「ん……」
 体がむずがゆいような感覚を受けてイルイは目を覚ます。
まだ覚醒しない頭で、ぼけっと時計のほうをみると時計はまだ深夜を現している。
「ん〜……」
 眠気に小さく鳴いて枕に顔をうずめて再び眠りに入ろうとするイルイ。
しかし、薄れつつはあるものの未だガンエデンとして内にある強力な念動力が、睡眠から覚醒しきっておらずリラックス状態にあるイルイのなかで勝手に発動し、チャンネルの開かれたラジオのように付近の強い感情の高ぶりを感受する……。
そう、睦みあう義父と義母の行為の中で昂ぶり続けるソレを。

「……はっ……はぁ、はぁ……なんだろ…コレ…からだ、あつい……」

 眠ろうとしたのに眠れない、じっとりと体に汗が染み出してくるような感覚。
風邪でも引いて熱があるのだろうか、何度も寝返りを打つがそのほてりは収まらない、むしろ先ほどから高まり続けている。
そして、ゼンガーがソフィアの体に布越しに男根を当てた瞬間、ソフィアのなかでもっとも興奮が高まった箇所にイルイもまた同時に「ソコ」に電撃のような熱さが走った。
「ひぅっ?……あ……」
 うつぶせに寝たまま腰を持ち上げ、今自分のなかに湧き上がった熱さの原因となる箇所を見つめる。
そっとソコに指をのせると、パジャマ越しからでもジンジンと熱さを感じる。
怖い、だがしかし……もっと気持ちよくなりたい。
イルイはそれに合わせてゆっくりと指を前後し始めた……

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