50 | エアームド | ドリルくちばし | のろい | ふきとばし | ねむる | はっかのみ or きせきのみ or たべのこし | FFFF | 63-63-63-63-63 |
2001年頃にカビゴン受けとして注目された型。
その後もエアームドの主要な型として使われ続け、カビガラポリ登場直後(2004年〜2005年頃)までは使用されることが多かった型。
(それ以降も使用されることはあった。2012年頃でもクソカビが鈍いエアに圧殺されるシーンはあった。)
鈍いを持っているエアームドは55捨て身カビゴンも安定して受けることができるが、眠っているエアームドを後出しで出した場合、以下の立ち回りをされると急所絡みで倒れることがある。
50エアームドへ交代、55カビゴン鈍い
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームド鈍い、55カビゴン捨て身
(50エアームドはここで鈍いの回数の差を埋める必要がある)
→50エアームド眠る、55カビゴン鈍い
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームド鈍い、55カビゴン捨て身
→50エアームド眠る、55カビゴン鈍い
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームド鈍い、55カビゴン捨て身
→50エアームド眠る、55カビゴン鈍い
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームドぐう、55カビゴン捨て身
→50エアームド鈍い、55カビゴン捨て身
→50エアームド眠る、エアームド流しへ交代
カビゴン鈍い1回・エアームド鈍い0回の時の捨て身は51〜61/171、カビゴン鈍い1回・エアームド鈍い0回の時の捨て身急所は102〜121/171、カビゴン鈍い1回・エアームド鈍い1回の時の捨て身は34〜41/171となり、最初の捨て身2回中1回が急所に入ると50エアームドは確実に倒れる計算になる(187〜223/171)。
カビゴン鈍い2回・エアームド鈍い1回の時の捨て身は45〜54/171、カビゴン鈍い2回・エアームド鈍い1回の時の捨て身急所は91〜108/171、カビゴン鈍い2回・エアームド鈍い2回の時の捨て身は34〜41/171となり、もう一度眠った後の捨て身2回中1回が急所に入っても50エアームドはほぼ確実に倒せる(170〜203/171)。
カビゴン鈍い3回・エアームド鈍い2回の時の捨て身は43〜51/171、カビゴン鈍い3回・エアームド鈍い2回の時の捨て身急所は85〜100/171、カビゴン鈍い3回・エアームド鈍い3回の時の捨て身は34〜41/171となり、更にもう一度眠った後の捨て身2回中1回が急所に入っても50エアームドは高確率で倒せる(162〜192/171)。
カビゴン鈍い4回・エアームド鈍い3回の時の捨て身は40〜48/171、カビゴン鈍い4回・エアームド鈍い3回の時の捨て身急所は81〜96/171、カビゴン鈍い4回・エアームド鈍い4回の時の捨て身は34〜41/171となり、更に更にもう一度眠った後の捨て身2回中1回が急所に入っても50エアームドは中くらいの乱数で倒せる(155〜185/171)。
流石にこれ以上は厳しいため、ここらでカビゴン側はエアームド流しに交代してエアームドを交代させることになる。
このように、エアームドは素眠りになってしまうと55捨て身カビゴンに突破される可能性があるため、素眠りを遠ざける薄荷や奇跡を持たせることが多い。理想は素眠りが遠ざかる上に捨て身急所に耐える可能性が高まる残飯であり、残飯が持たされることもあった。
また、吹き飛ばしは後出しによる負担を肩代わりする技であり、この技を持つことでエアームドではタイマンで勝てないようなポケモンも流すことが可能になる。
例えば、文字持ちの遺伝子ケンタロスを吹き飛ばすことで遺伝子を解除することができる。他のポケモンが光線1発で倒れることを防ぐことで、他のポケモンによる対策を容易にすることができる。
また、剣ガラを吹き飛ばすことでガラガラの攻撃ランクを解除した上で場からどかすことができる。スターミーのようなガラガラに後出しできないようなポケモンと組ませることで、ガラガラ対策を行うことができる。
鈍いカビゴンに対しても、鈍いカビゴン側のエアームド流しが水ポケモン等の怪しい流しであれば、鈍い飛ばしにより決定力を出したり高い強制交代力を持ったりすることができる。
その他、吹き飛ばしはバトン対策する上でも重宝する。
後出し可能な耐久がありながら流し役割を遂行することが難しい(ぬるすぎて対面で勝つことが難しい)エアームドにとって吹き飛ばしは重要技であり、今後十年以上に渡って吹き飛ばしはドリ口並みの必須技として使われ続けることになる。
しかし、このエアームドは相手の交代先のポケモンに対してほとんど圧力をかけられず、ド起点になる問題がある。
役割理論がしていた時代は交代先のポケモンに圧力がかからなくても別のポケモンで受ければ良かったが、昆布サンダー、特殊カビ、文字ガラ…といった受けにくいポケモンが次々と使われるようになったカビガラポリ以降は厳しくなった。
また、55捨て身鈍い残飯カビゴンと完全タイマンをすると判定負けするという問題もある。
カビゴンの捨て身はエアームドに20〜24%のダメージとなり、エアームドのドリ口はカビゴンに16〜20%のダメージとなるため、単純に殴り合うとエアームドが不利になってしまう。
捨て身反動は2〜3%程度のダメージになるためこれを足しこめばエアームドが勝つ可能性も出てくるが、カビゴンが残飯持ちでエアームドが残飯非所持だとその望みも潰える。
ただし、問題なのは完全タイマン時のみであり、カビゴン1体残しに対してはカビゴンを受け切ることで判定勝ちに持って行くことができる。
また、カビゴンは反動ダメージで自ら眠ることができないため、72ターンの余裕があるのであればカビゴンを悪あがきまで追い込み、完全タイマンで判定勝ちすることができる。急所反動(17〜20)で残飯回復の18を上回る可能性はあるが、それを考慮しても74ターンもあれば十分だろう。