1

 白いシーツの中で一つになって蠢く体が二つ……。
ベッドの上であぐらをかいた赤毛の青年の足の間で一人の少女が、青年の指先が動くたびに消え入りそうな泣き声を上げていた。
女性らしいふくらみも大人の証も生え揃わない小さな体が後ろから抱きついている男の好きなように蹂躙される。
くにゅり、と幼いスジに指が這わされると、小さな体が走った電撃にビクンっと揺れた。

「ひんあ……っ♪……ア、アクセル……変ですの……そ、こ……触られただけで変なこぇ……っ」
「変な声ってのは今みたいなのか?」

 再び幼いワレメをなぞりあげて指がそのワレメのから小さな突起をすくい上げる。

「ふひゃっ…だ、ダメですの、アクセル……ん……」
「ふふ、いやらしい声を出すな……全くはしたないヤツだな、お前は」
「ひぅんッ、だ、だめ……ですの……ソコ、変ですの、変なところですの……」

 頬を赤く染めて、少女らしからぬ熱い息を吐きながら潤んだ瞳で赤毛の青年アクセル・アルマーの胸に背を預ける少女アルフィミィ。
耳元でささやかれると、耳たぶにアクセルの熱い息が当たりゾクゾクと背筋に快感が走る。
ぷっくりとした小さな突起を皮の上から指で挟み込んでこすり上げては、幼い秘所からあふれる液体に指をぬめらせてはさらに秘豆をこする。
ぬるぬるとした指先が愛撫をスムーズにしては、皮をかむった幼いソコが弄繰り回される。

「ひゃふぅんっ♪も、やめ……っ、もうソコ嫌ですのぉ……ッ」

 創られて、いや、生まれて初めての快感に背筋がゾクゾクと響き、足腰が震えるようにしびれる。
股間から広がる感覚に泣き喘ぐアルフィミィはアクセルに許しを請うが、その返事は秘豆の皮を剥かれるというものだった。

「ひぃぃぃぃんぁぁぁぁっ……ぁ……ァ……」
「おい、呆けてる場合じゃないぞ?」
「ふぇ……?」

 瞬間、脳を焼き切るような快感に頭の中が真っ白になり、素っ頓狂な悲鳴を上げて白いのどを晒して反りかえる首。
とろけた瞳でパクパクと陸に打ち上げら得た魚のように口を何度も開け閉めするアルフィミィの耳元でアクセルはささやく。
その言葉の意味がうまく頭に入ってこないのか、ぼんやりとした頭で振り向いてアクセルの顔を見ようとするが、剥き身のソレをギュッとアクセルの指がつまみ上げた。

「っひっき!?!?」

 上ずった悲鳴をあげて アルフィミィの体が跳ね上がった。頭の中が真っ白に染まり、何も考えられなくなる。
普段はゆっくりとした喋り方をするアルフィミィが切羽詰ったように息を大きく荒げながら必死に呼吸を整えようとする。
背後にいるアクセルのジャケットを強く握り締めた指が、その小さな耳を甘噛みされると、一瞬強く握られた後力が抜けていくようにぱたんと垂れ下がった。
くにくにと小さな耳を歯型がつかないほどに優しく噛まれ、舌がそっとふちをなぞられると股間の鋭い快感とは違う、甘く、ゆったりとした快感に熱い息がこぼれる。

「はふ……、ぁ……はぁ……ん」
「アルフィミィ……」
「ふぁ……」

 秘豆を愛撫しながら、上半身の小さな蕾に指が這わされる。アルフィミィの上気して桃色になった小さな乳房を左手で覆うと、やわやわと撫でる。
その指先が小さな突起に触れるたびにピクン、ピクンと揺れる体。
まるでアクセルの手に触れられている部分が熱くなり、熔けていくような錯覚に身をよじるアルフィミィ。
アクセルの手は小さなワレメからあふれた液体によって、手のひらを濡らしながらもさらに湧き出させんと指先がその割れ目に沿ってなぞり上げる。
「はぁっ……ふぁっ…」と鳴き続ける彼女の体をそのままベッドに押し倒す。
青い髪がふぁさりと広がり、脱力仕切った体をベッドに任せるアルフィミィの体にのしかかると、アクセルははぁはぁと息を吐く彼女を見つめる。
潤んだ瞳で見上げるアルフィミィの顔から少し視線をおろすと細い足がもじもじとすりあわされていた。
視線が外されたのが寂しいのか首に腕をまきつけて悲しそうにアクセルの名を呼ぶ。

