2chエロパロ板「大人しい女の子が逆レイプ」スレのまとめwikiです


12月22日 天気:晴れ

今日は、朝から気持ちの良い天気だった。その天気のおかげか何時も寝坊するお兄ちゃんも珍しく時間通りに起きてきてお母さんがビックリしていた。
だけど今日、お兄ちゃんが寝坊しなかったのには天気が良かった以外の理由がある。それは、最近お兄ちゃんに彼女が出来たからだ。
お兄ちゃんは、普段は不真面目なのに事女性に関しては物凄く真面目な紳士になる。尤も、そのギャップが有りすぎるせいで今まで彼女が出来なかった理由でも有る。
話しを戻すが、今日お兄ちゃんが何故時間通りに起きてきたのか。その理由は彼女と一緒に学校に行く為だ。
何時もは私と一緒に行くのに、今日から彼女と一緒に行くと言うのだ。
何だか、お兄ちゃんを盗られた気がした。何時も傍に居てくれた私のお兄ちゃんを奪われた気がした。
だから、私はお兄ちゃん達に気付かれない様にお兄ちゃんの後をついて行った。例え、お兄ちゃんと一緒じゃなくてもこうして行けばお兄ちゃんと一緒に登校している気分を味わえるから。


12月23日 天気:曇り

今日はお兄ちゃんのテンションが異常に高かった。理由はわかってる。明日は彼女とお泊まりデートする予定何だ。
お兄ちゃんはバレていないと思ってるけど、家族全員にバレバレ何だよね。
お母さんは「お兄ちゃんも大人になったわね〜。」とか言って笑ってるけど、私は笑えない。
だって付き合って1ヶ月もたってないのにお泊まりデートとかあり得ないよ。何か裏が有りそうだから明日尾行してみようっと。
とりあえず、ビリビリ君50万ボルトと救急セット持って行こっと。あとは、お兄ちゃんの服に発信器を付けなくちゃ。


12月24日 天気:快晴

朝からウザイくらいのハイテンションでお兄ちゃんが出掛けて行った。平常心を欠いていたみたいで結構接近しても全然気付かなかった。
しばらくして彼女と合流、ショッピングに映画とデートの定番コースを巡った後、彼女の家に行くのかと思いきや何と二人でホテルに入って行った。
ホテルに入った事は当然驚いたけど、何より驚いたのは今回のデートの支払いが全部お兄ちゃん持ちって所に凄く驚いた。
普段はぐうたらでアルバイト何か全然やってないし、お小遣いの殆どはAVやらエロゲー、エロ本に殆ど使って全然持って無いと思ったのに…。
と思いながら監視してたらお兄ちゃんが走って出てきた。その後を刃物を持った彼女が追いかけてたからビリビリ君を手にダッシュで向かった。
私には全然気付いてなかったからアッサリと無力化出来た。
その状況をお兄ちゃんは口をポカンと開けて見ていた。
良く見ると、ほっぺを少し切られてた。とりあえず救急セットの絆創膏で応急手当してから携帯で警察を呼んだ。


12月25日 天気:曇り

昨日はお兄ちゃんと一緒に事情聴取?をされた。私の場合は何であの場に居合わせたのか、何故スタンガンを携帯していたのかなどなど色々聴かれた。
一方お兄ちゃんは何で襲われたのか、襲われた理由、状況を事細かく聴かれていた。聴かれた後は凄く疲れた感じで、後ろ姿に哀愁が漂っていた。
家に帰ってから、お兄ちゃんに何で襲われたのか聴いてみた所、彼女とエッチする時に私(妹)の事は好き?って聴かれて素直に好きだよ(妹として)と答えた所
何で嫌いじゃないの!?貴方はアタシだけが好きなんじゃ無いの!?そうか、そうなんだ貴方はアタシの気を惹こうとして嘘をついてるんだ。
別にアタシは貴方の事を愛しているからそんな事しなくても良いのに、さっきのでアタシ少し傷付いたな〜、お仕置きが必要かな?
とか何とか言ってヒステリックになって斬りかかって来たみたい。
本当に災難だったな〜。多分、あの時私がいなかったら確実に殺られてただろうな〜。
そうそう、因みに昨日わかったけど元・彼女は前々からお兄ちゃんの事が大好きで堪らなかったみたい、それこそ今回みたいにヒステリックになるくらいに。
何かソレを聞いて凄いイライラした。私のお兄ちゃんに対する気持ちに比べて余りにも軽くて、そのくせあまつさえ私の大切なお兄ちゃんに傷を付ける何て。
けど、まぁ良いわ。何故なら今、私の横で寝息をたてながら眠るお兄ちゃんを見れるんだもん。
さてと、今の内に明日の準備しよっと。明日はお母さんもお父さんの出張先に行って2日は帰って来ないし、楽しみだな〜。お兄ちゃんと初めてのエッチ…。
エヘッ、えへへへへへ、えへへへへへへ。


