極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

139 :通い妻は血塗れの:2006/04/30(日) 22:06:18 ID:IQAelIez

ノックの音がした。
草木も眠る丑三つ時、ここは農村の外れにある古い小屋。とりあえずの生活設備一式が揃っている、八畳一部屋の水上幹夫の現在の家。紆余曲折の後、ようやく手に入れた安住できそうな場所だ。
寝起きで幹夫がボンヤリしてると、再びノックの音がした。今度は呼びかける声もする。
「ミキちゃ〜ん。早く入れてよ〜」
美奈子だ。まったく懲りもせず、今夜も来たな。
俺は左手でドアを開け、正面に立つ奈美子の顔面に右拳を叩きつける。
グシャッ。
「ぎゃふっ」
カチューシャで止めたショートカットの髪を振り乱し、美奈子は二三歩よろめく。
「今晩は。ミキちゃん」
ドカッ。
どっかズレている挨拶の言葉を無視して、俺は薄い黄色のキャミソールを着た彼女の腹に、蹴りを叩きこむ。
「ぐっ」
呻いて腹を抑える。追い討ちで、裸足の脚に脚払いをかます。
ズデン。
彼女は、剥き出しの地面に大の字に倒れた。
家の前は、土が剥き出しの広場で、三方を夜闇と同化した黒々とした森に囲まれている。残る一方も、道とその向こうの畑。灯りは遥か遠くに農家のそれが見えるのみ。
一応、人目はないが、念の為だ。美奈子の両足を両手で掴む。
ズルリ、ズルリ。
日々の農作業で鍛えられてきたたとはいえ、人一人はそれなりに重い。とりあえず引きずって家の中に引き込む。
「わ〜い。ミキちゃんのお部屋だ〜」
今までのが全く効いてないかのように、能天気な声を上げる。
ドサッ。
彼女の身体を、乱暴に畳の上に放り出す。
「あててててて」
痛みの声すら、能天気さを引きずっている。だから俺は無言のまま、彼女の腹に全体重を込めたエルボードロップをかました。
「ぐ……、ぶっ……」
今度は腹を抑える余裕もなく、大きくのけぞる。大分効いたらしく、白目をむいて痙攣している。口から唾液だか胃液だかを少しこぼす。
多少の汚れはかまわない。どうせ……。
ガラリ。
彼女の回復を待たず、押し入れを開ける。彼女のために用意しておいた道具を取り出す。
まずは棒。木の枝から末端を適当に払って、丁度木刀ほどの大きさにしたものだ。
さて、どこを狙おう。さっきから腹に2発もくれてやったんだから、今度は…。
決めた。顔だ。
さっきのパンチで左頬が多少赤く腫れているくらいで、顔はまだ綺麗だ。早速棒で突きをくれる。まずはバランスよくするために、右頬に一撃。
ドブッ。ゴキリ。
「がっ…」
獣のように言葉にならない声を出し、畳に血を垂らして白い欠片を吐き出す。力を入れすぎて歯が折れたようだ。
美奈子の血を見て、俺は興奮する。殺戮の本能というより、一線を越えてしまった感覚だ。
「う゛…ミ゛ギぢゃん…」
美奈子は抗議するでもなく、俺を見つめる。俺はその視線に絶えられず、美奈子の泥に汚れたキャミソールの胸元に手をかけ、一気に引き裂く。
ビリリッ。
そのまま、チューブブラも毟り取る。赤くつんと尖った乳首にプルンと揺れる豊かな胸。俺が何度もしゃぶり、揉みしだき、顔をうずめた柔らかな膨らみ。
美奈子の目に期待の光が宿る。

