまんこをお掃除してあげましょう。
「あ、や、やだぁ……じぶんで、ひぅっ!?」
かがんで想君の脚を持ち上げます。
便座の上で思いっきり脚を広げた、はしたない格好です。
綺麗なピンク色で小ぶりなおまんこが、トイレの薄暗い蛍光灯に照らされてぬるぬると光っていました。
「や、やだぁ……こんなかっこう……」
「想君、すっごい濡れてるよ。電車の中で、こんなにびしゃびしゃにしちゃってたの?」
「ち、ちが……う、よぉ……そ、そんなことぉ、言わないでぇ……やぁんっ!」
「や、だ、めぇ、せんぱいぃ……、なめちゃ、ひゃっ!」
舌先でつつくと、きゅっとうごめきました。ちょっとしょっぱい。
くんくん。
「やっ! に、におい、かいじゃだめぇ……!」
汗とおしっこのにおいがします。
キツイにおいがしません。
いいおまんこだ。女神様GJです。
「おまんこ舐められる感触はどう?」
「ひ、うぅ……は、恥ずかしい……よぉ……」
「でもこんなに濡れちゃってるよ? 気持ちいいの?」
「あうぅ……きもちい、です。……ぞくぞく、します……」
「ここは? 強すぎる?」舌先でクリトリスをはじきます。
「ひっ!? ひゃあっ!?」
体がぴくんぴくん跳ねました。気持ちいいみたいです。
気持ちいいところは大体私と同じみたいですね。
ならばどう責められたらイッちゃうのか、手に取るように分かるも同然です。
まずは、軽くイかせてあげましょうか。
「あむっ」
「ひゃっ!?」
唇でクリトリスをはみはみします。そのまま、
「ちゅー」
「んんっ!? あうぅぅーーっ!!」
びくん、びくんと想君の体が大きく痙攣します。
はしたない声を上げながら、おまんこから涎を垂らしながら、足の指がぴんとなりました。
想君がイッています。
「こんな可愛いのに、簡単にイッちゃうなんて。想ちゃんはえっちだね」
「あ、うぅ……」
絶頂間の余韻に浸る想君ですけど、私は容赦なく追撃を加えます。
「さて、オシオキしてあげるね」
「うぅ……オシ……オキ……?」
「そう。電車のときに、大きな声で喘いだでしょう? 隣のお姉さんに心配されちゃったもの」
「や、あ、あれ、は……せんぱいがぁ……」
「言い訳は聞かないからね。ほら、おまんこ自分で広げなさい」
「やだぁ……なに、するのぉ……」
弱々しく、自分の手で小さなおまんこを広げる想君。
体に力が入らないのか、ぷるぷると震えちゃっています。
カバンから小さなローターを取り出して、電源を入れます。
ぬ゙ーっと、容赦なく振動しています。
小ぶりなサイズで、パッケージには初心者用と書いていました。
「い、いやぁ……!」
ふるふると顔を振って拒絶していますが、そんなことしたら、もっとしたくなっちゃいます。
「すぐ感じてべとべとになっちゃうんだもん。想君のエッチなおまんこには、栓をしておかないとね」
「ひっ! い、いやぁっ、あくぅぅうっ!?」
振動するローターを溝に押し当てると、飲み込まれるように中に入っていきました。
「あはは、入っていっちゃったよ。そんなに入れて欲しかったの?」
「ひっ、い、ひゃぁぁあ!」
「え? ……うわぁ」
背中をそらして、足をピンと張りつめると、お股からぷしっと液体が噴出します。
おお……これが、潮吹き……!?
想君の体がぴくんぴくんと跳ねます。こうかはばつぐんだ!