12月26日 天気:雨

お兄ちゃんが目覚める前に、お兄ちゃんの手と足をロープで縛ってと、ズボンとパンツをおろしてお兄ちゃんの可愛いおちん◎んとご対面〜。
お兄ちゃんのおちん◎んは皮を被ってて毛がなかったら子供みたいでかわいい〜。そうだ、思い切って剃ってみよ〜。
ウフッ、ウフフフフフ。ツルツルだ〜、本当に子供のおちん◎んみたい。もう我慢出来ないわ!頂きま〜す。


兄「何だこれは!?」
俺は今猛烈に混乱している。妹の絵璃(えり)から貸していたCDを返してもらおうと思って部屋に来たら、絵璃は居なくて、机の上にたまたまこの日記?があって何となく見てみたらこんな事が書いてある。
確かに、俺には彼女が居て、24日にデートはしたけどその後は彼女を家まで送ってその日のデートは終了したんだ。決して警察の厄介になる事はしていない。
一体何なんだこの日記は?途中までは俺に関する本当の事が書いてあるのに、途中から一気に内容が変わった。しかも事もあろうに実の妹と関係を持つなど決してあり得ない。
とりあえず、一旦冷静に考えようと思い日記?を机の上に置き自分の部屋に行って考えようと思った瞬間、バチバチという音を聞いた後に俺は気を失った。


気付くと俺は自分の部屋のベッドに横たわっていた。さっきの事を思い出して整理しようとボーっとした頭で考えていると絵璃がドアをノックした。

絵璃「お兄ちゃん、晩御飯出来たよ〜。冷めない内に食べようよ〜。」

母さんが父さんの出張先に行って1日目、今日は絵璃が晩御飯を作る事になっている。因みに明日は俺だ。

絵璃「ねぇ〜、お兄ちゃん寝てるの?」

兄「悪い、今いくから先に行ってくれ」

絵璃「は〜い」

とりあえず、考えるのは飯を食ってからにしようと思い階段をおりて行くと、食欲を刺激する匂いが漂ってきた。

兄「コレ全部、絵璃が作ったのか?」

目の前の料理に驚いた。とても旨そうな中華料理がズラリと並んでいた。

絵璃「うん、そうだよ。最近風邪が流行ってるみたいだから沢山食べて体力つけなくちゃと思ってね。それにお兄ちゃん疲れているみたいだし、さっき帰ってきて部屋に入ったと思ったらすぐに寝ちゃうんだもん」

