極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

507 :ささみ:2005/08/04(木) 18:05:44 ID:Ri7Cx/sO
紳士淑女のみなさま、こんばんは。
ある程度まで書き上がったので、一先ず投下します。

かなり前振りが長いですので、ご容赦下さい。


508 :〜生贄〜:2005/08/04(木) 18:09:17 ID:Ri7Cx/sO

その日、連合軍所属艦「ドミニオン」艦内は異様な雰囲気に包まれていた。

先日のオノゴロ島での戦闘で彼等は敵対勢力―オーブ軍―を壊滅させ、さらには捕虜も捕縛した。

言わば「大勝利」のはずなのだ。
しかし、艦長であるナタル・バジルールは苦虫を噛み潰したような顔でアズラエルから手渡された書類を見ていた。

「彼等の様子がおかしい…だと?どういうことだ?」
「どうもこうもありませんよ。戦闘終了後にも関わらず、彼等の興奮が収まらないんですよ。」
「くっ…原因は何なんだ!」
「さあ…僕に聞かれましてもねぇ?」

ナタルはアズラエルに掴みかからんばかりに問い詰めるが、一方のアズラエルはいつもの調子である。

「そうそう、原因が知りたいなら彼女達に頑張ってもらえばいいじゃないですか?」
「彼女達…?まさか、捕虜に生体CPUの調査をさせると言うのか?」
「そうです。今の彼等は我々には手に負えない筈ですから。」

アズラエルはニヤリ、と笑みを浮かべるとそのまま踵を返してバジルールの部屋を後にした。


バジルールの部屋を出たアズラエルは、その足で営倉にやってきた。

閉じ込められているのは、前述の戦闘で捕虜となったアサギ、マユラ、ジュリである。

「いかがお過ごしですか?お嬢さん方。」

アズラエルは営倉の扉の小窓から中を覗き込むと、努めて紳士風に呼び掛けた。

「お陰さまで、気分は最悪よ。出しなさいよ、ここから!」

と、自分の立場を忘れているとしか思えないような口調で応じたのは金髪のアサギだった。
しかし、アズラエルは想定の範囲内だ、とでも言いたげにアサギの罵声を無視して続けた。