ちょっとこれ大丈夫なのかしら、と心配になるくらい感じまくっちゃっているんですけど。
さすがに抜かないとダメかしらね。
軽くローターを引っ張ると、ぽとりと卵を産むみたいにおまんこからローターが吐き出されます。
肩で息をしながら、濁った目で虚空を見つめる想君の顔。かなり疲れきっています。
「大丈夫?」
「はっ、はぁっ……はぁっ……」
「それじゃ、これを入れたまま、今日はデートしようね」
「はぁ……う、うぅ……?」
頭が上手く働いていないようです。可愛いなぁ……。
「ほら、入れるよ。おまんこあーんして」
「あうぅ……や、やらぁ……」
「今日は何回おまんこでイッちゃうか、数えてみようね」
…………。
……。
今日の映画は、家の台所の下に暮らす小人のお話です。
スタジオハヤオの新作ですね。
今回、ハヤオは脚本担当で監督は別みたいですけど。
館内は半分くらい空席があります。近くの夏祭りに人が流れていっているんですかね。
なんにせよ、好都合です。私たちは人目のつかない最後尾の席へ座りました。
「ひっ……や、ぁ……んっ、んんっ――!」
隣に座る想君からえっちな声が漏れています。
体を丸めてふさぎこむと、声を押し殺して体を痙攣させます。あ、イッてるな、この子。
まったく、人前で、はしたない子なんだから。
いやー、映画館に来るまで結構大変でしたね。
人ごみの中でぺたんとへたり込んだ時はどうしようかと思いましたけど。
そのとき、ふっと館内の明かりが消えます。映画前のCMタイムです。
「ほら想君、映画始まっちゃうよ」
「せん、ぱい……らめ、ぇ、ぬいて、ぇ……」
涙がぽろぽろこぼれています。
「想君、何回イったの?」
「ひ……ん……、じ、じゅう、きゅぅ……」
「あはは、もう、ほとんどイキっぱなしじゃない。そんなに良かったの? そのおもちゃ」
「やぁ……これぇ、だめぇ……、おかしくなるぅ……」
「そっか。それじゃ、映画が始まる前に20回目いっておこうか」
「せん、ぱい、ひっ、ひゃぁ……!」
想君の下着の中に手を突っ込みます。
……あら、さっき着けたばかりのナプキンがすごいことに。
愛液でぐちゃぐちゃになると思ったのでナプキンを着けさせたんですけど、すでにべとべとです。
これ以上イッたら染みてきちゃいそうな勢いです。
「ほら、新しいナプキンあげるから、交換しなさい。お洋服汚しちゃうわよ」
「こ、ここでぇ……!?」
「うん。映画も始まっちゃうし、トイレに行く時間も無いでしょう。ほら、脱いで脱いで」
「ひ……っ、う、うぅ……だめ、え……み、みないで……」
暗くなった映画館でパンツを下ろす、女装男の娘。なんでしょうね、このシチュは。
あ、今は女の子か。
「あぅ!? や、やだっ――んっ!!」
「あっ」
腰を浮かせた想君のお股からぴっと飛沫が飛ぶのが見えました。――っ!
「そ、想君、しゃがんで! 席でお漏らしちゃダメ!」
へたり込む想君を席からずり下ろして、床でお漏らしさせます。
「ひっ! やぁ……とまら、ないぃ……!」
ちーっと控えめな音が立ちます。……映画館の人、ごめんなさい。
想君、体がぴくぴくしてますけど、おしっこしながらイッてるんですかね。
ほんのりと想君のおしっこの匂いがする中で映画を見ることになりそうです。
【豚クズのデート】 了
その日は休日で、私と想君は映画を見に行くことにしていました。
「女神様、女神様」
こんこんと押入れをノックします。
若干寝癖の女神様が頭をぽりぽり掻きながら出てきました。
「なあに?」
「あの、想君におまんこを付けたいんですけど」
女神様が蛆虫を見るような目つきで私を見ました。
「……これからデートなんじゃないの?」
「えぇ?」
「なんで私が『こんなことも分からないのか、この人』みたいな目で見られてるのよ!
アンタ思考がぶっ飛びすぎてて、神の私ですら付いて行けてないじゃないの!」
まさか私が神を超える日が来ようとは。
「で、どうなんですか。出来るんですか、出来ないんですか! はっきりしてください!」
「なんで半ギレなのよ……。いや、出来るけど」
「じゃあその能力を下さい」
「ああ、もう、分かったわよ。はいはい、どっこいしょ」
「……あ、今日はコブラツイストなんですか?」
「ええ」
能力を与えられるたびにプロレス技をかけられるんですけど、どういう決まりなんでしょうかね。
ぐいっと体が捻られます。
首から背中にかけて無理矢理引き伸ばされる感じです。
ぎゅー。
「痛い痛い痛いいったあああ!」
「ほーら、想君にいっつも言ってるでしょう? 力を抜きなさい」
力抜いたらコブラから卍固めに移行されました。
「ひどい目にあいました……いたたたた……」
首が寝違えたみたいに痛みます。
そろそろ想君が来る時間ですかね。茶菓子でも用意しておきましょう。
ピンポーン。
「はいはーい」
時間通りに到着のようです。
ガチャっと扉の向こうには天使(天使と書いて「そうくん」と読む)がいました。
は、半ズボンはいてる……ぐはぁっ!