!?寝た?俺が?しかも帰ってきてすぐに?という事はさっき見た日記の様なモノは夢の中のモノって事か?と考えながら飯を食っていると絵璃が思い出した様に話しだした。

絵璃「そうだ、風邪と言えば、お兄ちゃん。お母さんの帰りが3日くらい遅れるって。何でもお父さんが風邪引いたみたいで看病しなきゃいけないんだって」

兄「あ〜、わかった」

そんな会話をしながら食事の時間はすぎていった。

兄「ごちそうさま〜。イヤ〜、マジで美味かった。」

絵璃「お粗末様でした。洗い物は私がやるから食器をこっちに持ってきてちょうだい」

兄「了解。ふぁ〜」

絵璃「どうしたのお兄ちゃん?眠いの?」

兄「ああ、何か飯食って腹がふくれたら眠くなってきた」

絵璃「そう、じゃあ戸締りとかは私がやるから先に寝て良いよ」

兄「ああそうする。おやすみ〜」

絵璃「おやすみ〜」

そして俺は部屋に行きベッドに身体を預け深い眠りに落ちていった。


どのくらい寝ていたのだろう。時間を確認しようと思って起き上がろうとしたら身体が動かない。
というか何か万歳の状態で手首を紐でくくられている。

兄「なんじゃコリャ〜!!??」

絵璃「ん、ぅあ、あ!お兄ちゃんやっと起きたね」

声のする方を見ると、絵璃が椅子に座っていた。薄暗くて良くわからないが心なしか笑っているようだ。

兄「おい、絵璃、まさかお前がやったのか?」

絵璃「そうだよ」

兄「何でこんな事するんだ!?」

絵璃「だってお兄ちゃんが私の妄想日記見ちゃうんだもん。こうなったら行動するしか無いじゃん」

兄「じゃあ、アレは夢じゃなかったんだな。じゃあ、何であの時にこうやって縛ったりしなかったんだ?」

絵璃「あの時はまだ準備が出来てなかったから…」

兄「何の準備だよ」

絵璃「その、私の身体と、お兄ちゃんのソコの準備」

そう言いながら、絵璃は俺の息子をさした。指し示されるまで気付かなかったが、俺の息子は自分でも驚くほどに膨張していた。

兄「おい、何だよコレ。明らかに血が行きすぎだろ。まさか、寝ている間に薬でも飲ませたのか?」

絵璃「薬って言うか漢方薬ね。因みにさっきの料理にたっぷり入れといたんだよ。あと、効能は滋養強壮、服用後の強烈な眠気、性欲の促進だって」

兄「何ってモン食わせんだ!」

絵璃「まぁまぁ、そんな細かい事は気にしないでさ〜、ヤろうよ!!どのみち明日は休みだしこのまま朝までヤろうよ。因みに返事は聞かないよ。だってお兄ちゃんに拒否権はないんだもん。なにはともあれ、頂きま〜す」


男:「な、なんだこのエロゲ!?クソッ、茜(オタクの友達因みに普段は暗い女)に電話してやる!!」


プルルプルル

茜:「こんな時間に電話してくる何てどうしたの?まさか今から会いたいとか〜?」

男:「馬鹿、ちげーよ。この前借りたエロゲの内容に文句があって電話してんだよ。何だコレ、妹に薬盛られてレイプされてんだけど!?何が純愛ゲームだ。しかも妹(義理)の名前被ってるし」

茜:「え、まさかプレイ一発目で絵璃ちゃん病み病みルート行っちゃったの!?アンタどんな選択してんのよ」

男:「知らねーよ!自分ならこうだと思う選択肢を選んでたらこうなったんだよ。」


茜:「アンタ色んな意味で凄いわね。彼女は攻略が困難なキャラとしては今の所最強の称号を持ってる凄いキャラなのよ。それを一発目で攻略サイトも見ずにヤっちゃう何てまともじゃないよ」


男:「ウッセ〜な〜。それはそうと、お前いい加減愛想良く接する事を憶えろよ。学校に居る時はまだしも、プライベートであった時も何かどんよりしててお前の所だけ空気重いぞ」

茜:「大きなお世話よ。ハッキリ言って私はアンタ以外の人間と仲良くする気無いし、そもそも元からこんな感じだから仕方ないでしょ」

そんな会話を茜としていると

コンコン
部屋の戸をノックする音が聞こえた。

絵璃:「お、お兄様?その、晩御飯の準備ができました。」

男:「え?あ、うん今行く。悪いな茜そういう訳だからまた今度な」

茜:「わかりました、お兄様。なんちゃって」

男:「似てねぇしキモいぞ。じゃあな」


そう言って電話をきった。

絵璃:「お兄様、あの〜、早くしませんと冷めてしまいますよ?」

男:「わかってる、今行くよ」

そう言って俺は階段を降りて行った。この時、俺はミスをおかしてしまった。PCにゲームディスクを入れっぱなしにしていたのだ。しかし、このミスに気付くのはもっと先になってからだった。


