極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

176 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/04/22(日) 05:43:55.26 ID:RMTUKyRS [2/9]

「のび太のくせに!」
いつもの空き地に響き渡る怒声。
ジャイアンが憤怒の表情で高らかに振り上げたバットを力任せに振り下ろす。
襟元を捕まれ、無抵抗のまま打ちのめされようというのび太。

   いつもの、何ら変わらぬ光景だった。
      静が、バットの軌道上に割り込んでくる瞬間までは。

「いけないわっ! 武さんっ!」
バットが振り下ろされるその軌道上に静が割り込んできたことを認識した瞬間、
ジャイアントの脳内では決定的な取捨選択が行われていた。
(このままじゃ、しずちゃんを殴っちまう)
(とはいえ、スイングの軌道を変えたら、のび太が危ない)
(俺は番組のヒロインを守るのか? 心の友を危険に晒してまでっ!)

 そもそも、大部分のキャラクターと視聴者に誤解されていることであったが、
のび太がジャイアンから受ける非道な暴行は、実は双方の合意に基づく愛情表現のようなものであった。
首根っこを掴み、バットで殴打するその光景は陰惨な結果を想像するに余りあるものであったが、
ジャイアンの神業ともいうべき力加減とスイング技術、のび太の瞬時に眠る能力の応用である瞬間的な虚脱状態を駆使した
力の受け流しによる身のこなしが相互に作用し、完成された様式を成しているのである。

 つまり、二人とも己の役柄を十全に把握し、演じきっていると言えた。
そして、それ故に突発的な事態にジャイアンが対応し得ないことは当然とも言えた。

 一方、のび太はジャイアンとは異質の思考―下校中の静とのやりとりを思い返すだけの余裕と、快哉―を得ていた。
「もうジャイアンに殴られるのは嫌なんだっ。 しずちゃんからジャイアンに言ってやってよ」
「駄目よ、のび太さん。 男の子なら自分で言わなきゃ…」
言葉では否定しつつも、静は迷っていた。
のび太に男らしい様を見せて欲しいという想いと、彼を自分が守ってあげたいという母性的な想い。
そして、TVでは粗野なだけの武さんが映画で見せるあの優しさをもっと視聴者に知ってほしいという思いやり。
結局のところ、静は自分が武さんを止めなければ…と決意するのに時間は掛からなかった。
揺れる静の心を見透かした、狡猾なのび太の泣き落としは静の母性を刺激するのには十分すぎたのである。

(絶妙なタイミングだよ、しずちゃん)
(この軌道、タイミング、ジャイアンがボクを危険に晒してまでしずちゃんを救うハズがないんだ)
(あぁ…しずちゃん、凛々しい顔もステキだよ)

のび太が自然に身を引いた瞬間、ジャイアンの振り下ろしたバットが軌道上の静の頭部を殴り飛ばしていた。

 ジャイアンの手から零れ落ちたバットが地面に跳ねた音が、3人の意識を取り戻させた。
「マ……ママーッ!」
目前で起こった悲劇にスネ夫が絶叫する。
「お…俺は…なんてことを…」
ジャイアンは全身を強張らせ、地を見つめたまま動けずにいた。
「………」
ただ一人、のび太だけが、殴り飛ばされた静を冷静に見ていた。

静が飛び込んできた瞬間に香った髪の香りも、
 バットが直撃した瞬間に不自然に折れ曲がった首も、
  まるで、人形のように殴り飛ばされていった静の体も、
   勢いよく地面に叩きつけられて捲れあがったスカートの中も。
その結果が、今、のび太が見下ろしている静だった。
うつ伏せに倒れているおかげで白い下着に包まれたお尻と健康的な太腿が小刻みに痙攣しているのが良く見えた。
静はまだ死に切れていない、その事を確認した上でのび太は慌てふためいた口調で静の体を抱き起こした。
「しずちゃんっ! しずちゃんっ! 返事をしてよおおおおおおおお」
静の形の良い鼻から多量の血が溢れ出し、膨らみかけた胸に垂れるのを見ても、のび太は乱暴に揺さぶることを止めなかった。
ひとしきり静を揺さぶり続けたのび太の視界に、静のスカートの色が変わっていく様が見て取れた。
(やっと、か。)
そっと横たえられた静の瞳は光を失い、だらしなく開いた両足の痙攣は止まっていた。