「わ、せんぱい、鼻血……」
「あはは、気にしないで、ほら、暑いからさ」
「あ、はい、今日は暑いですね……」
「冷たい飲み物持ってくるからさ、ささ、あがっていって」
「すいません、お邪魔しますね」
半ズボン……いいなぁ。
あそこに手を突っ込んでこう、にゅるっと……おっと、いかんいかん。
半ズボンは捨てがたいですけど、今日は想君を女装させてデートが目的ですからね。
「はい、オレンジジュースおおっと手がすべったぁっ!」
「わぁっ!」
「ごめんごめん、はい、服脱いで、ほらシミになっちゃうでしょー? ――せいっ!」
「あ、せ、せんぱい、あぅっ!」
「ついでにお風呂入る? 沸かしてあるんだよね」
「ど、どうしてお昼に風呂が……」
「着替え用意しておくねー、はいはい、行った行った」
「ぜ、絶対わざとですよね、わざとですよね!?」
パタンとお風呂場のドアを閉めます。
はい、チェックメイト。
「ひゃああああ!?」
お風呂場から悲鳴が上がりました。
どうやら、新能力のほうも成功したみたいですね。
家を出発しました。女装した想君が、私の隣をトボトボと歩いています。
「……あうぅ」
「落ち込んでるの? 想ちゃん、似合ってるのに」
「褒められても、嬉しくないですよぉ……やだぁ、人に見られてます……」
「それだけ想ちゃんが可愛いんでしょう。嫉妬しちゃうわね」
まぁ、こんな可愛い子が可愛い服を着ていたら、私だって振り向くわね。
今日の想ちゃんは、今日は白と黒で、ゴスロリ一歩手前くらいのミニワンピースです。
裾の短いミニワンピですから、すらっと伸びた白い足が楽しめます。
……ワンピース似合うなぁ、この子。
今回は外出用にと、パッドを入れたブラを用意しておきました。
少し伸びた髪(私の命令でのばしています)で、今はハルヒの長門くらいの髪になっています。
淡いピンクの口紅と、くどくない程度にグロスで光る口元が、なんかもう、むしゃぶりつきたくなりますね。
幼さの中の妖艶さ。少し犯罪的なエロスが漂います。
メイクしてて楽しかったです。
誰か私にGJを送りなさい。
「かかとの高い靴は慣れない?」
「……歩きにくいです」
「そっか。これから慣れようね」
幼い印象の中で唯一、少し大人びたミュール。
私なんかがはいたら、ただの冗談になるアイテムですけど。
女装した想君がはくと大人っぽくてアンバランス、だがそれがいいという絶妙なコーディネイトになりました。
自分の服より想ちゃんの服にお金をかけるようになっちゃってますね、私。
きれいな体してるだろ。ウソみたいだろ。男なんだぜ。これで……。
さて、駅前に着きました。
映画館のある街中へ、電車に乗って3駅ほど移動します。
「せんぱい……あっちがいいです……」
「乗る機会ないでしょう? 何事も経験よ」
「こんな経験、要らないですよぉ……」
やがて線路の向こうから電車がやってきます。
白線の向こうの車両には、こう書いてあります。
女性専用車両。
休日ですからね、一般車両の中は結構混雑しています。
女性専用車両のほうは空席があるくらいスカスカです。
意味あるのか、この車両。
私たちはすぐ降りるのでドアの近くに立ち乗りです。
私の前に想君の後頭部があります。
女性物のシャンプーの香りが致します。ええ、うちのシャンプーです。
うなじの辺りに顔を寄せて、思いっきりくんくんしたい衝動に駆られます。
「……」
華奢だなぁ……。
肩のラインが、ほとんど女の子です。
ちゃんとご飯食べているのか心配になるくらい細いです。そのうえ小さいです。
「……」
伏せ目がちに周りを伺っています。
自分が男だとばれないか、心配みたいです。
断言します、絶対にばれません。
さてこの、私の前に想君が無防備に立っている状況。
電車の中。周りには女性客しかいません。
……することは一つですよね。
私は静かに、その行為を開始しました。
びくんと想君の体が跳ねます。
声を上げずに振り向いて、私に抗議の視線を送りつけています。
(ほら、大人しくしてないと、バレちゃうよ)
小声でささやくと、泣きそうな顔で前に向き直りました。
てすりをぎゅっと握ってます。堪えてますね。
まずは服の上から、ぺとぺとお尻を触ります。
丸くてやわらかいです。いい感触。
ひとしきりソフトタッチを楽しんだので、もう少し調子に乗ることにしましょう。
(!?)