とりあえず俺は晩飯を食い終え、床に入る事にした。

明日は朝一で講義がある為普段なら寝ない時間に寝たが、そのせいだろうか、不思議な夢?をみた。

部屋をまばゆい光が包み込み、その中を二人の女の子?の様な影が動き何かを探っていた。

思いきって声をかけようとした時に何故か意識が遠のき深い眠りについた。

あくる朝、朝日が窓から差し込みその眩しさで目が覚めた。それと同時に部屋をノックする音が聞こえた。

絵璃「お、お兄様。起きてます?朝食の用意が出来ました」

男「あ、あ〜起きてる。今行くよ」

そう言って俺は部屋を出ようとしたが、違和感を感じ部屋を見回した。そしてある事に気付いた。ノートパソコンが消えていたのだ。

そしてふと夢の事を思い出した。もしかしてアレは夢じゃなかったのか?そんな事を考えていると一階から絵璃の声が聞こえた。

絵璃「おにぃ〜さま〜、遅刻してもしりませんよ〜」

俺はとりあえず考えるのをやめて大学へ行く事にした。

朝はさほど感じなかったが、今は嫌な感じ、そうドロッとした視線の様なものを背後から感じる。

何かがついて来ているのは感じているが、とても後ろを振り返ってみる気にはなれなかった。


そしてその不快感を感じながら俺は大学へついた。


俺が講堂に入っても嫌な感じは消えなかった。それどころか余計強くなった気がする。


寒気を感じ、時折鳥肌がたつほどの悪寒をおぼえた。


余りに酷いので病気かもしれないと思い、俺は校医が居る保健室へ行った。


しかし、保健室には誰も居なかった。保健室の机の上には置き手紙が有り、「急用が出来たので帰る。薬とかが必要なら棚から勝手に取って使え、風邪の場合は緑の箱の…」


な、なんじゃこりゃ。仮にも医師の医って字が付いた仕事してる癖に鍵もかけずに帰りやがった。


まぁ、アイツならやりかねない。普段から適当な奴で昼間はベッドで昼寝が当たり前の奴だからな。


しかし、アイツにしては珍しくえらく焦って出て行ったようだ。自分の妻が事故って病院に行った知らせを聞いてもゆったりしてたのに、手紙の字が物凄い走り書きだ。


そんな事を考えながらある事に気付いた。さっきまで感じていた嫌な感じが消えていたのだ。


とりあえず病気じゃないんだと思い込む事にしたが、今から講義に出ても遅いのでとりあえず今の講義が終わるまで寝ようと思い、ベッドに横たわった。


ベッドに横になってから暫くたった。昨日早く寝た為中々眠りにつけない。

そんな状態でボーっとしていると扉の開く音が聞こえた。

誰かがこっちに近付いて来る。とりあえず俺は寝たフリをする事にした。


カツカツカツカツッ


足音が近付いてくる。足音の感じからいって多分ヒールを履いた女、だと予測。
きっと具合が悪くなってベッドで寝ようと思って来たに違いないと思っていたが、どうやら違うらしい。


俺が寝ているベッドの前まで来て足音が止まり、白いカーテンにシルエットが写し出されている。そしておもむろにカーテンを掴み

シャー!!

勢いよくカーテンが開き影の主が姿を現した。


影の主が俺に近づき身体を揺すってきた。この程度の揺れで起きるのは不信に思われるので、俺はまだ寝たふりをする事にした。

ソレを知ってか知らずか、更に強く身体を揺すり耳元で「起きて」と呼びかけてきた。

俺は渋々起きた様な演技をし、今起きた様に見せかけた。そして改めて影の主を確認したが全く知らない女だった。


見た目から推測するに年齢は20代半ばから後半、少なくとも30代では無いと思う。
少しキツイ目付きをして眼鏡をかけているが、さっきの起こし方からいって中々優しい性格と思う。
そんなくだらない事を考えていると、唐突に話かけてきた。