「アクセル……」

 切なげに呼ばれた自分の名に「ふ……」と小さく笑いながらアルフィミィの唇を奪う。

「アルフィミィ……ん……」
「ぁ……んちゅ……ちゅ……っ、」

 薄い、小さな唇の輪郭をすっとなぞった後、その隙間を割りさいて下をねじ込む。
鼻にかかったような声を聞きながらアルフィミィの甘い唾液と自分の唾液が交じり合ったものを吸い、そして、送り込む。

「はぁっ……ン……アクセル……」

 苦しそうな吐息を洩らしながら首に回した手がアクセルの赤い癖のある髪の毛をにぎる。
アルフィミィの口内をアクセルの舌が蹂躙して、あふれた2人の唾液がアルフィミィの頬を伝った。
その間もアクセルの手はアルフィミィの体をなで伝い、敏感なところを刺激していく度にアルフィミィだけでなく、自分自身の興奮が高まっていくのをアクセルは自覚していた。
ズボンの中で自分のソレが痛いくらいに張り詰め、解放を求めている。
2人の唇に銀の糸を伝わせながらアクセルは顔を離し、とろけたままのアルフィミィに尋ねた。

「……いいか……?」
「……っ、は……い……」

 その言葉の意味を理解し、一瞬顔が真っ赤に染まるが、ゆっくりとうなずくアルフィミィ。
うなずいたことを確認するとアクセルはソレをさらけ出し、アルフィミィの足を大きく開くとぴっちりと閉じた幼いワレメに、とん、と口付けさせた。
そのままそれを少し動かして、ワレメをなぞるように這わせる。先ほどまでの指とは違う固いその感覚におびえるアルフィミィ。
心臓の音がうるさいくらいに鳴り響き、呼吸が荒くなる彼女を落ち着かせるようにアクセルは頭を優しく撫でると再び唇を奪う。
優しくキスをほどこしながら幼い秘所に熱い男根を差し込んでいく。

「……っ!い゙っ……」

ぐ・・・…っと侵入してくる異物の感覚にアルフィミィは大きく目を見開いてアクセルの髪をぎゅっとにぎりしめる。
窮屈なソコは熱く、濡れそぼり、たまっているアクセルのソレはすぐにでも射精しそうになるが、その衝動をこらえて、ぐい、と腰を突き入れる。

「あ……あ……はいっ……アクセルの、アクセルが入って……うぅ……んっ……ぁぁ……」
「アルフィミィ……大丈夫か?」
「へ、へっちゃら……です、んぐっ!……」
「アルフィミィ……ツラいか?少し休む、か……?」
「だいじょ……もっ、と……わたしの、なかをアクセルで、アクセルでいっぱいにし、てほしいですの……」

 ぽろぽろと泪を流しながらも気丈にふるまうアルフィミィに思わず心を奪われるアクセル。
だが、

「これが一心同体……ってやつか?これがな」
「ふ、ふふ。下品です、の……んっ、つぅ……」
「アルフィミィ……」

 痛みに呻くアルフィミィの唇を再び奪い、ゆっくりとストロークを加速させていくアクセル……

「うっ!?!?」

 眼前に広がるのは見慣れない天井。
ガバリ、とシーツをかき上げて跳ね起きる。
嫌な予感のままに自分の下着の中に手を突っ込むが、ぬかるみなども感じずにほっと安堵する。
確かにネオ・グランゾンを倒した後、アルフィミィを連れて各地を回り、自分たちやダークブレイン、修羅などがなぜこの世界にばかり引き寄せられている原因が何かあるのではないのか、と
その戦いの中で湧いた疑問の答えを求め、転々としながら情報を厚めに奔走し、正直溜まっているかもしれないが、(思春期のガキでもないのに夢精などしてたまるものか)、と心の中で一人ごちるアクセル。
隣で小さく「ん……」と鳴く声に見下ろすと、青い海が広がっているかのような美しい髪の中で少女が眠たげに目をこすっている。