想君が泣きそうな表情で振り向きます。嫌な感触だったんですかね。
お尻の溝に沿って中指を這わせます。
(やだぁ……せん、ぱい)
電車の音でほとんど聞こえないくらい、か細い声でした。
(ほら、人にばれちゃうよ。大人しくしてなさい)
(や、だぁ……やめ、て……)
かたかたと脚が震えています。
痴漢されてる女の子みたいですね。
裾をめくって、下着に直接触れます。
想君の体がひと際大きく跳ねました。
今日はもちろん、女性ものの下着を履かせています。
服の上からとは違い、直に体温が伝わってきます。
さらさらとした下着の感触と、想君のお尻が生み出すこの曲線のさわり心地は半端じゃないです。
軽い悪戯のつもりでしたけど、なんかムラムラしてきました。
きゅーっとお尻の穴のあたりを押し込みます。
「……ひゃっ」
少し大きな声で、想君が鳴きました。
いけませんね、その声量だとばれてしまいます。
(想君、ばれたら後でオシオキだよ。大人しくしてなさい)
(だめぇ……こんなの、むり……)
(人にばれたら、中にローター入れて歩かせちゃうよ。ほら、ちゃんと立って)
(やだぁ……ひとに、みられちゃうぅ……)
女性専用車両で人が少ないとはいえ、すぐ横には人がいますからね。
されている想君には相当の緊張が強いられているんでしょう。
くにっと下着の中に指を突っ込みます。
「ひっ!? ……んっ!」
さて想君、耐えられるのかな。
私は、お尻よりさらに下、その部分に指を伸ばしていきます。
【そのこと】に、ようやく想君が気がついたみたいです。
(あっ、だ、め……せんぱい、まって……!)
(なぁに?)
分かっていますけど、あえて知らないふり。
この辺りですかね。
くにゅ。
「ひゃっ!」
席に座っていた出来るOL風のお姉さんが、こちらをちらりと見ました。
(想君、これ、どうしたの?)
意地悪く聞いてみます。
(や、だめぇ……さわらないで、くださいぃ……)
目元には涙を浮かべてます。
未知の感覚に恐怖を覚えているんでしょうか。
(どうして、想君におまんこがついているの?)
(わから、ない、よぉ……せんぱいのいえに、いってからぁ……)
(そっか。へぇ、どうなってるのかな?)
(あっ、や、だめ、ひ、ひろげちゃ……っ!)
想君のおまんこに直に触れながら、広げたりこすったりと蹂躙の限りを尽くします。
(あれ、想君、おちんちんは?)
苛めてあげようかと思いましたけど、無いです。
あ、そうか。女神様に『ふたなりにしてくれ』とはお願いしてなかったですね。
(ひっ……やっ……。せん、ぱい……ぼく、おんなのこに……なっちゃった……?)
自分の性別に戸惑うその姿に、なんだか興奮しました。
性器がおまんこだけになっちゃったのは計算外でしたけど、まぁ、今日はこれでよしとしましょう。
じっとりと蒸れた想君の股間をいじめていきます。
くにくにとソフトタッチでさすってあげると、膝を震わせてぴくぴくします。
(ぬるぬるしてきちゃったよ。感じてるの?)
(や、やだぁ……っ!)
自分が好きな触り方をするだけなので、おまんこを責めるのは少し楽です。
(あっ……ひゃっ! ……あ、ん……っ!)
