「ふぁっ・・・んっ、アラドいいよぉ・・・」
ぴちゃぴちゃと、卑猥な音を立てながら性器を舐めるアラド。
それに対し、快感の声を抑え切れないゼオラ。
2人はお互いを感じあえるこの時間が大好きだった。
「すげっ、いつもよりヌルヌルの量多いよ?」
一旦舐めるのをやめてゼオラに話し掛ける。
「やぁっ・・・そんなことないもん・・・」
そうは言ってみたものの、興奮を抑えられない。
性に対しての知識はほとんど無かったのだが、
何度も回数を重ねるごとに刺激と快感を求めずにはいられなくなった。
最近気づいたのは、ゼオラは羞恥心を煽られるような発言をされると感度が途端に良くなること。
その反応を見るのが楽しみで、また感じてもらってることが嬉しくてあの手この手でゼオラを辱めた。
だが、今日はいつもと違った。
「ねぇ・・・私もアラドの舐めてみたいな」
「・・・えぇっ!?」
アラドは不意を突かれすぎて頭の中が早くも真っ白になってしまった。
程よく濡れているゼオラに挿入しようと思った矢先のことなので、驚きを隠せなかった。
焦っているアラドを確認したところで、
「だって、いつもアラドは私のこと舐めてくれるよね?私もサービスしたいなっ!」

もう主導権はゼオラのものだった。

「えっと・・・その・・・」
(焦っちゃって可愛いなぁ・・・)
「今日は私がリードするからさ、アラドは寝てていいよ」
言われるがままに仰向けに寝かされてしまうアラド。
そして今、立場が完全に逆転していることにようやく気付いたみたいだ。
と、同時に今から俺が責められるの?という期待が全身を走る。
「私はいつも裸なのに、アラドは入れてくれる時までパンツ脱がないからズルイよね。・・・何言いたいか分かる?」
真っ赤な顔をしたアラドが、コクッと頷いてトランクスに手をかけた。
トランクスを脱ぎ、アラドも裸になった。股間を手で隠そうとしたが、ゼオラに払いのけられた。
「へぇーっ、オチンチンってこんな風になってるんだ。大っきいんだね」
顔を近づけてまじまじと観察をしてみる。
平常心を装ってはいたものの、ゼオラも興奮を隠し切れない。
先っぽの尿道部分をペロッと舐めてみた。
「あっ・・・」
挿入した時とはまた別の快感がアラドを襲い、思わず声が漏れてしまった。
(しょっぱい・・・)
初めてフェラチオをした感想がこれだった。
少し嫌な感じもしたが、耳にアラドの喘ぎ声が聞こえてくるとそんなことはどうでもよくなった。
「咥えるよ?いい?」
最初は舐めてみるだけにしようと思ったけど、考えが変わった。もっとアラドを悦ばせてあげたい。
今ゼオラを支配している精神はこれだけだった。
アラドがまた小さく頷いたのを確認して、今度はペニスを口の中に咥え込んだ。
「んんっ、すごい気持ちいいよ・・・」
「ふぉんとに?」
咥えたまま返事をしたので、ちゃんとした発音が出来なかったが十分に聞き取れる範囲内だ。
口の中でチロチロと舐めながら、もっとアラドを感じさせてあげるにはどうすればいいか考えをめぐらす。
(そういえばアラドは、私に挿れてる時っていつも動いてるよね)
そう思うと同時に、首を縦に振りながらフェラチオをしてあげることに決めた。
効果は覿面の様で、一際アラドの喘ぎ声が大きくなった。
「あっ!ゼオラァ・・・んっ、もうイっちゃいそう・・・」
ぷはっ、と口からペニスを抜き、
「うん・・・口の中に出してもいいよ」
そう言うとまたペニスを咥えこんだ。
「うん、イクよゼオラ!イク、出すよっ!」
爆発しそうな位にペニスが膨らんだかと思うと、喉の奥にドクッ、ドクッと精液が注がれた。
ちょっと苦い、と思いながらもゼオラは全部飲み干すことにした。
実際の所はちょっとでは無かったのかもしれないが、アラドのだから気にならなかったのかもしれない。
「んっ、ごちそうさま…」
「ふぅっ・・・すごい気持ち良かったよ。でも、何で突然こんなことしようと思ったの?」
首を傾げながらアラドが聞いた。
「だってぇ・・・アラドにももっと気持ちよくなって欲しかったし・・・」
(か、可愛いこと言ってくれるなぁ・・・)
その瞬間、ムクムクとまたアラドのペニスが大きくなった。
目が合って、照れ臭そうに笑ってからアラドが、
「もう一回・・・いい?」
と聞いた。ゼオラはニコッと笑って、
「うん・・・今度は一緒に、ね・・・?」

夜は終わらない

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