極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。


148 :名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 04:33:08 ID:X4hOWsIX
ストロベリー・パニック!アニメ準拠、元ネタがマイナーなのはごめんなさい。
長くなりすぎた部分はカットしちゃったので適当に。
でもまだ導入です……

〜前回までのあらすじ〜
ミアトル生徒会長六条美雪は、生徒会引き継ぎのために呼んだはずの
水無瀬佐希子に逆に家庭科教室へと呼び出され、部屋に入った瞬間に
後頭部へ鋭い一撃を受けて昏倒した。
そして、再び目覚めた美雪は佐希子のほかに東儀瞳、狩野水穂の二人を確認したが
自身は手脚を広げた状態で実習台の上に固定されていた。


「六条さん……ごめんなさいね。私たち、佐希子ちゃんと話をしていて
静馬様にとって一番良くなかったのは貴女の存在なんじゃないか、って気づいちゃったの」
「こういっては何ですけれど我がミアトルは伝統だけが取り柄の学校ですから。
エトワールがいない年がどれほど見るべき物のない一年になるかは六条さんもご存じでしょう?
でも静馬様は佐希子ちゃんの代へきちんとエトワールの後継者を残せなかった。それって六条さんのせいなんじゃないの?」
悪びれた風もなく瞳と水穂が美雪をのぞき込む。
「静馬はこの件には関係ないでしょ!」
「関係なくはないでしょう?佐希子ちゃんがエトワールのいない生徒会を継ぐことになったのは静馬様のせいでもあるのだから」
「そうそう。それにね、前から貴女だけがその『静馬』って呼び捨てにするのも気に入らなかったのよね。一人だけ特別みたいに。何様のつもり?」


拘束から逃れようと美雪は身体を捩って暴れるが、
革か何かのベルトを直接台に固定してあるようで
思いの外頑丈に固定された手脚の拘束はまるで外れる気配がない。
と、二人の後ろから暴れる美雪を見つめていた佐希子がようやく口を開く。
「東儀さまと狩野さまのお二方は、静馬様が件の暴挙にでるのを六条さまが未然に…
いえ、あえて防がなかったことに大変ご立腹されておいででした。
今までずっと静馬様に尽くしていらっしゃいながら花織様のことがあったればこそと
遠慮もしていたお二方のお心など六条さまにはお分かりになりませんよね?」
「そこで、私たちとしては六条さまが会長をお辞めになるにあたって今後に向けて
けじめをつけていただきたい、と考えております。
私たちだけが辛い未来を背負って、六条さまは予定通り何処ぞの許嫁の所に幸せに嫁いで
はい、さようなら。というのはちょっと虫が良すぎるんじゃありませんか?」
佐希子の言葉にムッとしたような顔をして美雪が反論する。
「ちょ、ちょっと待って頂戴。私が卒業したら結婚することは
確かに親同士の取り決めで私が生まれたときから決まっていた事だけど。
第一私はそれを望んでいないし、別にそれが幸せなわけ……つっ!」
スッっと佐希子が深雪に近づいたかと思うと
パシーンと美雪の頬を叩いた。
「そう言うことを聞いているんじゃなくてですね。
私は私の、いえ私たちのかわいそうな未来を作り出した貴女に、
どうしてくれるんだって言っているんですよ。わかります?」


「あ、あなた達こんな事してただですむと思ってないでしょうね。
然るべき場所へ報告して、二度とこんな馬鹿なまねができないようにするわよ!」
身の危険を感じ取った美雪は精一杯の虚勢を張って叫ぶ。
「あら怖い。でもそんなこと言っていいのでしょうか。
そんな態度じゃあ、六条さまが一生私たちに服従してもらうようにしてしまいますよ?」
そう言って佐希子はすっと目を細める。
「愚かな事をする前、私を解放なさい。今ならまだ、忘れてあげてもいいわ」
「忘れてもらっては……困るんですよ。
あまり聞き分けがないようですと……私たちにも考えがありますよ?」
「貴女たちの程度の低い考えなんて聞きたくもないわ。
取り返しがつかなくなる前に、今すぐ、こんなことはやめなさい!」
深雪の精一杯の恫喝に佐希子が呆れた顔でため息をつく。
「取り返しがつかなくなるのは六条さまのほうだと思いますけれど。
とりあえず……邪魔なものは脱いでいただきましょうか。瞳様、水穂様お願いいたします」