眼鏡の女「起きたようね。全くこんな時に寝ていられるなんて凄い神経をしてるわ。」

前言撤回、優しくねぇってか見た目通りである意味期待を裏切ってねぇ。と思いながら、「状況が理解出来ないんだが何かあったのか?」と答えた。

眼鏡の女「わかってないから教えてあげるけど、貴方エライ人に目をつけられてるのよ」

「ハァ?」

思わず腑抜けた返事が出た。いきなり何を言い出すかと思えば訳のわからない事を言い出しやがった。
俺はこの方893やら警官、役所、ひいては教師に目をつけられた事がないってのに一体誰に目をつけられたってんだ。
そう思っているのを見透かしたのかすかさず女は答えた。

眼鏡の女「目をつけてんのはこの星の人間じゃないの」

この星!?おい、今この女この星って言わなかったか?まずい、変なのに目をつけられたと思い内心辟易していたが。女の話はまだ続いた。


眼鏡の女「貴方、中学生くらいの時に友達とデ〇ズ〇〇ランドに行ったわよね?」


何でそんな事を知っているのか疑問に思ったが「ああ」と答えた。

眼鏡の女「その時、シ〇〇レラ城のアトラクションでメダルをもらったはずだけど、もらった後どうしたか憶えてる?」

確かあの時は〜、そうだ。
男「確か、小学生くらいの大人しい女の子をつれた親子が居たんだけど、その女の子もメダル欲しいって言ったからあげたんだ、けどソレとどう関係あんだよ?」

眼鏡の女「鈍いわね〜、今アンタが言ったその女の子がアンタに目をつけたに決まってんでしょ。多分、アンタのその優しさに惚れたんでしょうね。あれから8年たっても未だに、冷めるどころか余計熱くなってるからね」

男「悪い、また話がわからなくなってきた」

眼鏡の女「アンタそれで良く大学生やってるわね。いい、アンタに惚れた女の子はね何を隠そう宇宙犯罪者集団のドンの娘なの、そんな相手にアンタは目をつけられてるのよ!」

駄目だ。この女完全にイカれてやがる。ソレに今までの話の流れでどうやって宇宙犯罪者集団ってのが出てくる。と言いたいのをこらえて、ある質問を俺はした。

男「まぁ、話はわかったが、アンタ一体何者なんだ?アトラクションの事は友達以外知らねぇのに」

眼鏡の女「今の流れでわからないかな〜、犯罪者に狙われたら当然警察が守るに決まってんでしょ。つまりそういう事。因みにアトラクションの事を知ってるのはアンタの記憶を一部覗いたから」