「どうしましたの……あうせる……んみゅ……」
「……なんでもないさ、これがな」
「……みぃ……?」
「猫かお前は。ほら、さっさと寝な」

 シーツをアルフィミィにそっとかけて、頭を撫でると2、3度ゆっくりとまばたきをして、そのまままぶたが閉じて再び規則正しい寝息を立て始めた。
その寝顔を眺めながらアクセルもシーツの中にもぐりこむが、いくらなんでもこんな幼い少女相手に淫夢を見たことに自己嫌悪に陥る。
温かい体温を求めてかぎゅっと自分の体に抱きついてくる小さな体を邪険にも出来ず、そのまま目を瞑るアクセル。、

「これも、因果というやつかな」

 ぽつり、とつぶやいてアクセルも眠りに落ちていく。その夢が近いうちに現実になるということも知らずに…・・・。

2

 カラン、とグラスの中の氷が鳴る。
その中の琥珀色の液体をグイとノドに流し込み、流し込まれたアルコールによる喉の熱さに浸る。
月明かりだけが唯一部屋の中を照らす暗い室内で、アクセルはベッドの中で寝息をたてるアルフィミィを見つめていた。

「……」

 あの淫夢を見てから、この少女に対する罪悪感と自己嫌悪に囚われることが度々ある。
それは、幼い彼女をそのような対象に見てしまったことだけではなく、今現在のこの状況を受け入れている自分への嫌悪だった。
―アインスト・アルフィミィ
 彼女はエクセレン・ブロウニングを素体にしてアインストが産み出した者。
アクセルは彼女と同様に産み出された女性を知っている、そして言葉として口に出したことはないが……愛していた。

(……レモン……)

 再びグラスの中のウィスキーを口の中に放り込むと目を閉じる。
暗闇の中に映るのは、無表情で自分を見つめるレモン・ブロウニングの姿、アルフィミィと同じように創られた存在。
彼女の名を心の中で呼ぶと再び自分のなかで罪悪感が広がる。
……自分は、アルフィミィをレモンの代わりとしてみているのではないだろうか?
イェッツトを殲滅した時、キョウスケ・ナンブとエクセレン・ブロウニングやヒリュウ改・ハガネの連中と共にいることこそが彼女の居場所だと考え、そう告げた。
だが、彼女は言った。
「私の居場所は……とりあえずはあなたの隣ですの」
 と。そして、結局今も一緒にいる。
 アルフィミィがいつか言っていた「まっさらな私」という言葉、その言葉の通りまっさらな彼女が自分と居ていいはずが無い。
たとえアインストと似た存在でも、彼らと共に行けば平和な日常や、もしかしたら学校に通うなどといった年頃の少女らしい生活もできたかもしれない。
それなのに、その現実から目を背けて自分の隣に居させている。「とりあえずは」という言葉の通り、いつでも彼女を彼らの元に送り届けられるのに。
一緒に居たいという純粋で無垢な彼女の心につけこみ、レモンの代替としてしか自分は彼女を見ていないのではないか、という想い。

「……」

 コトリ、とグラスを置きアルフィミィの眠るベッドに腰掛ける。

「すー……すー……」

 穏やかな寝息と寝顔。その可愛らしさに思わず微笑が浮かぶが、その直後再び表情が固まる。
先ほどまでの自己嫌悪など忘れたかのようにアルフィミィの可憐さに見ほれる自分、なんの反省も無い。

「……くそっ」
 アルフィミィを起こさないよう小さな声で自分に怨嗟の言葉を吐き、もう一つの自分のベッドに移り、腰掛ける。
うつむき、右手を顔に押し当て前髪を握りしめ、再び苦悩に陥りながら瞳を閉じた……。

 もぞもぞと何かが体の近くで蠢く感覚に頭が覚醒していく。

「ん……」
 いつの間にか寝てしまっていたのだろうか、ゆっくり目を開けたアクセルの目の前にアルフィミィの顔があった。
ベッドに仰向けに身を任せている自分の体の上にのしかかり、ぽふぽふとアクセルの頭を撫でている。

