極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

300 :烈火の炎:2005/04/17(日) 22:31:30 ID:UF58SX/o
流れをぶったぎってスマンが、なんか突然思いついたネタ書きます。


裏武闘殺陣 決勝戦 第三戦 風子vs命

命と魅虚斗、2人の攻撃をなんなくかわし続ける霧沢風子。
「はん、随分と堅い人形だけど、動きはとろいし・・・。たいしたこと無いね!」
「ちっ、だったら、これならどうだい・・・?出ておいで、白髭ええええ!!!!」
突然、観客席から一人の観客が舞台に乱入する。
「な、なんじゃあ!?」
それは観客ではなかった。命の操るもう一つの魔導具・白髭!
ズガアアアン!!!白髭の拳が地面を抉り取る。風子は白髭の攻撃を後ろに飛んでかわしていた。
「はん、当たらないよぉ!」
風子の表情には余裕の笑みすらうかがえる。まさかこの時、後ろで魔導具・魅虚斗が胸板を開けて待ち構えているなんて心にも思わなかった事だろう・・・。
「・・・え?」
バクン!!風子は、魅虚斗の中に閉じ込められた。
「な、なによこれえええ!?」
風子は魅虚斗の中をバンッバンッと叩くが、魅虚斗はビクともしない。


「魅虚斗は攻撃用の魔導具じゃない。本来はただの防御・捕獲用なのさ。そして、魅虚斗と対をなす白髭が、もっぱらの攻撃用ってわけ・・・。」
突如、白髭がまるで魔導具・金剛暗器のようにバラバラに分裂する。そしてそれぞれのパーツは無数の剣に変形し、命はそれを見えない糸で・・・まるで魔導具・形傀儡のように・・・操っている。
「ちくしょう・・・!出せ!出しやがれ!! ・・・出せ!出してぇぇっ!!」
魅虚斗の中で暴れ続ける風子。しかし、それは決して普段の男勝りゆえの粗暴ではない。吐息は徐々に短くなり、心音もそれに比例して早まり、額と手の平はびちゃびちゃに汗ばんでいる。
「必殺奥義・・・」
白髭の無数の剣が、魅虚斗の周りを取り囲む。魅虚斗はまるで観念したかのように、両手を横に広げる。
「出して・・・出して出して出してぇぇえ!!! ・・・ひぃ!ひぃ!ひフゥ!!フビゥィイゥフゥウウ!!!」
これから何が起こるかわからない、だが大体の想像はつく、そんな恐怖に風子は打ちひしがれていた。体中はガクガク振るえ、眉毛は完全に垂れ下がり、瞳は涙を浮かべ、鼻水を垂らし、漏れそうな糞尿を必死に堪えている。
「白髭危機一髪!!!!」
ザシュ! グサッ! ブシュゥ! ズボッ! ブスッ! バシッ! グサッ! ブシュ! ゴスッ!
「ぐギャアァぁアぁぁああぁあぁぁひぁぁあぁあぁぁぁぁあッっッ!!!!!!!」

あ・・・ あ・・・  烈・・・・・ か

・・・・・・・・・

会場が完全な静けに包まれる・・・。見るも無残な、魅虚斗と白髭だった人形・・・。
ドサッ 土門が、力なく地面に膝を着く。
やがて、その静けさを破るように、魅虚斗の胸板がギィィィ・・・と、ゆっくり・・・ゆっくり・・・開いていく・・・。
「終劇」


ソフトでスマソ。中身は自分で創造してくださいw

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