男「つまり貴女は宇宙警察の人間で、今回の件の真相を知る為に人の頭を覗いたって訳か」

眼鏡の女「ピンポ〜ン、正解よ」

男「もしかして保健室に来るまで感じていた不快感の原因って…」
眼鏡の女「お、鋭いわね。その通り記憶を覗いた時の副作用みたいなものよ」

俺は殴りたいのをこらえて更に話を聞く事にした。


眼鏡の女「そう言えばまだ自己紹介がまだだったわね。この星の言語では発音が難しいからとりあえずアンって読んでね」

男「わかった。でアンさんの本当の目的は何なんですか?」

アン(仮)「本当の目的も何も、さっき言った通りよ。あえて付け加えれば重要人物の保護ってところかしら」

男「重要人物の保護?もしかしてその重要人物って……」

アン(仮)「お察しの通り、アナタよ。最近何か変わった事はなかった?例えばパソコンのデータが抜かれたとか携帯が盗まれたとか」

男「そういえば、朝になったらノートPCが消えてたな。けど、ソレに何の意味が有る?」

アン(仮)「アンタ自分自身を健全な男子って自信を持って言える?」

男「え、まぁ自分としては健全だと思うけど…」

アン(仮)「じゃあ当然いかがわしい画像とか入っているわよね?」

男「入っているけど、何か問題でも?」

アン(仮)「わかってないわね〜、今までの話からいって例の女の子がアンタの情報、とりわけ性癖を知る為に盗らせたに決まってるでしょ」

男「あ〜、成る程ね。けど性癖を知ってどうすんだよ。知ったところで相手は地球に居ないんだろ?だったら無意味じゃん」

アン(仮)「わかってないわね〜。向こうから来る必要なんて無いでしょ。時が来たら拉致って飼い殺しにするに決まってんでしょ」

アン(仮)がさらっと恐ろしい事を言い終わると同時に警報器が作動し、サイレンが鳴り響いた。


アン(仮)「あ〜もぅ、まだ話は終わって無いのに〜。仕方ない歩きながら話から着いて来て」

何か知らないが、俺は半ば強引に引っ張られ連れて行かれた。

アン(仮)「そうそう、忘れないうちに言っておくけど茜って娘には余り近づかない方が身のためよ。あの娘は………」

俺は彼女のそんな言葉を聞きながら窓の外を何となく見た。するとソコには明らかに不自然なモノが目にうつってきた。何とソコにあったのは宙に浮く銀色の円盤だったしかも駐車場に謎の文字を刻んでいた。多分警報器が作動したのはあの円盤のせいだろう。

アン(仮)「ねぇ聞いてるの!?ん?窓の外、あ〜アレはさっき話した奴等の円盤よ」

円盤を見るまでは俺は普通にこの女を疑っていたがどうやら彼女の話はマジらしい。

男「なぁ、アレって何て書いてるるんだ?ソレと何で茜に近付いたら駄目なんだ?」

アン(仮)「質問?とりあえず1つ目の質問には答えられないわ。2つ目の質問の返答としては、まぁ簡単に言えば彼女がアチラ側って所かしら。あそうそう」

男「何だよ?」

アン(仮)「話は少し戻るけどね、実はアンタのPCを盗んだ理由は性癖を調べる以外にも理由があったんだけど、知りたい?」

男「まぁ、知りたいけど。いきなりすぎだな」

アン(仮)「仕方ないわよ。いきなり思い出したんだから」

今の発言に一抹の不安をおぼえながら俺は彼女の話を聞く事にした。


アン(仮)「アンタのノートPC(パソコン)って何処で入手したか憶えてる?」

男「確か、あのPCは茜が新しいPC組むから前に使ってたの要らないからタダでくれるって言ったのをもらったんだよ」

アン(仮)「実はそのPCはある装置を起動する為の鍵となる端末何だけど、何か今まで使ってて不信に思う所とかなかった?」

男「別にねぇな〜、あえて言えば毎回起動する時に指紋照合を要求されたって事くらいかな」

アン(仮)「あ〜、もうアンタ連れ去られても文句言えないわ」

男「はぁ!?イヤ、何か意味わかんねぇんだけど」

アン(仮)「アンタやっぱり馬鹿ね。話の流れからいってアンタがある装置の最終的な鍵って事よ」

男の表情
(?д?)……( ̄□ ̄)!!

男「な、何だってー!?」

アン(仮)「中々良いリアクションね。けど、これを聞いたらもっと驚くかもね」

男「な、何だよ…、まだ何かあるのか?」

アン(仮)「イヤ、今となっては大したことじゃないと思うんだけどアンタのPCに入ってる茜から借りたエロゲーの内容って憶えてる?」

男「あん?確か別の星のお姫様が結婚相手を探す為に地球にやってきててんやわんやあって主人公に惚れて、主人公の周りの人々を巻き込んだドダバタコメディだったかな。けどソレがどうした?」

アン(仮)「アンタちゃんと話聞いてないの?シチュエーションがどことなくアンタの状況と似てるでしょ」

男「確かに似てる気もするけど、ちょっと強引じゃないか?ソレにゲームの方は現状と違って宇宙人とか普通にすんなり馴染んでるんだぜ」

アン(仮)「そう、ソコが肝心なのよ。ゲームならすんなり行くけど、現実じゃかなり厳しいわよね?って事で現実の法則をゲームの法則に変えちまえ!って事で装置を作ったワケ」