「ぅおっ? ……なにをしている?」
「……アクセルの心がなんだかすごく、ゆらいでいましたの……こわい夢でもみましたの?」
「……誰が」

 目をそらし、ぼそりとつぶやく。
しかしその言葉にも関わらず、アルフィミィは体の上に身を任せてのしかかり甘えてくる。
うれしそうに、楽しそうに。

「……」

 その様子を見つめていたアクセルの中に再び暗い心が首をもたげる。
彼女を跳ね除けることも出来ず、ただ自分の胸に顔をうずめるアルフィミィの小さな肩を抱き、固まる。
しかしそれを敏感にアルフィミィは感じ取り、不安げに顔を上げた。

「アクセル……どうしましたの?なんだか気になることがありますの?なんでも、いってくださいの」
「……何も、ないさ。これが、な」
 ぽつり、ぽつりとつぶやくアクセル。しかしアルフィミィは引き下がらなかった。

「そんなはず、ありませんの。だって、アクセルのこの心の揺らぎは本当ですの……」
「……うるさい」
「……それに、あなたの心を感じるまでもなく、アクセル、すごくつらそうな顔をしていますの」
「っ!?」

 思わず自分の顔に手をあてるアクセル。事実、もしもその場に鏡があり、自分の顔を見ることが出来たらアクセルはその悲痛な表情に驚愕しただろう。
それほどに顔にその心のゆらぎがありありと写しだされていた。

「何か不安なことがありましたら、なんでも、聞きますの……」
「……」










 まっすぐな視線に射抜かれたように目をそらすことも出来ず、引き出されるように、長い長い沈黙の後でアクセルは
ぽつり、ぽつりとつぶやくようにアルフィミィに自身の苦しみを伝え始めた。
お前の居場所はココじゃなく、キョウスケたちと一緒に居たほうがいいのではないかということ、もっと幸せな日々が待っているじゃないかということ、
そして、自分はアルフィミィのことをレモンの代わりとして見ているんではないかという想いを。
話を聞きながら自分をまっすぐに見つめるアルフィミィの視線が痛かった。

「……」

 吐き出したはずなのに、胸の中のつかえを総て無くし心の重圧から解放されると思っていたのに、心の中には暗闇が広がる。
その暗闇のなかで、ある言葉が形になっていく。
アルフィミィが離れていってしまうのではないかという恐怖と不安に抗う自分自身の本音。
「アルフィミィと離れたくない、一緒に居て欲しい」という言葉を自覚するアクセル。それが例え自分のエゴでも、それでも……。

「似てますの……」
「む?」
「私もでしたの。育ち始めて間もない私のこころ……その支えとなりましたキョウスケに惹かれる心、キョウスケへの想い……
 それが、それも、エクセレンの想いを真似なだけなのかと。私の心だと思っているこの想いも、違う誰かのものなんでしょうかと……」
「……そうだとしたら、俺はお前を」

 アルフィミィの独白に、結局自分は不安を抱えていたアルフィミィを再び違う誰かと重ね合わせて、「アルフィミィ自身」を見ていなかったのだろうかと罪悪感が再び広がり始める。
だが、アルフィミィは少し悲しそうに笑顔を浮かべながら告げた。

「キョウスケには振られちゃいましたの、初恋は実らない、ものですの……
 だけど、あの想いは私のものでしたの。……たとえその想いもエクセレンのコピーでも、それも含めて私の大切な、大切な心ですの」
「……」
「そして、このアクセルへの想いも大切なものですの、だから、たとえその人の代わりでもアクセルと一緒に居るのは嬉しいですの」

 ぎゅっと再び自分に身を寄せてくるアルフィミィの体を抱き寄せる、レモンの代わりとしてしか見ていないのではないかという不安、しかし、彼女を傷つけたくないという想い、
彼女とはなれたくないという想い、それら含めて全てが確かに彼女の言うとおり自分の心だ。そして、その想いはきっとウソじゃない。

「アルフィミィ……」
「あ……」

 アルフィミィの体をぎゅっと抱きしめる。小さな体は自分の腕にすっぽりと収まり心地よい暖かさをアクセルに伝える。

「……初恋は実りませんでしたけど……この想いは叶って欲しいですの」
 ちゅっ
「……」

 軽く唇にキスをして離れようとしたアルフィミィを追い小さな唇を奪う。

「ん…っ……ア、アクセル……?」
「あんなことを告げて今更だが……、俺はお前を、放したく、無い」
「……嬉しい、ですの……」

 ぽつり、ぽつりと確かめるように言葉を継ぎながらアルフィミィの体を自分の体から下ろし、アクセル自身がアルフィミィの体の上に回る。
青い髪の海の中で自分を見上げるアルフィミィの顔が少し赤く染まり、一瞬おびえたような表情を見せたが、コクンと小さくうなずいたのを合図にアクセルは動いた。
寝巻きの子供用のバスローブの前をはだけさせると、真っ白な肌が晒される。しかし、問題は……