ガブリ。
俺は美奈子の期待を超えるため、右胸に噛み付いた。そのまま歯を突き立てていく。
ブツッ。
その感触とともに、口の中に血の味がする。思わず、唾と共に彼女の顔に吐き捨てる。
ペチャリ、ペチャリ。
口元に貼りついたそれを、彼女はうれしそうに舐める。俺はむかついて立ちあがり、その顔を踏みつける。
「ぐぶっ」
靴でないのが残念だが、足を上げるとそれでも鼻血を流していた。ひとまず顔はもう良いだろう。
今度は、錐を取り出す。今日初めて使う事にしたものだ。
ズッ。
「いっっっっ」
まずは、右の太腿。以外と深く刺さったみたいだ。血がトクトクと流れる。続いて一突き、もう一突き。次々に右腿に真紅の点を刻んでゆく。その度に美奈子は身を捩り、涙を流し、悲鳴をあげるが、抵抗はしない。
ただ刺すだけでは芸がない。
ブスッ、ブスッ。
「ひっ、痛っ」
今度は、左腿に錐を刺す。趣向を変えて、パチンコ台の影響で北斗七星を描いてみた。
段々面倒になってきた。
ズドッズドッズドッ。
今度はスピードを上げて、脛から足の方にかけて、浅くその分数を増やして錐を付き立てる。
飽きてきたので、次に移る事にした。日頃から手入れをしている愛用のナイフを取り出す。
ブツッ
脛を掴むと、一気にアキレス腱を切断する。まず右、次に左。
「……!」
美奈子は声にならない叫びをあげ、身を捩る。が、決して逃れようと暴れる事もなければ、俺を責める言葉も出さない。それどころか「やめて」だの「助けて」だのは決して口にしない。全く見上げた根性だ。
刃物はとりあえず置いといて分厚い俎板を出す。その上に美奈子の血塗れの足を裏が上になるように乗せる。準備は完了。今度は鈍器だ。金槌を持ち出す。
グシャッ。
右足の小指に、思いっきりハンマーを振り下ろした。
「ぎぃやぁぁぁぁっ」
終に堪えられなくなったようだ。
続いて、薬指、中指、人差し指、その度に美奈子は押し殺した叫び声を上げる。親指は流石に一撃とはいかず、叩き潰すのに苦労した。
量こそ多くはないものの、服に、壁に派手に血飛沫が飛び散っている。畳は、すでに一面血の海だ。
結構重労働なので、俺の息も荒い。一休みしながら次の手を考える。
爪は…、俺にとって見てるだけで痛々しいのでやめにする。では、そろそろ本番に移ろうか。
うつ伏せになっていた美奈子の身体を仰向けにする。痛いだろうに、それでも彼女は目を瞑り、歯を食いしばり、大人しくされるがままになっている。健気な奴だ。
再びナイフを取ると、先ほど噛んだ右胸に、横からナイフを付き立てて、そして力を込めて引く。
ザクリ。
血を吹出しつつ、乳房が大きく裂け血を溢れさせる。そのままナイフを動かし、なんとか切断する。切り落とした肉片なぞは、痛覚がないので興味はない。その辺にほっぽり出す。
「えへへ。うれしいな。ミキちゃんが、あたしを見てくれる」
懲りもせず、その言葉を口にする。本当に驚嘆すべき一途さだ。
ズプッ。

「ぐ…、ぎっ」
その、涙にぐしょ濡れになっ、真っ直ぐな眼差しの右目に、指を突き立てる。意外と硬い。膣でもいじるかのように、指で中を引っ掻きまわす。そしてなんとか眼球を引っ張り出す。
ミリリッ、ブチッ。
そんな感触をさせて、視神経が切れた。
隻眼になりつつも、じっと俺を見つめている。ただただ愛しげな眼差しで。そのいじらしさに免じて、一度だけキスをしてやる。
「…あ、ミキちゃんの、キス。うふふっ…嬉しいよぉ…」
それ以上何か言わないように、その口を手にした眼球で塞いでやる。
「ほら、返してやるから味わって食えよ」
その眼球を口の中まで押しこんでやると、さすがに咀嚼はしないものの、言われた通り大人しく咥える。
直接的・肉体的な苦痛意外は、何でも愛情の証しとでも考えているのだろうか?
続いて、パンツの股のところを掴んで、引っ張る。
「痛っ。いたたたたっ」
今更ながら痛がる。いや、常識的な痛みに、ようやく常識的な反応ができたのだろうか?
じきにパンツが破れると、局部があらわになる。薄く、縮れた毛に包まれた、艶やかな赤い唇。俺が何度も愛し、キスし、舐め、挿入した陰部。
微かに潤い、そのクリトリスは膨みかけている。
「こんなので感じやがって、このヘンタイ!」
そういいつつ、左手でその根本の筋を優しく撫で上げる。暫く続けると、そこは完全に膨らんでくる。
ゾリッ。
空いている右手のナイフで、周囲の皮膚ごとそれをそり落とす。切り取ったものは右乳房と同じくその辺に捨てる。
「ぁひぃぃぃひぃぃぃぃぁっ」
美奈子は声を押し殺して喚く。そろそろフィニッシュだ。
「がっっっっっ!」
ナイフを膣に浅く突き立て、そのまま身体の中心線に沿って、ゆっくりと引いて行く。肉は柔らかいようで意外に丈夫だ。切り裂くのに結構力が要る。
美奈子は、必死で痛みをこらえ、切り裂き安いように、力を抜き、身体を動かさないようにしている。
両手でナイフの柄を持ち、下腹部から臍を過ぎた辺りまでを、とりあえず切り裂く。腹圧で腸がはみ出、こぼれ落ちる。
ナイフを置き、その湯気すら立つ血塗れで温かく柔らかいものに両手を突っ込み、思う存分揉みしだき、引きずり出す。
しばしその温かく湿った柔らかな感触に、我を忘れていじりまくる。と、最初は荒かった彼女の息が、弱く、途切れがちになっているのに気付いた。
いかんいかん、まだ最後のそれをしてない。
先ほどの俎板を取り出すと、仰向けにした彼女に枕として敷いてやる。美奈子はすでに、意識が朦朧しているようで、これといった反応は見せない。
「美奈子。今、楽にしてやるからね」
もう耳に届いてないだろうが、彼女にそう語りかけて、俺は大振りの鉈を取り出した。
ヒュン…ゴッ。
鈍い音と共に、彼女の顔と頭は西瓜のようにザックリと割れる。血とともに脳漿が飛び散り、白っぽい脳味噌まで見えた。
すると、彼女の姿は薄れていった。割れた頭も、顔も、それに続く首も、右乳房を失った胸も、腸をはみ出させた腹も、血塗れの脚も、切り落とした乳房も、クリトリスも、血飛沫も。後には、何一つ残らない。
彼女の訪問前と同じ、殺風景な部屋に、今使われた汚れ一つない道具だけが転がっていた。
これで、今日の分は終了した。


