アルシェお嬢様……姉さんか。久しぶりに会いたいな。そういえば妹様たちは元気かな?
メインデータ
画像
名前ジエット・テスタニア
種族人間種(人間)
分類現地出身
異名
役職帝国魔法学院』魔法学科第二年次*1の生徒(平民)
住居帝都アーウィンタール
属性
カルマ値:?
種族レベル人間種のため種族レベル無し
職業レベル魔法詠唱者
?.Lv
サブデータ
誕生日身長
年齢16歳ほど*2性別
趣味家族母親のみ
登場web声優

概要

 ジエット・テスタニアは、バハルス帝国にある帝国魔法学院の魔法学科に所属する学生である。書籍には登場しない(14巻現在)。
 左目に幻術を見抜く特異能力を持つ。帝都で暮らす貧しい平民。父親は早世。小さな家が乱立する区画にある自宅で母親と暮らしている。放課後は商会で塩や香辛料を魔法で作成し、それを届けるアルバイトをしている。商会の長から気に入られ就職を勧められているが、母親の病気を癒すため卒業後は支払いのいい帝国騎士団を希望している。
 騎士団は皇帝直轄のため、立場を良くすることも目的の一つ。

 主な人間関係は、幼馴染のネメルという少女が別のクラスにいる。また、かつて母親がフルト家(アルシェの家)で働いていたため、アルシェと親しく、彼女が学院を中退*3した今でも多大な恩恵を受けている。 

外見

 左目に眼帯をしているが、凛々しい顔立ちをしている。だが暗い雰囲気を宿し、どんよりとした瞳をしている。目の下のクマが病んだような雰囲気を周囲に与えている。

性格

 貴族と平民が入り乱れる学院で上手く立ち回れるように模索し、自分や親しいものに危険が生じないよう心がけている用心深い性格。
 幼馴染のネメルを常に気にかけ、守るためなら体裁は気にしない。場合によっては身代わりになろうとする。ジエットとネメルがランゴバルトに絡まれていた時、そこに現れた生徒会長のフリアーネに「虐められたんです!」と告げ口をして難を逃れた事がある。貴族のネメルが貴族のランゴバルトに抵抗すると角が立つことを考慮した対応。

 幼馴染のネメルを自分の妹のように考えているが、恋心を勘違いしているだけである。オーネスティからストレートに指摘され苦笑いで肯定した。オーネスティはジエットを童貞にありがちの願望持ち、精神年齢が幼いと評している。

強さ

 第一位階までの魔法が使える。具体的には不明。塩を生み出す魔法、香辛料を生み出す魔法、ちょっとした防御魔法*4、試験で使える魔法*5が使える。本人は「ゾンビやスケルトンなどの低位のアンデッドなら勝てるだろう*6」と考えている。塩や香辛料を魔力で生み出す仕事をしている。自宅に自作の魔法で作った明かりがある*7

 左目に見たものの幻術を見破る力がある(幻術ではない姿が見えるだけ)。
 ただし見破れるだけで他にはなにもない。見破った相手に違和感を与えてしまう。冒険で遺跡に入るような場合はともかく、幻術を使い社会に溶け込もうとする者を見破ってしまう可能性があるため、この力を知っているアルシェから隠すように言われている*8。知るものは極一部。質問された時は、「左目は光に弱い、使用を続けて疲労がたまると失明するかもしれないから眼帯をしている」と説明している*9
 ナーベラルの真の姿は見抜けなかったため、ドッペルゲンガーの変身は見抜けないらしい。

作中の動向(web限定)

 作中では帝都の路地裏でアインズとソリュシャンが悪漢からネメルを助けた場面で登場。人間の男に変装していたアインズを悪漢と勘違いしたが、間違いがわかるとすぐに謝罪してその場を去った。

 貴族のランゴバルトの嫌がらせでメンバーを集められず昇級試験に参加できない状況だったが、生きる伝説のフールーダが入学したことで状況が一変。フールーダがジエットのメンバーになったことで、ランゴバルトはフールーダの影響を恐れたメンバーから見捨てられ窮地に陥った。