(そうそう、大人しく感じててね)
ぐっと俯いて、声を殺して我慢しています。えらいえらい。
えらいので、クリトリスにもサービスしてあげましょう。
きゅっ。
「ひゃあっ!」
あ、いかん、強すぎた。
ぺたりと、想君がへたり込んでしまいました。
「大丈夫ですか?」
出来るOL風のお姉さんが心配したのか、話しかけてきます。少し焦ります。
「あー、大丈夫です。少し電車に酔ったみたいです。でも、もう着いたので大丈夫です」
「そうですか……。これ、よかったらどうぞ。買ったばっかりなので、冷たいですよ」
小さなペットボトルに入ったお茶をいただきました。
さ、さすが出来るOL風……! 私が男なら惚れてました。
電車を降りて、ホームのトイレに駆け込みます。
「せん、ぱい……ここ、女子トイレ……」
「うん、問題あるの?」
そのおまんこで、どうやって男子トイレに行くのだ、君は。
便器に想君を座らせます。
「下着、脱ぎなさい」
「え……」
「シミになっちゃうでしょう。綺麗にしていないとダメなの。女の子は」
「ぼく……おんなのこじゃ……うぅ……」
腰に手を回して、下着を下ろす想君。
ねとーって、愛液が糸を引いています。
……替えの下着、あとでコンビニに行って買いましょう。
「それじゃ、綺麗にしてあげるから」
とりあえず、想君のおまんこをお掃除してあげましょう。
「あ、や、やだぁ……じぶんで、ひぅっ!?」
かがんで想君の脚を持ち上げます。
便座の上で思いっきり脚を広げた、はしたない格好です。
綺麗なピンク色で小ぶりなおまんこが、トイレの薄暗い蛍光灯に照らされてぬるぬると光っていました。
「や、やだぁ……こんなかっこう……」
「想君、すっごい濡れてるよ。電車の中で、こんなにびしゃびしゃにしちゃってたの?」
「ち、ちが……う、よぉ……そ、そんなことぉ、言わないでぇ……やぁんっ!」
「や、だ、めぇ、せんぱいぃ……、なめちゃ、ひゃっ!」
舌先でつつくと、きゅっとうごめきました。ちょっとしょっぱい。
くんくん。
「やっ! に、におい、かいじゃだめぇ……!」
汗とおしっこのにおいがします。
キツイにおいがしません。
いいおまんこだ。女神様GJです。
「おまんこ舐められる感触はどう?」
「ひ、うぅ……は、恥ずかしい……よぉ……」
「でもこんなに濡れちゃってるよ? 気持ちいいの?」
「あうぅ……きもちい、です。……ぞくぞく、します……」
「ここは? 強すぎる?」舌先でクリトリスをはじきます。
「ひっ!? ひゃあっ!?」
体がぴくんぴくん跳ねました。気持ちいいみたいです。
気持ちいいところは大体私と同じみたいですね。
ならばどう責められたらイッちゃうのか、手に取るように分かるも同然です。
まずは、軽くイかせてあげましょうか。
「あむっ」
「ひゃっ!?」
唇でクリトリスをはみはみします。そのまま、
「ちゅー」
「んんっ!? あうぅぅーーっ!!」
びくん、びくんと想君の体が大きく痙攣します。
はしたない声を上げながら、おまんこから涎を垂らしながら、足の指がぴんとなりました。
想君がイッています。
「こんな可愛いのに、簡単にイッちゃうなんて。想ちゃんはえっちだね」
「あ、うぅ……」
絶頂間の余韻に浸る想君ですけど、私は容赦なく追撃を加えます。
「さて、オシオキしてあげるね」
「うぅ……オシ……オキ……?」
「そう。電車のときに、大きな声で喘いだでしょう? 隣のお姉さんに心配されちゃったもの」
「や、あ、あれ、は……せんぱいがぁ……」
「言い訳は聞かないからね。ほら、おまんこ自分で広げなさい」
「やだぁ……なに、するのぉ……」
弱々しく、自分の手で小さなおまんこを広げる想君。
体に力が入らないのか、ぷるぷると震えちゃっています。
カバンから小さなローターを取り出して、電源を入れます。
ぬ゙ーっと、容赦なく振動しています。
小ぶりなサイズで、パッケージには初心者用と書いていました。
「い、いやぁ……!」
ふるふると顔を振って拒絶していますが、そんなことしたら、もっとしたくなっちゃいます。
「すぐ感じてべとべとになっちゃうんだもん。想君のエッチなおまんこには、栓をしておかないとね」
「ひっ! い、いやぁっ、あくぅぅうっ!?」
振動するローターを溝に押し当てると、飲み込まれるように中に入っていきました。
「あはは、入っていっちゃったよ。そんなに入れて欲しかったの?」
「ひっ、い、ひゃぁぁあ!」
「え? ……うわぁ」
背中をそらして、足をピンと張りつめると、お股からぷしっと液体が噴出します。
おお……これが、潮吹き……!?
