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太陽が昇り始め、辺りがはっきりと見えるようになった時間のことらしい。 「いやぁ……やめてっ、離して……」 人影ひとつ見えない砂浜に、少女の弱弱しい声が吐き出されていた。ともすれば、さざなみにかき消されてしまいそうな声だった。 まだ砂浜は染み込んだ潮の面影を残し、必死に“それ”から逃れようとする少女の指に引掻かれて、少しばかりの爪跡を残していた。 “それ”は蛸であった。少なくとも、力強い八本の触腕に肉付きの良い吸盤、さらに坊主頭に似た胴を備えていた。 少女の衣服だったらしいものは、原型…

https://seesaawiki.jp/pawapokeeroparo114/d/17%3a54... - 2023年12月17日更新

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