架空の女子プロレス団体「PLUS ONE Girls」のサイトです。

対戦カード

レポート

 第2試合では戸次ちあきと東郷桐野の両名によるブルージャスティス所属選手同士での同門マッチが組まれた。ブルージャスティスに加入してからの東郷の今シリーズでの戦績は2勝7敗と低迷しており、戸次による実力査定マッチが組まれることになったが、この一戦にも敗北した場合には東郷のブルージャスティス追放という処分も下される厳しい条件が定められていた。
 ゴングが鳴ると同時に先制したのは戸次、不甲斐無い東郷に気合を入れてやるとばかりにチョップでの洗礼を浴びせたが、東郷も敢えて避けようとはせずに仁王立ちで受け切ってみせる。
 東郷も『首刈り桐野』の異名に違わずジャンピングネックブリーカー3連発からの延髄斬りで戸次からダウンを奪ったが、戸次もショルダーアタック2連発からの強烈なラリアットで東郷を薙ぎ倒すとアイアンクローで痛めつけていく。
 アイアンクローから逃れようと東郷も地獄突きで反撃したが、戸次がフライングメイヤーで東郷を投げ飛ばすとベアハッグの体勢に捕らえてから絞め上げていった。1分以上も絞め上げ続けられていた東郷の腕から力が抜けて垂れ下がるとレフェリーがチェックに入ろうとしたが、戸次が自分から東郷を解放してマットに投げ捨てると、東郷が立ち上がるのを待ってから全体重を乗せたショルダーアタックで東郷を弾き飛ばす。
 まるで交通事故の被害者の様に宙を舞ってマットに叩きつけられた東郷に対し、戸次は敢えてフォールに入ろうとはせずレフェリーに対して10カウントを数えるように要求した。東郷も何とかカウント8で立ち上がれたためにKO負けは避けられたが、足元がまだふらついている東郷に対して戸次も止めを刺すために容赦無く突進していく。だが間一髪、東郷が闘牛士の様に戸次の突進を避けると擦れ違いざまに狙い澄ました延髄斬りで戸次をダウンさせてからフォールを奪いにいった。
 戸次も先輩の意地かカウント2でフォールを返すと、東郷もコーナーポスト上に駆け上がってから奥の手であるローリングギロチンドロップで戸次の首を刎ねてみせる。だが、東郷も立ち上がってフォールの体勢に入ろうとする前に力尽きてしまい、両選手ともにダウン状態になってしまう。
 試合終了まで残り10秒の時点でレフェリーが10カウントを数え始めると、東郷も最後の力を振り絞って立ち上がろうとしたがカウント9で膝から崩れ落ちてしまい、ブルージャスティスの同門対決はPOG初の両者KOかつ時間切れ引分けという結果となった。
 試合終了後には動けるようにはなった戸次が、ブルージャスティスへの残留が決定した東郷の健闘を讃えて握手していたが両選手ともに歩ける状態ではなく、ともに担架で運ばれてリングから退場していくという壮絶な試合内容となってしまった。
スペシャルシングルマッチ シングルマッチ20分1本勝負
戸次ちあき20分00秒 時間切れ引分?東郷桐野

試合後コメント

戸次先輩がベアハッグで絞め上げ続けていれば負けていたのは自分でしたが、自分の全力を引き出させてくれた試合をしていただいたことには感謝しています。今回は時間切れでの引分けという結果で終わってしまいましたが、再戦の機会が有れば時間無制限の試合での完全決着を希望したいですね。

タイムライン

リンク

管理人/副管理人のみ編集できます