「心の友よ! 俺は…俺は………死んで詫びるしかないっ!」
「ジャ…ジャイアン落ち着いてよ! のび太! ジャイアンがっ!」
バットで自分の頭を乱打するジャイアント、それを止めようとするスネ夫に、のび太が毅然と言い放った。
「ジャイアン、しずちゃんはそんなこと望んでないよっ! そんな、そんなこと、思うわけないだろっ!」
「だけど、だけど俺は、心の友の為とは言え、貴重なヒロインをこの手で…」
「もう止めてよっ! そんなことしても誰も喜ばないよっ! しずちゃんだって、視聴者だって、F先生だって!」
のび太はジャイアンの手からバットを奪った。
軽々しくバットを奪われる程に、ジャイアンは憔悴しきっていた。
「スネ夫、ジャイアンを頼むよ」
「あぁ、分かった。 けど、のび太は………しずちゃんのこと、頼んでいいのかよ」
ジャイアンの巨体に肩を貸しながら力なく問うスネ夫と目を合わせず、のび太は答えた。
「あぁ、ボクがやるさ」

 のび太は空き地の土管の向こう側、周囲からほぼ完全な死角となっている場所に静を抱き運んでいた。
腕の中の静の体からは、確かな温もりと重さが伝わってくる。
「ごめんね、しずちゃん。 意外と苦しませちゃったね。」
静の体を土管に背を預ける形で下ろしてから、言葉とは裏腹な笑みを浮かべつつ、
改めて胸に触れて鼓動が感じられないことを確かめる。
「しずちゃん、きれいだよ、とっても…」
胸元が血に染まったブラウスのボタンを外し、薄い膨らみを包むスリップも脱がす。
「せっかくお風呂に入ったのに、お漏らしして汚しちゃったね」
体液が染みて色の変わったスカートとシンプルなショーツ、ソックスと靴まで脱がされて静の裸体が露となった。
 まだ日は高かった。
のび太が静の無垢な体を蹂躙する時間は十二分にあった。


 夜になっても帰宅しない静を探しに出た母親が空き地の土管の死角で見つけたのは、
血で汚れたブラウスを被せられて放置された愛娘の、変わり果てた姿だった。
 頭蓋骨と首の骨は折れ砕かれていた。
 両目は抉り出されてショーツとともに口に押し込まれていた。
 乳房には噛み付かれた痕が残り、片方の乳頭は千切れてしまっていた。
 細いきれいな指は幾本かが無造作に折られていた。
 腹部には踏みつけられた痕が残っていた。
 白い太腿は何箇所も噛み千切られていた。
 まだ未成熟な局部には、深々とバットが押し込まれて正視に堪えない惨状を呈していた。

静の女性器を破壊したバットから剛田武が割り出され、殺害の自白が得られるまでに時間は掛からなかった。
武の、凌辱への否認は一切聞き入れられることは無かった。
映画でのきれいなジャイアンを知るものならまだしも、
映画版どころかTVですら登場しない地元警察や、周囲の目には粗暴なイメージが余りにも根強かったからである。


 全てが終わった。
ジャイアンは淡々と刑に服し、模範囚と目された矢先に緩んだ監視の目を盗んで自殺を遂げた。
遺書らしきものは一切残っていなかった。

スネ夫は事件の影響を鑑み、一家で海外へ移住し、以後帰国することは無かった。

静の母は、葬儀から程なくして娘の部屋で首を吊って死んでいるのを発見された。
『娘のところにいかせてください』とだけ書かれた遺書が遺されており、死顔は安らかだったと噂された。
夫は別の地へ移ったという。

のび太君は、後にその隠していた爪を露にし、ロボット工学の権威となった。
名声を歴史に刻みつけ、技術と経済によって強大な力を得た彼の凶行を暴こうとする私は無事では居られないだろう。
だが、私達のヒロインであった源静さんを殺害し、辱めた彼を私は許すことは出来ない。
ここに、私が調べ上げた事実を記し、いつの日か裁きが下ることを願う。
                       22XX MM/DD できすぎいいくぁwせdrftgyふじこ





出来杉君、君は本当に出来過ぎたんだよ。

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