ミアトルの制服はオーダーメイドで作られており、
その服のラインと身体の隙間は想像以上に少ない。
身体に完全に密着するように、それでいてまるで服など
着ていないかのような自然な着心地が売りであるこの制服は
他人が脱がすことは想像以上に難しい。
だがその制服を6年間着こなしてきた二人とってそんなことは百も承知。
糸切り鋏を持ってくると器用に美雪の制服の糸を外していく。
「瞳!水穂!やめなさい!」
身を捩って暴れる美雪の耳元で水穂が囁く。
「鋏を使っておりますので、そう暴れられると危ないですよ?
気をつけてはいますが肌にざっくり刺さってしまうとも限りませんし」
びくっとして美雪が大人しくなる。
その隙を見計らって二人は糸を外し終えた。
「はい、出来上がりです」
二人が布を引っ張るとばさっ…と音を立ててワンピースの制服がその身体から外れ、
上下色違いの下着を纏った細身ながらも必要なところは十分に発育した肢体が露わになる。
黒いレースのブラに包まれたその乳房はメロンほどもサイズがあろうか。
そしてブラとは対照的に下半身はレースに縁取られた純白のショーツと
ガーターに釣られた白ストッキングに包まれている。


「流石、エトワール様……いえ静馬様に勝るとも劣らないと
密かに噂されていただけのことはありますね。私は見たことはありませんが
この胸のサイズといい静馬様と本当に良い勝負なのでは……瞳様?水穂様?」
美雪の身体を眺めていた佐希子が瞳と水穂の異変に気づいた。
左右から美雪を押さえ込んでいた二人が、美雪のブラに見入ったまま
固まっているように見えたのだ。
「これは……」
「静馬様の……」
二人がやっとの思いで口にした言葉を聞いて
美雪が頬をさっと朱に染めて俯く。
瞬間、ぎりっと瞳が美雪の乳房を爪を立てて強く握り締める。
「きゃっ!」
「これは……このブラは静馬様の下着と同じものですわよね?
六条さんこれはいったいどういうことなのかしら」
「あ、貴女には関係が…いたっ……痛い!お願い離して!」
深雪の態度を見て瞳の手に力が入り、深雪の乳房に爪がめり込んでゆく。
「いやぁぁぁぁ!痛い!……お願いだから手を離して……言う、言うから!」
胸の痛みに思わず屈服の声を上げる美雪。
それを聞いてふっと腕にかかる力が緩む。
「……そうよ。これは静馬のよ。静馬が……上はいらないからって……
私につけていろって言うから……痛いっ!やめて!!」
「それで、静馬様の……静馬様の下着を貴女なんかがいつもいつも身につけていたと……そう言うの!?」
美雪の言葉を聞いて再び瞳の力が強くなる。
「佐希子ちゃん……気が変わったわ。六条さんには……やはりしっかりと
教える必要があるみたい。身の程というものをね」


「これがエトワール様の……ですか。なんか思っていたより地味ですね。
あの性格でいらっしゃいますからもっと際どいものをお召しなのかと思っておりましたが……」
6年生のやり取りをみていた佐希子が率直な感想をぼそりと漏らした。
確かに、深雪の身につけているブラは、大人の女性を意識させるものではあっても
それが深雪のものであるといって誰も疑わない程度には常識的なデザインであった。
「……要するに、貴女が身につけておかしくないものをという範疇で静馬様が
お選びになっていたとそう言うことですわね」
「…………」
無言で視線を外して横を向いた深雪の態度に、再び瞳が強く乳房を握りしめる。
「きゃぁっ!痛…いたっ…いたぁぁぁっ……やめ、やめてぇぇぇぇ!!」
傍目にわかるほどに深雪の胸にしっかり食い込んだ5本の爪を気持ち緩めると
瞳は残った左手で深雪の顎を正面に固定する。
「それとも……ひょっとして貴女がそも静馬様の下着を選んでいたとか……
そういえばそうね。静馬様のお世話をさせていただけるようになって2年、
いつも気がつくと静馬様は新しい下着をお持ちだった。
かといって、それを買いに出かけられた様子はない……。
それに引き換え六条さんはちょくちょく外出をなさる……そういう事なの!?」
瞳は一頻りごちてからキッと深雪を睨みつける
「ああ……。エトワール様が着るには大人しくても六条会長が着るには大胆。
かといって着られないほどではないし、ショーツともデザインは似通っている……
ということは……」
「どうなの!静馬様が上をつけないことを良いことに余るブラは自分用……
そう言ういやらしいことをまさか今までずっと続けていたの!?」
顎を押さえる瞳の手に力が入り深雪の顔が歪む。
深雪の心が見透かされた、と絶望した刹那、金属同士が擦れるときに出すいやな音が部屋の中に響き渡った。


