一鷹がアリスに下半身の世話をしてもらうようになって10日は経つ。
有り余る性欲を好きなときに発散できる、童貞少年にしてみれば夢のような日々だ。
彼はほとんど毎日のように、アリスの世話になっていた。

「一鷹さん……今日はどちらになさいますか?」
「んー。今日は口でお願い」
「はい……はふっ……」
アリスの口は人間とほぼ変わらない質感だ。
唇は柔らかいし、内部も湿って生暖かい。
甘い痺れが、腰を包み込む。

「は……はぅぁっ……っ……」
固くなった先端を、アリスが舌で優しく舐めている。
すでに我慢汁が溢れてきて、興奮が高まっていることがわかった。
舌先で小突かれるたびに、それは生きているように脈打ち、ますます固くなっていく。

「あ……っ……」
深く、咥えられた。
一鷹のそれはまだ未成熟な少年らしい外観で、勃起してもそう大きくはない。
アリスの口内にほとんど収まってしまうほどだ。

「ぅん……ふっ……ちゅぶ……」
すぐさま淫らな音を立てて、アリスが口を動かした。
唇と舌の感触は生暖かくて柔らかい。
性感を刺激されるたびに、一鷹は熱っぽい吐息を漏らしてしまう。

性行為におけるアリスは献身的で、嫌な顔一つせずに熱心に尽くしてくれる。
彼女は人間をサポートするために作られたわけだから、人間に従順なのは当然なのかもしれないが
自分の淫らな欲求を満たしてくれる彼女に、一鷹は感謝と慕情を向けずにはいられなかった。

「一鷹さん……気持ちいいですか?」
「うん……すごく……いい……」
「えへ……もっと頑張っちゃいますね」
「っ…っぁぁ……」
尿道口を舌先でつつかれ、身体がわなないた。
性経験の少ない一鷹には刺激が強すぎて、油断するとすぐに出してしまいそうになる。
アリスに雁首や裏筋をねちっこく攻め立てられ、全体にも舌鋒による愛撫を満遍なく受けた。

度重なる口撃により、一鷹の頭は甘美な痺れで染まり、思考能力が失せていた。
されるがまま、身を任せていたい、考えることはそれだけになりつつある。

「うぅ……もう……出そう……」
「我慢できなくなったら、私の口に出しちゃって下さい」
射精が間近であることを伝えると、アリスの行為は激しさを増した。
淫らな可愛がりを受けた一鷹は、腰どころか下半身全体が甘ったるい感覚に包まれていた。

もう限界が近い。射精感を抑えられない。
体内で沸き立つ体液は、出口に向かっていく。

「で……出る……!」
「はい……」
アリスは精液を漏らさないように深く咥え直した。
その直後に、膨れ上がった先端から白濁の飛沫が出る。

何度か、まとまった精液の固まりが出されたが、激しい射精はすぐには収まらない。
アリスが受け止めてくれるという安心感から、一鷹は射精時の安らかな快感を味わう。
アリスは激しい射精を受け止め、口内は白く汚された。

「はぁ…」
溜まったものを出し切った一鷹は、緩みきった表情をしている。
頬は赤く染まり、息は弾み、全身が汗ばんでいた。

「じゅっ……ちゅ……」
「ちょ……え……あっ……!?」
アリスは残った精液を吸い出した。
唐突な行為に一鷹は狼狽する。
そして、敏感になった下半身を襲う衝撃に腰が抜けそうになってしまう。

「あ……あう……」
「んぐ……今日もいっぱい出しましたね」
最後にされた吸引のせいで、一鷹の頭は真っ白になった。
冷静さを取り戻すには、数秒を要する。

「あ、ありがとうアリス。今日も気持ちよかったぜ」
「ふふ……一鷹さんにそう言って頂けると嬉しいです」
感謝の言葉を受けて、アリスは照れくさそうに笑う。
自然で可愛らしい、人間と遜色のない仕草だった。
彼女の屈託のない笑顔を見て、一鷹は思わず赤面した。

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