「今日は貴女方にとあるモノの調査のお願いがあって来たんです。貴女方の返答と結果次第では、貴女方を解放して差し上げますよ。」

「解放…その話、本当でしょうね?」
「ええ、もちろん。僕は嘘はつきません。」
「…いいわ、引き受けてあげる。何を調査すればいいの?」

アズラエルから出た「解放」という予期せぬ言葉に色めきだつ3人。
決断を下したのは、リーダー格のアサギだった。

この時、アズラエルが口許をつり上げていたことには誰も気付かなかった。



次の日。
3人は連合兵に連れられて重い扉の前に立っていた。

「調査するものは…ここですか?」

ジュリが見張りの兵に尋ねた。
しかし、連合兵は軽く頷いただけだった。

「ねえ、あなた達は私達に何を調べさせるつもりなの?」
「そうよ!ただ調査としか言われてないんだし、調査対象くらい教えてくれてもいいじゃない!」

それまで大人しかったマユラが連合兵に詰め寄ると同時にアサギも声を荒げた。

…その時だった。

「ここで服を脱げ」

連合兵から発せられたのは質問の答えではなく、ただ単に事務的な言葉だった。

「ええっ!?」

当たり前、と言えばそれまでだがアサギ達は信じられないというような声をあげた。

「もう一度言う。服を脱げ。」

連合兵は今度は銃口を突き付けてきた。
逆らうならこの場で「交渉決裂」ということなのだろう。

3人は仕方ない、という風にのろのろと服を脱いでいった。


服を脱いだアサギ達は、下着姿のままで扉の奥へと連れられていった。

薄暗い通路の奥には、先程以上に厳重な警戒のされた扉があった。

「この中に、お前達に調査してもらうモノがある。もし、調査が終わったらここの無線でブリッジに連絡を入れるように。」

そう言い残すと、連合兵は扉のロックを外すともと来た道を戻っていってしまった。

当然、扉の前には3人しかいない。

「ど、どうするの?」
「どうするもこうするも、行くしかないじゃない」
「…それじゃあ、行くわよ」

アサギが先頭に立って扉を開けた。
この先に待つものが、彼女達にとって悪夢以外の何者でもないことはまだ誰も知らない。
いや…知らない方が幸せだっただろう。


「うわったたた…」
「だ、大丈夫?アサギ」
「ゴメンゴメン、ちょっと暗かったから…」

部屋に入るや否や、アサギが何かにつまづいた。
確かに部屋は暗く、足元すら見辛い状態だ。

「ねえ、アサギ…あっちに何かにあるみたいよ?」
「そうみたいね…こっちにもあるみたいだから、ちょっと手分けして調べてみる?」

次第に目が慣れてきたのか、3人は辺りの状況が段々理解出来てきた。
各々、別の所を探索する余裕も出てきたようだ。

3人が散らばったその時。
ジュリの視線の先にいる影は、音も立てずにこちらへ向かってきた。
前屈みのような姿勢なのか、妙に天辺の位置が低い。
しかし、ジュリはその事には全く気付いていない。

手が届くかどうか、の距離に来たとき。
影は突然ジュリに向かって飛びかかってきた。

「ひ…っ!?」

影と一緒にジュリは床に倒れこんだ。
タイル張りの床特有の打撃音がアサギとマユラの耳に届く。

「ジュリ?どうしたのっ!?」

すっかりパニックに陥ったマユラは、慌ててジュリのいる方に向かって歩を進めた。


「ジュリ、どうしたの?ジュリ!」

マユラはヒステリックに叫ぶが、何者かに腕を掴まれているせいで進めないでいる。

「駄目だよぉ?お前にはここにいてもらわなきゃいけないんだからさぁ?」
「ひっ…」

その時、マユラの耳に聞き覚えのある声がした。
マユラは恐る恐る後ろを振り返って声の主を確認した。

「シャニ…アンドロス…!」

マユラの腕を掴んでいたのは以前の戦闘で敗北を喫した相手、シャニ・アンドロスだった。

「覚えていてくれたんだ?嬉しいねぇ!」

シャニはそう言って高らかに笑いだした。

「は、離してよ!ジュリが、ジュリが!」

マユラはシャニの腕を振りほどこうとするが、所詮女の力では男の力には敵わない。

「ジュリ?…あぁ、あのメガネかぁ!心配要らないよ。今頃オルガとクロトがあと二人も捕まえてるから」

マユラにとって、最も聞きたくなかっただろう言葉がシャニの口から発せられた。


先程と同じ部屋。
しかし、今は明かりもついており辺りに何があるのか分からないと言うことはない。

違うのは、3人が縛られた状態で床に転がされている、ということだ。

「…アタシ達を、どうするつもりよ」

アサギが憎しみの篭った目で、自分達を見下ろしている若者達を睨みつけた。

「何って…僕たちのストレス解消に付き合って欲しいのさ!」

そう言って、愛用のゲームを取り上げられて不機嫌極まりないクロトがアサギを思いきり蹴りあげた。

「ぎゃあっ!」
「あ、アサギ…!」

今のひと蹴りで鼻骨が砕けたのか、アサギはのたうち回りながら鼻血を滝のように流している。

「キャハハハハ!ねえねえ、シャニ、オルガ。何かムカつくからさ、コイツからヤっちゃおうよ」

クロトは転げ回るアサギを見下ろしながら、後ろにいた2人に問いかけた。

「いいんじゃねえ?コイツ…ウゼェし」
「キマリじゃん?」


どうやら、最初の獲物はアサギに決まったようだ。

3人は暴れるマユラとジュリを殴って大人しくさせると、部屋の隅に転がしておいた。
ちょうど、視界にアサギの虐待シーンが入るように。

「さて、まずどうしよっか?」
「とりあえず縄はほどいてやればぁ?」
「さっきので逃げる気は失せただろうしな」

3人はアサギの拘束を解いてやると、乱暴にアサギの髪を掴んで顔を上げさせた。
それなりに整った顔立ちはクロトの蹴りで鼻が砕けており、鼻血と涙で既にぐしゃぐしゃになっていた。