「……お前いつもこんな感じで寝ているのか?」
「?……ダメですの?」
「いや……」

 バスローブの下にあったのは真白い肌……のみで下着の類を全く付けていなかった。
勝手にこの年頃の子ならば着けているだろうとこちらが勝手に思い込んでいただけだ、首をかしげるアルフィミィに少しだけ笑いかけながら体を覆いかぶせる。
その白いなかで唯一色素の違う場所、桃色のソコにそっと口付ける。

「あ……っ、えっ……、ぁ……っ」
 ぞくっ、ぞくっと背筋に何かが走る感覚に顔が赤く染まる。
もぞもぞと大きな手のひらがアルフィミィの乳房を覆い、4本の指で緩やかな丘をやさしくもみながら、余った親指がみぞおちの辺りをつ…っ、つ…っと撫でる。

「ふぁっ……んっ……、〜〜っ」

 小さな片方の乳首を吸いながらもう一方を優しく親指と人差し指で転がす。くりくりと弄くられるたびに「ひんっ」と小さく鳴く反応が可愛らしい。

 しばらく乳房への愛撫が続き、アルフィミィのせつなげな声が部屋に響き続ける。

 少しだけ歯を立てながら小さな乳首を噛むと「ンッ…!」とひときわ強い声をあげて鳴くアルフィミィ。
乳房から顔を上げて見下ろすと、顔を赤く染めて潤んだ瞳でこっちを見つめている。
アクセルはその顔に「何も、心配するな」といいながら、両方の手をやさしく乳房に覆いかぶせてやわやわと撫でると、
そのまま手を滑らせて、細いアルフィミィの少し浮き出た肋骨をゆっくりなでながら、滑らかなわき腹をそっと伝っていく。
暖かい掌がするるるる…とわき腹、腰、太ももと下りていくと、撫でられた箇所から背筋を這い上がる快感に
「ぁっ、ぁ……ぁ、ふぁ……」とアルフィミィから新しい喘ぎ声を引き出していく。

「……は、ぁん……だ……め……ですの」

 幼い容姿からは想像もつかないほど艶のある声が小さな唇からつむがれ、アクセルの股間のソレが大きく、硬度を増していく。
太ももをやさしく撫でる掌に少し力を込めてその足を広げさせて自分の前にアルフィミィのソコを晒しだす。
自分のそこがアクセルに見られる羞恥に頬を赤く染め、顔を両手で隠して目を瞑るアルフィミィ。

「ゃっ……はずかし、ぃですの……」
「……きれいだ」
「ぇ……?…っ、はっ、ひゃんッ……♪」

 聞こえるか、聞こえないかの大きさの声でささやかれたその言葉に一瞬呆けたアルフィミィの声が高鳴る。
アルフィミィの小さなそこに口付けた瞬間、アルフィミィの背がそり上がり悲鳴にも似た嬌声が口から吐き出された。

「ふわあぁっ??♪」

 自分を含めて誰も触れたことの無いソコから沸き上がった衝撃、それまでの乳房や脇腹を優しく撫でられた時の優しい快感とは種類の違う、
電気のようなソレにアルフィミィははしたなく甘い声を絞りだし続ける。

「んっ…くひぃんっ……♪はぁ…♪ふあぁん……」

足の間に顔を埋めて幼いソコにそっと舌を這わせて、秘豆を吸いながら嬲るアクセルの赤い癖のある髪の毛を握り締めて快感に身悶える。
髪を引っ張られる痛みに少し苦笑しながらもアクセルの愛撫は終わらない、両手で優しくわき腹、乳房、腋の下、太ももなどを優しく撫でながら真白い肌を赤く染めていく。