「ねぇ瞳。そんなのどっちだって良いじゃない。静馬様がお戯れに六条さんで遊んでいたにしても、
六条さんがいやらしい変態女だったにしても。
どのみち静馬様と同じ下着を身につけて喜んでいたことに代わりはないわ
そしてそんな人を馬鹿にした行いは決して許されていいはずがない……」
「私たちの13年になくて六条さんにあるものって、その大きなおっぱいじゃないかしら。
だから、静馬様はその女に特別な遊びを許した……。
だったら元凶になっているものを、その邪魔そうな胸を無くしてしまえばいいと思うの」
突如として響いた音は、水穂が両手にもつ庖丁から発せられていた。
左手に鋸のようにうねった刃を持つウェーブナイフを、右手には柳刃をもって
それの背を互いに擦り合わせていたのだ。
「この庖丁、こっちがモリブデンバナジウムで、柳刃は白鋼ですって。
どっちが六条さんのその大きなおっぱいを切り落とすのに向いていると思います?
好きな方を選んでいいですよ」
一瞬、何のことやら事態を把握しそこなった深雪は、水穂の台詞を反芻して愕然とした。
恐る恐る視線を水穂のほうへとずらすとにっこり微笑む水穂と目があった。
が、深雪にはその眼差しに正気を見出すことは出来なかった。
水穂が両の手に持つ庖丁から放たれる鈍い光で身体全体に震えが走る。
「ひっ……いゃ……あ……」
カチカチと歯がぶつかる音がして、深雪の口はうまく言葉を発することが出来ない。
「本当に大きくて切り裂きがいのありそうな胸ですよね。瞳はどっちを使いたい?
好きなほうを使っていいわよ」


深雪の顎が激しく震えるのを手で感じながら、瞳も一瞬水穂が何を言っているのか
わからなかった。
水穂が手にした庖丁と左手に伝わる深雪の震え。
その二つがつながった時、瞳は深雪の乳房から手を離すと迷わず柳刃をひったくった。
「そうね。このいやらしい女をどうやって痛めつけようかと思っていたけれど、
それがいいかもしれないわね。こんな大きな胸が、静馬様と変わらないサイズのものがあるから、
不埒な遊びを思いついてしまうんだわ。だったら、いっそ無くしてしまったほうが清々するわね」
柳刃の鋭利な先端を胸元に突きつけられた深雪は恐怖に身体が硬直する。
動きが止まったその一瞬を見計らって瞳はスッと肌に当てないよう、
器用に左右のカップの間に刃を通すと深雪のブラをブツリと中央から切断した。
締め付けを失ったたわわな乳房がぶるっと揺れてわずかに左右へと零れる。
「ねぇ六条さん……私たちは貴女が佐希子ちゃんに謝ってくれさえすれば。
ご自分の失態を心から詫びて、佐希子ちゃんのこの先の一年がすばらしい
学園生活になることを保障してくれさえすれば貴女を許すつもりでしたのに。
こんないけない遊びをしているから……あの方に尽くした私たちの13年を
無にするようなことをするから……いけないんですよ?」
微笑みながら深雪を見下ろす水穂の目には、やはり理性の光は感じられなかった。



177 :148:2007/07/11(水) 02:47:31 ID:hWtiNFbB
ここまでです。
適当に書いてたら過激な方に進んだのでこのままいった方が良いのだろうかと一寸迷ってます。

そう言えばわかりにくかろうとキャラ表を書いておいてつけてなかったので以下。
六条美雪(ろくじょうみゆき)
6年生。ミアトル生徒会長
アニメでは静馬を偉大なエトワールにするために生徒会長をしている。
静馬を愛しているが静馬には気づいてもらえないどころか
「あなたは人を愛したことがないから私の気持ちがわからない」
等と罵倒される不幸の人。
原作では世継ぎを確実に生むために10代のうちに嫁に行くことが
義務づけられておりアニメでもその設定は引き継がれている。

東儀瞳(とうぎひとみ)
6年生。静馬のとりまき。
アニメでは水穂とともに静馬の身の回りの世話もする。
基本的にアニメの静馬は生活力がないため相当手間をかけていると思われる。
原作では、水穂共々13年も取り巻きをやっているらしい。
基本的にアニメ準拠ですがここの設定は原作を使用させていただきました。

狩野水穂(かのうみずほ)
6年生。静馬のとりまき。
アニメでは失踪した静馬を探したり静馬の身の回りの世話をしたりと
静馬に振り回されっぱなしである。
原作では、花織の死後、静馬と共に前年度のエトワールとなるが
翌年に主人公によりカップルを解消される。

水無瀬佐希子(みなせさきこ)
5年生。ミアトル生徒会副会長。
静馬が一人エトワールを二年続けたことで割を食ったと思われる。
(原作ではミアトル生徒会長は5年生)
書記の高倉瑞貴(たかくらみずき)が将来の生徒会長候補と目されているらしく、
深雪卒業後に会長になれるかすらも謎。

花園静馬(はなぞのしずま)
出てこないけどいろいろな元凶。
学園に君臨する女王で数多の女子を食い散らかした上に一人で純愛路線に走る迷惑きわまりない女子。
深雪をただ一人の親友と位置づけるが、恋愛対象にはみていない。
彼女であった桜木花織(さくらぎかおり)と死別し、エトワールという学園最高の地位を2年にわたり一人で独占してきたが、
次期エトワール決定戦のさなか、候補であった主人公をかっ攫って逃走。
現在は二人でラブラブである。

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