彼女とは、大学のサークルで知り合った。
サークルとは言っても、名目上はスポーツサークルだがその実ただのナンパ系な遊びグループだ。
彼女は笑顔がとてもステキだったので、新歓コンパで声をかけ、意気投合し、それ以来付き合うようになった。
今までの俺の男女交際と言えば、高校の時のグループ交際だけで、その時も特定の相手というのはいなかった。だからその時が始めてのまともな男女交際で、俺はすっかり舞いあがっていた。
美奈子にとってもそうだった。
そして当然ながらしばらくラブラブな日々が続いた。互いに親元を離れての一人暮しなのを良い事に、互いの部屋に入り浸り、日がな1日ベッドの上で愛し合った。
今では思い出すのも恥ずかしい、ハートマークつきのペアルックでの登校なんて事もし、ケータイの待ちうけ画像を二人で撮った画像にした。
もちろん、毎週末にはデートをして、映画や食事、水族館、美術館なんかにも行った。
が、次第に俺の熱は冷めていった。別に美奈子を愛してないわけじゃない。ただ、多少冷静になって辺りを見る余裕が出てきたのだ。そうなれば当然、バカップルぶりにも気付き自粛するようになる。
しかし、美奈子は違った。付き合い出した頃のラブラブっぷりを維持して、俺にもそれを要求する。
さらに、テストやレポート締めきりの前日など、かまってほしくて邪魔をする。俺は彼女の事が、だんだん鬱陶しくなってきた。
やがて、俺のつれない態度に彼女の態度は変質した。必要以上に俺に付きまとうのだ。俺だけが履修してる講義にも一緒に受講し、潜りこめないゼミなんかではずっと入口で待ちつづけた。
バイト先のファミレスでも、コーヒー一杯で俺がバイトを上がるまで何時間も待ちつづけ、俺の家で完全に同棲状態になった。
恋人同士とはいえ、ストーカーのような執拗な付きまといに、俺もいい加減辟易したし、周囲の視線も痛い。
さらに彼女は、俺にも同等の事を要求するのだ。他の女は見るのを禁止するどころか、友達からの電話すら切ってしまう。
俺はむかつき、ついにキレてしまった。
手近にあった置物、彼女とのデート記念に買ったものだが、現在では彼女の態度ですっかり見たくもない邪魔な記念物となったそれで、彼女を打ち据えたのだ。
気がついた時には、手が真っ赤に染まって、かつて愛した彼女の顔はすっかり原型をとどめぬ赤い塊となったのだった。
俺は自分のした事に、あのステキな笑顔を浮かべる顔を完全に壊してしまった事に、彼女を二度と物言わぬ肉塊に変えてしまった事に、恐ろしくなった。
そして後はお定まりの行動。深夜に車のトランクに彼女を、いや彼女だったモノを詰めて翌朝早くに山奥に埋めた。
それからが、悪夢の様な日々の始まりだったのだ。
翌晩、深夜2時。草木も眠る丑三つ時、誰かが俺の部屋のチャイムを鳴らした。死体の始末で完徹して、ようやくうとうとと眠りについた俺は、寝ぼけたままドアを開けた。
そこに彼女はいた。生前と変わらぬ綺麗な顔のまま、あのステキな笑顔を浮かべて立っていた。
俺は一瞬で眠気も覚め、ただ立ち尽くしていた。殺した記憶と、今見ているもの、どちらが夢なのかわからず混乱していた。
「今晩は。ミキちゃん」
美奈子はいつもと変わらぬまま部屋に入る。
「あっ。またお皿そのまんまにしているぅ」
いつもの甘えた口調で、台所で洗い物をした。
混乱して呆然としている俺は、ふと自分の手を見た。昨夜スコップを握って出来た肉刺がある。
じゃあ、あれは現実のはずだ。でも、これは、この目の前で俺の世話を焼いてくれている美奈子は一体……?。
やがて俺は気を失ってしまったのか、気がつくと昼。すでに日は高く上っている。いつの間にか布団で寝ていた。
夢? ではない。台所の洗い物は片付けられ、朝食の準備までしてある。
まさか、生きてた?
俺は車をかっ飛ばして、山の中の美奈子を埋めた場所へ向かった。地面は昨日のまま、一度掘り起こされて埋めた様子だ。俺は、おそるおそるそこを掘り返してみた。


