2chエロパロ板「大人しい女の子が逆レイプ」スレのまとめwikiです


「……で? 悩みってなんだよ」
俺の名前は西川太一。普通の会社でなんとなく働いてるただのリーマンだ。
……あとはなにもない。
過去においてきてしまったから。何もかも。
おっとこんなことはどうでもいいな。
今日は金曜日、つまり週末だ。
週末恒例の飲み会に同僚とくり出す予定だったのだが。
同僚の一人である水城が俺に相談したいとかで、近所の居酒屋に二人でいくことになった。
店にはいると、どうやら深刻な悩みがあるとかで個室につれてかれた。
……が、それからかれこれ10分はたつが、水城が口を開く気配はない。
「さっさと言えよ。酒が不味くなる」
水城の、こういうてきとーな性格は同僚からもあまり好かれていない。
つい強い口調になるのはそのためだ。

「あのさ……西川、俺」ためらいがちに口を開く水城。
表情から察するに、どうやら相当な悩みらしい。
相手が本気だと理解した俺は、静かにその次の言葉を待った。
「……再婚しようと思うんだ」
数刻待ったのち、水城はためらいがちに、だがはっきりとそう口にした。
……相当に悩んで出した答えなのだろう。俺がとやかくいえる立場じゃない。俺は一言「おめでとう」といった。

「それでさ、ほら、俺に娘いたろ。何回かお前も会ってるはずだよな?」
「ああ」
それなら覚えてる。そういえば、こいつには娘がいた。
離婚した前妻との間にできた子らしい。
確か名前をみなせとか言ってたっけ。
……それ以外は思い出せん。
「それが?」
「それでさ……一生のお願いがある」
水城は座布団からおりると、床に手を突いて言った。
「頼む! みなせをお前の養子にしてやってくれ!!」
……ん? 養子?
養子ってーとみなせちゃんが俺の娘になるってか?
……理解した。
「ふざけんな! お前はそれでも親か!?」
テーブルの上のビールが倒れるくらい、
俺は力一杯両手をテーブルに叩きつけていた。

「仕方ないだろ! もう決めちまったんだよ!」
逆ギレした水城も声を荒くしてまくしたてる。
「決めたってなんだ? 年頃の娘ほっといてか!?」
「相手は妊娠してんだ!」
……馬鹿だこいつ。そのとき、俺は思い切り冷めた目で目の前の人間を見ていた。
「い、いや妊娠してるからもあるけど……何より愛してるんだ。俺もあいつも」
俺の蔑んだ眼差しがさすがにこたえたのか、一瞬ばつが悪い表情になった。
「……で、それと娘さんを養子にしろってのはどう関係する?」
一口ビールを飲み、出掛かっている言葉を飲み干す。俺まで冷静さを失ってはならないのだ。
「相手がさ、俺のことはマジで愛してる、
けど年頃の娘さんがいるならさすがに結婚は無理だって……」
つまり、自分が女と結婚したい。だから邪魔な娘を引き取れと。
……そういうわけか。

「わ、わかってくれたか?」
俺が黙っているのを了承と受け取ったらしい。底なしの最低野郎だ。
「わかるわけねーだろ!」
再び、俺はテーブルに両手を叩きつけていた。
「自分が結婚したいから娘を処理しろだ? ふざけんな!」
「だったらどうしろってんだ? お腹の中の子を殺せってのか!」
「そうはいってない!」
「娘を大切に思ってるからお前に頼んでるんだ! そうじゃないならとっくに施設にいれてる!」
「だが――」
「子育ての経験があるお前だからこそ言ってるんだ!」

水城の一言は、失われた――とうの昔に失われた鍵のように、
俺の心の奥の奥にしまわれた記憶の扉。
その鍵を開けた。
かつて、俺に家族がいたころの記憶。
娘と妻と……真珠のように小さかったけど、輝いていた日々。
事故で、たった一つの偶然が全てをぶち壊し、
それ以来、俺の心は死んでいくだけだった。
……しかも、俺が引き取らないとみなせちゃんは施設にいかされる、と。
「……わかった」
ぽつりと一言、口からこぼれ落ちた言葉。
「ほ、本当か!?」
水城は俺の両手をつかむと、信じられないといった表情をした。

トウノオレガイチバンシンジラレナインダガ。
「ありがとう! 西川ならわかってくれると思ってたんだ!」
俺は黙っている。決意? 決心?
「あ、そ、それで金なんだけどさ。その、今から金かかるから、しばらく……」
「いいよ。みなせちゃんの養育費は俺が払う」
他に使い道もないしな、と自嘲する。
「あ、ありがとう! それじゃ明日お前のマンションにみなせとくるからな!」
「ああ」
異常に興奮している水城とは対照的に、俺は冷めていた。
あのころの綺麗な記憶は、頭から消え去っていた。

次の日の午前10時。みなせちゃんを連れた水城が、マンションにやってきた。
「ほら、みなせ、挨拶しなさい」
「水城みなせっていいます。これからよろしくお願いします」
水城とは対照的に……いやこの子も水城だが。
とても礼儀正しく、とてもしっかりしていた。
まるで水城の子だとは思えないほどに。

「あ、ああ、よろしく」
可愛しい少女だった。
陶器のようになめらかで白い肌と、腰のあたりまで伸びた黒い髪がとても印象的だった。
目鼻立ちに幼さは残るものの、それが逆に魅力となり、美しさを引き立てている。
それでいて、優しい柔らかい雰囲気を纏っている彼女は、本当に水城の娘には見えなかった。

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Posted by rabrmrjfeud 2013年11月14日(木) 18:47:45 返信

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