「きゃふ……んっ、アクセルッ、アクセルゥ……♪」

 小さな体がピクン、ピクンと小さく跳ねながら愛しげにアクセルの名を呼ぶ。
ちゅばっ、じゅっ、ちゅっと少しわざとらしく音を立てながらソコを吸うと素直に「変な音…っ、ひぃんっ♪はずっ、かしいですの……ふぁんっ♪」と反応を返すアルフィミィ。
そっと夢の中のようにアルフィミィの小さな、小さなクリトリスをすくい上げる。

「ひはぁぁ……っ!?!? な、なんですの……ソコ……変、ですの…」
「ソコ?……これのことか?」

 皮をめくり上げて優しく咬む。

「……っ!!!!! ぁ…っ ! ァ…!!」
 声を出せないほどの刺激。口をパクパクと酸欠の魚のように何度も開閉して大きく目を見開く。
これまでのわずかな人生で初めて味わうほどの衝撃、こぼれ出そうなはしたない言葉を出すまいと両手で口を覆い必死に耐える。
しかし……アクセルの指と舌が、充血したピンク色の秘豆を弄繰り回すと頭の中が白くなりその抵抗もあっという間に崩れた。

「い…ひゃぁぁんっ♪あくへる……ら、めっ!だめれすのぉ……♪ひゃはぁぁぁん……あ、ひぇる……ぅ♪」

 勃起したソコをしごかれ、アルフィミィは自分の体がまるで溶けてしまったような快感にドロドロに精神を溶かして声にならない叫びをあげた。
弛緩した顔からは泪と口の端からは涎を垂れこぼしながら、全身を痙攣させて悶え泣く。

「ひぃんっ、ひぁぁ……っ、だめっ、だめですの…っ、らめですの、だめっ、らめっだめっ……!」

 悲鳴のような嬌声が切羽詰ってきたことに絶頂が近づいてきたのをかんじたアクセルは、不意にソコを少しだけ力を強めて指で挟み上げた。
瞬間……

「ア……アァァァ―ッ、むぐっ!?む……ンッ、ンムゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーっ!!」

 絶頂を迎え、甲高い悲鳴が口から放たれようとした瞬間、アクセルはすばやくアルフィミィの体の上に移り、唇を奪った。
アクセルの口の中で悲痛な悲鳴をあげて、絶頂感にビクンっ、ビクンっと大きく痙攣するその体を抱きしめる。
断続的に1分間ほど続いた口の中であげられた悲鳴ごと吸い取るようなキスの後、アクセルはやっと顔を離した。
とろりと2人の唾液が絡んだ糸が二つの唇をしばらくつなぐと、やがてぷつり、と解ける。

「ふぁぁ……っ、はぁ……っ、あ……ハァ……ハァ……、あく、せ、る……」
「ハァ、ハァ……アルフィミィ……」

 再びベッドの中で抱きしめあいながらキスを交わす2人。
互いに体を撫でながら、一心不乱に相手の唇をむさぼりあう。
アルフィミィの太ももに固いものが当たる、そっとソコに手をあてるとアクセルが少し切なげに「く……」と声を上げた。
その反応に、しばらく躊躇ったように置かれただけの手がやわやわとソレを撫で始めた。

「ぐ……」
「これ……を入れるの、ですの…?……熱くて……固くて……怖い、ですの…」
「アルフィミィ、すまない……もう……限界だ……」
「えっ?」

 アクセルが体を起こし、アルフィミィの足の間に体を入れる。そして、解放のときを待っていたその男根を晒しだす。
雄雄しくそそり立ったペニスをアルフィミィは一瞬ソレが何か分からずきょとんとしているが、ソレが自分の幼い秘所とくちゅりと口付けされるとこれから起こる行為への不安と期待に顔が強張る。
そのアルフィミィの口元にそっと指を当てると少しだけ彼女の唇の中に優しく入れた。
よく分からずにおしゃぶりのように指を咥えるアルフィミィの頭を優しく撫でると、「痛かったらソレを噛んでるんだ、これがな」と優しく耳元でささやくと腰を突き入れる。
ぐぐ……っと自分の中で熱い異物が体積を増していく感覚と激痛に、アルフィミィの目が見開かれる。
体がソコから二つに裂かれそうな痛み。