 全てはアインズがアルシェから聞いた魔眼に興味を持った事や、与えられる領地の経営をする人間が必要だったことが原因。アインズは自分もジエットのチームに加わるつもりだったが、新皇帝派から派遣されたスパイ(?)のオーネスティが急遽加わったことで失敗に終わる。アインズの形振り構わない行動でジエットのチームは幸せルートを歩むらしいが*10、web版が更新されなければその未来は来ない。

装備

スキル

魔法

  • 塩を生み出す魔法
  • 香辛料を生み出す魔法
  • ちょっとした防御魔法*11
  • 試験で使える魔法*12

関連項目

両親
父は若くして死亡。母親は病気で咳き込んでいる。第2位階《キュア・ディジーズ/病気治癒》では治らない猛病と言われる特殊な病気を患っている。肺炎か肺がん?
ネメル
幼馴染の末端貴族。幼い頃は煩わしかったが、最近は可愛い妹を持つ兄の心境にたどり着いた。ゼロ位階(生活魔法)しか使えない。フリアーネのことを「フリ姉さん」と呼ぶ。
ランゴバルト・エック・ワライア・ロベルバド
クソッタレ。同じ魔法学科の貴族。側室の子(三男)。それなりの家柄のため、将来は羨望されるような地位に登れる片鱗を示している。整った顔立ちであちこちに品の良さを感じさせる。アルシェが気にかけていたジエットが気に入らず虐めている。権力や魔法の力は学院の生徒の中では郡を抜いている。第1位階を使いこなし、第2位階を覚えるのは時間の問題。
フリアーネ・ワエリア・ラン・グシモンド
魔法学科の公爵家令嬢。生徒会会長。学院では三指にはいる実力者。「秀才」の二つ名を持つ。天才とも呼ばれていたが、本物の天才を知っているため、自分の才能は努力が報われる程度に過ぎないと言った事があり、現在の二つ名に落ち着いた。かつてのライバルが「ほんの少しの慈悲でいいからちょっとだけ目をかけてやってほしい」と頼んできたためジエットと学院では親しくしている。
アルシェ・イーブ・リイル・フルト
学院始まって以来の天才。恩人のお嬢様。かつて母親がフルト家で働いていた。自分を構成するすべてがフルト家のお陰。
オーネスティ・エイゼル
最初はオドオドしていた少女だったが舞踏会以降は素が出たのかサバサバしはじめた。
パナシス・エネックス・リリエル・グラン
ネメルの姉。帝国のさる大貴族の元でメイドをしている。
商会の長
アルバイトでよく働くジエットを気にかけている。
ディモイヤ
学院の情報屋をしている女生徒。知的な雰囲気が無いため年齢の割に幼い印象を与える。将来は外務などの省を目指している。
フールーダ・パラダイン
帝国最強の大魔法使い。同じチームになったことで最高の後ろ盾を得たが、フリアーネからフールーダがゴウン辺境侯の下についたと教えられたため、むやみに自分から貸しを作っては危険だと判断した。
ナーベ
謎の少女。眼で確認したが幻術は使っていない。
モモン(アインズ)
ランゴバルトの舞踏会で見つけた邪悪なアンデッド。幻術で四枚目の平凡そうな男の皮を被っている。こいつを屠れるのはフールーダかゴウン辺境侯に頼めば確実だろうが、どれほどの代価が必要か考えると……。
変わったおっさん(アインズ)
路地裏で男たちに絡まれていたネエルを助けてくれた。ジエットとネメルのやりとりは歳のいったアインズには非常にむず痒く、精神安定化するほどの強い憧憬の念を抱いた。ユグドラシルで得た思い出のほうが素晴らしい物だと二人に憧れた自分に憤慨するほど。
アインズ・ウール・ゴウン辺境侯
最近貴族位を得た魔法使い程度の認識だったが、フールーダを従えているという情報を得たことで、フールーダが入学する前日に自分を勧誘した者たちはゴウン辺境候の手の者たちだと理解した。
帝国魔法学院
魔法学科所属。卒業後は進学せず就職を希望。

その他

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