そんな突拍子も無い話を聞きながら俺達は入口に着いた。


入口を出ると先に歩いていたアン(仮)が突如視界から消え、直後に「バァーン」と乾いた音が響いた。
アンが消えた場所に近付き、周辺を確認したら真横に頭が消えた人の型をしたものが赤い液体を撒き散らして倒れていた。
周囲には吐き気を催す臭いが立ち込めたが、何とか吐くのを我慢し頭の中を整理した。
状況からして多分狙撃されたんだろう。しかし誰に?……等と何時自分の頭がスイカの様に砕かれるかもしれない状況で俺は考えていた。
そしてある結論に達した。絵璃(義妹)が危ないんじゃないのか?結論として出すにはあまりにも不確かなものだが、その時はそれ以上考える余裕がなかった。
俺は結論を出すと同時に走り出した。そして自分でも信じられないスピードで家についた。
肩で息をしながら玄関の扉を開けると、ソコにはさっき見たのと同じ液体が水溜まりを作っていた。
俺は恐る恐る液体の流れ出る先を確認すると、ソコには見知らぬ人間が首から紅い液体を流して倒れていた。
そして周囲を確認すると同じ様なモノが3つ倒れていた。その中には絵璃は居なかった。
リビング、キッチンと順番に確認したが、絵璃は居なかった。


後残っているのは二階だが、恐怖にすくんで足が動かない。階段の一段目にようやく足をかけたその時、二階から鼻歌を歌いながら絵璃(義妹)が血塗れの姿で下りてきた。
その手には血塗れの包丁が握られていた。そして俺の姿を確認すると屈託の無い笑顔で抱きついてきた。

絵璃「お兄様お帰りなさい。」

男「あ、あぁただいま」
俺は自分でも情けないと思う様な返事をした。普通なら「何があったんだ!?」という所だが、そんな事を聞く事すら出来なかった。

絵璃「本当にびっくりしました。呼鈴が鳴ったのでドアを開けたら見知らぬ男性が数人、いきなり襲ってきたんですから。全く、見ず知らずの女性を襲うなんて男として情けないと思わないのでしょうか?」

男「怪我とかしてないか?」

絵璃「わたくしは大丈夫です。この包丁が無かったら多分わたくしは二度と愛しのお兄様に会う事が出来なかったかもしれませんけど」

男「無事ならソレで良い」
俺は抱きついている絵璃を強く抱きしめながら温もりを感じた。

絵璃「ちょっと苦しいです、お兄様」

男「あ、わ悪い。ところで質問なんだが、良くそんな包丁でアイツらを殺れたな」
俺は慌てて絵璃から離れながら聞いた。

絵璃「え?あ〜別に大したこと無いですよ。普通に豚とか牛を切るのと感触は一緒でしたから。ソレよりも早くここから逃げた方が良いと思うのですが…」
確かに絵璃の言う通りだが、一体何処へ?と考えて居ると絵璃が思いがけない場所を提示した。
その場所とは公園だった。何故公園かと聞いたが今は答えられないと言うのみであったが、他に案も無いので俺達は公園に行く事にした。


俺は公園に行く道中アル事を考えていた。今の義妹の状態が極めてゲームの同名のキャラに近い事を。やはりアンが言っていた現実を変える装置が作動してしまったのだろうか。
そう考えている内に公園についた。義妹が公園の小さい城に向かって歩いて行ったので後をついて行ってみると、城の中にあるマンホールの蓋の前で止まった。
蓋をよくみると、蓋の横にパスワードを入力する端末があった。義妹はソレに躊躇無くパスワードを入力した。蓋がギシギシと音をたてながらゆっくりと開いた。
そして開いた入口へと俺と義妹は足を進めた。


中に入るとしばらく歩いた。多分20分は歩いただろう、突然開けた場所にでた。巨大なホールの様な場所は天井に照明があり部屋を照していた。

ホールの中央に白いワンピースを着た義妹に良く似た少女が静かに佇んでいた。彼女がこちらに気付くと「時がきた」と言った。

ソレからの記憶は余りない。憶えているのは義妹が白いワンピースを着た少女のクローンだった事と義妹が自ら首を斬って死んだ事。

そして地球上から俺以外の人類が消えた事と、大人しかった白いワンピースの少女が嬉々として事の真相を語った事、そしてそれに激怒した俺と、俺を力強くで抑えレイプした彼女の快楽に歪んだ笑顔だけだった。

俺はあの時の怒りを忘れない為に今日も日記を綴る。誰も見る事の無い日記を…。

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