「ンッグ……ッ!ふぅぅ…っ!ふぅーっ!!」
「く……」
「ふぐゅぅっ!!!!!!」

 狭いソコはアクセルにも快感と締め付けられる感覚とともに、痛みを必死に耐えるアルフィミィが思わず噛み締める指に少し顔をゆがまさせた。
やがて、一際大きい絶叫を上げてアルフィミィの背が大きく反り返り、ぴくん、ぴくんと小さな痙攣が続く。
真白いシーツに、ツ、ツツ…と赤い点に彩られていく。
そっと指をアルフィミィの口元から引き抜くと、歯形とともに一部にじんわりと血がにじんでいた。
アルフィミィの唾液と血の絡んだその指をちゅっとすすりながら彼女の体を抱きしめる。

「アルフィミィ……」
「あ……あ……はいっ……アクセルの、アクセルが入って……うぅ……んっ……ぁぁ……」
「アルフィミィ……大丈夫か?」
「へ、へっちゃら……です、んぐっ!……」
「アルフィミィ……ツラいか?少し休む、か……?」
「だいじょ……もっ、と……わたしの、なかをアクセルで、アクセルでいっぱいにし、てほしいですの……」

 夢の中に出てきたことと同様の会話をしていることに一瞬混乱するアクセルだが、次の言葉に一瞬動きが止まる。

「本当にアクセルと一心同体になれまして…嬉しいですの……」
「…………くくっ」
「?アクセル?」
「ふふっ、アルフィミィ……下品だぞ、これがな」
「むぅ……ひどいですの…本当に嬉しいのに……」
「そう、か」

 ちゅっと唇を合わせながらアクセルの腰が動き始める。

 ぬち…っ、ずぬ、ズッ、ズッ……

「ん……く、んふっ、ふぅんっ、は…っ、は…っ、ア……」
「アルフィミィ…お前の中は……狭くて…小さくて…気持ちいいな……」
「はっ、はっ、アク……セルッ、アクセル……っ!んっ、〜〜っ!」

 アルフィミィの手がアクセルの背中を抱きしめ、上着を握り締めて自分のほうに抱き寄せる。
アクセルはその小さな力に任せてアルフィミィにもたれかかり、濡れた唇、白い歯、上あごの裏に舌を這わせた。 ポロポロと泪を流しながらアルフィミィもまたその舌を追い、吸う。

「アクセル…っ、アクセルの、あったかいですの……わたしのなかで……っ、はっ、はぁんっ♪アクセル…アクセルぅ…っ」

 心底うれしそうな顔で、声でアクセルの名を呼ぶアルフィミィの表情にアクセルは限界へと一気に押し上げられた。
アルフィミィの体を気遣ってかゆっくりとしたものだったペースが少しだけ加速する。

ぬっ、ずぬっ、ずんっ、ずんっ、ずんっ、ずんっ

「アルフィミィ……っ!俺、も……」
「ぅ……ぁぁぁ…っ!そんなに、はげし……あ…っ、はぁぁんっ!?♪」
「ぐ……ぁっ、出……う……あああっ!!」

 アルフィミィの体をきつく抱きしめたままアクセルのソコからほとばしった熱い液体が彼女の中にしみこんでいく。
瞬間、先ほどと同様の絶頂の感覚をアルフィミィは味合わされ、目を見開き声にならない叫びを上げる。

びくっひくっひくっびくっびくっひくっ…

 背を反らせながら細い太ももが筋がつっているように見えるほど細かく痙攣して、絶頂感に身をゆだねる。
やがて、かくんとシーツに身を任せて潤んだ瞳で未だ繋がったままのアクセルのソコを優しくにぎりしめる。

「はー……はー……はぅん……アクセ……ル……」
「……ん」

 射精の快感に荒く息をつくアクセルを見つめるその表情はどこまでも穏やかで、愛しげだった。
そのほほにそっとキスをすると互いにベッドに身を任せる2人。
横になったアクセルにそっと寄り添いその腕を枕にして身を寄せるアルフィミィの髪を優しく撫でる。
やがて荒くついていたアルフィミィの息が穏やかになり、やがてすーすーという寝息に変わっていった……。
その寝顔を見つめながらもう一度、愛した女の名を呼ぶ。

(……レモン、俺は……)

 頭の中に映った彼女の顔は、自分の知っている人を食ったような笑顔だった……。

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