極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

明るい森の中を少女が緩やかな足取りで歩いていた。
少女のお腹は大きく膨れている。
結婚して間もなく授かった子どもが少女の胎内ですくすくと育っているのだ。
少女は愛する夫との赤ちゃんの胎動を感じて幸せ一杯だ。まるく大きく膨らんだお腹を気遣いながら慎重に歩を運ぶ。

少女の背後から目立たない色の触手が静かに忍び寄っていた。
触手の太さは少女の手首ほどもないが、人里近くの森に出没してはならないはずの危険な生物である。
少女は突然脚に衝撃を感じた。触手が麻痺毒のある牙で少女の白いふくらはぎに噛みついたのだ。

驚きと恐怖に目をみはり少女は大きなお腹をかばいながら地面にゆっくり倒れこむ。
即効性のある麻痺毒は既に少女の身体の自由を奪っている。
ときおり身体を痙攣させながら少女は毒の作用がお腹の赤ちゃんに及ばないことをひたすら願っていた。

触手は素早く少女の胎内に侵入を開始した。
妊婦になってさえ幼さを残す大陰唇を割り開き、迷い無く膣口に先端を押し入れて子宮を目指す。
少女は毒で痺れた喉を振り絞って悲鳴を上げた。胎児も異変を感じ取ったのか、しきりに幼い母親の腹を叩く。

触手は胎生動物の胎児を好む。胎児以外を捕食しないというわけではないが、母胎が良質の栄養を与えて育んでいる滋養分たっぷりの柔肉がお気に召すのだろう。
当然、人里の周囲では家畜や人間に被害を及ぼすため見つけ次第駆逐される。

胎児を包む羊膜に触手から細管が差し込まれる。消化液を注入して胎児を溶かすのだ。
少女は胎内で何が起こっているのか知るすべもなかったが、胎動が急に激しくなったことで異変を感じ取った。
羊水に混じった消化液は急速に胎児を消化し、触手が吸引を始める。
次第に弱々しくなっていく胎動を感じ取り、麻痺した喉が裂けんばかりに少女は悲鳴を上げ続けた。

やがて胎動の完全に止まった子宮から触手はかつて胎児だったものを吸い尽くし、少女の膣からヌポッと抜けて森の奥に去っていった。
しぼんだ風船のように中身のなくなった、伸びきった子宮とだぶついた腹を抱えた虚ろな瞳の少女が後に残された。

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