想君の体がぴくんぴくんと跳ねます。こうかはばつぐんだ!
ちょっとこれ大丈夫なのかしら、と心配になるくらい感じまくっちゃっているんですけど。
さすがに抜かないとダメかしらね。
軽くローターを引っ張ると、ぽとりと卵を産むみたいにおまんこからローターが吐き出されます。
肩で息をしながら、濁った目で虚空を見つめる想君の顔。かなり疲れきっています。
「大丈夫?」
「はっ、はぁっ……はぁっ……」
「それじゃ、これを入れたまま、今日はデートしようね」
「はぁ……う、うぅ……?」
頭が上手く働いていないようです。可愛いなぁ……。
「ほら、入れるよ。おまんこあーんして」
「あうぅ……や、やらぁ……」
「今日は何回おまんこでイッちゃうか、数えてみようね」
…………。
……。
今日の映画は、家の台所の下に暮らす小人のお話です。
スタジオハヤオの新作ですね。
今回、ハヤオは脚本担当で監督は別みたいですけど。
館内は半分くらい空席があります。近くの夏祭りに人が流れていっているんですかね。
なんにせよ、好都合です。私たちは人目のつかない最後尾の席へ座りました。
「ひっ……や、ぁ……んっ、んんっ――!」
隣に座る想君からえっちな声が漏れています。
体を丸めてふさぎこむと、声を押し殺して体を痙攣させます。あ、イッてるな、この子。
まったく、人前で、はしたない子なんだから。
いやー、映画館に来るまで結構大変でしたね。
人ごみの中でぺたんとへたり込んだ時はどうしようかと思いましたけど。
そのとき、ふっと館内の明かりが消えます。映画前のCMタイムです。
「ほら想君、映画始まっちゃうよ」
「せん、ぱい……らめ、ぇ、ぬいて、ぇ……」
涙がぽろぽろこぼれています。
「想君、何回イったの?」
「ひ……ん……、じ、じゅう、きゅぅ……」
「あはは、もう、ほとんどイキっぱなしじゃない。そんなに良かったの? そのおもちゃ」
「やぁ……これぇ、だめぇ……、おかしくなるぅ……」
「そっか。それじゃ、映画が始まる前に20回目いっておこうか」
「せん、ぱい、ひっ、ひゃぁ……!」
想君の下着の中に手を突っ込みます。
……あら、さっき着けたばかりのナプキンがすごいことに。
愛液でぐちゃぐちゃになると思ったのでナプキンを着けさせたんですけど、すでにべとべとです。
これ以上イッたら染みてきちゃいそうな勢いです。
「ほら、新しいナプキンあげるから、交換しなさい。お洋服汚しちゃうわよ」
「こ、ここでぇ……!?」
「うん。映画も始まっちゃうし、トイレに行く時間も無いでしょう。ほら、脱いで脱いで」
「ひ……っ、う、うぅ……だめ、え……み、みないで……」
暗くなった映画館でパンツを下ろす、女装男の娘。なんでしょうね、このシチュは。
あ、今は女の子か。
「あぅ!? や、やだっ――んっ!!」
「あっ」
腰を浮かせた想君のお股からぴっと飛沫が飛ぶのが見えました。――っ!
「そ、想君、しゃがんで! 席でお漏らしちゃダメ!」
へたり込む想君を席からずり下ろして、床でお漏らしさせます。
「ひっ! やぁ……とまら、ないぃ……!」
ちーっと控えめな音が立ちます。……映画館の人、ごめんなさい。
想君、体がぴくぴくしてますけど、おしっこしながらイッてるんですかね。
ほんのりと想君のおしっこの匂いがする中で映画を見ることになりそうです。
【豚クズのデート】 了
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