「や…止めてよ…乱暴しないでよ…」

アサギは先程までの気勢を削がれ、弱々しく抵抗を繰り返すばかりだ。

「よぉ、さっきまでの勢いはどこ行ったんだぁ?」

今度はシャニの拳がアサギの頬を捕えた。

「うぎぃ…!!」
「その声、ウッゼェなぁ…オラァ!」

何が気に入らないのか、オルガもアサギの反対側の頬を殴りつけた。

「この程度で音を上げてンじゃねえよ!」
「うぎぁぁぁぁっ!」

数分にわたり2人がかりで暴行を受けたアサギの顔は、頬から瞼にかけてまんべんなく腫れ上がっており、止まっていた鼻血もまた流れ出していた。


「ねえねえ、さっきから2人ばっかやってない?僕、暇だよ?」
「悪ぃ悪ぃ、忘れてた」
「酷いなぁ、オルガ。僕がコイツをヤろうって決めたんだよ?」

ぐったりと横たわり、腫れ上がった顔で荒い息をついているアサギの上で3人は残酷な会話を続けていた。

「ひぃ…ぃ…」
「こ…こんなの酷い…」

部屋の隅でアサギの暴行を見せられていたマユラとジュリの顔からは、すっかり血の気が引いていた。

「じゃあさぁ、これ使おうよ?」

クロトは懐からサバイバルナイフを取り出した。

「お、クロトにしてはいいもん持ってんじゃん」
「アズラエルからゲームと交換でもらったんだ。こういう時に使うもんだってさ?」
「あいつ、相変わらず悪趣味だねぇ」

悪びれずに笑う3人。
その足元でアサギはただ震えるしか出来なかった。

「さて、と」

そう言うと、クロトはいきなりアサギの下着を切り裂いた。

「やっぱ、邪魔なものは取るに限るね」

アサギの裸身が3人の前に晒された。
ボコボコの顔とは裏腹に、体の方はまだ一つの傷もない。


「ねえ、2人とも。コイツ押さえててよ」

クロトは改めてナイフを構えると、オルガとシャニに指示を出した。

「OK、任せとけ」
「こっちも大丈夫だよぉ」

アサギを仰向けに押さえ付けた2人の返事を確認すると、クロトはアサギに馬乗りになって右肩にナイフを突き立て、そのまま関節を破壊するかのようにナイフをグリグリと動かした。
その時のクロトの目は、ゲームに熱中している時のものだった。

「ぐ…ぁっ…ぎゃあぁぁぁぁ!」

肉と骨を削られているアサギは、断末魔の様な悲鳴を上げて体をよじらせている。
しかし、オルガとシャニに押さえ付けられていてはどうにもならない。

「おいおい、あんまり暴れると…」

右側を抑えているオルガが嘲笑気味にアサギに言葉を放つと同時に、グキッともバキッともつかない嫌な音を立ててアサギの右肩が上がった。

「い…いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「あーあ、可哀想。右腕がもげちゃったねぇ」

右肩から先程とは比べ物にならない量の血を流しながらアサギは失禁していた。
もはや、シャニの言葉も届いていないようだ。


「うっわー、きったねぇ!コイツ漏らしやがった!」

クロトは発狂同然のアサギから離れると、尿で汚れた股間を爪先で蹴りあげた。

ぐちぃっ、と何かが潰れたような音を立ててクロトの爪先がアサギの秘所にめり込んだ。

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

右腕がなくなった時点で既に瀕死になっていたアサギだが、再び何かに取り付かれたように悲鳴をあげている。

クロトはアサギが同じような反応しかしないことに飽きてきたのか、虫の息で転がっているアサギの顔の横に移動した。

「う…ぅ…カガ…リ…さま…ぁ…カガリ…さ…ま…」

涙も枯れたのか、アサギはうわ言のようにカガリの名を呼び続けている。

一方のマユラとジュリは、目の前の光景から目を反らそうにも反らせないでいる。

「ねぇ、シャニ、オルガ。僕もう飽きちゃったよ。コイツ壊していい?」


クロトはアサギの顔を足蹴にしながら、後ろで気味の悪い笑みを浮かべているオルガとシャニに聞いている。

もっとも、当の2人は既に飽きているので好きにしろ、とでも言いたげな顔をしているのだが。

「…決めた。と言う訳で…」

ごちゅっ

クロトは足を振り上げると、アサギの頭を勢い良く踏みつけた。

クロトの足が顔にめり込んだアサギは暫く体を痙攣させていたが、すぐに動かなくなってしまった。
アサギの顔は真ん中から潰れ、耳からは脳が溢れている。

「撃・滅!なんてね」
「バーカ」
「こんな時にも決めゼリフかよ」


アサギの死体を見下ろしながら、3人はとりとめのない話を続けていた。



524 :ささみ:2005/08/04(木) 21:16:47 ID:Ri7Cx/sO
以上でアサギ編は終了です。
次は誰を捌こうか…

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