死体は、あった。
昨日のままキャミソールを着た、昨日のままの、いや、死後硬直が解けて腐敗が始まり、すっかり死人色の肌をした、完全な死体だ。
俺は、背すじに不気味なものを感じて死体を埋め戻し、家に帰った。
翌晩も、彼女は深夜に俺を訪れた。
締め出そうとも考えたが、彼女は何故か、埋める時に身元隠蔽の為に回収したはずのカギまで持っていた。そして、やり残していた家事を片付けてくれた。
「て、てめぇ。誰だ?」
俺は、震えながら問い詰めた。
「やっだなぁ。何言ってるのよ。自分のカノジョに」
美奈子は何の屈託なく笑った。その何でもなさに、却って俺はぞっとした。
頬を抓れば痛いし、朝に家事はなされているので夢ではない。
俺は毛布をかぶってガタガタと震えていると、家事を終えた美奈子はその傍に座って、いつもの調子でたわいのないお喋りをしてくる。俺は気の狂いそうな一晩を過ごした。
やがて、彼女は夜明けと共に消えてしまった。
翌晩、俺は彼女から逃げる為に車で遠出をした。人気の無い辺りまで来て道端に車を止め、うとうとと寝ていると窓がノックされた。彼女だった。
俺は、車を急発進させて逃げ出した。しかし、車を止めるたびに彼女は追いついて、車の窓をノックする。
パニクった俺は、何度目かについに彼女を轢いた。すると、それっきり彼女は出てこなくなった。
俺は安らかに車の中で眠りについた。
しかし、彼女は翌晩も現れた。その次の夜も、その次の夜も。俺が逃げ出しても、美奈子は必ずいつのもにか追いついている。
彼女を殺したことがばれる心配があるので、誰にも明かせない。だから、助けも呼べないし、必ず夜は一人でいなければならない。
俺は引越し、学校も辞め、各地を転々とした。美奈子から逃げる事は出来なかったが、罪や美奈子の事がばれることは防げた。
そして、俺はついに学んだ。彼女を追い払う唯一の手段を。それは彼女を殺す事。彼女を殺せば、美奈子はいなくなる。その晩だけ。
やがて俺は、後継者不足に悩む農家の手伝いという今の職業についた。
小屋を一軒借り、そこで一人暮しをする。そして毎晩来る美奈子を殺すのだ。心の平穏の為に。
ここは山の中で周囲に人気はなく、殺人がばれぬように人付合いも最低限しかしないので、俺の異常な夜の生活がばれる心配はない。
殺しの手段は、始めは心臓を一突きしたり、紐で首を締めたりして即死させていたのだが、段々とそれまでの過程も楽しむようになり、そしてそれは日に日にエスカレートしていった。
今では殺す前に、じっくりと手間暇をかけ、最低でも1時間以上彼女に付き合うようになった。
美奈子は、俺に対して怒りもせず、恨み言も言わず、毎晩毎晩従順にいたぶられ、殺され続けている。恐らくは満足しているのだろう。
俺に美奈子の事だけを考えさせ、美奈子中心の生活をさせることで、俺を独占するという妄執を満たせているのだから。
俺もいつしか、美奈子を憎しみや恐怖でなく愛情を以って切り刻むようになった。ここまで俺を思ってくれるんだ。流石に悪い気はしない。
コンコン。
「今晩わ〜。ミキちゃ〜ん」
彼女の、幸せそうな能天気声がする。俺も、満面の笑みを向かえつつ、彼女を迎え入れる。
さて、今日はどんなことをしようか?



144 :名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 22:33:13 ID:IQAelIez
某所からの再録ですが、もしよろしければどうぞ。

管理人/副管理人のみ編集できます